227 / 271
ダンジョン探索
225 初対面
しおりを挟む翌朝、朝食を済ませたイザベラ達。
昨日とは違った献立に満足しながら、ライラへ話す。
「ごちそうさま。美味しかったわよ?」
「とても満足ですわ」
「いやぁ旨かったです、このタマゴ料理」
「フワフワのトロトロで、こんなの初めてですっ」
「すぐ火が通って固まっちゃうに、どうやって作るんだろ?」
「ライラ。このタマゴ料理の作り方、私に教えてくれないか?」
ライラが作った、絶妙な火加減のスクランブルエッグ。
いつも火を通しすぎ、しっとり感のないものしか作れないクリスは調理法に見当がつかず考え込んでいる。
ソニアはバターの香り漂うスクランブルエッグを大変気に入り、駄目で元々のつもりで調理法をライラへ聞く。
ライラは出し惜しみもせず、ソニアへ調理法を教える。
「難しくないですよぉ? 直火ではなく、湯煎で調理するだけです」
「湯煎だと? 火は使わんのか?」
「ええ。あ、熱湯を作るには火を使いますが……あはは」
「具体的には……どう調理するのだ?」
「沸騰させたお湯にボウルを浮かべて、その中に溶きタマゴを入れます。
お湯の熱でタマゴを撹拌させると、じわじわと固まっていきます。
直火より時間こそかかりますが、望んだ通りの仕上がりとなりますよ?」
「なるほど……これはいい事を聞いた」
「バターはお好みで。最初から入れずに固まり始めてから入れます」
「そのほうがすぐ溶けて、タマゴと絡みやすいのだな?」
「はい。皆さんのお口に合いましたようで、何よりです」
「私もタマゴ料理にはうるさいほうなのだが……いやはや脱帽した」
熱湯で調理する方法を初めて聞いたソニア。
余韻に浸りながらフォークで皿に残るスクランブルエッグを掬い取り、口へと運んだ。
部屋へと戻り、冒険者ギルドへダンジョンで得た情報を説明する準備をするカーソン達。
今日は探索に行かない事、昼食時に間に合うようなら食べに戻る旨をライラへ伝え、鍵を預けて宿から出た。
冒険者ギルドへやって来ると、待ちわびていたセイルが入り口まで迎えにくる。
「やあ、おはよう。待っていたよ」
「おはよう。其方は集まっている?」
「ああ、此方は準備万端だ」
「では、説明を致しましょうか」
「それで……すまないがちょっと要望があるんだ」
「要望? 何かしら?」
セイルはイザベラへギルドからの要望を伝える。
「ちょっと部屋が手狭でね。君達全員を招く事が厳しいんだ」
「あら、お部屋が狭いのですか?」
「イザベラさんとローラさん、ソニアさんの3人でお願いしたい」
「ふむ、私もか?」
「誠に申し訳ないが、承諾しては貰えないだろうか?」
「ええ、別に構わないわよ?」
「説明は、お姉様と私だけでもよろしいですわよ?」
「いえ。万が一の為、私も護衛として同伴致します」
イザベラ達はセイルの提案に了承した。
セイルはカーソンに話す。
「すまないが、カーソンさん達3人には別室を用意させて貰う」
「あ、いいですよ。それならちょっと出かけてきますから」
「え? あんたどこ行く気?」
「ちょっと、ダンジョン入り口までかな」
「お供します、カーソン様っ」
「昼頃になったら戻ってきます」
セイルの返答を待たず、カーソンはギルドを出てダンジョンへと歩き出した。
クリスとティコも、その後を追った。
ダンジョンのある街外れへと向かいながら、クリスはカーソンへ聞く。
「ダンジョン入り口なんかに行って、どうすんの?」
「ちょっと、小銭稼ぎしようかな……ってな?」
「小銭稼ぎって……あんたまさか、また『治癒屋』やるの?」
「さすがクリス、覚えてたか」
「カーソン様? 『治癒屋』ってなんですか?」
ティコの疑問にカーソンが答え、クリスが補足する。
「ダンジョン入り口前でさ、ヒーリング水売ろうかなって」
「あのお水を……売るのですか?」
「ちょっと今の所持金少ないからな。少しでも稼いどかないと。
ダンジョン以外の依頼受けるってのも考えたけどな?
