14 / 18
14
しおりを挟む
VASARAのバンド演奏、教師たちによるステージ発表、美百合のライブ、と今年はステージの目玉が三つもあった。
しかし、美百合のライブは中断することになった。
やまめは落胆し、ペンライトやうちわを痛バにしまいこんだ。
(みゆりんの方がつらいよね……)
未だステージ上にいる美百合はマイクを下ろし、観客たちに向かって手を振ったりハートマークを作っている。
その時、講堂の隅で悲鳴が上がった。
「氷が……!」
「なんか凍ってる!」
どよめきは全体に広がった。泣き出す子どももいる。
講堂の隙間が凍り始め、窓を撃ちつける氷の粒が激しい音を立てている。
今、この国を襲う氷の風がここにも来たのだ。パニックで移動する人の波にもまれ、やまめは講堂の隅に流された。
「離れて!」
鋭い声は美百合のものだった。彼女はヒールをカン、と鳴らすとマイクを構えた。アカペラで歌い始めたのは最新の曲。
天使の歌声に民衆は落ち着きを取り戻し、聞きほれているようだ。
すると、氷の浸食のスピードが落ちた。まるで美百合の歌で力を奪い取ったような。
彼女が天使なのは本当なのかもしれない。その凛々しい横顔に誰もが手を合わせようとした。
「今の内に中庭へ!」
「校舎に阻まれているので地下室への入口付近は安全です」
講堂の出入り口が開け放たれたが、我先にと移動する者はいなかった。それどころか、美百合の歌声から離れなければいけないのが口惜しそうだ。
避難誘導をしているのは美百合のマネージャーと、白い髪のイケメンだった。歌手の相田光守によく似た風貌に、中途半端な黄色い声が上がった。この場に夜叉がいなくてよかったかもしれない。
「スミレさん! シュンさんも来てたんですか?」
「こんにちは、神七ちゃん。あなたは……いとこの神児君だったかしら」
「話は後だ。早く行くんだ。地下室で皆が待っているよ」
別のクラスの女子生徒とそのいとこが、水色髪の男女と話しているのが見えた。彼らもまた、避難誘導をしているらしい。
「そのまま一歩ずつ進んでください! まだ間に合いますから!」
「小さな子どもは抱き上げて。お連れさんとは手をつないでください」
誘導の声を聞きながらゆっくりと前の人についていく。痛バの持ち手を握りしめ、やまめは何度も立ち止まろうかと迷った。
自分は何度も救ってくれた推しを見殺しにするのか、と。
美百合が不思議な人であることはなんとなく思っていた。あの声には魅力、というか力がある。無気力になった心を突き動かすほどの。
やまめは小説の執筆ができなくなったことがある。現実ばかり見せたがる大人たちのせいだ。そんなことを仕事にしても仕方ない、それ一本で食っていけるのはほんの一握りの小説家だけだ、と。
そんな時に美百合のことを知った。彼女の歌声を聴いていると好きな事をしたい、とことん突き詰めたいという気力が湧いてくる。
だから、あの歌声で氷の行く手を阻んでいることを悟った。
やまめはできるだけ廊下の端に寄った。頬をぴしゃりと叩くと、群衆とは反対方向を向いた。
「どこ行くんだ」
肩を掴んだのは神崎だった。教師によるステージ衣装のままだ。きらびやかな赤いスリーピース。ゆるめたネクタイは彼らしい。
「止めないでください! みゆりんたちを放って逃げたくない」
「そうか。でも、この人ごみだとお前は埋もれるぞ」
怒られるかと思っていたので、冷静に返す彼に拍子抜けした。諭すような口調も意外だった。
瞬間、彼が視界から消えた。やまめよりも身長があるのでありえない。誰かに突き飛ばされたわけでもない限り。
周りを見渡そうとしたら視点が高くなった。周りの大人たちのつむじがよく見える。いつの間にか両足に腕を回され、神崎に持ち上げられていた。
「せんせっ……!?」
「どこでもいいからつかまっとけ。飛ばすぞ」
言われて肩に手を乗せると、神崎は逆走を始めた。迷惑そうな顔たちにおかまいなしに。
「なんで先生も来てくれるの……?」
「好きな女もだが、そいつの推しも守らねぇと」
神崎の目が見えない。わざとうつむいているように見えた。
「……ん?」
「話は後だ」
「でっできるかー!」
やまめは寒さを忘れて顔を真っ赤にさせた。彼の肩をバシバシと叩くが反応はない。
「だってあの時……」
「地球がひっくり返るみたいだからいいかと思ったんだよ」
そう答えた彼の声はどこか少年のようで。同い年の男子生徒と変わらないように見えた。
『……俺とお前は教師と教え子だ。それ以上にも、それ以下にもならないしなれない』
以前彼に言われた線引き。それを彼から壊すなんて。
不謹慎だけど地球滅亡の瞬間に立ち会えてよかった。これから生活はどうなるか分からない。それでも、彼と一緒に生き残りさえすれば。
やまめは目頭が熱くなるのを感じながら、神崎の首に腕を回した。
「けほっ……」
「美百合!」
歌が止んだ。膝をついた美百合の前には小さな血だまり。摩睺羅伽と緊那羅が駆け寄った。
「まだ……避難が終わるまで食い止めなきゃ……」
口の端を拭うと血の跡が広がった。摩睺羅伽はそれをハンカチでそっと押さえた。
その瞬間、それまで歌で抑えていた氷の浸食が一気に進んだ。窓ガラスが全て割れ、ガラスの破片なのか氷なのか見分けがつかないものが降り込んでくる。
緊那羅が二人に覆いかぶさった。冷気が肌を突き刺す感覚に喉が鳴る。
「みっつん……」
「あなたたちだけでも……行って……」
「だめ! 美百合、もう行こう。地下に入れなくなっちゃう」
声がかすれてしまった美百合は力なく笑った。もう、話すのも限界だ。
「みゆりんたち!」
その時、一陣の元気な声が空気を切り裂いた。
彼女のことを美百合は一方的に知っている。夜叉に顔写真を見せてもらっていた。男性教師に抱き上げられているのは謎だが。
「どうして……」
「一緒に避難しよう! 私の小説がドラマ化して、みゆりんに主題歌を担当してもらうのが夢なの!」
彼女は胸の前で拳を作ると高く掲げた。摩睺羅伽と緊那羅もその様子にほほえんでいる。
美百合は緊那羅に横抱きにされ、ステージから下りた。横では摩睺羅伽が支えている。
「……ファンは大事にしなきゃね」
「そうだよ!」
摩睺羅伽が強くうなずいた瞬間、講堂の壁が崩壊した。
巨大な氷の壁は美百合の歌声が止んだことで力を解放したらしい。
「美百合! サラさん! ミツモリさん!」
迫りくる氷の壁に立ちはだかったのは二つの影。
髪の長い方が壁に向かって手を広げると炎が放たれた。龍のようにうねりながら氷を食らう。
氷は全てを壊してきたとは思えないほどあっさりと溶けてしまった。氷の風も止み、講堂は本来の静けさを取り戻した。
「やーちゃん……?」
同級生の声に振り向いたのは、瑠璃色と真紅の瞳を持った少女だった。
しかし、美百合のライブは中断することになった。
やまめは落胆し、ペンライトやうちわを痛バにしまいこんだ。
(みゆりんの方がつらいよね……)
未だステージ上にいる美百合はマイクを下ろし、観客たちに向かって手を振ったりハートマークを作っている。
その時、講堂の隅で悲鳴が上がった。
「氷が……!」
「なんか凍ってる!」
どよめきは全体に広がった。泣き出す子どももいる。
講堂の隙間が凍り始め、窓を撃ちつける氷の粒が激しい音を立てている。
今、この国を襲う氷の風がここにも来たのだ。パニックで移動する人の波にもまれ、やまめは講堂の隅に流された。
「離れて!」
鋭い声は美百合のものだった。彼女はヒールをカン、と鳴らすとマイクを構えた。アカペラで歌い始めたのは最新の曲。
天使の歌声に民衆は落ち着きを取り戻し、聞きほれているようだ。
すると、氷の浸食のスピードが落ちた。まるで美百合の歌で力を奪い取ったような。
彼女が天使なのは本当なのかもしれない。その凛々しい横顔に誰もが手を合わせようとした。
「今の内に中庭へ!」
「校舎に阻まれているので地下室への入口付近は安全です」
講堂の出入り口が開け放たれたが、我先にと移動する者はいなかった。それどころか、美百合の歌声から離れなければいけないのが口惜しそうだ。
避難誘導をしているのは美百合のマネージャーと、白い髪のイケメンだった。歌手の相田光守によく似た風貌に、中途半端な黄色い声が上がった。この場に夜叉がいなくてよかったかもしれない。
「スミレさん! シュンさんも来てたんですか?」
「こんにちは、神七ちゃん。あなたは……いとこの神児君だったかしら」
「話は後だ。早く行くんだ。地下室で皆が待っているよ」
別のクラスの女子生徒とそのいとこが、水色髪の男女と話しているのが見えた。彼らもまた、避難誘導をしているらしい。
「そのまま一歩ずつ進んでください! まだ間に合いますから!」
「小さな子どもは抱き上げて。お連れさんとは手をつないでください」
誘導の声を聞きながらゆっくりと前の人についていく。痛バの持ち手を握りしめ、やまめは何度も立ち止まろうかと迷った。
自分は何度も救ってくれた推しを見殺しにするのか、と。
美百合が不思議な人であることはなんとなく思っていた。あの声には魅力、というか力がある。無気力になった心を突き動かすほどの。
やまめは小説の執筆ができなくなったことがある。現実ばかり見せたがる大人たちのせいだ。そんなことを仕事にしても仕方ない、それ一本で食っていけるのはほんの一握りの小説家だけだ、と。
そんな時に美百合のことを知った。彼女の歌声を聴いていると好きな事をしたい、とことん突き詰めたいという気力が湧いてくる。
だから、あの歌声で氷の行く手を阻んでいることを悟った。
やまめはできるだけ廊下の端に寄った。頬をぴしゃりと叩くと、群衆とは反対方向を向いた。
「どこ行くんだ」
肩を掴んだのは神崎だった。教師によるステージ衣装のままだ。きらびやかな赤いスリーピース。ゆるめたネクタイは彼らしい。
「止めないでください! みゆりんたちを放って逃げたくない」
「そうか。でも、この人ごみだとお前は埋もれるぞ」
怒られるかと思っていたので、冷静に返す彼に拍子抜けした。諭すような口調も意外だった。
瞬間、彼が視界から消えた。やまめよりも身長があるのでありえない。誰かに突き飛ばされたわけでもない限り。
周りを見渡そうとしたら視点が高くなった。周りの大人たちのつむじがよく見える。いつの間にか両足に腕を回され、神崎に持ち上げられていた。
「せんせっ……!?」
「どこでもいいからつかまっとけ。飛ばすぞ」
言われて肩に手を乗せると、神崎は逆走を始めた。迷惑そうな顔たちにおかまいなしに。
「なんで先生も来てくれるの……?」
「好きな女もだが、そいつの推しも守らねぇと」
神崎の目が見えない。わざとうつむいているように見えた。
「……ん?」
「話は後だ」
「でっできるかー!」
やまめは寒さを忘れて顔を真っ赤にさせた。彼の肩をバシバシと叩くが反応はない。
「だってあの時……」
「地球がひっくり返るみたいだからいいかと思ったんだよ」
そう答えた彼の声はどこか少年のようで。同い年の男子生徒と変わらないように見えた。
『……俺とお前は教師と教え子だ。それ以上にも、それ以下にもならないしなれない』
以前彼に言われた線引き。それを彼から壊すなんて。
不謹慎だけど地球滅亡の瞬間に立ち会えてよかった。これから生活はどうなるか分からない。それでも、彼と一緒に生き残りさえすれば。
やまめは目頭が熱くなるのを感じながら、神崎の首に腕を回した。
「けほっ……」
「美百合!」
歌が止んだ。膝をついた美百合の前には小さな血だまり。摩睺羅伽と緊那羅が駆け寄った。
「まだ……避難が終わるまで食い止めなきゃ……」
口の端を拭うと血の跡が広がった。摩睺羅伽はそれをハンカチでそっと押さえた。
その瞬間、それまで歌で抑えていた氷の浸食が一気に進んだ。窓ガラスが全て割れ、ガラスの破片なのか氷なのか見分けがつかないものが降り込んでくる。
緊那羅が二人に覆いかぶさった。冷気が肌を突き刺す感覚に喉が鳴る。
「みっつん……」
「あなたたちだけでも……行って……」
「だめ! 美百合、もう行こう。地下に入れなくなっちゃう」
声がかすれてしまった美百合は力なく笑った。もう、話すのも限界だ。
「みゆりんたち!」
その時、一陣の元気な声が空気を切り裂いた。
彼女のことを美百合は一方的に知っている。夜叉に顔写真を見せてもらっていた。男性教師に抱き上げられているのは謎だが。
「どうして……」
「一緒に避難しよう! 私の小説がドラマ化して、みゆりんに主題歌を担当してもらうのが夢なの!」
彼女は胸の前で拳を作ると高く掲げた。摩睺羅伽と緊那羅もその様子にほほえんでいる。
美百合は緊那羅に横抱きにされ、ステージから下りた。横では摩睺羅伽が支えている。
「……ファンは大事にしなきゃね」
「そうだよ!」
摩睺羅伽が強くうなずいた瞬間、講堂の壁が崩壊した。
巨大な氷の壁は美百合の歌声が止んだことで力を解放したらしい。
「美百合! サラさん! ミツモリさん!」
迫りくる氷の壁に立ちはだかったのは二つの影。
髪の長い方が壁に向かって手を広げると炎が放たれた。龍のようにうねりながら氷を食らう。
氷は全てを壊してきたとは思えないほどあっさりと溶けてしまった。氷の風も止み、講堂は本来の静けさを取り戻した。
「やーちゃん……?」
同級生の声に振り向いたのは、瑠璃色と真紅の瞳を持った少女だった。
0
あなたにおすすめの小説
ワンチャンあるかな、って転生先で推しにアタックしてるのがこちらの令嬢です
山口三
恋愛
恋愛ゲームの世界に転生した主人公。中世異世界のアカデミーを中心に繰り広げられるゲームだが、大好きな推しを目の前にして、ついつい欲が出てしまう。「私が転生したキャラは主人公じゃなくて、たたのモブ悪役。どうせ攻略対象の相手にはフラれて婚約破棄されるんだから・・・」
ひょんな事からクラスメイトのアロイスと協力して、主人公は推し様と、アロイスはゲームの主人公である聖女様との相思相愛を目指すが・・・。
とある令嬢が男装し第二王子がいる全寮制魔法学院へ転入する
春夏秋冬/光逆榮
恋愛
クリバンス王国内のフォークロス領主の娘アリス・フォークロスは、母親からとある理由で憧れである月の魔女が通っていた王都メルト魔法学院の転入を言い渡される。
しかし、その転入時には名前を偽り、さらには男装することが条件であった。
その理由は同じ学院に通う、第二王子ルーク・クリバンスの鼻を折り、将来王国を担う王としての自覚を持たせるためだった。
だがルーク王子の鼻を折る前に、無駄にイケメン揃いな個性的な寮生やクラスメイト達に囲まれた学院生活を送るはめになり、ハプニングの連続で正体がバレていないかドキドキの日々を過ごす。
