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「なんか冷えてきたね」
「さむー」
午後になり、三年生の中にはパーカーの上から制服のジャケットを羽織る者が増えた。
天気予報では一日中晴れ間が続き、気温も平年より高めだと言われていた。先月まで半袖の生徒がいたくらいだ。
しかし、頭上では雲が集まってきて太陽の光が遮られてしまった。
(……ついに)
阿修羅もジャケットを羽織りながら、校舎内を闊歩した。
すれ違う人たちは灰色に変わっていく空模様を見上げている。校舎内の自販機で温かい飲み物を買っている父兄もいた。
阿修羅もそれに倣って温かいお茶のボタンを押した。取り出し口からお茶を出した時、自分の手が小刻みに震えていることに気がついた。
(私も本当は……)
脳裏に浮かぶのは戯人族の面々。
家族のように接してくれ、鬼子母神と毘沙門天とは本当の家族のように暮らした。
阿修羅が一族に加わってから三百年以上。人類の歴史に残る事件事故、自然災害を何度もこの目にしてきた。しかし、地球規模レベルのピンチには遭ったことがなかった。
これから訪れる氷河期で地球は、人類はどうなってしまうのだろう。
『私は黙って見過ごしたくない』
この一年で妻となり母となった夜叉の横顔は、阿修羅が知るただの女子高生ではなかった。
(私も……この景色を見られなくなるのは嫌です……。皆さんと別れるのも……)
窓の外では相変わらず大盛況な模擬店。クラスメイトや顔見知りたちが小さく見えた。
ここから見る景色には思い出がありすぎる。初めて夜叉に会った日、彼女との飛行訓練、学校でのお泊り会、サルスベリと落ち武者の亡霊。
夜叉やクラスメイトたちより遥かに長く生きているので、およそ二年という時間はほぼ一瞬だ。しかし、今までに過ごした二年とはまるで違う。こんなにも充実していて人間と関わったのは初めてだった。
彼は使われていない空き教室へ行くと、そっと引き戸を開けた。そこには窓越しに外を見つめる夜叉。校庭ではなくずっと向こうを見ているようだった。
「やー様……」
「ここのこと、教えてくれてありがとう。ちょっと落ち着いたよ」
目の下にはうっすらと隈がある。ぬるくなってしまったお茶を渡すと夜叉は力なく笑った。
「阿修羅はこれからどうするの?」
「これからもやー様にお仕えしたいです」
「それはダメ。阿修羅は皆と一緒にいて」
両手を握ると夜叉ははにかんだ。こんなに柔らかい顔で笑う人だと知ったのはつい最近だ。
「まひるのことを託したい一人だよ、阿修羅は」
「まひる様にはこの先ずっと……天寿を全うするまで生きて頂きたいです。そのためなら喜んでお守りいたします。しかしそれは……やー様も同じです。あなたにも生きてほしいです」
「……まるで私が死にに行くみたいじゃない」
「そうでしょう。あなたの考えていることは分かっています」
夜叉は何も答えなかった。その代わりにお茶のペットボトルをひねった。静かな空間にパキッという乾いた音が響く。三分の一ほど一気に飲むと、伏せた目で蓋をした。
「きっと……これしかないんだよ」
彼女はひょいっと腰を持ち上げると窓枠に腰かけた。
「朱雀父さんと同じ能力を持つのは娘の私だけ。戯人族の中で唯一、氷河期に対抗できる……」
瞬間、彼女が手にしているお茶が波打ち、ペットボトルの内側がくもった。
手が届く距離なのに、手を伸ばしている間に消えてしまいそうな。幻のような儚さは彼女らしくない。
その時、空から天使の梯子が下りた。灰色の雲を突き破って差し込む陽の光は、一時だけぬくもりを思い出させる。
『寒すぎない?』
『降ってきたと思ったら氷の粒だった。あられとも違うかも?』
『さすがにエアコンつけた』
『こちら普段雪が降らない地域。古いストーブと格闘中』
「やっぱ変だよな? 俺がいるとこもさみーよ」
住吉は制服のジャケットの前をかき抱く。彼は中庭にある植え込みに隠れて配信を再開した。コメント欄は雪崩のように勢いよく流れていく。ここまでの閲覧数は初めてだ。
生徒会長らしい男子生徒に配信を止められてからも、こっそりと何度も配信をしていた。
リスナーのほとんどがおもしろがってくれたようだが、中にはこの高校に通報して教師に探されたりもした。配信アプリの運営に通報したアンチの仕業で突然、配信が切れたこともあった。
「天気予報大外れだな……。なんて日だ」
『異常気象?』
『初雪早すぎ』
『待って友だちと連絡つかない』
「なんの報告だよ」
たまたま目についたコメント。休みの日だし昼過ぎまで眠っている人もいるだろう。もしくは出かけていてスマホを気にしていないとか。
住吉は内カメで映った頭に葉っぱがのっているのに気がついた。ペッと払うと、同じようなコメントが再び流れた。
『ライブで遠征した娘から返信がないです』
『なんか氷の粒デカくなってる。てか暖房効かない』
『彼氏との電話中に切れた』
『俺は田舎の両親と電話がつながらない』
「おいおいなんだよ……」
配信にのせる気が無かった声は小さく、空気にとけて消えていく。誰も気付いていないのだろう、好き勝手コメントを垂れ流す。
何か変だ。災害が起きた時に似ているような。住吉はスラックスのポケットからもう一台スマホを取り出した。こちらは配信中にSNSをチェックするのに使うものだ。
(ついでに枠をシェアしとくか……。数万閲覧てんきゅー……。なんだこれ……?)
