地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~

かくろう

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無能な新人【sideハーカル】

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【sideハーカル】

 リンカニアという口うるさい説教女を追い出して数日。

 一流冒険者である俺達【純白の剣】は、更なるステップアップを踏む。

 今までよりもワンランク上の依頼をこなすため、魔の森で出現したというフォレストウルフの群を討伐しに出立した。

 もともとガンマランクに昇格したら直ぐにでも出発したかったが、新人のグレンが予想以上に使えないクズだったからだ。

 事前の準備はサボるし、何を準備するかも分かってないし、「俺に押し付けるな」とか逆ギレする始末だ。

 俺は速攻で首を言い渡すつもりだったが、シェリルが間に入ってなだめるので許してやることにした。

 だが俺をリーダーとして敬う事をしないグレンには、いずれ教育が必要になるだろう。

 
 まったく。せっかく説教女を追い出して人間関係スッキリ。戦力増強して心機一転と言った所だったのに水を差された気分だ。

 昔からあの女は何かと言えば「あーしろ」「こーしろ」と鬱陶しい事この上なかった。

 小さい頃は俺の後ろをちょこちょこついてきて可愛い一面もあったのに。

 年を追うにつれて小言の頻度は増えていき、可愛げがなくなって鬱陶しい面ばかりが目立つようになっていく。

 昔は「ハー君、ハー君」と俺を慕っていたくせにな。

 俺らが冒険者を目指す事なく、田舎の小さな村で生涯を終える選択をしていたら、あいつかシェリルと結婚していたに違いない。

 何しろ俺は村で一番のイケメンだったからな。都会に出てきてもそれは変わらなかった。

 見た目だけは良かったからそばに置いてやっていたが、冒険者になってから説教癖に拍車がかかって段々とウザったくなっていた。

 ◇◇◇


「おい新人ッ。なんで倒した魔物のアイテムちゃんと拾ってねぇんだよっ! 無駄足踏ませやがってっ」
「はあ⁉ ふざけんなボケッ! なんで俺だけの仕事になってるんだよ」

 新人のグレンが仕事をさぼってやがったのでベガルトが怒鳴り散らしている。

 だが俺も同意見だったので、その説教に乗っかることにした。




「君はバカか?。ドロップアイテムの回収は斥候の仕事が常識だろう?」

「そんな常識がどこにあるんだよっ! 戦闘後のドロップ確認はメンバー全員の仕事だ。討伐証明の切り取りもしない冒険者がどこにいるっ!」

 何を言ってるんだこのバカは。戦闘の最初以外大した役に立たない斥候がドロップを集めるのは常識だろう。

 それにコイツは斥候の仕事すらまともにしていない。

 戦闘前の警戒も穴だらけで魔物に不意打ちされるし、俺の攻撃サポートのために弓も打たないし、回復ポーションも言わないと使えない始末。

 更には野営を始めるタイミングになってもテントの設営も始めないし、食事の準備もしないときたもんだ。

 更にベガルトが不満を大声で口にする。

「おい新人っ。スープの一つも用意してねぇのかよ。野営の準備もトロクセェし、なにやってるんだ」
「はあ? 俺はお前のお母さんかよっ。だいたいなんで全部俺1人がやること前提なんだ。全員でやるのが常識だろうが」

