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女子高生を拾ったら食べられました……
しおりを挟む夜の10時ごろ。
俺は仕事終わりの疲れた体で、トボトボと帰宅中。
そんなときに、彼女は突然に現れた。
「おい、君……。そんなところに座って何をしているんだ??」
街灯の灯りの下に、可愛らしい女の子が、制服を着た女の子が一人、ちょこんと座っていた。
足をお嬢様みたいに折って、座っているその姿はどこか神秘的でもあった。
「あなたに拾われるために、ここで待ってたの……」
俺は、何言ってるんだ?? こいつ……
どこか頭がおかしいのか?
そう思ってしまう。それも無理はないだろう。
でも、彼女の瞳を見ていると、さっき言ったことがまるで真実であるかのような、そんな気持ちになってくる。
透き通った黒い瞳。
その奥を覗けば、深い深い彼女の深海へと吸い込まれていきそうになる。
「家がないのか??」
俺は優しく問いかける。
「家はあなたのために焼いてきたの」
とんでもないことをいう。
「俺に拾われるって言ったが、そんなことは社会的にできない」
俺は至極当然のことを言う。
今まで必死に落ちないようにしがみ付いてきた、この現代社会。
30も後半に差し掛かろうとしている今、こんなことで失敗するわけにはいかない。
でも……
「大丈夫、あなたはすでに、もうこの社会にいないから」
目の前の華奢な体の女子高生が、そんなことを言う。
意味がわからない。
でも、それを聞いた瞬間に、俺の体がスッと軽くなるのを感じる。
そして、俺はどう言うわけか……
「そうか……ありがとう」
彼女にむけて感謝の言葉を言った。
それから、俺は彼女を拾った。
女子高生を拾ったのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
俺の家の中で、彼女は俺の上に跨っていた。
彼女の深い深い深海が、俺のあそこを包み込んでいる。
どうしてこんなことになっているのか……
俺はその理由が一向にわからない。
わかり得ない。
とにかく、俺の上に女子高生が跨っていて、セックスをしている……
このことだけは事実だ。
俺はそのよくわからないセックスの快感に、溺れ……
そして、沈んでいった。
深く、深く……
女子高生のなかに、沈んでいった。
…………
沈んでいった、その先には、
見たことのない世界が広がっていた。
俺は今日から、そこで生きていくみたいだ……
完
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JKモノとおもいきや、想像の倍は謎めいてました