『すみやーん?』
『高校生でスマホ二台持ちてボンボンか?』
『エロ画像でも見つけたんか』
のんきなコメントで揶揄する連中がうらやましくなった。きっとSNSで錯綜している情報を知らないのだろう。
「おまえら……」
顔を上げた瞬間、もう一台のスマホに映る自分と目が合った。恐怖で開いた瞳、色の悪い唇、引きつる頬。加工を突き抜けるほどひどい顔色。かすれた声は配信にのらなかったようだ。
浅くなった呼吸が苦しくて思わず茂みから顔を突き出した。
震える手で支えたスマホは今にもずり落ちそうで。開きっぱなしのSNSでは情報が錯綜している。
『家の周り凍ってるんだけど……なぜ?』
『地方では交通が止まり始めてるらしい』
『海の波が止まった! 凍ってるだろこれ!』
画像つきでの投稿。季節が季節なら流しているところだが、まだ11月に入ったばかり。
中には辺り一面が凍っている画像を載せ、複数のテレビ局アカウントから番組の映像に使いたいとリプが送られていた。しかし、本人からの返信はなく、通りすがりのアカウントが『シカト乙ー』とクソリプを飛ばしていた。
(おいおい……連絡がつかないってそういうことか……? 一体何が起きてんだよ……)
都市伝説系の配信者も配信を行っているようだ。地球最後の配信と称してリスナーの凸に応えていた。しかし、枠は突然終わってしまったようだ。
住吉は配信をつなげたままにし、立ち上がった。その時、くぐもってはいるが音楽と清らかな歌声が耳に届いた。
どうやら今回の目玉イベントが始まったらしい。彼は会場とは反対方向へ走り出した。
「さむー」
午後になり、三年生の中にはパーカーの上から制服のジャケットを羽織る者が増えた。
天気予報では一日中晴れ間が続き、気温も平年より高めだと言われていた。先月まで半袖の生徒がいたくらいだ。
しかし、頭上では雲が集まってきて太陽の光が遮られてしまった。
(……ついに)
阿修羅もジャケットを羽織りながら、校舎内を闊歩した。
すれ違う人たちは灰色に変わっていく空模様を見上げている。校舎内の自販機で温かい飲み物を買っている父兄もいた。
阿修羅もそれに倣って温かいお茶のボタンを押した。取り出し口からお茶を出した時、自分の手が小刻みに震えていることに気がついた。
(私も本当は……)
脳裏に浮かぶのは戯人族の面々。
家族のように接してくれ、鬼子母神と毘沙門天とは本当の家族のように暮らした。
阿修羅が一族に加わってから三百年以上。人類の歴史に残る事件事故、自然災害を何度もこの目にしてきた。しかし、地球規模レベルのピンチには遭ったことがなかった。
これから訪れる氷河期で地球は、人類はどうなってしまうのだろう。
『私は黙って見過ごしたくない』
この一年で妻となり母となった夜叉の横顔は、阿修羅が知るただの女子高生ではなかった。
(私も……この景色を見られなくなるのは嫌です……。皆さんと別れるのも……)
窓の外では相変わらず大盛況な模擬店。クラスメイトや顔見知りたちが小さく見えた。
ここから見る景色には思い出がありすぎる。初めて夜叉に会った日、彼女との飛行訓練、学校でのお泊り会、サルスベリと落ち武者の亡霊。
夜叉やクラスメイトたちより遥かに長く生きているので、およそ二年という時間はほぼ一瞬だ。しかし、今までに過ごした二年とはまるで違う。こんなにも充実していて人間と関わったのは初めてだった。
彼は使われていない空き教室へ行くと、そっと引き戸を開けた。そこには窓越しに外を見つめる夜叉。校庭ではなくずっと向こうを見ているようだった。
「やー様……」
「ここのこと、教えてくれてありがとう。ちょっと落ち着いたよ」
目の下にはうっすらと隈がある。ぬるくなってしまったお茶を渡すと夜叉は力なく笑った。
「阿修羅はこれからどうするの?」
「これからもやー様にお仕えしたいです」
「それはダメ。阿修羅は皆と一緒にいて」
両手を握ると夜叉ははにかんだ。こんなに柔らかい顔で笑う人だと知ったのはつい最近だ。
「まひるのことを託したい一人だよ、阿修羅は」
