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5、三男の分身
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意識はあるのに現実にはないという不思議な状態らしいが、特に違和感はない。
今はアバターと呼ばれるものがないため意識だけだが、それも直ぐに作れるようだ。
「こんにちは。旅人様」
「あ、こんにちは」
『Seek Freedom Online』、略して『SFO』では、プレイヤーは旅人と称されるらしく、現れた人にそう声をかけられた。
「運営の方、ですか?」
「イエスと答えましょう。運営、GM。SFOでは神の使いと称されています」
少し癖のある人のようだが、悪い人ではないらしい。声からして女性のようだが、見た目が中性的で微妙なところである。
「これから、旅人様のアバターを作成します。アバター、分身体。もう一つの自分です」
「はい」
「SFOでは、リアルモードとバーチャルモードが存在しています。リアル、現実。リアルモードは現実そのままの姿形、能力、運、技能でゲームが開始されます。もちろん成長はします。ただし、現実の自分がバレてしまうかもしれないという危険もあります。とはいえ、私たち運営は常にゲーム内を監視しておりますので、この場では騙せても、ゲーム内の態度が悪かったり他者に対して悪影響を及ぼしかねない者に対しては、随時警告などをさせて頂いております」
ここまでよろしいですか?
頭の中で情報を整理しながら、はいと頷く。これが先程広葉が言っていたことか。
「次に、バーチャルモードです。バーチャル、幻想。このモードでは姿形も、能力も、技能も一からの作成となります。好きなように弄れますが、弄りすぎると現実とのギャップに苦労するかと。ステータスは固定で、好きなステータスにプラス2をして開始となります。運は現実を反映します。ここだけリアルですね」
なるほど、と頷いて考えはしたのだが、正直ゲーム初心者がアバターを作ったところで上手く動かせる気がしなかった。
母から貰った瞳をいじる気もまた、なかった。
「どちらになさいますか?」
「リアルモードでお願いします」
「おや、珍しい」
リアルモードはアバターを作れない。この時点で、バーチャルモードを選択する人が多いらしい。とはいえ、広葉もまたリアルモードなため、少数ではいるが存在している。
「アバターを作成しました。少し動いてみてください」
すっと視線を向ける、首を傾げてから、首があることを確認した。手を持ち上げても足を動かしても、現実の自分のままの姿に少し驚いた。
運営さんが出した姿見を見ても、白いシャツに黒いズボンを着た俺の姿が写っているだけであった。
瞳の青は澄んだ海の色で、母の色のまま、望んだ色そのものだった。
「ありがとうございます」
「…?なぜ、お礼を言うのですか?」
「俺の望んだ色を、くれたので」
「…ああ、綺麗な色ですね」
まるで、海の色です。
そう言った運営さんの言葉に、俺は瞳を指すように当てていた指を下ろして笑った。人にそう言われるのは、とても嬉しかった。
「はい。大好きな、色なんです」
「そう、ですか」
何故か運営さんが少し吃っていたが、コホンという咳払いにハッとして話を聞く体制になる。
「さて、次は種族を決めてもらいます。種族、人種。とはいえ、人だけではありませんが」
「種族、ですか」
「説明致しますか?」
「いえ、人でいいです。人以外になっても、上手く動かせないと思うので」
「分かりました」
照れを含ませて苦笑したら、運営さんも少し微笑んで返してくれた。
やはり優しい人みたいだ。
「種族が決定したので、職業を選びましょう。SFOでは、メイン職業とサブ職業があり、初期職業は固定です。後に転職で変えることができます」
「なるほど」
運営さんの説明とともに、初期職業一覧を載せたプレートのようなものがが俺の視界に入ってきた。確かにこれは口頭説明では多いな。
剣士、魔法士、闘士と続く中で、ふとテイマーとサモナーという文字が映る。このふたつ似てないか?
