翼の民

天秤座

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ダンジョン探索

226 報告会

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 自己紹介を終えたトラスト7世達は着席し、イザベラ達3人へ頭を下げる。

「恐らく察しているかも知れませんが、一言お詫びを。
 其方を全員招き入れても、この部屋に余裕はありました。
 個人的に少々、カーソン殿と会えない事情がありましてね」
「会えないって……どうしてなのかしら?」
「彼から他言無用と頼まれていた約束を、反故にしましてね。
 彼の発言を一番知られたくない相手に、つい喋ったのですよ。
 私を信用し、教えてくれたであっただろうに申し訳なくてね。
 彼から叱られる覚悟が出来るまで、少し時間が欲しいのです」
「あの子なら今日相対したところで、怒る事はないと思いますわよ?」
「彼から嫌われたくないのでね、弁明を考える時間が欲しいのです」
「この国の王族たる者が、カーソンあいつから嫌われたくないとは滑稽だな」
「それだけ彼と、彼の民・・・が我々の敵となって欲しくないのです」
「いいんじゃないの? 敵となったらその時はその時で?」
「ご冗談を。私の愚策で国民に血を流させたくなどありません」
「ふむ……どうやら貴方はお父上よりも聡明のようですわね?」
「父から多くを学びました。こうすれば失敗という、反面教師としてね」

 トラスト7世はカーソンとの約束を破った事への罪悪感から、今日同席しないよう根回しをした事にイザベラ達へ詫びた。


 コンコン


 会議室の扉がノックされ、入り口前に待機していたセイルが扉を開ける。

 ノックした職員と一言二言会話し、セイルは蓋付の小箱を受け取り扉を閉めた。



 イザベラはセイルの持つ小箱を見ながら話す。

「頼んでいたもの、用意出来たのかしら?」
「ああ。指示された物はこの箱に入っているよ」
「では、テーブルの真ん中へ置いてちょうだい」
「メモ用紙の束と小銭なんて、どうするつもりなんだ?」
「ダンジョンで魔物が生成される仕組みを再現する為よ。ローラ?」
「はいお姉様。では、始めましょうか」

 セイルは言われるがまま、紙束と小銭を入れた箱をテーブルの中央へと置いた。


 イザベラとローラは両手をテーブルの上に置き、箱を凝視する。

 テーブルに置いた両手は、小刻みにピクピクと動いている。


 暫くして、箱が内側からゴトゴトと揺れ始める。

 箱の蓋が持ち上げられ、中から紙で出来た人形がひょこっと現れた。

 紙で出来た人形は次々と現れ、箱の外から出てくる。

 箱の中に残っている人形から、箱の外へ出た人形へ硬貨の手渡し作業が行われている。

 その愛くるしい動作に、聴聞側の人間達は和みながら見つめていた。

 人形のサイズに合わせた紙製の剣のような武器も手渡され始め、トラスト7世はイザベラへ何を始めようとしているのかを聞く。

「随分と…可愛らしい人形達ですね」
「それっぽく動かしたほうが、現実味あるでしょ?」
「ダンジョンで魔物が生まれる仕組みを、この人形達が実演します」
「おおっ、それは実に興味深いですな」
「……よし、粗方準備出来た。ではこれから実演するわね」
「質問等は、実演が終わってからにして下さいね?」
「承知しました。諸君、静粛に見学したまえ」
「はっ」

 トラスト7世の呼びかけで、聴聞者達は人形の行動に刮目する。



 イザベラとローラは解説をしながら、紙人形を動かし始めた。


「この人形は冒険者。今、ダンジョンを探索中」

 剣と1ゴールドを持った人形がひとり、テーブルの上を歩く。

「不意に罠へ引っ掛かり、あえなくその命を失います」

 人形の頭の部分がポロリと落ち、倒れる。

「ダンジョンはこの死体とゴールドを使い、新たな物体を作る」
「人でいうところの心、魂は所持していたゴールドを利用します」

 人形はビリビリに引き裂かれ、1ゴールドの周りへと集まる。

 そして1ゴールドを覆い隠すように、ゴブリンの姿を模した人形が出来上がった。

「ダンジョンの魔力によって、冒険者の死体が……」
「こうしてゴブリン、魔物となって現れました」
「このゴブリンを見た、他の冒険者は……」
「魔物だと思い込み、討伐します」