「バカかテメェ。最初以外戦闘で役立たずの斥候が雑用をするのが常識だろうが」

 俺とベガルトはものの分かっていない新人に2人がかりで教育を施した。

 まったく、これだから新人は。テントの設営も食事の準備も、明日のルートの確認も今日のドロップや討伐証明の整理も、全部斥候の仕事なのは常識だろうが。


 前のパーティーで一体何をやっていたんだ。とんだハズレを引いちまった。

「ねえちょっとぉ。あんまり大声でケンカしないでよ。魔物に気付かれたらどうするの?」

「チッ」

 パーティーの空気は最悪だ。仕方なくベガルトをなだめ、その日は就寝した。






「おいどうなってるんだっ。どこにもいないじゃないかっ!」

 翌朝になり、俺達は目的のフォレストウルフの目撃場所まで足を運んでいたのだが、探せども探せども見つからなかった。

「なあおい。もしかして他の誰かがもう倒したんじゃないのか?」

「どういう意味だいグレン?」

 不機嫌そうに索敵の仕事をしているグレンは訳の分からないことをいう。

 フォレストウルフは俺達のような一流冒険者でなければ簡単に倒すことはできない強敵だ。

 だがそれを証明するかのように、目的の場所付近には激しい戦闘の痕と思われる大穴がいくつも空いている。

 もの凄い力でたたき折られた樹木の数々。炎で焼け焦げた黒い地面。

 そして、その中でも一番目立つのが何か凄まじい力のぶつかり合いがあったのか、巨大ドラゴンの体がまるごと入ろうかという半円形の大穴が空いている。

「確かに、ここで激しい戦闘があったのは確からしいな。だがフォレストウルフぐらいでこんな風になるか?」

「分からん。とにかくあと一時間捜索して見つからなかったら別のモンスターを狩るぞ。手ぶらで帰る訳にはいかないからね」

 俺達は手分けしてフォレストウルフを探し回ったが、結局一匹も見つかる事はなかった。

 魔の森は長い時間ウロついていい場所じゃない。

 まあ奥地に踏み込まなければ強力なモンスターは滅多に出ないし、大丈夫だろう。

『キシャアアアア……』

「え?」

「敵だっ! パ、パイロサーペントだとっ⁉ おい斥候ッ、なにやってるんだっ! 警戒はお前の仕事だろうがっ!」

 いきなり現れた魔物の唸り声で後ろを振り返る。いきなり現れた大型の蛇モンスター『パイロサーペント』。


 素早い動きで獲物に巻き付き、大木をへし折る強力な力で絞め殺してくる強敵だ。

 しかも三匹。だが……。

「落ち着け。俺達なら勝てない相手じゃない。落ち着いて対処するぞっ」
「おいおいリーダーッ。正気かよっ」

 もう戦いは始まっているというのに狼狽えている新人を叱咤し、メンバーに指示を出した。

◇◇◇

「はぁ、はぁ、はぁ……クソッ! どうしてだっ。たかがパイロサーペント三匹程度、どうしてこんなに時間がかかるっ」

 不意打ちだったとはいえ、これまで幾度も倒してきたモンスター相手に大苦戦を強いられた。


 それもこれも新人の斥候のせいだ。奴が仕事をしないからこうなった。

 怒鳴るのはベガルトの仕事だが、さすがの俺もこの怠慢には穏やかではいられなかった。

「グレン。なぜ索敵を怠った」

「はあ? 俺はちゃんとやっていたっ」

「だが敵に不意打ちをくらっただろう。あそこまで近づかれてどうして気が付かなかったんだ」

「仕方ねぇだろっ。四六時中スキルを発動するわけにはいかねぇし、ちゃんと前は警戒していた。後ろ方向に注意を払うのはお前ら全員で協力してやることだろうがっ」

「バカか君は。敵の警戒は斥候の仕事。そんな事は常識じゃないか。自分の怠慢を棚に上げてもっともらしいことで誤魔化すな。少なくともリンカニアはちゃんとやっていたぞ」

「はあ⁉ そんなバカな話があるかよっ!」

「それに、なんで弓を使わない? ダガーだけで戦おうとするのは何故だ」

「そうよぉ。おかげで魔法を無駄に多く使うハメになっちゃったじゃないのよ」

「俺は弓の訓練をしたことなんてねぇよ。そもそも持ってないだろうが。最初に気付けよ!」

「リンカニアはちゃんとやっていたぞ。斥候は索敵、遠距離からの牽制で俺達の攻撃をサポートするのが仕事じゃないか」


「それはあの女の戦闘スタイルがそうだったってだけだ。俺はもともと近距離専門だ。それに牽制なら投げナイフでちゃんとやっただろうがっ」

 いくら説教しても自分は悪くないの一点張り。呆れてものが言えないな。

 あの説教女ですらできていた事が、どうしてできないのか。

 結局フォレストウルフも見つからないし。たかがパイロサーペント三匹持ち帰ったところで大した金にもならない。魔石にならなかったから死体を持ち帰るしかない。