「テイマーとサモナーってどう違うんですか?」
「答えます。テイマーは魔物を手なずけ、従魔とします。サモナーは魔物を召喚し、召喚獣とします。従魔は一度テイムすればその後MP消費はなく呼び出せますが、数は6体までとなっています。サモナーは一度の召喚につきMP消費があり、召喚獣は一度の戦闘で帰ってしまいますが、数に制限はありません」
「なるほど。ありがとうございます」
再び初期職業一覧に目を通していると、生産職の中に生産者という文字を見つける。
「すみません。生産者って、なんですか?」
「答えます。生産者とは、あらゆる生産職を行うことができる職業です。ただし、バーチャルモードだろうとその技能と運と生産力は現実に値します。この職業だけ、リアルモード、ということです。スキルによって生産できるものは増えますが、スキルがあっても本人の器用さや技能が追いつかなければ生産はできませんので、ご注意を」
「へぇ、面白いですね」
バーチャルモードを選んだ者にとっては落とし穴とも言えるであろうそれに、少し興味を覚えた。調理師や錬金師、針子、調合師など、やりたいものは多いのに職業固定では出来ないなぁと思っていたからな。渡りに船というものだ。
「決めました。生産者をメインに、テイマーをサブにします」
「畏まりました。設定致します」
後に知ったのだが、SFO内において、この二職は不遇職とも呼ばれているらしい。説明にはなかったものの、テイマーは魔物に好かれることがまず困難であり、一部のプレイヤーからは不可能に近いとさえ言われているからだ。もちろんいるにはいるが、重度のゲーマーほどバーチャルモードであり、その時点で魔物に対する魅力値は下がるからである。これは、リアルモードを選ぶことが身バレなどの危険を含んでいるからこその待遇とも言えよう。もちろん、バーチャルモードのアバターが作られたものである、という要因もあるのだが。
まぁ、結果的には俺にとっての最高の二職だったのだが、今は置いておいてくれ。
「次に、スキルを選択してください。ステータス、と言えば現在のステータスが見られます。ステータスオープンと言えば他者にも見えるようになります」
「なるほど…。ステータス」
すると、フォンと軽い音とともにまた視界にプレートが浮かび、文字が現れる。
左に俺の全体像が、右に各ステータス値とスキルなどが表示されている。
何故かスキルがついた状態で。
「えっと、既にスキルがあるのはどうしたら…」
「答えます。リアルモードの方は時々現実の技能をスキル化したものが現れますので、それかと。問題はありませんので、スキル一覧から、10個お取りください。ちなみに、種族スキルはランダムなため、職業スキルとその他のみの選択となります」
「分かりました。ありがとうございます。あと、ギフトってなんですか?」
「ギフトは現実の旅人様をヘッドギアが誇るネットツールにて調べ、相応しいものをお送りしています。これはバーチャルモードの方も同様です。もちろん、情報は外に漏れることはありません」
「なるほど。ありがとうございます」
スキル一覧は確かに職業スキルとその他のスキルのみであり、数は初期スキルだからであろうか、広葉の話よりは少なかった。
生産者スキル、意外と持ってるやつあるんだな。ギフトは一つ本当に俺にあったものか?と思うものもあるが、まぁ今は置いておこう。
再びスキル一覧に視線をやる。スキル名が書かれてある部分に触れることで詳細と取得するか否かについての選択肢が現れる。
10分ほどかけてスキルを選び、再度確認してから運営さんに声をかけた。
「終わりました」
「畏まりました。念の為、ステータスオープンと唱えて頂けますか?」
「はい」
ステータスオープン
その声と共に運営さんの目にも俺のステータスが見えるようになったらしいが、正直分からない。
まあ運営さんが目の前のプレートを見て目を見開いたので、見えてはいるのだろう。
その反応に引っかかるところはあるがな。
「…え」
「え、あの。どこか変ですか?」
「変、と言いますか。随分と生産者のスキルが多かったので、バグかと」