「まひる様にはこの先ずっと……天寿を全うするまで生きて頂きたいです。そのためなら喜んでお守りいたします。しかしそれは……やー様も同じです。あなたにも生きてほしいです」
「……まるで私が死にに行くみたいじゃない」
「そうでしょう。あなたの考えていることは分かっています」
夜叉は何も答えなかった。その代わりにお茶のペットボトルをひねった。静かな空間にパキッという乾いた音が響く。三分の一ほど一気に飲むと、伏せた目で蓋をした。
「きっと……これしかないんだよ」
彼女はひょいっと腰を持ち上げると窓枠に腰かけた。
「朱雀父さんと同じ能力を持つのは娘の私だけ。戯人族の中で唯一、氷河期に対抗できる……」
瞬間、彼女が手にしているお茶が波打ち、ペットボトルの内側がくもった。
手が届く距離なのに、手を伸ばしている間に消えてしまいそうな。幻のような儚さは彼女らしくない。
その時、空から天使の梯子が下りた。灰色の雲を突き破って差し込む陽の光は、一時だけぬくもりを思い出させる。
『寒すぎない?』
『降ってきたと思ったら氷の粒だった。あられとも違うかも?』
『さすがにエアコンつけた』
『こちら普段雪が降らない地域。古いストーブと格闘中』
「やっぱ変だよな? 俺がいるとこもさみーよ」
住吉は制服のジャケットの前をかき抱く。彼は中庭にある植え込みに隠れて配信を再開した。コメント欄は雪崩のように勢いよく流れていく。ここまでの閲覧数は初めてだ。
生徒会長らしい男子生徒に配信を止められてからも、こっそりと何度も配信をしていた。
リスナーのほとんどがおもしろがってくれたようだが、中にはこの高校に通報して教師に探されたりもした。配信アプリの運営に通報したアンチの仕業で突然、配信が切れたこともあった。
「天気予報大外れだな……。なんて日だ」
『異常気象?』
『初雪早すぎ』
『待って友だちと連絡つかない』
「なんの報告だよ」
たまたま目についたコメント。休みの日だし昼過ぎまで眠っている人もいるだろう。もしくは出かけていてスマホを気にしていないとか。
住吉は内カメで映った頭に葉っぱがのっているのに気がついた。ペッと払うと、同じようなコメントが再び流れた。
『ライブで遠征した娘から返信がないです』
『なんか氷の粒デカくなってる。てか暖房効かない』
『彼氏との電話中に切れた』
『俺は田舎の両親と電話がつながらない』
「おいおいなんだよ……」
配信にのせる気が無かった声は小さく、空気にとけて消えていく。誰も気付いていないのだろう、好き勝手コメントを垂れ流す。
何か変だ。災害が起きた時に似ているような。住吉はスラックスのポケットからもう一台スマホを取り出した。こちらは配信中にSNSをチェックするのに使うものだ。
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「おまえら……」
顔を上げた瞬間、もう一台のスマホに映る自分と目が合った。恐怖で開いた瞳、色の悪い唇、引きつる頬。加工を突き抜けるほどひどい顔色。かすれた声は配信にのらなかったようだ。
浅くなった呼吸が苦しくて思わず茂みから顔を突き出した。
震える手で支えたスマホは今にもずり落ちそうで。開きっぱなしのSNSでは情報が錯綜している。
『家の周り凍ってるんだけど……なぜ?』
『地方では交通が止まり始めてるらしい』
『海の波が止まった! 凍ってるだろこれ!』
画像つきでの投稿。季節が季節なら流しているところだが、まだ11月に入ったばかり。
中には辺り一面が凍っている画像を載せ、複数のテレビ局アカウントから番組の映像に使いたいとリプが送られていた。しかし、本人からの返信はなく、通りすがりのアカウントが『シカト乙ー』とクソリプを飛ばしていた。
(おいおい……連絡がつかないってそういうことか……? 一体何が起きてんだよ……)
都市伝説系の配信者も配信を行っているようだ。地球最後の配信と称してリスナーの凸に応えていた。しかし、枠は突然終わってしまったようだ。
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