超好みな奴隷を買ったがこんな過保護とは聞いてない

兎騎かなで

文字の大きさ
89 / 91
第四章 ダンジョン騒動編

☆46 赤面するくらいなら最初からやるなって

しおりを挟む
 カイルは目元を赤く染めて、口元を手で隠した。

「……そうだな。俺も途中から興が乗りすぎて、やりすぎてしまった自覚がある」
「自覚があるなら、デザインを交換しときゃよかったのに」
「だが……どうしても着ているところを見たかったんだ……」

 いつになく歯切れの悪い返事に、こっちまで恥ずかしさのボルテージが上がってきちまう。

 そうか、どうしても見たくなっちゃったのか……そんなに望まれちゃあ、仕方ないか。

 俺は意を決して、シーツの下から飛び出した。目を見開くカイルにじっくり見る隙を与えないくらいに素早く、彼の胸板目掛けて抱きつく。

 ベッド脇に立っていたカイルは体勢を崩し、ベッドの端に膝立ちになった。

「イツキ……っ」

 俺の恥ずかしさを思い知れとばかりに、ぎゅうぎゅう力を込めて逞しい体を抱きしめる。背中側に回ったカイルの手が素肌に触れた。ああ、これじゃ前を隠せても尻が隠せねえ!

「綺麗だな。白い紐がクリーム色の肌によく映える……それに、尻尾にも」

 もう片方の手で尻尾を包まれて、ゆっくりと揉みしだかれる。

 それだけで、ぞわぞわと波のように快感が腰を伝ってきて、はしたなく愚息が勃ち上がりそうになった。

「……っ!」
「可愛らしくていやらしい……」

 背中の手が降りてきて、腰に結ばれたリボンに沿うように、素肌を撫でられる。うっ、尻も揉まれた……っ!

 その間も尻尾を弄られ続けて、びくびくと腰が跳ねてしまう。

「アンタ、ほんと、尻尾好きだな……っ?」
「なかなか触らせてくれなかったせいか、余計に気に入ってしまった。今日は嫌がらないんだな」
「んっ……」

 敏感な場所だから、あんまり触られて、尻尾なんかで乱れすぎちまうのが怖かったんだが……

 カイルが好きだって言うから、今日くらいは存分に触らせてやろうと思ったんだよ。

 震えながらも抵抗しない俺を見て、カイルは色っぽいため息をつく。

 尻を撫でていた指先が、尻の狭間まで降りてくる。魔法でぬめりけを帯びた指は、谷の間を行き来しながら蕾の位置を探り当てた。

「……ぁ」

 抱かれるのに慣れた体は、カイルの指を簡単に迎え入れた。

 ふちを内側から刺激されて、尻尾をもみもみされると、腰の奥のほうからじわりと熱が発生する。

「あ、あ……っ」

 カイルに敏感な内壁を探られるたびに、腰から背骨へと熱が昇っていき、頭までとっぷりと快感の泉に漬けられてしまう。

「カイルぅ……っ!」
「どうした、いつもより反応がいい」
「だから、尻尾は感じすぎっ、ちまうんだってえ、んっ!」

 直接快感を産む装置にでもアクセスされているかのように感じる。尻尾には、快感を届ける神経が張り巡らされているらしい。

 気がつくと、先走りで濡れた雄が頼りない布を押し上げて、テントの先の部分が余計にスケスケになっていた。

「このまま達せるのではないか?」
「あ、やめ……っ!」

 尻尾の毛をかけわけて、器用な指先が地肌をなぞっていく。あ、だからダメだって……!

「ひん……っ! やだ、あ!」

 直接脳内に快楽を流し込まれたような、強烈な感覚が腹の底から噴き出す。俺は腕を突っ張り、カイルの指先から逃れようとした。

「っ、イツキ、危ない」

 後ろに倒れこみそうになってカイルが支えようとするが、一方の指は腹の中、一方は尻尾を掴んでいる。

 思いきり前立腺に指先が当たり、尻尾を握られながら俺は逐上した。

「っあぁ! んああぁん!」

 吐き出された白濁は、ベッタリとサテンのような生地を汚す。

 カイルのみぞおちあたりに顔を埋めて、ぐったりと寄りかかった。

「ぁ、はあぁ……っ」
「大丈夫か、イツキ」

 気持ちいいだけだったんだが、慣れないことをしたから気力がごっそり抜け落ちていった。

 ようやく尻尾と尻が解放されて、崩れ落ちるようにしてベッドに倒れこむ。

 カイルはシャツを脱ぎ捨て下も脱ぐと、ベッドに乗り上がり俺の上に覆い被さってきた。俺の様子を確認しながらちゅっちゅと顔にキスを落とし、やがて唇にたどり着く。

「ん……っ、ふ」

 性急な動きで口内を探られて、胸元に手を当てた。カイルの心臓がドクドクと高鳴っているのが、手のひら越しに伝わってくる。

「あ、は……んっ!」

 口の中を舌先でねぶられて、下腹にまた熱が溜まっていく。べっとりと濡れたままの雄芯が、性懲りもなく硬さを持ちはじめちまう。

「あ、カイル……」

 唇を解放されたと思ったら、すぐに次の場所を責められる。つややかな布をツンと押し上げる両胸の尖りを、カイルの指先が摘んだ。

「……っ」
「布越しでも尖っているのがよくわかる」
「言うなよ……っあ」

 押されたり摘まれたりするたびに、くすぐったいようなもっとしてほしいような、そんな感覚がずっと続いている。

 胸ばっかり触ってほしくなくて、ベッドの上にずり上がるけれど、カイルの指先は執拗に追いかけてきた。

「あ、もう……」
「どうした。どうしてほしい?」

 聞かれて、はたと気づいた。そうだった、今日は恥ずかしいからって言い訳しないで、カイルにやってやりたいことがあるんだった。

 俺はカイルの腕を掴んで起き上がり、彼の肩を押してシーツへと下ろした。

「イツキ?」
「アンタはじっとしててくれ。今日は……俺がやるから」

 せっかくの初夜だし、サービスしてやるよ。そう強気に考えてないと、挫けてしまいそうだ。

 俺はカイルの腰の上に跨がると、窮屈そうに布を押し上げている屹立を手のひらで包む。

「……っ」
「アンタを気持ちよくしてやりたいんだ……黙って見てろよな」

 カイルのシャツを上から順にボタンを外して、下もくつろげる。ぶるんと飛び出した剛直を、生唾を飲み込んでからしっかりと握った。
しおりを挟む
感想 150

あなたにおすすめの小説

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている

飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話 アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。 無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。 ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。 朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。 連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。 ※6/20追記。 少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。 今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。 1話目はちょっと暗めですが………。 宜しかったらお付き合い下さいませ。 多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。 ストックが切れるまで、毎日更新予定です。

獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果

ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。 そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。 2023/04/06 後日談追加

「今夜は、ずっと繋がっていたい」というから頷いた結果。

猫宮乾
BL
 異世界転移(転生)したワタルが現地の魔術師ユーグと恋人になって、致しているお話です。9割性描写です。※自サイトからの転載です。サイトにこの二人が付き合うまでが置いてありますが、こちら単独でご覧頂けます。

獣人将軍のヒモ

kouta
BL
巻き込まれて異世界移転した高校生が異世界でお金持ちの獣人に飼われて幸せになるお話 ※ムーンライトノベルにも投稿しています

悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで

二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。