悪役令嬢になんてなりたくない!

桜夢 柚枝*さくらむ ゆえ

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思っていたのと違う?

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あの日から一週間経ちました。
どうしてこうなったのでしょうか?
学園にはユアはいないので聞くに聞けません。

「僕のレティ、今日は一緒に薔薇園で紅茶を飲もう、おいで?」

って毎日のように誘ってくるのです。
どうしてこうなってますの??
婚約者以外と恋仲になり出すんじゃないんですか??
ヒロインが私たちの仲を邪魔しにくるのではないんですか!?!

私が王太子様に付きまとうのではなく、王太子様に付きまとわれている気がしますの。

王太子様のことは好きです。
好きなのですが、未だにあの小説たちのようにならないかが怖くて怖くて、、、
王太子様のことを信じられないのです。
どうすればいいですの!?!?!

「レティどうしたの?」

って私のことを心配してくださる王太子様の顔を見る度に罪悪感が生まれてしまいますの。

「王太子様は私のことどう思ってますの?」

「レティいつも思うんだけど、僕のこと、名前で呼んで?
僕達は夫婦になるんだよ?
君とはちゃんと夫婦になりたいんだ」

このやり取りも何回目でしょう?
気づいたら私は愛称のレティで呼ばれるようになっていたのですが、どうしても名前で呼べないのです。
好きという感情が溢れ出しそうで怖くて、、、

でも、信じたくなっちゃうのです。
王太子様が私のことを本当に好きなのでは?って。
だからこそ、気になってしまうのです。
男爵家のリリル・ミールさんが最近私の近くにも、
王太子様の近くにもいることが多いことが。
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