すぐ終われそうなの見繕うくらいなら、水売ったほうが早い」
「これヒノモト行った時にね、やった事あんのよ」
「通貨が違っててな、ゴールドが使えなかったんだよ」
「ゴハン代稼ぎのつもりだったんだけどさ、結構儲かったよね?」
「あん時みたいに、やりすぎないよう気をつけるか」
「ヒノモトでやった時って、何かをやりすぎたのですか?」
「ああ。思い出したくないほど酷い目に遭った」
「いろんなトコから、とばっちり受けたもんね」
「どっ、どんな酷い目に遭ったのですか?」
「一番酷かったのは、死刑だったよな?」
「うんうん。捕まえられて問答無用だったよね」
「ひょぇっ!? しっ、死刑ですかっ!?」
「大丈夫だ、逃げたから殺されずに済んだ」
「追っ手かけられて、暫く生きた心地はしなかったけどね」
ティコは治癒の商売をしたら死刑にされかけたと聞き、声を裏返しながら驚いた。
カーソンとクリスは、昔話だと笑いながら話す。
「そんだけヒノモトでは、ヒーリングが理解されなかったんだよ」
「真似してただの水売る奴等まで現れてね、大変だったわ」
「そいつらのやった事まで、俺達のせいにされたもんな?」
「水を転売して、儲けようとした奴等も居たよね?」
「俺の効果範囲外にでたら、ただの水に戻るだけなのになぁ」
「その場で飲まなきゃ駄目ですよって、念を押したのにね。
あたし達の目を盗んで、こっそり持って帰るんだもんねぇ」
「効果がない水飲んで、嘘つきって怒鳴り込まれたしな?」
「うんうん。稼げたけど、とにかく後始末が大変だったよね」
「ふゎぁ……お2人とも、ご苦労なされたのですね……」
ティコは2人がヒノモトでやった商売によって犯罪者扱いされた事に、目を点にしながら感嘆していた。
ダンジョン入り口前にやって来たカーソン達。
クリスは、入り口周辺で負傷した箇所に応急手当をしている冒険者達を見ながらカーソンへ聞く。
「やったら確実にお金稼げるけど……ホントに大丈夫?」
「あそこの衛兵さんが許可してくれなかったら、やめとくよ」
「そうだね。ちゃんと許可貰ってからのほうがいいよね」
「お願いしに行ってみましょうか?」
「そうだな。すみませーん」
カーソン達は詰め所に居る衛兵達へ声をかけた。
回復の水を売る商売をしたいと申し出るカーソンへ、衛兵達は半信半疑のまま聞く。
「回復薬を……売りたいって?」
「ええ、そうです」
「見たところ、何も持ってきていないようだが?」
「そこの泉の水を使わせて下さい」
「水薬を作るのか? 容器はどうするのだ?」
「買う相手が持ってる水袋とかで充分です」
「もしや君達か? 同僚が言っていた、奇跡を起こした神とは?」
「いえいえ。神様だったらこんな商売なんてしませんってば」
「にわかには信じ難いな。どれ、実演してみてくれないか?」
回復魔法を信じない衛兵から実演しろと言われ、カーソンは快く対応する。
「いいですよ。今、そこのコップの水に魔法をかけました」
「むっ!? 水が光った……」
「その水を飲めば、怪我は治療されますよ」
「お前、確か痔だったよな? 飲んでみろ」
「おおっぴらに言うんじゃねえよ馬鹿」
「痔くらいなら、飲めばすぐに治りますよ?」
「何っ!? ホントか!? どれどれ……」
同僚から痔を指摘され憤慨していた衛兵はカーソンから治ると言われ、コップを手に取るとヒーリングのかかった水をゴクゴクと飲み干した。
飲んで暫くし、痔持ちの衛兵は腰をくねらせる。
近くの椅子へ恐る恐る腰掛け、立ち上がると今度は勢いよくドカッと腰掛けた。
「お、おおお……痛くねえ……」
「そりゃ良かったです」
「ホントに治ったのか、ちょっと確認させてくれ」
「俺キンタマ痒くてずっと掻いてたらよ、化膿して変なくっせえ汁が出てきてんだけど……それも治せるか?」
「治せると思いますよ? はい、どうぞ」
「ありがてえっ!」
「あ、飲むより直接かけたほうがいいかも?」
「ホントか!? よしっ! おっとお嬢さん達、失礼すんぜ」
「いやちょっと……それ、あたし達の目の前でやっちゃう?」
「そう、ですよねぇ……」
その場で鎧を脱ぎ、下着の上から肛門を触り痔の完治を確認する衛兵。
自らの性病を告白し、カーソンからヒーリング水を貰って鎧を脱ぎ始めた衛兵。
