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case3 ~お父様~ #3

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 夕食を終えたワタシは、一番下の娘に頼まれてイラマチオの練習に付き合うこととなった。

「でも急にどうしたんだい?この前だってイラマチオの練習はあんなに嫌がっていたのに...」

「え、えっとね...」
 それだけ言うと俯いて黙り込む。考えをまとめているようだ。口を挟まずに待ってあげよう。

 15秒程経った辺りから娘が話し始める―――。
「あ、あのね、昨日特便に来てくれたおじさんがね、お○んちんに触ってもないのにイっちゃったから、最初はドライオーガズムができる賢者様だと思ったの。でも、もしかしたらイっても射精できない病気かもと思ってゆーわくしてみたら、やっぱりオオカミさんになっちゃったの!すっごく悪いモノを溜め込んでるみたいだったから、凶暴な人喰い狼になる前に射精させないとって思って、手コキとかフェラチオとかでごほーししてたの。でもね...せっかくおじさんがこーふんしてきてイラマチオを始めたところでね、私が咳き込んじゃったから…おじさん萎えて帰っちゃったの・・・」


 ・・・・・・フム…。何を言ってるのか全く分からないな・・・。
 ただ、何か重大な勘違いをしていることは確かだ。

 この子は少々...会話に難があるが、何も無茶苦茶なことを言っているわけではない。自分の中ではちゃんと意味が通っていて、一つ一つ紐解いていけば理解できるのだ。まずは・・・

「そんなことがあったんだね…。因みにおじさんはイったときどんな様子だったの?」
「えっとね...いきなりうずくまったと思ったら急に立ち上がって、その後は何だか遠い目をしてましたの…。」

 根拠はそれだけか・・・やはり、その男が射精障害を患っているというのは早とちりのようだ。…この子は無意識の内に相手の性癖のツボを刺激することがあるから、その時の反応を見てオーガズムに達したと勘違いしたのだろう。
 確かに…男の反応も大袈裟で紛らわしいものではあるが・・・。

「それは...ちょっと変な人だね。手コキやフェラチオはおじさんがして欲しいって言ってきたの?」
「そうなの。やっぱり射精ができないから、セックスするのも難しいのかしら…?」
「うーん。そうかもしれないね。」

 部屋の条件は【Free】だったから、男はもっと過激な要求をすることもできた筈だ。恐らく…堂々と性行為をするには、幼過ぎる外見に遠慮したのだろう。じっくり時間をかけて楽しみたかったのかもしれないが、本番もせずに帰ってしまった事実を鑑みるとそれは考えづらい。ただ、そうなると...そんな男がイラマチオなんてハードなプレイをこの子に強要するだろうか?

「イラマチオをしてる時のおじさんはどんな風だった?」
「すごく...苦しそうでした。言いたいこと、やりたいことがいっぱいあるのに全部我慢してる・・・そんな感じだったの。」
「ふむ・・・」

 この子は、あれこれ考えすぎると話が飛躍した方向にいってしまうことがあるが、さっきのような直感的に出てきた言葉は的を得ていることが多い。射精障害とまではいかなくても、その男が色々と溜め込んでいるのは間違いなさそうだ。だが・・・
「だ、だからね、イラマチオも上手にできるようになってね、次会った時はちゃんと射精させてあげたいの!」

 この子も折角やる気になっているようだし…射精させることが出来ればきっと自信にも繋がるだろうし、男には悪いが...このまま射精出来ない病気ということにしておこう・・・。
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