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< 本編 >
65.ベッドの上でキミと(1)⁂
しおりを挟む※ 士郎と圭介のRシーン有です。
────────────────
「何か……変な、感じ」
右手の薬指の指輪を見ながら、ぼそっと呟いた。
届出する前は、スポスポ抜き差し出来てた指輪も、受理完了後に嵌めたら……どんなに引っ張っても外れなくて。
届出が受理された事を俺に改めて、認識させた。
「どんな仕組みになってるんだろ……すごいな」
圭介さんと……婚約、した。
俺の不安を、少しでも無くすために……ここまでしてくれるなんて。
嬉しさで、胸がじわじわ暖かくなる。
圭介さんは、俺のことも含めて、今後の事でご両親と話し合いがあるから部屋で待ってて、と俺を部屋に閉じ込めて(外鍵が掛かってて、中から開けれないんだよなあ……)ダイニングへ戻ってしまった。
俺は今、ひとり 圭介さんの部屋にいて……
正直に言おう。……恐ろしく、暇だ。
圭介さんからは、俺に見られて困る物は何もないから、ここの部屋にあるものは何でも使っていい、と言われてる、けど……
この暇な時間……本を読む、という手もあるけど、何だか違う。
何時間か前に、ここでしてた事が蘇って、悶々としてしまって、本を読む……なんて、気にはならない。
かと言って、圭介さんがいつ戻ってくるかも分からない今、悶々としてるけど……自慰行為をする気にもなれず……(流石に、してるところ見られたら……恥ずいし……今更だけど……)
ちなみに……あんなにぐちょぐちょに湿っていたシーツは、部屋に戻った時にはパリッとしていて……何だかバレバレで恥ずかしかった……仕事が出来る人たちだから、何事もなかったかの様に接してくれて、それはそれで有難いやら恥ずかしいやら……変な気分だ。
圭介さんの部屋の書棚にある本は、多種多様に取り揃えられていて、本屋さんか、ってくらいいっぱいあって選びたい放題だけど……本を読むっていうよりも……今は、圭介さんの顔が、みたい。
「……!そうだ……小さい頃の圭介さん、見たいかも……!アルバムとかないかな……絶対、かわいいに違いない……!」
ふんふんと鼻息荒く、俺はアルバムの捜索を開始した。
アルバムを置くなら……俺は自分の学習机の本棚に置いてたから、そっち、かな。
圭介さんの机の本棚に目をやると、綺麗に整頓された本がズラッと並んでいる。
ここも、本屋さんみたいだ……!すごい。
その中に1箇所だけ、大量の紙の束があって。
何だか、受験勉強してた時のことを思い出して、懐かしい気持ちになってその束を取った。
総兄が後から持って来てくれた、慧明入試の対策資料も……こんな感じの、資料、だった……、な……、
……?
……て、いうか……、
あれ。
これ……
俺、知って る
1年間、毎日毎日 この 対策問題と
睨めっこ
して、た
「…………士郎……?……どう、した?」
「……っ、……圭介、さん……!……ね、この資料……どう、したの……?」
「ん?ああ……!懐かしいな。実家に置きっぱなしだったのか。佐伯から慧明を受験したい知り合いの成績が上がらないから、自分が作った資料の何処が悪いのか教えて欲しい、と頼まれて。」
この人は……俺と出逢う、前から……
「確認したら、対象者の苦手な部分の対策が出来ていなかったから、俺がイチから入試対策を作ったんだ。自分的には渾身の作品だったから、記念に残しておいたんだが」
俺の事……ずっと、支えて……くれてた……
「……そういえば、この対象者の生徒は……どうだったんだろうか……全力を出せたなら、いいのだが……」
俺を、慧明に
導いて くれた、のは ────────
「────── 出せ、たよ……?」
「ん?」
「この、資料のお陰で……全力、出せた。……ありがとう。……ね、圭介さん。俺……圭介さんが、好き。どうしようもなく……大好き……っ」
「……し、ろう……? ────── ん、」
愛しさが溢れて。
口唇を俺から塞いだ。
この人の全てが、ほしい。
「……っ、は、……ね、圭介さん……ベッド……いこ……?がまん、でき、ない」
「……士郎……?どうした?……一体、何が」
「……っ。……遅くなって……待たせて、ごめん」
もう一度、彼にゆっくりと口唇を落とす。
「……は、……俺……圭介さんと……ひとつに、なりたい。……俺と……繋がって……くれる……?」
繋がりたくて、しょうがない。
今日は、特に。いつも以上に
貴方と……離れ、たく、ない。
「ん、ぁ……っ、……!……そこ……ッ、ん、きもち、ぃ」
「……ここ?……っ、……こうするの、好き……?」
「……ぁ……!……好き……っ、それ、すき……っ、……あっ!あ、ぁ、あ……っ」
あれから……どれくらい、経っただろうか。
彼は、ずっと……俺の全身を、愛撫し続けている。
今は……俺の胸元にあるピンク色の膨らんだ粒を、両人差し指で前後に弾いて。
弾かれる度に俺の下の、むっちりと膨らんだ先から、透明な液がとぷとぷ溢れた。
全身が……彼に触れられる度にビクビク跳ねる。
彼の香りが、俺が誘った時から一段と濃くなった。
香りに、くらくらして、更に彼の事しか考えられなくなる。
これは、まるで、媚薬の様だ ────。
「……士郎……かわいい、……ん。……好きだ、は、……ふ、……愛してる……!」
「っ、ん、……ぁっ、ん、……俺も……!貴方が、すき……ぁ、あ……っ、圭介さんしか、ほしく、ない……!……っ。……キス、したい……キス、して……?」
「……ッ!……ん、……それは、俺の台詞だ……ふ、」
彼の、降りてきた口唇に、嬉しくなって口を開けて重なるのを待っていると、彼の熱い舌が、俺の口内に滑り込んできて。
重なった口唇の中で、ふたりの舌がねっとりと絡み合って、くちゅくちゅと……卑猥な水音が部屋に響く。
彼とのキスが……気持ち良すぎる。
キスをずっとしたくて……彼の首元に腕を絡めた。
それに、応える様に彼も俺をキツく抱きしめる。
「ぁ、ん、……っ、キス、きもち、ぃ、……ん、」
「気持ち、いぃな……は、……かわいい……ん……しろう……?そろそろ、……こっちも、気持ちよく……なろうか……?」
「っ!……ふ、ぁ……っ!ぁ、あ……ん、!そんな……されたら、すぐ、でちゃ、……ぅ!あ!」
俺の硬くなったソコを、彼の大きな手が包んで。
上下に扱かれて、快感が全身に走った ──── 。
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