 今回の依頼は大損だ。ギルドに不手際による慰謝料を請求しなければ。

「クソが。大体お前らなぁ。野営の設置や食事の準備。見張りに索敵、牽制に誘い出し。なんでもかんでも全部俺に押し付けようとするんじゃねぇ」

「何を言っている。肝心の弱点看破を何故使わない」

「使ったよっ! ちゃんと弱点を伝えただろうが」
「弱点が分かってもそこを攻めるための戦略を立てるのもお前の仕事だよ」

「はあ??????」

 まったく埒があかないな。とんだハズレくじだ。まさかあの説教女より無能だとは。

 せっかく勢いのあるパーティーから引き抜いてきたのに、これじゃあの女の方がマシだった。

「とにかく、仕事をさぼった分は報酬から天引きする。今度はちゃんとやれ」

「……ッ」

 無能が。優秀な俺達の足を引っ張り続けるなら、こいつもすぐに首にして代わりを探さないといけない。まったく面倒だ。




「ねえちょっと。こっちに来て」

 無能な新人にうんざりしながら説教をしていると、周辺を探っていたシェリルの呼ぶ声がする。

「どうしたシェリル」
「これ見て」
「なんだこれ。壊れた馬車か? それに……」

「多分これ、あの子を運搬していた奴隷馬車よ。鉄格子がついてるし、人が焼けた跡がある。多分ここで戦闘があったのよ」

「鉄格子のひしゃげ具合からみて、噛み跡か……なるほど」

 グチャグチャに潰れた馬車の鉄格子には牙の噛み跡と思われる痕跡が無数に見つかった。

「ってことは、あの女食い殺されたってことか?」

「いいえ、ひょっとしたら生きてるかも」

「どうしてそう思う?」

「鉄格子の扉は鍵が空いてて、中には血の跡が残ってない」

「輸送してる奴らに出されたんじゃないのか?」

「輸送している奴隷を外に出す理由がどこにあるのよ。考えられるのは……」

 つまり、ここでフォレストウルフの襲撃があり、何者かがリンカニアを連れて逃げた……と、そういう事が言いたいらしい。

 囮にするための撒き餌に使われたかもしれないが、この女は否定をするとヒステリーを起こすから黙っておいた。

「そんな都合良くいくか? 相手はフォレストウルフだぞ?」

 奴らは必ず集団で動く。絶対に獲物を逃がさないために追い込みをかけるのだ。

 簡単に逃げ出せたとは思えない。

「これ見て。人間の血じゃない血痕が大量に残ってる」

 魔物の血は必ず赤以外になるという特性がある。

 青やら緑やら。色々なタイプがいるけど、フォレストウルフは青だ。

 確かに青い血痕がそこかしこに広がっている。時間が経って分かりにくくなっていたが、調べていくうちに10匹や20匹じゃ効かない量だと分かった。


「それに、この大穴の中に広がってるあと。有り得ない大きさよ。考えられるとしたら」

「イレギュラーかよ。さすがにそんなのが相手じゃ俺達にはどうしようもねぇな」

 まさか……。だとしたら。いやいや有り得ない。

「そんな事はどうでもいい。とにかく帰りがてら魔物を狩っていくぞ。このままじゃ大損だ」

 パイロサーペントは体がデカくて運びにくい。だが皮がそれなりに高く売れるので損を補填するためにも持って帰るしかない。

「そうね。これ以上考えても分かることはなさそうだし……。それに、もしあの子が生きていたら、私達の元に戻ってくるしかないもの。そのうち会えるでしょ」

「ふっ。そうだな。アイツは俺達がいないと何も出来ない。依存するしかない弱い女だからな」

「きっとたまたま高ランク冒険者が通りがかって助けてもらったのよ。あの子鈍くさいところあるし、今頃ダータルカーンに戻って私達を捜し回ってるかもしれないわ」

 あの女が帰ってきたら、態度次第で許してやってもいい。
 まあ顔は良いから雑用をやらせて、夜は愛人として囲ってやるか。

 どうしても聞き分けがないなら両手足を切り落として肉便器として使ってやる。

「そうかもな。とりあえず町に戻るか。まったく、新人は役に立たねぇし、肝心のフォレストウルフは見つからねぇしで散々だぜ」

 後ろから恨みがましい視線を送ってくるバカ新人を無視し、結局大した収穫もないまま帰る事になった。




 そして……。町に戻った俺達に、またもや悩みの種が降ってきやがった。





「もうガマンならねぇっ! 俺はパーティーを抜けさせてもらうっ!」

 無能なバカ新人が癇癪を起こし、パーティーを抜けると言い出しやがったのだ。

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