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第7章 争いの種はやがて全てを巻き込んで行く
再・再会
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カイはレナを連れてハウザー騎士団の本部に到着した。
2人で姿を現すのは2回目というのもあり、団員たちに以前のような動揺は起きていない。
カイ自身も、前回の浮かれた様子に比べると幾分か地に足の着いた雰囲気がしている。
カイに連れられたレナがシンの前に再度姿を現すと、傍には妻で会計士のリリスがいた。
カイはその状況がリリスの勝手だと分かったが、レナの前で団員を叱るのは控える。
「あれ? カイの連れ……?」
リリスが興味津々でレナを観察し、「えーうそ、かーわいー。何? 何? カイって今、女の人と付き合ってるの?」とシンの隣ではしゃいでいる。
シンはレナの存在をリリスに伝えていなかったことを後悔した。
カイの視線の持つ温度が氷点下まで下がっている。
「うるさい」
リリスの質問には全く答えずに、カイはそれだけ言うとシンを見た。
「これから、ポテンシアとの国境に駐屯地を設置する。うちからも適宜人を派遣しなければならないから、その辺の話をしておこう」
カイが話している間、レナはリリスに向かって微笑みながら、「初めましてリリスさん、レナです」と頭を下げている。
「え? この子レナっていうの? ルリアーナの王女様とおんなじ名前だ」
リリスが無邪気に言ったので、シンはリリスの口を咄嗟に塞ぐ。たまたま、近くを団員が通り過ぎようとしていた。
「は? なに? なんなの?」
リリスは訳が分からない。ルリアーナの故人について口に出しただけで、なぜ微妙な空気になっているのか。
「リリスごめん……その人、本人だから……」
シンが小声で言うと、リリスは自分の耳を疑った。故人本人とは一体どういうことか。
「これが、レナ・ルリアーナだと言ってるんだ」
カイは冷たい視線のままリリスを睨んでそう言った。
「は? 冗談がうまくなったの?」
リリスはカイを見る。レナ・ルリアーナ本人は故人のはずだ。
「存在が冗談みたいなお前に言われたくない。生きていたんだ、その王女がな」
カイは不機嫌な顔のままリリスに言った。
「いよいよ頭おかしくなったんじゃないの?」
リリスは不機嫌な顔をしているカイに堂々と言い放つ。
「何がだ?」
カイは眉間の皺を深くしてリリスに上から凄みかけている。
「何で団長のカイがルリアーナの王女様に手を出してんのよ。うちの騎士団潰す気?」
「任務中に手を出したわけじゃない。それに、仕事とプライベートの区別も付けられないお前に言われる筋合いはない」
睨まれたリリスは下からカイを負けじと睨む。シンとレナは何も言えずに、その場で言葉を失っていた。
2人で姿を現すのは2回目というのもあり、団員たちに以前のような動揺は起きていない。
カイ自身も、前回の浮かれた様子に比べると幾分か地に足の着いた雰囲気がしている。
カイに連れられたレナがシンの前に再度姿を現すと、傍には妻で会計士のリリスがいた。
カイはその状況がリリスの勝手だと分かったが、レナの前で団員を叱るのは控える。
「あれ? カイの連れ……?」
リリスが興味津々でレナを観察し、「えーうそ、かーわいー。何? 何? カイって今、女の人と付き合ってるの?」とシンの隣ではしゃいでいる。
シンはレナの存在をリリスに伝えていなかったことを後悔した。
カイの視線の持つ温度が氷点下まで下がっている。
「うるさい」
リリスの質問には全く答えずに、カイはそれだけ言うとシンを見た。
「これから、ポテンシアとの国境に駐屯地を設置する。うちからも適宜人を派遣しなければならないから、その辺の話をしておこう」
カイが話している間、レナはリリスに向かって微笑みながら、「初めましてリリスさん、レナです」と頭を下げている。
「え? この子レナっていうの? ルリアーナの王女様とおんなじ名前だ」
リリスが無邪気に言ったので、シンはリリスの口を咄嗟に塞ぐ。たまたま、近くを団員が通り過ぎようとしていた。
「は? なに? なんなの?」
リリスは訳が分からない。ルリアーナの故人について口に出しただけで、なぜ微妙な空気になっているのか。
「リリスごめん……その人、本人だから……」
シンが小声で言うと、リリスは自分の耳を疑った。故人本人とは一体どういうことか。
「これが、レナ・ルリアーナだと言ってるんだ」
カイは冷たい視線のままリリスを睨んでそう言った。
「は? 冗談がうまくなったの?」
リリスはカイを見る。レナ・ルリアーナ本人は故人のはずだ。
「存在が冗談みたいなお前に言われたくない。生きていたんだ、その王女がな」
カイは不機嫌な顔のままリリスに言った。
「いよいよ頭おかしくなったんじゃないの?」
リリスは不機嫌な顔をしているカイに堂々と言い放つ。
「何がだ?」
カイは眉間の皺を深くしてリリスに上から凄みかけている。
「何で団長のカイがルリアーナの王女様に手を出してんのよ。うちの騎士団潰す気?」
「任務中に手を出したわけじゃない。それに、仕事とプライベートの区別も付けられないお前に言われる筋合いはない」
睨まれたリリスは下からカイを負けじと睨む。シンとレナは何も言えずに、その場で言葉を失っていた。
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