魔力最強の兄と武力最強の妹

虎鉄

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第Ⅱ章 他の孫を探して

唯一の反撃方法

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「飛行物体に高熱源確認!」
隣にいる討魔使から報告が入る。
その瞬間
ドゴォォォォォォォオォォッッ
飛行物体の前方から青白い光線が放たれた。方向的にアゼンチンだ。
「アゼンチン討魔使との連絡途絶、これ以上の参戦は望めません。」
「はぁ?なんだあれは?あり得ないだろ!」
俺たちはブランハルトのギルドに入りながら対策を練る。
「これは無理だ。飛行部隊なんかいない。」
「じゃあ使役魔で空は」
「生憎出払ってるんだ。」
「なすすべなし。」
「リーシャ!そう言うのは分かってても言うな!」
「う、ごめんなさい。」
リーシャに八つ当たりしても全く意味ないのになにやってんだか俺は。
「急いでブラス本国へ向かうぞ!とりあえず次を撃たれる前に国を落とす!」
エインズさんがそう指示を出した。しかし、その時意外な人物が声をあげた。
「ねぇ、私達は飛べるよ?」
そうここまでゴタゴタして完全に存在を忘れられていたデスドラゴンのアイルだ。
「っ!分かった、俺らルミエールがあの飛行物体を押さえます。ブランハルトの皆さんは急いでブラスの首都へ!」
「分かった。頼むぞ!」
「じゃあ皆呼ぶからね。」
アイルは皆と言った。
その僅か数秒後、
ドシン
と言う音がギルドの前から聞こえた。
「わぁお。」
会長は興奮ぎみに声をあげる。
これまで世界で僅か二体しか確認されていないデスドラゴンが六体、アイルを入れて七体。
俺、リーシャ、マドル、ナツキ、会長、ヒロト、ハリルの七人に一人一体いる計算だ。
「乗ればいいのか?」
「そうだよ。あぁ、ヒロト君は私ね。私以外のスピードにはついてけない気がするから。」
「あ、あぁ。分かった。」 
そう言うとアイルもデスドラゴンの姿へ戻った。
俺達七人が股がると同時にブランハルトにケンタウルスの群れが見える。
そして、討魔使達がケンタウルスに股がりブラスへ駆け出す。
デスドラゴン、ケンタウルス共に魔獣であるということだ。
「行くぞ!全軍、あの飛行物体へ突撃するぞ!」
デスドラゴン七体は大空へ飛び立った。
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