45 / 46
エピローグ⑤
しおりを挟む
「あ、あぁぁ!」
口の中に出してしまった。
くたりと力が抜け荒い呼吸を吐き出す悠衣は、最後の一滴まで絞り取ろうと亀頭を吸い上げる感覚に、一度達し敏感になった体を大きく跳ねさせながらも、呆然と柊の方を見た。
「飲んだ、の?」
「ええ」
「……こんな事、しなくても良いんだよ? まずいでしょ?」
「まずいわけありません。悠衣のものだというだけで、愛おしく、おいしく感じられます」
そう言いながらチュッと軽く口づける柊を見ながら、悠衣は起き上がった。
「それ、本当?」
「え?」
「柊兄のも、おいしいの?」
「あ……いや、ダメです、悠衣!」
「なんで? 柊兄はしたのに……僕はしちゃ、いけないの?」
「い、いや、もちろんしてくれたら嬉しいのですが……貴方を、穢すようで」
「穢す?」
「貴方の幼少期を知っている僕からすれば、いつまでも白なんですよ、悠衣は。それを……今更何を言ってるんだという話ですが、その……僕の手で、染めてしまいそうで。怖いんです」
「……柊兄に、染められるの? 柊兄は何も分かってない。それは僕にとって辛い事じゃなくて、嬉しい事だよ?」
向き合いながら視線を下に俯ける柊が、そろりと悠衣に視線を合わせた。
合った時に一度微笑んだ悠衣は、未だ身に着けている柊のズボンに手を掛け、ベルトを外した。
観念したのかそれを止めさせなかった柊は、されるがまま、ズボンを脱ぎ、下着も脱ぐ。
初めての時は余裕がなくてあまり見れなかったが、それは意外に大きくて、口に入り切るか不安に思いながらもパクリと口に咥えた。
柊にされたように頭を上下に動かしながら、咥えきれない所は手で裏筋に力を込める。
「……んっ!」
そろりと柊を見上げ微笑まれると、後ろに伸ばされた指が浅い部分に触れた。
今主導権を握っているのは自分のはず、なのにそうして浅い所を何度も行き来され、遂に中に指が入ってくると、良い所を何度も擦られ、堪らず声が漏れた。
口を離しその快感に耐えると、優しい手つきで頬を撫でられる。
その目は、無理はしなくて良いと語っていた。
もう良いのだと、頑張ったと。
だがこれは、自分から始めたこと。
優しく諭されて大人しく引くほど、悠衣も素直ではない。
だから再び柊のものを口に入れると、後ろの快感に耐えながらも手と口を動かす。
「ひゅう、ひい……ひほ、ひい?」
「……っ……ええ、とっても」
「あっ!」
指を一気に三本に増やされ、乱雑に動かされる。
気持ち良さから手に力が入らなくなり、口から漏れる喘ぎが抑えきれなくて、本当に気持ち良いか何度も柊の顔を伺った。
その度に柊は柔らかく微笑み、上気した頬が気持ち良いのだと物語っていて、安心からふにゃりと悠衣も微笑み返す。
「……っ」
その直後、柊の熱が弾けた。
緩んでいた口を慌てて引き締め、出てくるものを飲み込む。
それは美味しいというよりも柊の言っていたように好きな人のものだから特別に感じられて、ただそれだけで愛おしく感じられた。
幸せそうにそれを飲み込んでいると、複雑そうな顔をした柊が、自身のものにゴムをつけると悠衣を押しベッドに背を付けさせる。
口の中に出してしまった。
くたりと力が抜け荒い呼吸を吐き出す悠衣は、最後の一滴まで絞り取ろうと亀頭を吸い上げる感覚に、一度達し敏感になった体を大きく跳ねさせながらも、呆然と柊の方を見た。
「飲んだ、の?」
「ええ」
「……こんな事、しなくても良いんだよ? まずいでしょ?」
「まずいわけありません。悠衣のものだというだけで、愛おしく、おいしく感じられます」
そう言いながらチュッと軽く口づける柊を見ながら、悠衣は起き上がった。
「それ、本当?」
「え?」
「柊兄のも、おいしいの?」
「あ……いや、ダメです、悠衣!」
「なんで? 柊兄はしたのに……僕はしちゃ、いけないの?」
「い、いや、もちろんしてくれたら嬉しいのですが……貴方を、穢すようで」
「穢す?」
