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第6章 新生活は、甘めに
あれは何だったのか会議
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サラとシンは庭に出ると、とりあえず外の空気を吸った。
頭の中の酸素がすっかり欠乏していたらしく、深呼吸をすると少しずつ記憶が蘇って来る。
たまにはこうやってリフレッシュでもしないと、現実と向き合うのは難しいのかもしれない。
2人とも今は、混乱の中から抜け出すのに必死だ。
「サラさん……思ったこと言っても大丈夫ですか……?」
シンがようやく口を開く。サラはまだ頷くことしかできなかった。
「さっき俺達が会ったのって、団長ですよね?」
シンがそう言うと、サラは一度首を傾げたが、やはり黙って頷いた。
「彼女が……ええとレナ様? が生きていたのは、すごく嬉しいし、何ていうか良かったなーって心から思うんですけど……。団長、思いっきりパーソナルスペースにレナ様入れてましたよね?」
「そうね、普段なら団長はパーソナルスペースに入った人間を条件反射で攻撃するわね」
シンとサラは密着して仲睦まじそうな2人を思い出し、あれは何だったのかと疑問が渦を巻く。
「それに、かなり自然に触れ合ってましたけど、普段からああいう感じってことですよね?」
シンが納得できないと言いたそうな顔で聞くと、「まあ、そういうことなんじゃないかしら?」とサラは答えながら、自分の発言すら信じられなかった。
「団長って……殿下のこと好きなんでしたっけ?」
「知らないわよ、っていうか、知らなかったわよ」
2人は会話を交わした後、同時に深い溜息をついた。
「まあ、どちらにとっても、良かったですよね。殿下は、何らかの理由で国を追われて死んだことにされて……団長に拾われてたんでしょうし。団長はあのニュースを知っても、殿下の生存を信じて探していたんですね」
シンがポツリと言うと、サラは「そうね」と小さく呟くように言う。
「団長があんなに幸せそうなんだから、あたしは一緒に喜ばなきゃ」
サラは気を取り直したように言うと、シンの方を見て「多分、彼女が正体を知られるのは、色々と危険ね」と真剣な顔をした。
「そうですね。ルリアーナという国はなくなって今やポテンシア王国の一部になっているし、そのポテンシア国内の動きが不穏ですからね」
シンは、現在の情勢を憂いた。
「いや、でも本当に、生きててくれて良かったですね」
「本当ね、やっぱりあの子の笑顔は安心するわ」
しみじみと、レナの生存を喜んでほっとしてもいる。
「で、団長のあの感じからすると、彼女をずっと囲うつもりですよね?」
「でしょうね。なによハウザー姓を名乗れば良いって。おかしいでしょうが」
「思ったんなら、あそこで言えば良かったじゃないですか」
「嫌よ。それだけは嫌」
2人はそんなことを言い合った後、これは今度カイを問い詰めにハウザー邸に乗り込もうと誓った。
レナが死んだことになっている現実に引っかかりが消えないまま、浮かんでくるのはカイのいつになく幸せそうな姿だ。
シンとサラは、今の状況がカイが望んだことであれば祝福するしかないという結論に落ち着く。
何よりも、レナの幸せを心から願った。
頭の中の酸素がすっかり欠乏していたらしく、深呼吸をすると少しずつ記憶が蘇って来る。
たまにはこうやってリフレッシュでもしないと、現実と向き合うのは難しいのかもしれない。
2人とも今は、混乱の中から抜け出すのに必死だ。
「サラさん……思ったこと言っても大丈夫ですか……?」
シンがようやく口を開く。サラはまだ頷くことしかできなかった。
「さっき俺達が会ったのって、団長ですよね?」
シンがそう言うと、サラは一度首を傾げたが、やはり黙って頷いた。
「彼女が……ええとレナ様? が生きていたのは、すごく嬉しいし、何ていうか良かったなーって心から思うんですけど……。団長、思いっきりパーソナルスペースにレナ様入れてましたよね?」
「そうね、普段なら団長はパーソナルスペースに入った人間を条件反射で攻撃するわね」
シンとサラは密着して仲睦まじそうな2人を思い出し、あれは何だったのかと疑問が渦を巻く。
「それに、かなり自然に触れ合ってましたけど、普段からああいう感じってことですよね?」
シンが納得できないと言いたそうな顔で聞くと、「まあ、そういうことなんじゃないかしら?」とサラは答えながら、自分の発言すら信じられなかった。
「団長って……殿下のこと好きなんでしたっけ?」
「知らないわよ、っていうか、知らなかったわよ」
2人は会話を交わした後、同時に深い溜息をついた。
「まあ、どちらにとっても、良かったですよね。殿下は、何らかの理由で国を追われて死んだことにされて……団長に拾われてたんでしょうし。団長はあのニュースを知っても、殿下の生存を信じて探していたんですね」
シンがポツリと言うと、サラは「そうね」と小さく呟くように言う。
「団長があんなに幸せそうなんだから、あたしは一緒に喜ばなきゃ」
サラは気を取り直したように言うと、シンの方を見て「多分、彼女が正体を知られるのは、色々と危険ね」と真剣な顔をした。
「そうですね。ルリアーナという国はなくなって今やポテンシア王国の一部になっているし、そのポテンシア国内の動きが不穏ですからね」
シンは、現在の情勢を憂いた。
「いや、でも本当に、生きててくれて良かったですね」
「本当ね、やっぱりあの子の笑顔は安心するわ」
しみじみと、レナの生存を喜んでほっとしてもいる。
「で、団長のあの感じからすると、彼女をずっと囲うつもりですよね?」
「でしょうね。なによハウザー姓を名乗れば良いって。おかしいでしょうが」
「思ったんなら、あそこで言えば良かったじゃないですか」
「嫌よ。それだけは嫌」
2人はそんなことを言い合った後、これは今度カイを問い詰めにハウザー邸に乗り込もうと誓った。
レナが死んだことになっている現実に引っかかりが消えないまま、浮かんでくるのはカイのいつになく幸せそうな姿だ。
シンとサラは、今の状況がカイが望んだことであれば祝福するしかないという結論に落ち着く。
何よりも、レナの幸せを心から願った。
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