 次の冒険者人形が現れ、剣でゴブリン人形を斬る。

 ゴブリン人形は倒れ、紙屑と1ゴールドへ戻った。

「ゴブリンを倒したら、1ゴールドが落ちていた」
「魔物を倒したら、ゴールドが入手出来ました」

 人形は1ゴールドを拾い上げる。

「これはお金儲けが出来そう、他に居ないかしら?」
「ですが、ダンジョン内を歩いていると予期せず落命します」

 人形は頭が落ちて倒れ、ゴールド2枚と共に紙屑へと変わる。

 ゴールド2枚へ紙屑が集まり、ゴブリン人形が2匹出来上がった。

「こうしてダンジョンは、追加で魔物の材料を手に入れるって訳ね」
「冒険者も、討伐の報酬と達成感を味わえますわね」
「但し、中で死んじゃえば身も心も魔物の素材に使われてしまう」
「永遠に、ダンジョンの一部として使役されるという仕組みです」

 イザベラとローラが説明している間、人形達は冒険者と魔物の二手に分かれて争っていた。

 冒険者側が殺される度に、魔物の数は増えてゆく。

 ゴブリンを模した魔物の人形は、10匹となっていた。



 目を見開き、無言で人形達の寸劇を見つめる聴聞者達。

 イザベラとローラは、人間達が知らぬであろうオドの概念を説明へと盛り込む。

「作り出された魔物が動く為には肉体と心、そしてもうひとつ」
「オドと呼ばれる活力が必要となります」
有態ありていに言っちゃえば、生きる気力の事ね」
「やる気のような、自身を行動させる力と思って下さい」
「オドが無ければ、ただの人形。自力で動く力など無いわ」
「人形を動かす為に代用しているのが、魔力なのです」

 テーブルの上では、ゴブリン人形達が冒険者人形達に全て倒されている。

 イザベラとローラは、更に説明を踏まえながら寸劇を続ける。

「とまぁ……私達が地下2階まで潜って得た情報よ?」
「ここから先は未だ憶測の域から出ていませんが、続けますね」
「浅い階は魔力の濃度が薄いから、魔物も然程強くはないわ」
「ですが深い階層へと進むにつれ、魔力の濃度は濃くなってゆきます」
「ダンジョンに漂う魔力が濃くなると……恐らくこうなるわ」
「死骸より生成される魔物も大型となり、強さが増すでしょうね」

 ゴブリンの材料となっていた紙屑が、ひとつの山となる。

 ゴールドも集まり、積み上がる。

 積み上がったゴールドへ紙屑が覆い被さり、魔物へと変化してゆく。

 ゴブリン10匹分の紙屑は、棍棒を手にしたトロールへと変化した。

 トロールは棍棒を振り回し、冒険者を次々と蹴散らす。

「深い階層では、恐らくこうなっているんじゃないのかしら?」
「魔力の濃度によって、魔物もより強く…凶悪にですわね」
「殺される冒険者達も、それなりに鍛えた肉体だものね」
「より強固な肉体を持つ魔物の素材にするには、好都合ですわね」
「……さて、ここで一旦説明を区切るわね」
「質問がございましたら、どうぞ」

 イザベラとローラは魔力の放出を止め、紙の人形は全て倒れた。


 トラスト7世以下、聴聞者達は額に汗を滲ませながら話す。

「なるほど。これが、魔物が発生した仕組み……」
「ダンジョンが発見された当時の、第一次攻略部隊からの報告通りです」
「確かに当初は罠こそあれど、魔物は1匹たりとも居ませんでした。
 部隊に死者が出て以降、魔物が散見され始めた事実とも合致します」
「連れ帰る事の出来なかった同胞の亡骸が……魔物の正体とは……」
「全滅した先遣隊が……おぞましい魔物へと姿を……」
「軍が撤退以降……死体の供給は冒険者が肩代わりか……」
「殿下。これは真実と……認識せざるを得ないようでございます」

 魔物を発生させた発端が、軍を派遣し全滅させた事であったと知る聴聞者達。

 全員が眉間に皺を寄せ、沈痛な面持ちで目を瞑っていた。



 イザベラとローラは、トラスト7世に聞く。

「みんな黙り込んじゃってるけど、質問は無いの?」
「申し訳ない。私含め全員、事実を受け入れるのに精一杯です」
「続きを始めたいのですが、少し時間を空けましょうか?」
「いえ結構。もし打開策等があるのなら、是非ともお伺いしたい」
「打開策ねぇ……全く無い訳じゃないわよ?」
「効果はあるでしょうけど、長期展望が必要ですわよ?」
「是非、お聞かせ下さい」
「ええ、分かったわ」
「では、続きを始めましょう」