「貴方の幼少期を知っている僕からすれば、いつまでも白なんですよ、悠衣は。それを……今更何を言ってるんだという話ですが、その……僕の手で、染めてしまいそうで。怖いんです」
「……柊兄に、染められるの? 柊兄は何も分かってない。それは僕にとって辛い事じゃなくて、嬉しい事だよ?」
向き合いながら視線を下に俯ける柊が、そろりと悠衣に視線を合わせた。
合った時に一度微笑んだ悠衣は、未だ身に着けている柊のズボンに手を掛け、ベルトを外した。
観念したのかそれを止めさせなかった柊は、されるがまま、ズボンを脱ぎ、下着も脱ぐ。
初めての時は余裕がなくてあまり見れなかったが、それは意外に大きくて、口に入り切るか不安に思いながらもパクリと口に咥えた。
柊にされたように頭を上下に動かしながら、咥えきれない所は手で裏筋に力を込める。
「……んっ!」
そろりと柊を見上げ微笑まれると、後ろに伸ばされた指が浅い部分に触れた。
今主導権を握っているのは自分のはず、なのにそうして浅い所を何度も行き来され、遂に中に指が入ってくると、良い所を何度も擦られ、堪らず声が漏れた。
口を離しその快感に耐えると、優しい手つきで頬を撫でられる。
その目は、無理はしなくて良いと語っていた。
もう良いのだと、頑張ったと。
だがこれは、自分から始めたこと。
優しく諭されて大人しく引くほど、悠衣も素直ではない。
だから再び柊のものを口に入れると、後ろの快感に耐えながらも手と口を動かす。
「ひゅう、ひい……ひほ、ひい?」
「……っ……ええ、とっても」
「あっ!」
指を一気に三本に増やされ、乱雑に動かされる。
気持ち良さから手に力が入らなくなり、口から漏れる喘ぎが抑えきれなくて、本当に気持ち良いか何度も柊の顔を伺った。
その度に柊は柔らかく微笑み、上気した頬が気持ち良いのだと物語っていて、安心からふにゃりと悠衣も微笑み返す。
「……っ」
その直後、柊の熱が弾けた。
緩んでいた口を慌てて引き締め、出てくるものを飲み込む。
それは美味しいというよりも柊の言っていたように好きな人のものだから特別に感じられて、ただそれだけで愛おしく感じられた。
幸せそうにそれを飲み込んでいると、複雑そうな顔をした柊が、自身のものにゴムをつけると悠衣を押しベッドに背を付けさせる。
0
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
2026/02/14 累計30万P突破御礼バレンタインSS追加しました
2026/02/15 累計いいね♡7777突破御礼SS 19時に公開します。
様々な形での応援ありがとうございます!
【完結済】極上アルファを嵌めた俺の話
降魔 鬼灯
BL
ピアニスト志望の悠理は子供の頃、仲の良かったアルファの東郷司にコンクールで敗北した。
両親を早くに亡くしその借金の返済が迫っている悠理にとって未成年最後のこのコンクールの賞金を得る事がラストチャンスだった。
しかし、司に敗北した悠理ははオメガ専用の娼館にいくより他なくなってしまう。
コンサート入賞者を招いたパーティーで司に想い人がいることを知った悠理は地味な自分がオメガだとバレていない事を利用して司を嵌めて慰謝料を奪おうと計画するが……。
魔王を倒した勇者の凱旋に、親友の俺だけが行かなかった理由
スノウマン(ユッキー)
BL
スラム育ちの少年二人は、15歳になり神の祝福でスキルを得た事で道をたがえる。彼らはやがて青年となり、片方は魔王討伐に旅立つ勇者として華々しい活躍をし、もう片方はただ彼の帰還を待つ相変わらずスラム暮らしの存在となる。
これは何も持たない青年がただ勇者の帰りを待つ日常を描いた作品です。
無自覚両片想いの勇者×親友。
読了後、もう一度だけ読み直して頂けると何か見える世界が変わるかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる