地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~

かくろう

文字の大きさ
17 / 150
11~20

無能な新人【sideハーカル】

しおりを挟む
【sideハーカル】

 リンカニアという口うるさい説教女を追い出して数日。

 一流冒険者である俺達【純白の剣】は、更なるステップアップを踏む。

 今までよりもワンランク上の依頼をこなすため、魔の森で出現したというフォレストウルフの群を討伐しに出立した。

 もともとガンマランクに昇格したら直ぐにでも出発したかったが、新人のグレンが予想以上に使えないクズだったからだ。

 事前の準備はサボるし、何を準備するかも分かってないし、「俺に押し付けるな」とか逆ギレする始末だ。

 俺は速攻で首を言い渡すつもりだったが、シェリルが間に入ってなだめるので許してやることにした。

 だが俺をリーダーとして敬う事をしないグレンには、いずれ教育が必要になるだろう。

 
 まったく。せっかく説教女を追い出して人間関係スッキリ。戦力増強して心機一転と言った所だったのに水を差された気分だ。

 昔からあの女は何かと言えば「あーしろ」「こーしろ」と鬱陶しい事この上なかった。

 小さい頃は俺の後ろをちょこちょこついてきて可愛い一面もあったのに。

 年を追うにつれて小言の頻度は増えていき、可愛げがなくなって鬱陶しい面ばかりが目立つようになっていく。

 昔は「ハー君、ハー君」と俺を慕っていたくせにな。

 俺らが冒険者を目指す事なく、田舎の小さな村で生涯を終える選択をしていたら、あいつかシェリルと結婚していたに違いない。

 何しろ俺は村で一番のイケメンだったからな。都会に出てきてもそれは変わらなかった。

 見た目だけは良かったからそばに置いてやっていたが、冒険者になってから説教癖に拍車がかかって段々とウザったくなっていた。

 ◇◇◇


「おい新人ッ。なんで倒した魔物のアイテムちゃんと拾ってねぇんだよっ! 無駄足踏ませやがってっ」
「はあ⁉ ふざけんなボケッ! なんで俺だけの仕事になってるんだよ」

 新人のグレンが仕事をさぼってやがったのでベガルトが怒鳴り散らしている。

 だが俺も同意見だったので、その説教に乗っかることにした。




「君はバカか?。ドロップアイテムの回収は斥候の仕事が常識だろう?」

「そんな常識がどこにあるんだよっ! 戦闘後のドロップ確認はメンバー全員の仕事だ。討伐証明の切り取りもしない冒険者がどこにいるっ!」

 何を言ってるんだこのバカは。戦闘の最初以外大した役に立たない斥候がドロップを集めるのは常識だろう。

 それにコイツは斥候の仕事すらまともにしていない。

 戦闘前の警戒も穴だらけで魔物に不意打ちされるし、俺の攻撃サポートのために弓も打たないし、回復ポーションも言わないと使えない始末。

 更には野営を始めるタイミングになってもテントの設営も始めないし、食事の準備もしないときたもんだ。

 更にベガルトが不満を大声で口にする。

「おい新人っ。スープの一つも用意してねぇのかよ。野営の準備もトロクセェし、なにやってるんだ」
「はあ? 俺はお前のお母さんかよっ。だいたいなんで全部俺1人がやること前提なんだ。全員でやるのが常識だろうが」