 イザベラとローラは紙人形に魔力を送り、再び動かし始めた。


 冒険者人形とゴブリン人形をそれぞれ単独で戦わせながら話す。

「魔物を殺しても冒険者が殺される限り、その数は増えるだけよ」
「半端な腕前の冒険者はダンジョンへ入れない事が、まずひとつ」
「まあ無理でしょうから、死者は連れて帰る事を義務付ける事ね」

 冒険者人形は、ゴブリン人形を倒した。

「ふたつめは、倒した魔物の死骸をダンジョンへ再吸収させない事」
「得られたゴールドと死骸を、確実に地上へと持ち帰る事ですわ」
「魔物を再度生成する為に使う素材を還元させずに、減らす事です」
「地上へと持ち帰ってしまえば、その素材分くらいは減らせるわ」
「但し、現在素材をどれくらい保有しているのか分かりませんけどね?」  

 冒険者人形はゴブリン人形を抱え上げ、自分の後方へと放り投げる。

 冒険者人形の前方にはゴールドと紙屑が山積みにされ、ダンジョンが保存している素材の量を表現させた。

「みっつめ。もし死骸を持ち帰る事が困難ならば、その場で焼き払う事」
「焼いて灰にしてしまえば、流石に再利用は困難でしょう」
「再吸収されてしまう前に、焼いて灰にする事」
「但し、これはダンジョン内で火を使う事となり非常に危険です」
「知っての通り、地下深くへ進むにつれて空気は薄くなってゆくわ」
「ただでさえ希薄な空気を、火で燃やす為に減らしてしまいます」
「灰にしたところで、本人が窒息して死んでしまえば無意味よ」
「何故地下ダンジョンにしたのかが分かります。嫌らしいですわね」
「火を一切使わずに、魔物を灰に出来る魔法なんてのがあればねぇ……」
「残念ながらわたくし達も、そのような魔法の存在は知りません」

 冒険者人形が剣を振ると、紙屑の山に向かって火球が飛ぶ。

 紙屑の山は激しく燃え、やがて灰となる。

 しかし焼いた冒険者人形は窒息し、その場に倒れて新たな紙屑となった。


 後続の冒険者人形にゴールドを拾わせながら、イザベラとローラは話す。

「よっつめ。魔物の核となり得る物は、必ず持ち帰る事」
「ゴールド以外にも武具……所謂戦利品の類ですわね」
「実は、これが非常に厄介なのよ」
「ダンジョンは魔力で保護し、回収を妨害します」
「そう、宝箱と罠でね」

 冒険者人形の目の前に、宝箱を模した紙箱が現れる。

「罠を解除し、中身を得る為には盗賊が必要でしょ?」
「そのような悪事を許せない者は、宝箱に手を出さずに放置します」
「ダンジョン側としても、中身を持ち出されずに済むわけね」
「当然罠に引っ掛かり、命を落とせば新たな素材を入手……ですわね」
「この宝箱へ周囲の意識を集めてる間に、さっさと死骸は吸収」
「残された宝箱の中身だけでも、解除して回収を試みなければなりません」
「だから開けさせる為の盗賊を、街中へ招き入れなければならないわね」
「ここ地上の治安にも、少なからず影響を与えていますわね」
「実に巧妙であり、人間の欲望を熟知しての策略よね」
「よくもまあここまで綿密に計算し、作り出したものですわね」

 冒険者人形は箱をこじ開けようとして失敗し、箱の中に飲み込まれる。

 冒険者人形を飲み込んだ箱は、そのまま紙屑へと変わった。


 イザベラとローラは、残りの冒険者人形同士を戦わせながら同士討ちを止めさせろと聴聞者達を睨みつけ、話す。

「最後に。人間同士で殺し合いなんて、即刻やめなさい」
「ダンジョンが利する、不毛な行為にしかなりません」
「何をどう間違えれば、人間同士の殺し合いなんかになるのよ?」
「己の欲望を自制出来ぬ者など、愚かの極みですわよ?」
「酒場では一部の連中が、他のパーティの生死で賭け事をしているわ」
「ダンジョン内ではわざと罠へと誘い込み、殺そうともしています」
「本当に愚かな行為よ。私達を失望させないでちょうだい」
「ここで言っても無駄なのは承知の上で、あえて言わせて頂きました」
「結局あのダンジョンにね、上手い事利用されているのよ人間共は」
「このままだと近い将来、ダンジョンから魔物が地上へ溢れ出ますわよ?」
「案外それが、向こうの最終目的かも知れないわね?」
「外部から攻めるより、内部から破壊を狙っているのかも知れませんわね」
「餌をぶら下げている限り、素材は無尽蔵にやって来るものね」
「地下で着々と、この街を滅ぼす準備を整えていると思いなさい」

