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第39話 買えないブランド品と買える一般品
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領都ダーマスに到着したコウと村長のヨーゼフは目的の採掘専門店『ホリエデン』を探す事にした。
「おーい、そこの同族の! ちょっと道を尋ねたいんだが?」
通りにいた他所のドワーフにヨーゼフが声をかける。
「うん? 俺か? ──なんだ、見かけない奴だな。よそ者かい?」
「ああ。ちょっと買い物の為にこの領都まで出てきたんだが、採掘専門店を探していているんだ」
「採掘専門店か……。この領都だと『ホリエデン』、『ドシャボリ』しかないぞ? 北の街になら小さいが『岩星《ロックスター》』があるんだがな」
どうやらこのドワーフは、『岩星』がお勧めらしいのかこの街での買い物を勧めない様子だ。
「今回は『ホリエデン』に用があるからな。どの辺にあるか教えてもらえるかい?」
ヨーゼフは目的のお店があると聞いて安堵して聞く。
「この領都の『ホリエデン』はあまりお勧めしないぞ? まあ、明確な目的があるなら仕方ないか……。──この道をまっすぐ行って突き当りを左、一本目の曲がり角を右に行くと見えてくるぜ。……あそこは俺も一度行ったことがあるが、店員の態度が悪いから本当にお勧めできないぜ?」
この領都に住むドワーフはそう言うとヨーゼフとコウの組み合わせを見て心配そうに言うと去っていくのであった。
「……やっぱり、そうか」
ヨーゼフは通行人のドワーフのアドバイスを聞いて、ちょっと苦笑する。
「? やっぱりって、『ホリエデン』は何かあるんですか?」
コウは理由がわからず、ヨーゼフに疑問を口にした。
「コウは知らなかったか……。『ホリエデン』はな? 人族が作ったブランドなんだよ。だから場所や店舗によっては異種族のお客を敬遠するところもあるのさ。ちなみに、『ドシャボリ』は、蜥蜴人族が創始者で、お前やさっきの同族が勧めてくれた『岩星』は創始者が同じドワーフだ」
「そうだったんですか!? ……ちょっとショックです……」
コウはブランドへの憧れが強くて誰が作ったかなど気にした事もなかったから、改めて人族から差別される対象であるドワーフとして意識せざるを得ないのであった。
「それに俺を騙して今の新天地を売ったダーマス伯爵の領都だ。自分のお膝元でドワーフのブランド店に出店はさせないかもと思っていたが、案の定だったな。どうやら、想像以上にここの領主様はドワーフ族をあまり好きでないのかもしれない」
ヨーゼフは全国を旅して差別には慣れているのか、いつもの事とばかりに淡々と話す。
「そうなんですね……。でも、買えないわけもないでしょうから、店員の態度くらいは我慢して目的を済ませたら今日泊まる宿屋を探しましょう!」
コウは前世の記憶を持っているとはいえ、今はハーフドワーフである。
人族どころか同じドワーフからも差別されてきたし、それも当然だと思っていたから、あまり気にしていない。
そういう意味では差別に対して耐性もできている。
「そうだな。もうすぐ日も落ちそうだし、さっさと目的を果たすか」
ヨーゼフはコウが差別について全然気にしていないようなので、気を使う必要もなかったかと安堵すると採掘専門店『ホリエデン』に向かうのであった。
採掘専門店『ホリエデン』は、とても大きなお店であった。
ヨーゼフから人族のお店と聞いて、少しイメージが変わってしまったが、それでもやはりブランド店である。
店構えから立派だったし、ガラス張りのショーウインドーには高価なツルハシやスコップなどの道具類だけでなく、鉱夫の為の機能的で洗練されたデザイン性溢れる服なども飾ってあった。
「……さすが、『ホリエデン』。デザインが格好いいかもしれない……」
コウも丈夫そうな服に目を引かれる。
「よし、入るぞ、コウ」