思われ、と呟かれたが、それはきっと既にあったスキルだろう。自分で言うのもなんだが、多かったからな。
「ああ、もともとあったやつですか?」
ゲーム初心者は知らない。初期スキルの少なさにどうやりくりしようかという初期の悩みを。だからこそ初期スキル選びは慎重に、という暗黙の了解を。
もちろん、普段広葉はゲームの説明をしてくれるのだが、ある程度遊んでからの説明がほとんどなので、俺はこのことを知らなかったわけなのだが。
「あ、いえ。それならば、はい、大丈夫です」
「そうですか?良かった」
いろいろ手を出してたからなぁ。さすがに錬金とかはなかったから取ったけど。
苦笑しながらそう考える。
ふと運営さんを見ると、目に疑問と興味が浮かんでいた。多趣味なだけです。
「それでは最後に、旅人様の名前を決めましょう。名前、固有名。その名で呼ばれるので、お好きな名前をどうぞ。ついでに、リアリティの度合いとPvP、PKの有無を決めてください。リアリティについて、説明致しますか?」
「いえ、大丈夫です。名前はカスミ、でお願いします。カタカナで、カスミで。リアリティは無し、PvPとPKも無しでお願いします」
「畏まりました。設定致します」
全ての項目が埋まったことで、俺のアバターは完成した。後にして思えば、初期としては異常とも言えるが、戦闘力は現実同様無いアバターであった。
ゲームでも、戦闘力はないらしい。とほほ。
【プレイヤー名】 カスミ
【種族】ヒューマン
【職業 】メイン《生産者(一次職)》
サブ《テイマー(一次職)》
【レベル】1
【HP】120
【MP】150
【STR】12
【VIT】18
【DEX】36
【AGI】24
【INT】22
【MND】25
【LUK】50
【スキル】
《種族》
器用Lv1、幸運Lv1、成長促進(限)Lv1
《生産者》
採取Lv1、採掘Lv1、釣りLv1、細工Lv1、裁縫Lv1、料理Lv1、調合Lv1、錬金Lv1、合成Lv1、抽出Lv1、乾燥Lv1、農業Lv1、分解Lv1、加工Lv1、掃除Lv1
《テイマー》
テイムLv1、調教Lv1、治癒(限)Lv1、回復(限)Lv1
《その他》
回避Lv1、交渉Lv1、鑑定Lv1、隠匿Lv1
【ギフト】
『器用の極意』
『愛されし魅力』
【称号】
なし
【装備】
旅人の服、旅人のズボン、旅人の靴、革の鞭、獣毛のブラシ
【所持金】
10000リン
ーーーーーーーー
【補足コーナー】
バーチャルモード選択者のレベル1における基本ステータスを載せておきます。
【レベル】1
【HP】150
【MP】100
【STR】20
【VIT】20
【DEX】20
【AGI】20
【INT】20
【MND】20
【LUK】20
ここにプラス2でスタートです。カスミは戦闘系以外は有能です。ただし弱いのとHPが少ないです。
スキルやギフトに関しては今後の話の中で説明するかな、と思うのでしばしお待ちください。
今はアバターと呼ばれるものがないため意識だけだが、それも直ぐに作れるようだ。
「こんにちは。旅人様」
「あ、こんにちは」
『Seek Freedom Online』、略して『SFO』では、プレイヤーは旅人と称されるらしく、現れた人にそう声をかけられた。
「運営の方、ですか?」
「イエスと答えましょう。運営、GM。SFOでは神の使いと称されています」
少し癖のある人のようだが、悪い人ではないらしい。声からして女性のようだが、見た目が中性的で微妙なところである。
「これから、旅人様のアバターを作成します。アバター、分身体。もう一つの自分です」
「はい」
「SFOでは、リアルモードとバーチャルモードが存在しています。リアル、現実。リアルモードは現実そのままの姿形、能力、運、技能でゲームが開始されます。もちろん成長はします。ただし、現実の自分がバレてしまうかもしれないという危険もあります。とはいえ、私たち運営は常にゲーム内を監視しておりますので、この場では騙せても、ゲーム内の態度が悪かったり他者に対して悪影響を及ぼしかねない者に対しては、随時警告などをさせて頂いております」
ここまでよろしいですか?
