生まれた時から、運命の君へ

ミルクルミ

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エピローグ⑤

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「あ、あぁぁ!」

 口の中に出してしまった。
 くたりと力が抜け荒い呼吸を吐き出す悠衣は、最後の一滴まで絞り取ろうと亀頭を吸い上げる感覚に、一度達し敏感になった体を大きく跳ねさせながらも、呆然と柊の方を見た。

「飲んだ、の?」
「ええ」
「……こんな事、しなくても良いんだよ? まずいでしょ?」
「まずいわけありません。悠衣のものだというだけで、愛おしく、おいしく感じられます」

 そう言いながらチュッと軽く口づける柊を見ながら、悠衣は起き上がった。

「それ、本当?」
「え?」
「柊兄のも、おいしいの?」
「あ……いや、ダメです、悠衣!」
「なんで? 柊兄はしたのに……僕はしちゃ、いけないの?」
「い、いや、もちろんしてくれたら嬉しいのですが……貴方を、穢すようで」
「穢す?」
「貴方の幼少期を知っている僕からすれば、いつまでも白なんですよ、悠衣は。それを……今更何を言ってるんだという話ですが、その……僕の手で、染めてしまいそうで。怖いんです」
「……柊兄に、染められるの? 柊兄は何も分かってない。それは僕にとって辛い事じゃなくて、嬉しい事だよ?」

 向き合いながら視線を下に俯ける柊が、そろりと悠衣に視線を合わせた。
 合った時に一度微笑んだ悠衣は、未だ身に着けている柊のズボンに手を掛け、ベルトを外した。
 観念したのかそれを止めさせなかった柊は、されるがまま、ズボンを脱ぎ、下着も脱ぐ。
 初めての時は余裕がなくてあまり見れなかったが、それは意外に大きくて、口に入り切るか不安に思いながらもパクリと口に咥えた。
 柊にされたように頭を上下に動かしながら、咥えきれない所は手で裏筋に力を込める。

「……んっ!」

 そろりと柊を見上げ微笑まれると、後ろに伸ばされた指が浅い部分に触れた。
 今主導権を握っているのは自分のはず、なのにそうして浅い所を何度も行き来され、遂に中に指が入ってくると、良い所を何度も擦られ、堪らず声が漏れた。
 口を離しその快感に耐えると、優しい手つきで頬を撫でられる。
 その目は、無理はしなくて良いと語っていた。
 もう良いのだと、頑張ったと。
 だがこれは、自分から始めたこと。
 優しく諭されて大人しく引くほど、悠衣も素直ではない。
 だから再び柊のものを口に入れると、後ろの快感に耐えながらも手と口を動かす。

「ひゅう、ひい……ひほ、ひい?」
「……っ……ええ、とっても」
「あっ!」

 指を一気に三本に増やされ、乱雑に動かされる。
 気持ち良さから手に力が入らなくなり、口から漏れる喘ぎが抑えきれなくて、本当に気持ち良いか何度も柊の顔を伺った。
 その度に柊は柔らかく微笑み、上気した頬が気持ち良いのだと物語っていて、安心からふにゃりと悠衣も微笑み返す。

「……っ」

 その直後、柊の熱が弾けた。
 緩んでいた口を慌てて引き締め、出てくるものを飲み込む。
 それは美味しいというよりも柊の言っていたように好きな人のものだから特別に感じられて、ただそれだけで愛おしく感じられた。
 幸せそうにそれを飲み込んでいると、複雑そうな顔をした柊が、自身のものにゴムをつけると悠衣を押しベッドに背を付けさせる。
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