「バカかテメェ。最初以外戦闘で役立たずの斥候が雑用をするのが常識だろうが」

 俺とベガルトはものの分かっていない新人に2人がかりで教育を施した。

 まったく、これだから新人は。テントの設営も食事の準備も、明日のルートの確認も今日のドロップや討伐証明の整理も、全部斥候の仕事なのは常識だろうが。


 前のパーティーで一体何をやっていたんだ。とんだハズレを引いちまった。

「ねえちょっとぉ。あんまり大声でケンカしないでよ。魔物に気付かれたらどうするの?」

「チッ」

 パーティーの空気は最悪だ。仕方なくベガルトをなだめ、その日は就寝した。






「おいどうなってるんだっ。どこにもいないじゃないかっ!」

 翌朝になり、俺達は目的のフォレストウルフの目撃場所まで足を運んでいたのだが、探せども探せども見つからなかった。

「なあおい。もしかして他の誰かがもう倒したんじゃないのか?」

「どういう意味だいグレン?」

 不機嫌そうに索敵の仕事をしているグレンは訳の分からないことをいう。

 フォレストウルフは俺達のような一流冒険者でなければ簡単に倒すことはできない強敵だ。

 だがそれを証明するかのように、目的の場所付近には激しい戦闘の痕と思われる大穴がいくつも空いている。

 もの凄い力でたたき折られた樹木の数々。炎で焼け焦げた黒い地面。

 そして、その中でも一番目立つのが何か凄まじい力のぶつかり合いがあったのか、巨大ドラゴンの体がまるごと入ろうかという半円形の大穴が空いている。

「確かに、ここで激しい戦闘があったのは確からしいな。だがフォレストウルフぐらいでこんな風になるか?」

「分からん。とにかくあと一時間捜索して見つからなかったら別のモンスターを狩るぞ。手ぶらで帰る訳にはいかないからね」

 俺達は手分けしてフォレストウルフを探し回ったが、結局一匹も見つかる事はなかった。

 魔の森は長い時間ウロついていい場所じゃない。

 まあ奥地に踏み込まなければ強力なモンスターは滅多に出ないし、大丈夫だろう。

『キシャアアアア……』

「え?」

「敵だっ! パ、パイロサーペントだとっ⁉ おい斥候ッ、なにやってるんだっ! 警戒はお前の仕事だろうがっ!」

 いきなり現れた魔物の唸り声で後ろを振り返る。いきなり現れた大型の蛇モンスター『パイロサーペント』。


 素早い動きで獲物に巻き付き、大木をへし折る強力な力で絞め殺してくる強敵だ。

 しかも三匹。だが……。

「落ち着け。俺達なら勝てない相手じゃない。落ち着いて対処するぞっ」
「おいおいリーダーッ。正気かよっ」

 もう戦いは始まっているというのに狼狽えている新人を叱咤し、メンバーに指示を出した。

◇◇◇

「はぁ、はぁ、はぁ……クソッ! どうしてだっ。たかがパイロサーペント三匹程度、どうしてこんなに時間がかかるっ」

 不意打ちだったとはいえ、これまで幾度も倒してきたモンスター相手に大苦戦を強いられた。


 それもこれも新人の斥候のせいだ。奴が仕事をしないからこうなった。

 怒鳴るのはベガルトの仕事だが、さすがの俺もこの怠慢には穏やかではいられなかった。

「グレン。なぜ索敵を怠った」

「はあ? 俺はちゃんとやっていたっ」

「だが敵に不意打ちをくらっただろう。あそこまで近づかれてどうして気が付かなかったんだ」

「仕方ねぇだろっ。四六時中スキルを発動するわけにはいかねぇし、ちゃんと前は警戒していた。後ろ方向に注意を払うのはお前ら全員で協力してやることだろうがっ」

「バカか君は。敵の警戒は斥候の仕事。そんな事は常識じゃないか。自分の怠慢を棚に上げてもっともらしいことで誤魔化すな。少なくともリンカニアはちゃんとやっていたぞ」

「はあ⁉ そんなバカな話があるかよっ!」

「それに、なんで弓を使わない? ダガーだけで戦おうとするのは何故だ」

「そうよぉ。おかげで魔法を無駄に多く使うハメになっちゃったじゃないのよ」

「俺は弓の訓練をしたことなんてねぇよ。そもそも持ってないだろうが。最初に気付けよ!」

「リンカニアはちゃんとやっていたぞ。斥候は索敵、遠距離からの牽制で俺達の攻撃をサポートするのが仕事じゃないか」


「それはあの女の戦闘スタイルがそうだったってだけだ。俺はもともと近距離専門だ。それに牽制なら投げナイフでちゃんとやっただろうがっ」

 いくら説教しても自分は悪くないの一点張り。呆れてものが言えないな。

 あの説教女ですらできていた事が、どうしてできないのか。

 結局フォレストウルフも見つからないし。たかがパイロサーペント三匹持ち帰ったところで大した金にもならない。魔石にならなかったから死体を持ち帰るしかない。

