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case1 ~人形少女と虚空リーマン~ #6
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あれからというものの、俺の魂は宙に浮かんだまま戻って来ない…。
仕事には全く身が入らずにミスを連発し、コンビニで買った弁当には箸を付け忘れ、挙句…オカズを探していても、無意識にロ○っ娘モノばかりに目がいってしまう始末である。
あの日あの時あの場所に忘れていった鞄は、翌日の朝、玄関先にポツンと置いてあった。恐らくはあの少女が、免許証に記載された住所を見て届けてくれたのだろう…。
・・・一応、連絡先的な何かが書かれた紙みたいなアレが無いか探してみたものの...それらしき物は見つからなかった。
そのため、こちらから彼女にコンタクトを取る術は現状無い。
・・・今更会ってどうこうしたいという訳では断じてないが、あんな形で別れる事になった訳だし...直接、一言謝っておきたいというだけだ。
仕事終わりの帰り道――あれから毎日欠かさず、あの特便に寄って【清掃中】の札の有無を確認しているが…二週間が経っても、未だ彼女には巡り会えない。今日も今日とて確認するが、いつも通りに札は掛かっt……!!
――――――!!
気がついた時には既に、俺の身体は全力疾走を始めていた。
急いでログインを済ませて条件を見る。
(【Free】・・・間違いない…あの娘だ!)
特便までの――ほんの数メートルを短距離走ばりのダッシュで詰め、扉の前で立ち止まる。久しぶりに全力で走ったせいかは知らないが、シャトルランの後半並みに心臓がバクバク鳴っている―――。
コンコンコンッ―――‼︎
緑のランプが灯るとほぼ同時に、勢いよくドアを開け放つ。
(しまった――!扉を開けたはいいが…何を言うか全く考えていない!!
まずは挨拶か...いや!いきなりにでも謝った方がいいのか・・・?)
今更考えてももう遅い。パニックを起こし何も言えずにいる俺を、驚いた様子で見つめるのは見知った顔だった―――。
「どうしたんだい、アンタ...?そんなに慌てて・・・」
「あ..."おばさん"・・・。」
ガッカリしたような安心したような・・・複雑な心情と共に、全身の筋肉が弛緩するのを感じる。
「い、いえ・・・何でもありません…。」
「…そうかい?」
そうだ...丁度いいかもしれない。今の俺は、あの日かじった――禁断の青い果実の影響で感覚が麻痺しているんだ…。熟し切った果実の…あの濃厚な味わいを思い出せば、きっと正常な状態に戻れる筈だ。
「それより…今回も本番アリでお願いします。」
「ええ、構わないよ。」
そう言うと、おばさんは何の躊躇いもなく着ていた服を脱ぎ始める。
俺もベルトを緩め、ズボンを下ろしてコンドームを装着する。
(あれ...?このゴム何か大き過ぎじゃないか・・・?)
いや・・・違う―――!!
俺のが・・・勃っていないんだ―――。
膝が自然とマットへと吸い込まれる。
(なぜだ・・・目の前には確かに…一糸纏わぬ大人の女性が居るというのに・・・)
頭を垂らし、それに連動するかのようにうなだれるムスコを茫然と見つめる。
こんなにも妖艶で魅惑的なマダムの裸体を前にしても尚…、
一向にやる気を出さない愚息を―――𠮟りつける事も出来ずに・・・
仕事には全く身が入らずにミスを連発し、コンビニで買った弁当には箸を付け忘れ、挙句…オカズを探していても、無意識にロ○っ娘モノばかりに目がいってしまう始末である。
あの日あの時あの場所に忘れていった鞄は、翌日の朝、玄関先にポツンと置いてあった。恐らくはあの少女が、免許証に記載された住所を見て届けてくれたのだろう…。
・・・一応、連絡先的な何かが書かれた紙みたいなアレが無いか探してみたものの...それらしき物は見つからなかった。
そのため、こちらから彼女にコンタクトを取る術は現状無い。
・・・今更会ってどうこうしたいという訳では断じてないが、あんな形で別れる事になった訳だし...直接、一言謝っておきたいというだけだ。
仕事終わりの帰り道――あれから毎日欠かさず、あの特便に寄って【清掃中】の札の有無を確認しているが…二週間が経っても、未だ彼女には巡り会えない。今日も今日とて確認するが、いつも通りに札は掛かっt……!!
――――――!!
気がついた時には既に、俺の身体は全力疾走を始めていた。
急いでログインを済ませて条件を見る。
(【Free】・・・間違いない…あの娘だ!)
特便までの――ほんの数メートルを短距離走ばりのダッシュで詰め、扉の前で立ち止まる。久しぶりに全力で走ったせいかは知らないが、シャトルランの後半並みに心臓がバクバク鳴っている―――。
コンコンコンッ―――‼︎
緑のランプが灯るとほぼ同時に、勢いよくドアを開け放つ。
(しまった――!扉を開けたはいいが…何を言うか全く考えていない!!
まずは挨拶か...いや!いきなりにでも謝った方がいいのか・・・?)
今更考えてももう遅い。パニックを起こし何も言えずにいる俺を、驚いた様子で見つめるのは見知った顔だった―――。
「どうしたんだい、アンタ...?そんなに慌てて・・・」
「あ..."おばさん"・・・。」
ガッカリしたような安心したような・・・複雑な心情と共に、全身の筋肉が弛緩するのを感じる。
「い、いえ・・・何でもありません…。」
「…そうかい?」
そうだ...丁度いいかもしれない。今の俺は、あの日かじった――禁断の青い果実の影響で感覚が麻痺しているんだ…。熟し切った果実の…あの濃厚な味わいを思い出せば、きっと正常な状態に戻れる筈だ。
「それより…今回も本番アリでお願いします。」
「ええ、構わないよ。」
そう言うと、おばさんは何の躊躇いもなく着ていた服を脱ぎ始める。
俺もベルトを緩め、ズボンを下ろしてコンドームを装着する。
(あれ...?このゴム何か大き過ぎじゃないか・・・?)
いや・・・違う―――!!
俺のが・・・勃っていないんだ―――。
膝が自然とマットへと吸い込まれる。
(なぜだ・・・目の前には確かに…一糸纏わぬ大人の女性が居るというのに・・・)
頭を垂らし、それに連動するかのようにうなだれるムスコを茫然と見つめる。
こんなにも妖艶で魅惑的なマダムの裸体を前にしても尚…、
一向にやる気を出さない愚息を―――𠮟りつける事も出来ずに・・・
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