ヨーゼフはコウに声をかけるとお店のノブに手をかけた。
その時である。
内側から扉が開けられた。
「いらっしゃいま──、なんだドワーフか。ここは貧乏人のドワーフ達が入っていいお店じゃない。帰れ、しっし!」
店員がお客が来た事を察知して扉を開けてくれたのだが、コウとヨーゼフをドワーフとわかって虫でも追い払うように手のひらを振った。
「金ならあるぞ」
ヨーゼフも慣れたもので、追い出される前にお金の入った袋を魔法収納から出して店員に見せた。
これが一番効力がある事を知っているのだ。
「……それでも、ドワーフに敷居を跨がせるようなお店ではないのだよ。それにこの街の領主様にもドワーフには商品を売らないようにお達しが来ているからな」
一瞬、お金の入った袋に反応しそうな店員であったが、すぐに拒否した。
「ツルハシだけで三十本は買う予定なんだが?」
ヨーゼフはなお引かず、お金の力で押し通ろうとする。
「それでも駄目なものは駄目だ! お前達、領主様から聞いた国境の廃坑を購入したというドワーフの連中だろう? それなら、なおの事駄目だ。買いたければ領主様の許可を取ってこい!」
店員はそうきつい口調で言うと、扉をぴしゃりと閉めてヨーゼフとコウを拒絶するのであった。
「どうしましょうか? もう一つのブランド『ドシャボリ』なら買えるかもしれないですよ?」
コウは想像通りの対応だったのであまり驚く事なく、ヨーゼフに提案する。
「『ドシャボリ』は硬い岩盤向きじゃないのは、コウもよくわかっているだろう? どうしたものかな……。時間はかかるが、さっきのドワーフのアドバイス通り、北の街まで足を運んで『岩星』のツルハシを買うべきか?」
ヨーゼフは夕日が落ちていく中、悩む。
「あの……。それなら、いっそ買わずに村に帰りませんか? ブランド品には劣るかもしれませんが、イッテツさんの鍛冶屋で作るツルハシも十分良いものだと思いますよ」
コウはイッテツと自分の合作には少し自信を持っていたから、控えめにそう提案した。
「イッテツの? あいつは確かに腕はいいんだがな……。しかし、魔力がないから、魔鉱鉄化したものを作れないんだよ。今回の硬い岩盤は魔鉱鉄化したものでないとすぐに壊れてしまうと思うぞ?」
ヨーゼフはどうやら、コウがイッテツの下でバイトをしている事は知っているが、その意味を重要視していないのか、魔鉱鉄化したツルハシを作れる事を全く知らないようだ。
「最近、イッテツさんは魔鉱鉄化したものも作ってますよ。騙されたと思って、イッテツさんに依頼してみてはどうでしょうか?」
コウは再度説得する。
「しかしなぁ……。戻って駄目だった場合、また、買いに来ないといけないのだぞ? そう言えば、コウはイッテツのところで働いていたな。まさか、イッテツを贔屓して嘘を言っているわけではないよな?」
「違いますよ! ……それなら、イッテツさんと僕の合作したものをお見せします」
コウはそう言うと腰の小さい鞄から自慢のツルハシを出してヨーゼフに渡して見せた。
「こ、これは……! 魔鉱鉄製どころか超魔鉱鉄製……!? それもこれは一等級じゃないのか……!?」
ヨーゼフは大きな声を出さないように気を付けながらも驚かずにはいられなかった。
「さすがにイッテツさんのところの売り物はそれより数段落ちると思いますが、魔鉱鉄製のものになりますから、等級で言うと四等級くらいでしょうか? あ、今回の購入予定のって三等級くらいですか?」
コウはブランドの等級を大雑把に想像して確認する。
「……四等級、だと!? 私が購入しようと思っていたのは、六等級のもの三十本
だぞ……? コウよ、三等級のものを三十本も買えるわけほど、お金は用意できるわけがないだろう? ──はぁ……、驚きすぎて疲れたぞ……。──イッテツとコウの合作なら四等級のものを作れるのだな? それを知っていたら、ここまで来なかったぞ……。もういい。今晩の宿屋を探そうか。明日、朝一番で村に帰るぞ」