 今回の依頼は大損だ。ギルドに不手際による慰謝料を請求しなければ。

「クソが。大体お前らなぁ。野営の設置や食事の準備。見張りに索敵、牽制に誘い出し。なんでもかんでも全部俺に押し付けようとするんじゃねぇ」

「何を言っている。肝心の弱点看破を何故使わない」

「使ったよっ! ちゃんと弱点を伝えただろうが」
「弱点が分かってもそこを攻めるための戦略を立てるのもお前の仕事だよ」

「はあ??????」

 まったく埒があかないな。とんだハズレくじだ。まさかあの説教女より無能だとは。

 せっかく勢いのあるパーティーから引き抜いてきたのに、これじゃあの女の方がマシだった。

「とにかく、仕事をさぼった分は報酬から天引きする。今度はちゃんとやれ」

「……ッ」

 無能が。優秀な俺達の足を引っ張り続けるなら、こいつもすぐに首にして代わりを探さないといけない。まったく面倒だ。




「ねえちょっと。こっちに来て」

 無能な新人にうんざりしながら説教をしていると、周辺を探っていたシェリルの呼ぶ声がする。

「どうしたシェリル」
「これ見て」
「なんだこれ。壊れた馬車か? それに……」

「多分これ、あの子を運搬していた奴隷馬車よ。鉄格子がついてるし、人が焼けた跡がある。多分ここで戦闘があったのよ」

「鉄格子のひしゃげ具合からみて、噛み跡か……なるほど」

 グチャグチャに潰れた馬車の鉄格子には牙の噛み跡と思われる痕跡が無数に見つかった。

「ってことは、あの女食い殺されたってことか?」

「いいえ、ひょっとしたら生きてるかも」

「どうしてそう思う?」

「鉄格子の扉は鍵が空いてて、中には血の跡が残ってない」

「輸送してる奴らに出されたんじゃないのか?」

「輸送している奴隷を外に出す理由がどこにあるのよ。考えられるのは……」

 つまり、ここでフォレストウルフの襲撃があり、何者かがリンカニアを連れて逃げた……と、そういう事が言いたいらしい。

 囮にするための撒き餌に使われたかもしれないが、この女は否定をするとヒステリーを起こすから黙っておいた。

「そんな都合良くいくか? 相手はフォレストウルフだぞ?」

 奴らは必ず集団で動く。絶対に獲物を逃がさないために追い込みをかけるのだ。

 簡単に逃げ出せたとは思えない。

「これ見て。人間の血じゃない血痕が大量に残ってる」

 魔物の血は必ず赤以外になるという特性がある。

 青やら緑やら。色々なタイプがいるけど、フォレストウルフは青だ。

 確かに青い血痕がそこかしこに広がっている。時間が経って分かりにくくなっていたが、調べていくうちに10匹や20匹じゃ効かない量だと分かった。


「それに、この大穴の中に広がってるあと。有り得ない大きさよ。考えられるとしたら」

「イレギュラーかよ。さすがにそんなのが相手じゃ俺達にはどうしようもねぇな」

 まさか……。だとしたら。いやいや有り得ない。

「そんな事はどうでもいい。とにかく帰りがてら魔物を狩っていくぞ。このままじゃ大損だ」

 パイロサーペントは体がデカくて運びにくい。だが皮がそれなりに高く売れるので損を補填するためにも持って帰るしかない。

「そうね。これ以上考えても分かることはなさそうだし……。それに、もしあの子が生きていたら、私達の元に戻ってくるしかないもの。そのうち会えるでしょ」

「ふっ。そうだな。アイツは俺達がいないと何も出来ない。依存するしかない弱い女だからな」

「きっとたまたま高ランク冒険者が通りがかって助けてもらったのよ。あの子鈍くさいところあるし、今頃ダータルカーンに戻って私達を捜し回ってるかもしれないわ」

 あの女が帰ってきたら、態度次第で許してやってもいい。
 まあ顔は良いから雑用をやらせて、夜は愛人として囲ってやるか。

 どうしても聞き分けがないなら両手足を切り落として肉便器として使ってやる。

「そうかもな。とりあえず町に戻るか。まったく、新人は役に立たねぇし、肝心のフォレストウルフは見つからねぇしで散々だぜ」

 後ろから恨みがましい視線を送ってくるバカ新人を無視し、結局大した収穫もないまま帰る事になった。




 そして……。町に戻った俺達に、またもや悩みの種が降ってきやがった。





「もうガマンならねぇっ! 俺はパーティーを抜けさせてもらうっ!」

 無能なバカ新人が癇癪を起こし、パーティーを抜けると言い出しやがったのだ。

しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