近くに女性が居るにも関わらず露出を躊躇わない衛兵達に、クリスとティコは顔を赤らめて背中を向けた。
カーソン達がダンジョン入口前で商売の交渉をしている同時刻。
冒険者ギルドでは、イザベラ達が建物の奥にある会議室へと案内されていた。
通路を案内するセイルは、3人へ謝る。
「待たせてすまない。向こうがちょっと揉めてしまってね」
「何よ。全然準備万端なんかじゃなかったじゃない」
「先方は何を揉めていたのですか?」
「魔力を否定するお偉いさんが居てね、開催をゴネたんだよ」
「そんな奴は除外しろ。魔力を理解出来ねば、居る意味などない」
「そうもいかないんだよ。お偉いさんだし」
「では、そのかたも参加なされるのですね?」
「魔力などはこの世に存在しないの一点張りさ。
先に謝っておく。否定されて気分を害したらすまない」
「いいわよ。難癖つけてきたら黙らせてあげる」
「実際その目で見れば、理解せざるを得ませんからね」
「それでもゴネるならば、私がそいつを外へ連れ出してやる」
「……ここだ。部屋には10人居る」
セイルは会議室の扉をノックする。
扉が少し開き、内側からギルド職員が顔を出す。
小声でやりとりを交わし、職員は奥へと引っ込んだ。
セイルは扉を開け、声量を上げて話す。
「失礼致します! 殿下、魔物の正体を掴みし者達をお連れ致しました!」
「ありがとう。さあ、中へ」
「はっ!」
「これはこれは……麗しき淑女の皆さんでございますな」
「初対面の相手に、当たり障りのない対応ね?」
「印象として可もなく、不可もなく……ですわね」
「無難な世辞など要らぬ」
会議室の中には、10人の男女が居る。
会議用の長テーブルには左右に3人ずつ、正面にも3人。
左側には女性が3人座り、右側には男性が3人。
扉の横に立つギルド職員の女性がひとり。
そして正面に男性が3人、姿勢正しく座っている。
正面の中央に座る男性が、イザベラ達へ淑女と話しかけていた。
右側に座っていた男のひとりが威勢よく立ち上がり、イザベラ達へ怒鳴る。
「この無礼者共っ! この御方を何方と心得る!
イシュタルト=フォン・エリック トラスト7世殿下であるぞ!
貴様らのような田舎者共が口答えなどして良い御方ではない!
口を慎め! 頭が高い! 即刻跪け! 直ちに非礼を詫びよ!」
「無礼なのは、貴様のほうであろうが」
「人間の分際で、思い上がりも甚だしい」
「なんだとこのっ……」
「更に付け加えるなら、偉いのは貴様ではない」
「偉いのはそこの中央へ座るあの男。お前ではありません」
「貴様が誰かは知らぬが、少なくともそいつよりは小物」
「『虎の威を借る狐』とは、お前の為にある諺でしょうね」
「くっ……おのれ田舎者共めらが!」
イザベラとローラは高圧的な態度をとられ、女王として冷静に威圧し男へ倍にして返した。
女王2人から手痛い反撃を受けた男は激昂し、椅子を蹴飛ばす。
左腰に下げている剣の柄に右手をかけ、イザベラとローラの元へ歩み寄ってきた。
今まさに抜刀しようとした矢先、中央に座る男から声をかけられる。
「やめたまえ、ロレンツォ卿」
「殿下っ! この無礼者共を斬らせて下されっ!」
「やめたまえと、私は言った」
「殿下っ!」
「君はいつもそうだ。先入観で相手を見る癖がある」
「魔法使いなど詐欺師でございます! つまりはこいつらも!」
「思い込みは捨てたまえ」
「魔力などインチキ! そんなものこの世に存在など――」
ポンッ
ロレンツォと呼ばれた男の目の前で、突如小さな爆発が起こる。
不意を突かれ仰け反ったロレンツォの顔面スレスレで、続けざまに爆発が起こる。
目の前で連続して起こる爆発に怯え、ロレンツォは仰け反りながら後退する。
部屋の壁沿いに追い込まれ、尻もちをつくロレンツォ。
顔からは脂汗が吹き出し、口元に蓄えられていた髭はチリチリと焦げていた。
イザベラは顔面蒼白となっているロレンツォに向けて話す。
「貴様が魔力を否定するのなら、今のこれは何だと言うつもりか?」
「あ……ううっ……」
「その気になれば、貴様の頭の中で爆発させる事も出来たのだぞ?」
「……わ、分かった……信じる」
「何を、信じると?」
「……魔力を、魔力の存在を……信じる」
