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初転生&見習い冒険者編
美味しい夕飯
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しばらくの間、カエデとナツメの家に泊めてもらうことになった俺たち。
もう直ぐ夕飯だと言うので、俺たちはテーブルに座ってそれを待っていた。
「ねっちゃんの料理は最高なんだよ。何処の料理屋よりも美味しいんだもん!!」
「へぇ~それは楽しみだわ」
「もう…カエデは大袈裟だよ~」
どうやら夕飯が完成したようで、ナツメは台所から出来立ての料理を持ってきた。
料理は木製のお盆に小分けされていた。
「この料理は?」
耐熱性のある器の中には真っ赤なスープが入っている。
そしてそのスープの上にはこんがりと焼き色のついたチーズがのっかっている。
俺はそのスープから登る湯気を手で扇いで嗅ぐ。
この酸味のある匂いから察するに…これはトマトスープかな?
「この料理は、季節の野菜を使ってスープを作って、そのあと竃で10分ほど熱して作りました。名前を付けるとすれば…“季節野菜の焼きトマトスープ”って感じでしょうか。カリカリに焼いたバケットもつけましたので、スープにつけてお召し上がりください」
「凄いわねこれ…あなたその歳でこの料理は素晴らしいわ!!」
「母も父も商売のために別の街にいるのであまり帰ってこないんです。なので料理や家事は私の担当なんです」
「わだしは町外れの畑に野菜を採りにいぐのが仕事なんだ。女神様たちとはその帰り道で会ったんだよ」
なるほど…この二人の両親は他の街に出稼ぎに行っているのか。
二人ともまだ小さいのに色々と大変だな。
「よーし…それじゃあ早速…いただきまーす」
「「「いただきます」」」
アテナのあいさつに合わせて俺たちはナツメの手料理を食べ始める。
今日は色々と大変な思いをしたのでお腹がぺこぺこだった。
この料理はさぞ美味しいに違いない。
熱々のスープをスプーンですくい、口の中に流し込んだ。
「……ッ!? …ウマっ!?」
なんだよこの美味しさ!!
トマトの酸味と野菜の甘さが溶け合ってとても味に深みを感じる。
あと野菜の旨味だけじゃなくて肉の香ばしさみたいなのもすごく感じるな。
それにこの上に乗ってるチーズがまた旨い!!
いつも食べていたチーズを3倍濃縮したような濃い味わいがこのスープに溶け出てまろやかになっている。
なんだこのチーズ…牛のチーズではないのだろうか?
「このチーズ!! これはなんのチーズだ!?」
「それはうちで飼育しているヤギのチーズです。癖が少しあるので好き嫌いが分かれますが…」
「こんな旨いチーズ初めて食ったよ!! それにこのスープも格別旨い!!」
「ほんと!! このスープ美味しいわ!! ねぇこのスープお肉とか入れてるの? 凄く香ばしいんだけど」
「ああそれはベーコンですね。フライパンにバターを溶かして、ベーコンがカリカリになるまで焼いて、その後にスープに加えました」
なるほど…肉の香ばしさの正体はベーコンだったか…
「スープにパセリを散らしてもまた味わいが変わって美味しいですよ。バケットはしなしなにならない程度浸して食べてください」
ナツメに言われた通りに食べてみると…これまた旨い!!
バケットに極旨スープがしみて噛むごとにスープが口の中で広がって…ああとにかく旨いの一言だ!!
無言で貪り食う俺とアテナ。
その様子を見て笑うナツメ。
「あはは…大勢で食べるといつもより楽しいですね。おかわりはたくさんありますから遠慮なく食べてくださいね」
「ええそうね。後10杯ぐらいはおかわりさせてもらおうかしら」
「いやさすがに少しは遠慮しろよ…」
もう直ぐ夕飯だと言うので、俺たちはテーブルに座ってそれを待っていた。
「ねっちゃんの料理は最高なんだよ。何処の料理屋よりも美味しいんだもん!!」
「へぇ~それは楽しみだわ」
「もう…カエデは大袈裟だよ~」
どうやら夕飯が完成したようで、ナツメは台所から出来立ての料理を持ってきた。
料理は木製のお盆に小分けされていた。
「この料理は?」
耐熱性のある器の中には真っ赤なスープが入っている。
そしてそのスープの上にはこんがりと焼き色のついたチーズがのっかっている。
俺はそのスープから登る湯気を手で扇いで嗅ぐ。
この酸味のある匂いから察するに…これはトマトスープかな?
「この料理は、季節の野菜を使ってスープを作って、そのあと竃で10分ほど熱して作りました。名前を付けるとすれば…“季節野菜の焼きトマトスープ”って感じでしょうか。カリカリに焼いたバケットもつけましたので、スープにつけてお召し上がりください」
「凄いわねこれ…あなたその歳でこの料理は素晴らしいわ!!」
「母も父も商売のために別の街にいるのであまり帰ってこないんです。なので料理や家事は私の担当なんです」
「わだしは町外れの畑に野菜を採りにいぐのが仕事なんだ。女神様たちとはその帰り道で会ったんだよ」
なるほど…この二人の両親は他の街に出稼ぎに行っているのか。
二人ともまだ小さいのに色々と大変だな。
「よーし…それじゃあ早速…いただきまーす」
「「「いただきます」」」
アテナのあいさつに合わせて俺たちはナツメの手料理を食べ始める。
今日は色々と大変な思いをしたのでお腹がぺこぺこだった。
この料理はさぞ美味しいに違いない。
熱々のスープをスプーンですくい、口の中に流し込んだ。
「……ッ!? …ウマっ!?」
なんだよこの美味しさ!!
トマトの酸味と野菜の甘さが溶け合ってとても味に深みを感じる。
あと野菜の旨味だけじゃなくて肉の香ばしさみたいなのもすごく感じるな。
それにこの上に乗ってるチーズがまた旨い!!
いつも食べていたチーズを3倍濃縮したような濃い味わいがこのスープに溶け出てまろやかになっている。
なんだこのチーズ…牛のチーズではないのだろうか?
「このチーズ!! これはなんのチーズだ!?」
「それはうちで飼育しているヤギのチーズです。癖が少しあるので好き嫌いが分かれますが…」
「こんな旨いチーズ初めて食ったよ!! それにこのスープも格別旨い!!」
「ほんと!! このスープ美味しいわ!! ねぇこのスープお肉とか入れてるの? 凄く香ばしいんだけど」
「ああそれはベーコンですね。フライパンにバターを溶かして、ベーコンがカリカリになるまで焼いて、その後にスープに加えました」
なるほど…肉の香ばしさの正体はベーコンだったか…
「スープにパセリを散らしてもまた味わいが変わって美味しいですよ。バケットはしなしなにならない程度浸して食べてください」
ナツメに言われた通りに食べてみると…これまた旨い!!
バケットに極旨スープがしみて噛むごとにスープが口の中で広がって…ああとにかく旨いの一言だ!!
無言で貪り食う俺とアテナ。
その様子を見て笑うナツメ。
「あはは…大勢で食べるといつもより楽しいですね。おかわりはたくさんありますから遠慮なく食べてくださいね」
「ええそうね。後10杯ぐらいはおかわりさせてもらおうかしら」
「いやさすがに少しは遠慮しろよ…」
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