ヨーゼフはコウの言葉に驚き疲れると、領都まで来た事が無駄とわかってげっそりするのであった。
「おーい、そこの同族の! ちょっと道を尋ねたいんだが?」
通りにいた他所のドワーフにヨーゼフが声をかける。
「うん? 俺か? ──なんだ、見かけない奴だな。よそ者かい?」
「ああ。ちょっと買い物の為にこの領都まで出てきたんだが、採掘専門店を探していているんだ」
「採掘専門店か……。この領都だと『ホリエデン』、『ドシャボリ』しかないぞ? 北の街になら小さいが『岩星《ロックスター》』があるんだがな」
どうやらこのドワーフは、『岩星』がお勧めらしいのかこの街での買い物を勧めない様子だ。
「今回は『ホリエデン』に用があるからな。どの辺にあるか教えてもらえるかい?」
ヨーゼフは目的のお店があると聞いて安堵して聞く。
「この領都の『ホリエデン』はあまりお勧めしないぞ? まあ、明確な目的があるなら仕方ないか……。──この道をまっすぐ行って突き当りを左、一本目の曲がり角を右に行くと見えてくるぜ。……あそこは俺も一度行ったことがあるが、店員の態度が悪いから本当にお勧めできないぜ?」
この領都に住むドワーフはそう言うとヨーゼフとコウの組み合わせを見て心配そうに言うと去っていくのであった。
「……やっぱり、そうか」
ヨーゼフは通行人のドワーフのアドバイスを聞いて、ちょっと苦笑する。
「? やっぱりって、『ホリエデン』は何かあるんですか?」
コウは理由がわからず、ヨーゼフに疑問を口にした。
「コウは知らなかったか……。『ホリエデン』はな? 人族が作ったブランドなんだよ。だから場所や店舗によっては異種族のお客を敬遠するところもあるのさ。ちなみに、『ドシャボリ』は、蜥蜴人族が創始者で、お前やさっきの同族が勧めてくれた『岩星』は創始者が同じドワーフだ」
「そうだったんですか!? ……ちょっとショックです……」
コウはブランドへの憧れが強くて誰が作ったかなど気にした事もなかったから、改めて人族から差別される対象であるドワーフとして意識せざるを得ないのであった。
「それに俺を騙して今の新天地を売ったダーマス伯爵の領都だ。自分のお膝元でドワーフのブランド店に出店はさせないかもと思っていたが、案の定だったな。どうやら、想像以上にここの領主様はドワーフ族をあまり好きでないのかもしれない」
ヨーゼフは全国を旅して差別には慣れているのか、いつもの事とばかりに淡々と話す。
「そうなんですね……。でも、買えないわけもないでしょうから、店員の態度くらいは我慢して目的を済ませたら今日泊まる宿屋を探しましょう!」
コウは前世の記憶を持っているとはいえ、今はハーフドワーフである。
人族どころか同じドワーフからも差別されてきたし、それも当然だと思っていたから、あまり気にしていない。
そういう意味では差別に対して耐性もできている。
「そうだな。もうすぐ日も落ちそうだし、さっさと目的を果たすか」
ヨーゼフはコウが差別について全然気にしていないようなので、気を使う必要もなかったかと安堵すると採掘専門店『ホリエデン』に向かうのであった。
採掘専門店『ホリエデン』は、とても大きなお店であった。
ヨーゼフから人族のお店と聞いて、少しイメージが変わってしまったが、それでもやはりブランド店である。
店構えから立派だったし、ガラス張りのショーウインドーには高価なツルハシやスコップなどの道具類だけでなく、鉱夫の為の機能的で洗練されたデザイン性溢れる服なども飾ってあった。
「……さすが、『ホリエデン』。デザインが格好いいかもしれない……」
コウも丈夫そうな服に目を引かれる。
「よし、入るぞ、コウ」
ヨーゼフはコウに声をかけるとお店のノブに手をかけた。
その時である。
内側から扉が開けられた。
「いらっしゃいま──、なんだドワーフか。ここは貧乏人のドワーフ達が入っていいお店じゃない。帰れ、しっし!」
店員がお客が来た事を察知して扉を開けてくれたのだが、コウとヨーゼフをドワーフとわかって虫でも追い払うように手のひらを振った。