「ロレンツォ卿とやら。これでひとつ賢くなれて良かったのう?」
「……くっ」
イザベラから冷ややかな目で見られたロレンツォは、苦虫を噛み潰したような顔で自分の席へと戻った。
正面に座る男は立ち上がり、イザベラとローラへ謝罪しながら着席を促す。
「配下の者が大変なご無礼を致しました。どうかお許しを」
「喧嘩を売ってくるのなら、皆殺しを覚悟で売ってきなさい」
「まあまあお姉様。退いたのですから収めましょう」
「……次は無いわよ? そのつもりでいなさい」
「お会いして早々に、不愉快な思いをさせて申し訳ない。
しかし、これで卿に魔力の存在を信じさせる事が出来ました」
「ほう? では、お前は魔力を信じておるのか?」
「勿論ですとも。以前、私もこの目に焼き付けましたのでね」
「あら、何処の誰に見せられたのですか?」
「冒険者の……カーソン殿にです。両女王陛下」
「! ほう……貴様、何処まで知っておるのだ?」
「私達の素性、ご存じのようですわね?」
「まあまあ、そう警戒なさらずに。どうぞおかけ下さい」
自分達の素性を知る目の前の男に警戒しながら、イザベラとローラは椅子へと座った。
男は立ったまま、自己紹介を始める。
「申し遅れました。私はイシュタルト=フォン・エリック。
現国王、トラスト6世の愚息にて7世を名乗らされています」
「明けの明星とは、随分と大仰な名を貰ったものだな」
「豊穣の女神の名ではありませんか」
「イシュタルの名折れをせぬよう、日々精進しながら生きています」
「私はイザベラ=ローズヴェルク。素性は察しの通りだ」
「妹のローラ=ローズヴェルクです。よしなに」
「もし宜しければ、貴女の名も知りたい」
「……ソニア=アースウィンドだ」
「ソニア殿、貴女もおかけになって下さい」
「このままでいい。両陛下を侮辱した輩が居る場でなど座れぬ」
「ほらロレンツォ卿……君のせいで場が狂ったではないか」
「めっ、面目次第もございません」
トラスト7世はうんざりとした顔でロレンツォを睨む。
睨まれたロレンツォは額の汗をハンカチで拭いながらペコペコと頭を下げていた。
トラスト7世は左右の男2人を立たせ、イザベラ達へ紹介する。
「此方は、ラディウス=トラッドヘイム卿」
「ラディウスと申します。ラディとお呼び下さい」
「此方は、ロイス=ディードリッヒ卿」
「ロイスです。ロディとお呼び下さい」
「2人とも私の良き友であり、剣と盾であり頭脳でもあります。
どうか私の事も親しみを込め、トランと呼んでやって下さい」
「トラン、ラディ、ロディ……ああ、お前達だったのか」
「カーソンが話していた、凄くいい人間とは貴方達だったのですね」
「おおっ! カーソン殿がそんな事を言っておいででしたか」
「まるで聖人のような彼からいい人と言われるとは、大変光栄です」
「我々を警戒なされていたと思っていましたが、嬉しい限りです」
正面の3人が以前カーソンとクリスに協力した人間だったと知る、イザベラとローラ。
口調を和らげ、トラン達へ感謝する。
「あの子達が作った村を救ってくれたそうね? ありがとう」
「身分の高い人間だと、あの子達も感じていたようですわよ?
あの子達では対処しきれない騒動を収めて下さり、ありがとう」
「いえ此方こそ。隠れていた巨悪を暴いて頂き、感謝致します」
「ここに居る我々全員、その志は同じでございます。
印象は悪かったでしょうが、ロレンツォ卿も正義を重んじる武人です」
「いささか石頭で、魔力に懐疑的でしたがお陰様で理解したでしょう」
「イザベラ殿、ローラ殿。先程は大変な無礼を働き、誠に申し訳ない。
このロレンツォ、あの爆発で石頭が砕け散り思考が柔らかくなりました」
「では先程の件、双方水に流しましょうか」
「ええ。有意義な話し合いの場に致しましょう」
「寛大な処置、痛み入ります」
立ち上がって謝罪してきたロレンツォ卿を許し、もう障害は無いとソニアへ着席を促す。
承諾したソニアは、イザベラの隣へと座る。
初対面から喧嘩を売られ気分を害していたイザベラとローラは、態度を軟化させトラスト7世達へ微笑んだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる