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辺境伯三男は一目惚れする
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ある日、ジークフリードは珍しく父親に呼び出された。
今度の休日、友人宅に行くのに付いてこいというものだった。
現在、王都の騎士団に所属しているジークフリードはあと半年で領地に帰るところであったため、
「父上、まさかと思うけど、女の紹介ならいらないぞ」
っと先手を打ったが、
「まぁまぁ、騙されたと思って。」
と、押し切られた。
見目の良いジークフリードはもてる。しかし、寄ってくるご令嬢はみなギラギラして肉食獣のようだった。
嫡男ではなく、三男で王国騎士団所属。そりゃもてるよね。
そして当日、一緒に乗った馬車の中で初めて相手の情報を知った。
父の友人の娘で、社交界デビューの16歳を迎えると同時に婚約者と結婚したが、子供が出来ず2年で離縁したと。
「2年で?」
ジークフリードはよく分からないが、2年で諦めるのは早すぎなのでは?と思った。
「そうなんだよね、みんなで説得したらしいけど、本人にの意思が硬くってね。きっと相手が嫡男なのと、10歳年上なのも気にしてたんじゃないかな。」
なるほど、とジークフリード。プレッシャーに弱いのかな、と。
「でも、その元旦那が再婚したらあっという間に子供出来ちゃってねぇ、かわいそうに屋敷にこもりがちなんだって。ジーク気に入ったら領地に連れて帰りなよ。」
軽い!
「犬や猫じゃないんだから…」
ジークフリードは呆れ顔で父親を見遣った。
そして、ジークフリードは出合った、そして一目惚れした。
今度の休日、友人宅に行くのに付いてこいというものだった。
現在、王都の騎士団に所属しているジークフリードはあと半年で領地に帰るところであったため、
「父上、まさかと思うけど、女の紹介ならいらないぞ」
っと先手を打ったが、
「まぁまぁ、騙されたと思って。」
と、押し切られた。
見目の良いジークフリードはもてる。しかし、寄ってくるご令嬢はみなギラギラして肉食獣のようだった。
嫡男ではなく、三男で王国騎士団所属。そりゃもてるよね。
そして当日、一緒に乗った馬車の中で初めて相手の情報を知った。
父の友人の娘で、社交界デビューの16歳を迎えると同時に婚約者と結婚したが、子供が出来ず2年で離縁したと。
「2年で?」
ジークフリードはよく分からないが、2年で諦めるのは早すぎなのでは?と思った。
「そうなんだよね、みんなで説得したらしいけど、本人にの意思が硬くってね。きっと相手が嫡男なのと、10歳年上なのも気にしてたんじゃないかな。」
なるほど、とジークフリード。プレッシャーに弱いのかな、と。
「でも、その元旦那が再婚したらあっという間に子供出来ちゃってねぇ、かわいそうに屋敷にこもりがちなんだって。ジーク気に入ったら領地に連れて帰りなよ。」
軽い!
「犬や猫じゃないんだから…」
ジークフリードは呆れ顔で父親を見遣った。
そして、ジークフリードは出合った、そして一目惚れした。
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