頭の中で情報を整理しながら、はいと頷く。これが先程広葉が言っていたことか。
「次に、バーチャルモードです。バーチャル、幻想。このモードでは姿形も、能力も、技能も一からの作成となります。好きなように弄れますが、弄りすぎると現実とのギャップに苦労するかと。ステータスは固定で、好きなステータスにプラス2をして開始となります。運は現実を反映します。ここだけリアルですね」
なるほど、と頷いて考えはしたのだが、正直ゲーム初心者がアバターを作ったところで上手く動かせる気がしなかった。
母から貰った瞳をいじる気もまた、なかった。
「どちらになさいますか?」
「リアルモードでお願いします」
「おや、珍しい」
リアルモードはアバターを作れない。この時点で、バーチャルモードを選択する人が多いらしい。とはいえ、広葉もまたリアルモードなため、少数ではいるが存在している。
「アバターを作成しました。少し動いてみてください」
すっと視線を向ける、首を傾げてから、首があることを確認した。手を持ち上げても足を動かしても、現実の自分のままの姿に少し驚いた。
運営さんが出した姿見を見ても、白いシャツに黒いズボンを着た俺の姿が写っているだけであった。
瞳の青は澄んだ海の色で、母の色のまま、望んだ色そのものだった。
「ありがとうございます」
「…?なぜ、お礼を言うのですか?」
「俺の望んだ色を、くれたので」
「…ああ、綺麗な色ですね」
まるで、海の色です。
そう言った運営さんの言葉に、俺は瞳を指すように当てていた指を下ろして笑った。人にそう言われるのは、とても嬉しかった。
「はい。大好きな、色なんです」
「そう、ですか」
何故か運営さんが少し吃っていたが、コホンという咳払いにハッとして話を聞く体制になる。
「さて、次は種族を決めてもらいます。種族、人種。とはいえ、人だけではありませんが」
「種族、ですか」
「説明致しますか?」
「いえ、人でいいです。人以外になっても、上手く動かせないと思うので」
「分かりました」
照れを含ませて苦笑したら、運営さんも少し微笑んで返してくれた。
やはり優しい人みたいだ。
「種族が決定したので、職業を選びましょう。SFOでは、メイン職業とサブ職業があり、初期職業は固定です。後に転職で変えることができます」
「なるほど」
運営さんの説明とともに、初期職業一覧を載せたプレートのようなものがが俺の視界に入ってきた。確かにこれは口頭説明では多いな。
剣士、魔法士、闘士と続く中で、ふとテイマーとサモナーという文字が映る。このふたつ似てないか?
「テイマーとサモナーってどう違うんですか?」
「答えます。テイマーは魔物を手なずけ、従魔とします。サモナーは魔物を召喚し、召喚獣とします。従魔は一度テイムすればその後MP消費はなく呼び出せますが、数は6体までとなっています。サモナーは一度の召喚につきMP消費があり、召喚獣は一度の戦闘で帰ってしまいますが、数に制限はありません」
「なるほど。ありがとうございます」
再び初期職業一覧に目を通していると、生産職の中に生産者という文字を見つける。
「すみません。生産者って、なんですか?」
「答えます。生産者とは、あらゆる生産職を行うことができる職業です。ただし、バーチャルモードだろうとその技能と運と生産力は現実に値します。この職業だけ、リアルモード、ということです。スキルによって生産できるものは増えますが、スキルがあっても本人の器用さや技能が追いつかなければ生産はできませんので、ご注意を」
「へぇ、面白いですね」
バーチャルモードを選んだ者にとっては落とし穴とも言えるであろうそれに、少し興味を覚えた。調理師や錬金師、針子、調合師など、やりたいものは多いのに職業固定では出来ないなぁと思っていたからな。渡りに船というものだ。
「決めました。生産者をメインに、テイマーをサブにします」
「畏まりました。設定致します」
後に知ったのだが、SFO内において、この二職は不遇職とも呼ばれているらしい。説明にはなかったものの、テイマーは魔物に好かれることがまず困難であり、一部のプレイヤーからは不可能に近いとさえ言われているからだ。もちろんいるにはいるが、重度のゲーマーほどバーチャルモードであり、その時点で魔物に対する魅力値は下がるからである。これは、リアルモードを選ぶことが身バレなどの危険を含んでいるからこその待遇とも言えよう。もちろん、バーチャルモードのアバターが作られたものである、という要因もあるのだが。
まぁ、結果的には俺にとっての最高の二職だったのだが、今は置いておいてくれ。
「次に、スキルを選択してください。ステータス、と言えば現在のステータスが見られます。ステータスオープンと言えば他者にも見えるようになります」
「なるほど…。ステータス」
すると、フォンと軽い音とともにまた視界にプレートが浮かび、文字が現れる。
