BEST TIME

第4話

それから3日たち、また月曜日になった。

私はまた、通勤電車の中で相変わらず曲を聴いている。

どうすればこんなに人を魅了する事が出来るのだろうか。

たとえば、砂利とかゴミの中に埋まってても光輝

こうとあがいてる、ダイヤモンドみたいな、必死さとか世の中に対しての敵対。みたいな感情が声や詩に編み込まれていて、聴いていて曲の糸が自分の感情にもからまってくる。

この美しさをなんて言葉で表せばいいのかわからない。

すると、いきなりメールが来た。

曲がいきなり遮られびっくりした。

名前を見てみると『青川優』。

内容は

「おはよう 朝早くからごめんね。
   
   今日の夜 空いてる？

   皆で飲み会するから来なよ。」


だった。


確か今日は、親友の百合子と食事に行く予定だった。


申し訳ないな、と思いつつ


「 おはようございます。会社員には

   丁度いい時間ですよ。

   実は今日、予定が入っていて...

  申し訳ありません。また機会があれば誘ってください。」


送信ボタンを押すと、力が抜けた。