「金ならあるぞ」
ヨーゼフも慣れたもので、追い出される前にお金の入った袋を魔法収納から出して店員に見せた。
これが一番効力がある事を知っているのだ。
「……それでも、ドワーフに敷居を跨がせるようなお店ではないのだよ。それにこの街の領主様にもドワーフには商品を売らないようにお達しが来ているからな」
一瞬、お金の入った袋に反応しそうな店員であったが、すぐに拒否した。
「ツルハシだけで三十本は買う予定なんだが?」
ヨーゼフはなお引かず、お金の力で押し通ろうとする。
「それでも駄目なものは駄目だ! お前達、領主様から聞いた国境の廃坑を購入したというドワーフの連中だろう? それなら、なおの事駄目だ。買いたければ領主様の許可を取ってこい!」
店員はそうきつい口調で言うと、扉をぴしゃりと閉めてヨーゼフとコウを拒絶するのであった。
「どうしましょうか? もう一つのブランド『ドシャボリ』なら買えるかもしれないですよ?」
コウは想像通りの対応だったのであまり驚く事なく、ヨーゼフに提案する。
「『ドシャボリ』は硬い岩盤向きじゃないのは、コウもよくわかっているだろう? どうしたものかな……。時間はかかるが、さっきのドワーフのアドバイス通り、北の街まで足を運んで『岩星』のツルハシを買うべきか?」
ヨーゼフは夕日が落ちていく中、悩む。
「あの……。それなら、いっそ買わずに村に帰りませんか? ブランド品には劣るかもしれませんが、イッテツさんの鍛冶屋で作るツルハシも十分良いものだと思いますよ」
コウはイッテツと自分の合作には少し自信を持っていたから、控えめにそう提案した。
「イッテツの? あいつは確かに腕はいいんだがな……。しかし、魔力がないから、魔鉱鉄化したものを作れないんだよ。今回の硬い岩盤は魔鉱鉄化したものでないとすぐに壊れてしまうと思うぞ?」
ヨーゼフはどうやら、コウがイッテツの下でバイトをしている事は知っているが、その意味を重要視していないのか、魔鉱鉄化したツルハシを作れる事を全く知らないようだ。
「最近、イッテツさんは魔鉱鉄化したものも作ってますよ。騙されたと思って、イッテツさんに依頼してみてはどうでしょうか?」
コウは再度説得する。
「しかしなぁ……。戻って駄目だった場合、また、買いに来ないといけないのだぞ? そう言えば、コウはイッテツのところで働いていたな。まさか、イッテツを贔屓して嘘を言っているわけではないよな?」
「違いますよ! ……それなら、イッテツさんと僕の合作したものをお見せします」
コウはそう言うと腰の小さい鞄から自慢のツルハシを出してヨーゼフに渡して見せた。
「こ、これは……! 魔鉱鉄製どころか超魔鉱鉄製……!? それもこれは一等級じゃないのか……!?」
ヨーゼフは大きな声を出さないように気を付けながらも驚かずにはいられなかった。
「さすがにイッテツさんのところの売り物はそれより数段落ちると思いますが、魔鉱鉄製のものになりますから、等級で言うと四等級くらいでしょうか? あ、今回の購入予定のって三等級くらいですか?」
コウはブランドの等級を大雑把に想像して確認する。
「……四等級、だと!? 私が購入しようと思っていたのは、六等級のもの三十本
だぞ……? コウよ、三等級のものを三十本も買えるわけほど、お金は用意できるわけがないだろう? ──はぁ……、驚きすぎて疲れたぞ……。──イッテツとコウの合作なら四等級のものを作れるのだな? それを知っていたら、ここまで来なかったぞ……。もういい。今晩の宿屋を探そうか。明日、朝一番で村に帰るぞ」
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まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
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