7 / 32
~性へ目覚め、覚醒する~
ムラムラと閃く思い
しおりを挟むある休日の夜、私は無性にムラムラしていた。
どうしてムラムラしているのか、その日を思い返す。
旦那様を朝見送った後、日頃の仕事疲れを取ろうと思って一眠りした。
一眠りしたら、寝汗をいっぱいかいたから、汗を流そうとゆっくりお風呂に入ったら…
気持ち良くて一時間くらい入浴した。
さっぱりした。
でも、さっぱりしたけど長風呂したために、身体が火照り過ぎて、冷ますためにタオルを巻いて…
そのまま裸でいたら…下着の締め付け感がなくて、楽で良いなと思って…
そのまま服を着ないでいたら…身体が開放的で楽だなと思って…
しばらく全裸のまま過ごそうと…お菓子食べながらゴロゴロして過ごした…。
そのままゴロゴロしていたら外が暗くなって来て…
気が付くと夕飯を作る時間になって、そのまま裸にエプロンして料理を作った。
…さっぱりして…気が緩んで…まったり過ごしたため?…
何だか分からないけど、ムラムラしている。
◆
夕食の準備が終わり、くつろぎながらムラムラの原因を考えていると、ちょうど旦那様が帰ってきた。
『これでムラムラとおさらばだ』と思いながら旦那様を迎える。
「ただいま」
「おかえり」
「!?…どうして裸?にエプロンなの?」
「…ん~楽だったから?」
「意味がわからないよ!服を着たら!」
「着ているよ。エプロン!」
「エプロンは服じゃない」
「あれ~もしかしてイライラしている?」
「イライラしていなよ!」
「ふ~ん、…御飯できているよ」
ムラムラしていることは、言葉にして言うのは恥ずかしかったから話さなかった。
夕食をテーブルに乗せていき、旦那様は着替えてテーブルに着く。
「いつまで裸エプロンなの?」
「わかんない」
「わかんないって」
「ん~やっぱりイライラしている」
「してない」
「機嫌よかったら、裸エプロンに喜んでガバっと抱きついてくるよ」
「そんなことはしない…」
「ん~…」
私はムラムラしていたが、全裸が楽だったので何となくそのまま裸エプロンでいたけど、旦那様の反応は無関心で、まだ機嫌が悪かった。
お互いの気持ちが別々で、話が詰まってしまってお互い無言で御飯を食べた。
私は無言のまま御飯を食べていても、頭の中がモヤっとしてムラムラが続いていた。
◆
後片付けをしながら、イライラ機嫌が悪い旦那様のことを考えながら、ムラムラの解消方法を考え込んでいた。
今、旦那様はお風呂に入っている。
私もお風呂に入ってリラックスしてからの、今の姿なんだなぁと思った。
「あ! そうか、そうすれば良いかも…」
何かが頭をよぎり閃いて思わず独り言を言ってしまった。
閃いて思いついた事をやることにした。
閃いて思いついた事とはマッサージ。
前に見たえろ動画のワンシーンが、頭の中にピッキーンと浮かび上がり思いついたものだ。
アロマを焚いて、旦那様のあそこを重点にマッサージして気持ち良くなってもらう。
そのマッサージをして機嫌を直し気分転換してもらい、私のムラムラも一緒に解消しようと思いついたのだ。
旦那様がお風呂に入っている内に、部屋に癒し効果があるアロマキャンドルを3つ焚いた。
◆
アロマの香りが部屋全体に満ちたころに、旦那様がお風呂から上がってきて、腰にタオルを巻いた姿を現れた。
「う~ん。何か癒される良い香りがする」
「でしょ。久しぶりにアロマ焚いたんだぁ。マッサージしてあげる」
「マッサージかぁ。じゃお願いでもするかぁ」
旦那様を寝そべられるくらい大きなソファに座ってもらい、肩を揉んだ。
「どう、きもちいい?」
「うん、解れていく感じがして、気持ちいい…」
肩揉みが気持ち良さそうで、だんだんリラックスしていく様子になった。
私は膝立ちになって、お腹を旦那様の背中に密着させて、なるべく肌と肌が触れるようにして、肩、首、上体を揉みほぐしていく。
「エプロンがゴワゴワするから外してくれない?」
「エプロン?いいよ。…人肌が恋しくなった?」
「ん。ん~ちがぅ…ちょっと…」
旦那様の機嫌が晴れてきてようだ。私はニコニコしながらエプロンを外し、身体を密着させて肩を揉む。
肩の凝りが解れて、旦那様は目を閉じ気持ち良さそうにウットリしている。隙をついて誘うように胸元を指先で摩った。
「きもちいい?」
「うん、きもちぃぃ」
腕を首元に絡めて期待を込めながら頬にチュをする。
「じゃ今度は仰向けに横になって」
ウットリしていた旦那様が仰向けに横になる。仰向けになった旦那様の様子が見えるように足の間に座わり、足をモミモミ揉みほぐす。
旦那様はより一層気持ち良さそうな表情になってくる。
えろ動画を見て勉強になったシーンを鮮明に思い出し、もっと誘うように、力を込めた揉みほぐしから、指先で優しく撫でるようする。
ふくろはぎから太ももに、太ももから股関節へと、くすぐるようにサワサワした感じでマッサージしていく。
サワサワ撫でていると、タオルで隠している股間のモコっとしている山が、大きな山になったり、小さな山になったりと、ピクンピクン動いている。
「うふふ。ピクンピクンしている山の正体は何かかなぁ」
私の期待に答えるようにモコっとしている山が、ピクンピクン反応して楽しくなった。
指先で摘まみ撫でるようにサワサワとマッサージする。
旦那様の表情がニターとなって、やがて無言のままニヤニヤした表情に変わっていく。
その表情が嬉しくなって、タオルの中に手を入れ、ピクンピクンしている正体を指先で優しく掴みなでる。
大小の山を作っていたものが、ビィーンと硬く膨張して立派な肉棒になった。
普段なら肉サオをシゴいてあげて、一気に気分が加速するところだが…今日は旦那様がイライラして機嫌が悪い。私はムラムラしている。
充分にマッサージをして、リラックスさせてイライラを解消してえっちな気分にさせる。
私もムラムラを解消するために、ここは我慢の為所だ。
大きくなった肉サオを、指でそっと触る感覚で絡めるようにサワサワ摩り、カリ肉を指の間が通るようにサワサワ擦り、亀頭の裏筋を親指でクルクル摩る。もう片手で、金袋、袋下をやさしく指先でサワサワ触る。
肉サオがビクン起きたり、ピタァンと寝たりして暴れ、それを追うように指でサワサワする。
「きもちいい?」
「うん…きもちいい…」
その返事を聞いて、とても嬉しくなった。
えろ動画で見たシーンを参考にマッサージをやっていたので、これが気持ち良いのか分からなかったからだ。
10
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる