だから、私を追放したら国が大変なことになるって言いましたよね? 今さら戻るつもりはありませんよ?

木嶋隆太

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第17話

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 あ、あれ?
 カイルくんが滅茶苦茶驚いていた。
 彼はアイテムボックスポーチになったそれを見て、驚いたように手を入れている。
 中に入っていたポーションを取り出したり、しまったりを繰り返す彼に、首を傾げた。

「え、えーと……魔道具を作るってわりと普通のことだと思うんだけど」
「あ、アイテムボックスまでいったら凄いことですよ! だってこれって過去の遺物でしか存在しないじゃないですか! ロストテクノロジーって奴ですよ!?」
「え、えーと……」

 え、そうなの?
 私はブレイル王子を思いだす。……確か、ブレイル王子に毎週一定量作らされていたと思うんだけど。

 当たり前のように命令されていたから、てっきりそれって普通のことなんだと思っていたけど。

「な、なんか、作れちゃうみたいだね!」
「それで誤魔化されるわけないじゃないですか!」

 カイルくんが声を張りあげた。それから、彼は額に手をやった。

「……簡単に、リアーナさんの状況をまとめてみてもいいですか?」
「ど、どうぞ」

 今の自分への評価も知りたかったので聞いてみた。

「……リアーナさんは、それこそ有名な魔法使いででも何か問題があってこの村で今は細々と生活をしたい、とかそんな感じですか?」
「え、どうしてわかったの!?」
「こ、こんだけのことができればそう思いますよ! ……り、リアーナさん。いまのリアーナさん、全然細々と生活できるような状況じゃないですよ?」
「……えぇ。そうかなぁ? わりと力うまく隠せていると――」
「隠せてないです。まったくもって、隠せてないです」

 すかさず言われてしまった。……そっかぁ。わりとがんばっていたと思ったので悲しかった。

「そっか……」
「あっ、すみません。別に責めるわけじゃないですけど……とにかく、リアーナさんはとても凄い人です。ですから、もう少しそういった自覚を持て行動するべきだと思いますよ?」
「……でも、私あんまり常識がなくてね。ちょっと、それについては困っていたんだけど――」

 私がぽつりとそういうと、カイルくんは苦笑する。

「俺が良かったら相談には乗りますよ。村にいる間くらいになっちゃうかもしれませんけど」
「え? ほんと?」
「はい。ですから、気軽に言ってください」
「……ありがとね。それじゃあ、お礼にアイテムボックスの収納量を無制限にするね」
「それお礼の範疇超えてます! そ、そこまでしなくていいですから! もう十分ですから!」

 驚いたようにカイルくんがそういっていた。

____________________________________________________

あとがき



新作書きました! 気になる方は作者名をクリックして読んでくれたら嬉しいです!

内容としましては、ショタな少年がいじめられているところを青年冒険者に拾ってもらうような感じです!
ジャンルはファンタジーです! 視点は男主人公になっていますので、そこだけ気を付けてください!

『パーティーを追放された雑用係の少年、実は滅茶苦茶有能だった』

https://www.alphapolis.co.jp/novel/468674289/823387361


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