 イザベラとローラは、ダンジョンの最終目的はこの街の破壊だと予測する。

 トラスト7世達は険しい顔つきで、ダンジョン対策が八方塞がりに近い状況を理解し全員頭を抱え込んでいた。


 テーブルに右肘を着き、項垂れる頭を右手で支えながらトラスト7世は呟く。

「即刻親父を説得し諦めさせ……封鎖すべきだな……」
「殿下。それは事実上不可能でございます」
「最深部より目的の物を持ち帰る事こそ、国王陛下の悲願です」
「では原因不明の病にでも……なって貰うとするか?」
「殿下っ! 冗談でもそのような発言はお控え下さい!」
「では致し方ない。今の事実を持ち帰り、説得してみるか」
「はっ。直ちに場を設けます」
「各々方、どうか説得に協力して頂きたい」
「殿下? 彼女らの話を全て肯定なさるのですか?」
「信じない理由など、私には皆無である」
「失礼ながら、素性も分からぬ一介の冒険者ですぞ?」

 聴聞者の一部から、イザベラ達の話を鵜吞みにするのは早計だと反対意見が出る。

 トラスト7世は、未だ彼女達の素性を知らない部下達へ話す。

「これは一切、他言無用。彼女達は……人間ではない・・・・・・
「なっ…なんですとっ!?」
「魔物と背反する存在。神の御使い様である」
「神の一族で……あらせられるのですかっ!?」
「失礼ねぇ。あんな奴等と一緒にしないでくれる?」
「これ以上この場での詮索は、両女王陛下へ非常に無礼である。
 もう一度言う。この件に関しては一切他言無用。順守なされよ」
「翼の……はっ、ははっ。絶対に口外など致しませぬ」

 神の一族かと問われたイザベラは、一緒にするなと憤慨する。

 イザベラ達の素性を察した聴聞者達は椅子から立ち上がり、背筋を伸ばし2人の女王へ胸に手を宛がいながら頭を下げた。



 コンコン

 扉がノックされ、セイルが扉越しに向こうのギルド職員から用件を聞く。

 セイルはトラスト7世、イザベラ達双方へ向けて話す。

「カーソン殿一行が戻って来られたようです。如何なさいますか?」
「おおっ、戻られたのか。では、この場はお終いにしましょう。
 両女王陛下。ご足労頂き、誠にありがとうございました。
 我々は暫しこのまま、今後のダンジョン対策を協議致します。
 また何か進展がありましたら、セイルを通して連絡し合いましょう」
「あら、カーソンあの子に今日会うつもりないの?」
「ご勘弁下さい。あっ、この場に私が居た事もどうかご内密に」
「そこまで嫌なのですか?」
「嫌という程の嫌ではありませんが……嫌です」
「何だ、結局ごねる程嫌なのではないか」
「面目ない。どうか、この通り」

 カーソンには自分の事を内緒にしていて欲しいと願い出るトラスト7世。

 ソニアは、カーソンへ自分が居た事を知られたくないと両手を合わせて懇願するトラスト7世の姿に呆れた。





 カーソン達がギルドのホールでテーブル席に座って待っていると、イザベラ達とセイルが話し合いながらやって来た。

 カーソンが手を振り合図を送ると、イザベラ達も手を振って応えた。

 やって来たイザベラ達に、カーソンは話す。

「話し合い、お疲れ様でした。どうでした?」
「ええ。先方も理解ある連中で良かったわ」
「此方の見解を聞き入れ、対策を協議するとの事ですわ」
「私ですら感心するような、なかなかの傑物揃いであったぞ」
「へえ? どんな人達だったんだろ?」

 カーソンはイザベラ達の表情から、向こうの出席者がどんな立場の人間達だったのかを想像する。


 イザベラ達はカーソンの表情から、恐らく出席者にトラスト7世が居た事に見当はついていないだろうと目配せをしていた。


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