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< 本編 >
94. 君の、その中に:side黒木⁂
しおりを挟む※士郎と圭介のRシーンです。
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士郎の頸を見て……俺は今……興奮、している。
俺の犬歯を剥き出しにして、力一杯噛んだその場所は、白く、透明な肌に俺の歯形がくっきりと浮かび上がって血が滲んだ。
士郎に挿入れていた俺の凶器を、ズ、と抜く。
士郎に何か変化があるのか、確認したかったからだ。
彼の変化は俺の興奮を増長させた。
彼の容姿は……全てにおいて、洗練されていたのだ。
肌は、元から張りがあって美しかったが、更にきめ細やかになり……透明感が増した。
βだった頃よりも、心なしか華奢で、儚げで……少し触れただけでも壊してしまいそうだ。
口唇と胸元の粒と……俺を必死に受け入れてくれる、かわいい蕾のピンク色に艶やかさが増し……俺を今もずっと、誘惑している。
彼に触れたくて……しょうがない。
「……っ、ぁ……圭介、さん……何か……おれ……へん……!……っ、怖い……っ、」
震える彼を、正面から……壊れ物に触れるかのように優しく抱きしめる。
彼に触れた途端、俺の遺伝子が、嬉しさに沸き立っているのをビリビリ感じた。
やっと、出逢えた……俺の、運命の……!
「……士郎……、俺が一生涯をかけて、君を、守る。……ずっと、君の横で……君と過ごしていきたい。……もう、君を……離さない……」
ゆっくりと、彼の口唇に俺の口唇を落とした。
触れ合ったところから血が沸き立つ感覚が止まらない。
愛しくて、愛しくて、愛しくて……想いが溢れて、いつかこの子を雁字搦めにしてしまうんじゃないかという恐怖すら感じる。
それでも、この子を手放す気など……更々、ない。
「……ん、……おれも……圭介さんが……すき……、……っ、あ、……!……や、フェロモン……すご、ぃ……!」
彼が無意識に垂れ流していたフェロモンに当てられ続けていた俺は、フェロモンの制御が不可能になっていて。
彼に求められるように、好きと言われて……それに応えるようにフェロモンを彼に当ててしまった。
俺のフェロモンに当たった士郎の肌は桃色に上気して…士郎の黄金色に光り輝く瞳は潤み、熱く荒い息が彼の口唇を濡らして……その全てが、俺の興奮を頂点に立たせる。
「……っ、どう、しよ、……おれ……、さっきまでいっぱいしたのに……さっきより、もっと、……えっち、したい……!あなたと……っ、つながり、たい、……ん、」
「……ふ、ぁ。、……俺も、士郎と……気持ちよく、なりたいと思っていた所だ……嬉しい。……お互いの興奮が収まるまで……ずっと、くっついていよう……ね、士郎……口、開けて……?」
堪らなくなって彼の口唇をゆっくりと塞ぎ、舌を絡めたくて、お願いをした。
俺のお願いを聞いてくれた可愛い口唇にゆっくり舌を這わせて、彼の舌を誘引する。
気持ちよさそうな表情の士郎にゾクゾクしながら、顔を出した彼の舌先と俺の舌先を挨拶するように絡めて……胸元の可愛いピンクの粒を指先で遊ぶと、彼が身動ぎした。
「……ぁ、きもち、ぃ……!ソコ、すき……っ、ぁ、ね、け、すけさ、……っ、いつもの……して、?」
「……見てて、士郎……?……気持ちよく、してあげる」
下から可愛い士郎の顔を見ながら……俺の熱い舌を、左の粒にねっとりと這わせる。
「……っ!ふ、ぁ、ゃば、……っ!ぃ、くっ!」
いつも以上に敏感な士郎の体は、舌を這わせただけなのに白濁とした蜜が飛び散る。
……可愛すぎて、くらくらした。
「……っ、ぁ……、きもち、ぃ……おれ……きょう、たぶん……すぐ、いっちゃう……」
「いいよ、たくさん……イって……?……ね、士郎……ココ……ココに……入りたい……」
俺を受け入れたくてひくひくしている蕾の入り口に俺の熱くて硬いソコの先を擦り合わせると、彼の瞳が物欲しげに揺れる。
「……おれ……、っ、……じぶんで……いれ、たい……」
興奮で、背筋が……ゾクゾク、した。
「んっ……、ぁ……、おっき……ん、」
「……士郎……まだ、半分も……入っていないぞ……?」
「……っ!……みみもとで……ささやか、ないで……っ、ぞくぞく、する……、ん、」
俺を自らの中に侵入させていく度に、羞恥心と気持ち良さが入り乱れているのか、士郎の表情は、恍惚としていた。
俺は壁に凭れながら、彼が俺を受け入れていく様を眺められる特等席にいる事に、嬉しさでおかしくなりそうだった。
ただ、頑張っている士郎には申し訳ないが、俺には少し物足りなくて、目の前のぷっくりとしたピンク色の粒に舌を這わせて指で弾く。
「……ッ!ぁ!……け、すけ、さ……!ソコ、だ、め、ぇ……っ、……すぐ、でちゃ、う……っ!」
「かわいい……出して……?いいよ、ほら、早く、だせ」
「……んっ!……は、ぁ、……ちくび……やばい……」
「コッチは……進んで、いないな?……俺も、早くイきたい……手伝って、あげる」
「……へ……?っ、ふ、ぁ……っ!あ、ぁ、あ!おっき、ぁ、すごい、きもち、ぃ、っ!ん、あ、すき……!け、すけさ、すき、ん、ぁっ!」
士郎の腰を押さえて、激しく上下に俺の腰を打ち付けると、俺の首元に手を絡めて彼から俺にキスをする。
以前から士郎の中は最高に気持ちよかったが、Ωになってから初めて侵入したソコは……快楽の極みで。
俺の凶器を離さないと言わんばかりに、俺の先を絞り出そうと絡んできて……俺は腰が止まらなくなっていった。
「しろ、しろう、!っ、ぁ、すご、い、!士郎の中……!今までで、1番……!ん、俺を、求めて、いる……!ぁ、あ、ぅあ、出したい、しろう、出したい……!」
「だして、け、すけさ、だして……!あ、ぁ、あ、おれ、もう……また、きちゃう、くる、くるくる、っ、……い、く、いくいく……!」
「あー……堪らない……!いく!ィ、──── ッ!ぁ……っ!」
「……ぁ、ッ!────── ……っ、は、ぁ、……きもち、ぃ、……ん、」
お互いに……達していても、ソコはまだ、大きいままで。
ゆるゆると腰を揺らしながら口唇を啄んで楽しんだ。
それから、俺たちは……
醒めない熱を解放するかの如く、お互いを求め続けて。
気付いた頃には、1週間が……経過していた。
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