<完結> βの俺が運命の番に適うわけがない
第二性が出現してまだ数十年。
第二性検査で、βと判定された一般人の俺、時任 士郎(ときとう しろう)は、地元の高等科に進学して、そのまま就職して、普通に女の子と恋愛して、普通の家庭を築いて、そのまま平凡で、だけど幸せな一生を終えるものかと思っていた。
一個上のお兄ちゃん的存在である幼馴染から、ある日突然αが通う学院に進学する、と告げられた日から俺の人生は少しずつ、変わっていったような気がする。
「何度言ったら分かる?お前は、俺から、絶対に逃げられない。」
分かってる。逃げられないことは。
何なら、もう、既に、囚われてる。
でも未来を考えると、これは間違ってる気持ちだと、自然とブレーキがかかる。
だって、俺は、Ωじゃない。
先輩には運命の番がいつか現れる。
俺が邪魔しちゃいけない。
この気持ちは、蓋を、しないと、いけない。
でも、俺は、ほんとは。
真面目で純粋なβと人に全く興味がなかったαの
不器用なラブストーリーです。
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