異世界から日本に帰ってきたら魔法学院に入学 パーティーメンバーが順調に強くなっていくのは嬉しいんだが、妹の暴走だけがどうにも止まらない!

枕崎 削節
ファンタジー
〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕 タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】 3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!

異世界転移したら、神の力と無敵の天使軍団を授かったんだが。

猫正宗
ファンタジー
白羽明星は気付けば異世界転移しており、背に純白の六翼を生やした熾天使となっていた。 もともと現世に未練などなかった明星は、大喜びで異世界の大空を飛び回る。 すると遥か空の彼方、誰も到達できないほどの高度に存在する、巨大な空獣に守られた天空城にたどり着く。 主人不在らしきその城に入ると頭の中にダイレクトに声が流れてきた。 ――霊子力パターン、熾天使《セラフ》と認識。天界の座マスター登録します。……ああ、お帰りなさいルシフェル様。お戻りをお待ち申し上げておりました―― 風景が目まぐるしく移り変わる。 天空城に封じられていた七つの天国が解放されていく。 移り変わる景色こそは、 第一天 ヴィロン。 第二天 ラキア。 第三天 シャハクィム。 第四天 ゼブル。 第五天 マオン。 第六天 マコン。 それらはかつて天界を構成していた七つの天国を再現したものだ。 気付けば明星は、玉座に座っていた。 そこは天の最高位。 第七天 アラボト。 そして玉座の前には、明星に絶対の忠誠を誓う超常なる存在《七元徳の守護天使たち》が膝をついていたのだった。 ――これは異世界で神なる権能と無敵の天使軍団を手にした明星が、調子に乗ったエセ強者を相手に無双したり、のんびりスローライフを満喫したりする物語。

異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部
ファンタジー
 2XXX年、X月。  俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。  そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。  その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。  俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。  これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。

ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話

ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。 異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。 「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」 異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

異世界帰還者の気苦労無双録~チートスキルまで手に入れたのに幼馴染のお世話でダンジョン攻略が捗らない~

虎柄トラ
ファンタジー
 下校帰りに不慮の事故に遭い命を落とした桜川凪は、女神から開口一番に異世界転生しないかと勧誘を受ける。  意味が分からず凪が聞き返すと、女神は涙ながらに異世界の現状について語り出す。  女神が管理する世界ではいま魔族と人類とで戦争をしているが、このままだと人類が負けて世界は滅亡してしまう。  敗色濃厚なその理由は、魔族側には魔王がいるのに対して、人類側には勇者がいないからだという。  剣と魔法が存在するファンタジー世界は大好物だが、そんな物騒な世界で勇者になんてなりたくない凪は断るが、女神は聞き入れようとしない。  一歩も引かない女神に対して凪は、「魔王を倒せたら、俺を元の身体で元いた世界に帰還転生させろ」と交換条件を提示する。  快諾した女神と契約を交わし転生した凪は、見事に魔王を打ち倒して元の世界に帰還するが――。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

処理中です...