左に俺の全体像が、右に各ステータス値とスキルなどが表示されている。
何故かスキルがついた状態で。
「えっと、既にスキルがあるのはどうしたら…」
「答えます。リアルモードの方は時々現実の技能をスキル化したものが現れますので、それかと。問題はありませんので、スキル一覧から、10個お取りください。ちなみに、種族スキルはランダムなため、職業スキルとその他のみの選択となります」
「分かりました。ありがとうございます。あと、ギフトってなんですか?」
「ギフトは現実の旅人様をヘッドギアが誇るネットツールにて調べ、相応しいものをお送りしています。これはバーチャルモードの方も同様です。もちろん、情報は外に漏れることはありません」
「なるほど。ありがとうございます」
スキル一覧は確かに職業スキルとその他のスキルのみであり、数は初期スキルだからであろうか、広葉の話よりは少なかった。
生産者スキル、意外と持ってるやつあるんだな。ギフトは一つ本当に俺にあったものか?と思うものもあるが、まぁ今は置いておこう。
再びスキル一覧に視線をやる。スキル名が書かれてある部分に触れることで詳細と取得するか否かについての選択肢が現れる。
10分ほどかけてスキルを選び、再度確認してから運営さんに声をかけた。
「終わりました」
「畏まりました。念の為、ステータスオープンと唱えて頂けますか?」
「はい」
ステータスオープン
その声と共に運営さんの目にも俺のステータスが見えるようになったらしいが、正直分からない。
まあ運営さんが目の前のプレートを見て目を見開いたので、見えてはいるのだろう。
その反応に引っかかるところはあるがな。
「…え」
「え、あの。どこか変ですか?」
「変、と言いますか。随分と生産者のスキルが多かったので、バグかと」
思われ、と呟かれたが、それはきっと既にあったスキルだろう。自分で言うのもなんだが、多かったからな。
「ああ、もともとあったやつですか?」
ゲーム初心者は知らない。初期スキルの少なさにどうやりくりしようかという初期の悩みを。だからこそ初期スキル選びは慎重に、という暗黙の了解を。
もちろん、普段広葉はゲームの説明をしてくれるのだが、ある程度遊んでからの説明がほとんどなので、俺はこのことを知らなかったわけなのだが。
「あ、いえ。それならば、はい、大丈夫です」
「そうですか?良かった」
いろいろ手を出してたからなぁ。さすがに錬金とかはなかったから取ったけど。
苦笑しながらそう考える。
ふと運営さんを見ると、目に疑問と興味が浮かんでいた。多趣味なだけです。
「それでは最後に、旅人様の名前を決めましょう。名前、固有名。その名で呼ばれるので、お好きな名前をどうぞ。ついでに、リアリティの度合いとPvP、PKの有無を決めてください。リアリティについて、説明致しますか?」
「いえ、大丈夫です。名前はカスミ、でお願いします。カタカナで、カスミで。リアリティは無し、PvPとPKも無しでお願いします」
「畏まりました。設定致します」
全ての項目が埋まったことで、俺のアバターは完成した。後にして思えば、初期としては異常とも言えるが、戦闘力は現実同様無いアバターであった。
ゲームでも、戦闘力はないらしい。とほほ。
【プレイヤー名】 カスミ
【種族】ヒューマン
【職業 】メイン《生産者(一次職)》
サブ《テイマー(一次職)》
【レベル】1
【HP】120
【MP】150
【STR】12
【VIT】18
【DEX】36
【AGI】24
【INT】22
【MND】25
【LUK】50
【スキル】
《種族》
器用Lv1、幸運Lv1、成長促進(限)Lv1
《生産者》
採取Lv1、採掘Lv1、釣りLv1、細工Lv1、裁縫Lv1、料理Lv1、調合Lv1、錬金Lv1、合成Lv1、抽出Lv1、乾燥Lv1、農業Lv1、分解Lv1、加工Lv1、掃除Lv1
《テイマー》
テイムLv1、調教Lv1、治癒(限)Lv1、回復(限)Lv1
《その他》
回避Lv1、交渉Lv1、鑑定Lv1、隠匿Lv1
【ギフト】
『器用の極意』
『愛されし魅力』
【称号】
なし
【装備】
旅人の服、旅人のズボン、旅人の靴、革の鞭、獣毛のブラシ
【所持金】
10000リン
ーーーーーーーー
【補足コーナー】
バーチャルモード選択者のレベル1における基本ステータスを載せておきます。
【レベル】1
【HP】150
【MP】100
【STR】20
【VIT】20
【DEX】20
【AGI】20
【INT】20
【MND】20
【LUK】20
ここにプラス2でスタートです。カスミは戦闘系以外は有能です。ただし弱いのとHPが少ないです。
スキルやギフトに関しては今後の話の中で説明するかな、と思うのでしばしお待ちください。
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