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第10話
しおりを挟む私は……基本的に災害を全部処理できると思っている。
でも、油断をしているつもりはない。
……万が一ってこともあるから、常に王都を守れるように準備していたんだ。
それが王都を守るために用意した大量の魔石。
きっちり二回分。災害から王都を守るために用意したんだ。
たぶん、今回のサイクロンで王子たちは王都を守るために使用したと思う。
……でも、ちゃんと使えたかな?
災害訓練を私が提案したんだけど、それはあっさりと否定されちゃったんだよね。
『災害など起きたことがないのに、そんなものの訓練をして何になる?』
と王子にそれはもう冷たい目で見られてしまった。
……いや私が災害消しているから大丈夫ですけど、と私はもちろん言い返した。
そういえば、あのときは王子に馬鹿にされたように笑われたなぁ。
あの時から、もしかしたら信じてくれていなかったのかもしれない。
残念……。
とりあえず私は、次の災害を確認していた。
……って、今度は魔物大発生ね……。
場所は、王都から離れている。また小さな村や町が被害にあっちゃう感じになっている。
場所は、王都にずらしておいてあげよう。その方が、王子も災害から国を守りやすいだろうしね!
次は四日後かぁ……。それまでに新たな災害が起きないことを祈るしかないね。
私は片付けが終わった家の一階にいた。
私がいま暮らしているこの家は、安く購入することができたんだけど、さすがにちょっと古い。
だから、お金を稼いで一度立て直したいと思っていた。
そのために、ポーションの販売を開始しようと考えて今はポーション製作中。
「……とりあえずポーションを作ってみたけど、どうだろう?」
ポーション自体は趣味の一つで作っていた。
魔力と薬草さえあれば作れるものだったからだ。ていうか、聖女の場合、薬草がなくても魔力自体に癒しの力があるため、ポーションと似たようなものが作れた。
だから、息抜きがてら無心でポーションを作りまくっていた。
……ポーションを一つ飲んでみる。
うん、おいしい。これはオレンジの味つけができたわね。
魔力を変化させてみると、味が変わるのもポーションづくりの醍醐味なのよね!
「……でも、これでお金とったら冒険者から怒られないかな? 大丈夫、だよね?」
少し心配なんだよね……。
とりあえず私は製作したポーションを近くにいた冒険者に手渡してみた。
最初はタダで。効果があったら教えてといって冒険者に渡した。
めっちゃ不審がられたけど大丈夫……かな?
「ポッチャー、ぎゅーってさせてー」
「チャー!」
不安を解消するために、私はポッチャを抱きしめた。
相変わらず暖かくて気持ちいいなぁ……。眠くなってきてしまった。
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