そして目的であるルーク王子には、目向きもなれない最大のピンチが待っていた。
さて、アリスの運命はどうなるのか。
リトライさせていただきます!〜死に戻り令嬢はイケメン神様とタッグを組んで人生をやり直す事にした。今度こそ幸せになります!!〜
ゆずき
恋愛
公爵家の御令嬢クレハは、18歳の誕生日に何者かに殺害されてしまう。そんなクレハを救ったのは、神を自称する青年(長身イケメン)だった。
イケメン神様の力で10年前の世界に戻されてしまったクレハ。そこから運命の軌道修正を図る。犯人を返り討ちにできるくらい、強くなればいいじゃないか!! そう思ったクレハは、神様からは魔法を、クレハに一目惚れした王太子からは武術の手ほどきを受ける。クレハの強化トレーニングが始まった。
8歳の子供の姿に戻ってしまった少女と、お人好しな神様。そんな2人が主人公の異世界恋愛ファンタジー小説です。
※メインではありませんが、ストーリーにBL的要素が含まれます。少しでもそのような描写が苦手な方はご注意下さい。
ご褒美人生~転生した私の溺愛な?日常~
紅子
恋愛
魂の修行を終えた私は、ご褒美に神様から丈夫な身体をもらい最後の転生しました。公爵令嬢に生まれ落ち、素敵な仮婚約者もできました。家族や仮婚約者から溺愛されて、幸せです。ですけど、神様。私、お願いしましたよね?寿命をベッドの上で迎えるような普通の目立たない人生を送りたいと。やりすぎですよ💢神様。
毎週火・金曜日00:00に更新します。→完結済みです。毎日更新に変更します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
【完結】純血の姫と誓約の騎士たち〜紅き契約と滅びの呪い〜
来栖れいな
恋愛
「覚醒しなければ、生きられない———
しかし、覚醒すれば滅びの呪いが発動する」
100年前、ヴァンパイアの王家は滅び、純血種は絶えたはずだった。
しかし、その血を引く最後の姫ルナフィエラは古城の影で静かに息を潜めていた。
戦う術を持たぬ彼女は紅き月の夜に覚醒しなければ命を落とすという宿命を背負っていた。
しかし、覚醒すれば王族を滅ぼした「呪い」が発動するかもしれない———。
そんな彼女の前に現れたのは4人の騎士たち。
「100年間、貴女を探し続けていた———
もう二度と離れない」
ヴィクトル・エーベルヴァイン(ヴァンパイア)
——忠誠と本能の狭間で揺れる、王家の騎士。
「君が目覚めたとき、世界はどう変わるのか......僕はそれを見届けたい」
ユリウス・フォン・エルム(エルフ)
——知的な観察者として接近し、次第に執着を深めていく魔法騎士。
「お前は弱い。だから、俺が守る」
シグ・ヴァルガス(魔族)
——かつてルナフィエラに助けられた恩を返すため、寡黙に寄り添う戦士。
「君が苦しむくらいなら、僕が全部引き受ける」
フィン・ローゼン(人間)
——人間社会を捨てて、彼女のそばにいることを選んだ治癒魔法使い。
それぞれの想いを抱えてルナフィエラの騎士となる彼ら。
忠誠か、執着か。
守護か、支配か。
愛か、呪いか——。
運命の紅き月の夜、ルナフィエラは「覚醒」か「死」かの選択を迫られる。
その先に待つのは、破滅か、それとも奇跡か———。
——紅き誓いが交わされるとき、彼らの運命は交差する。
悪役令嬢の心変わり
ナナスケ
恋愛
不慮の事故によって20代で命を落としてしまった雨月 夕は乙女ゲーム[聖女の涙]の悪役令嬢に転生してしまっていた。
7歳の誕生日10日前に前世の記憶を取り戻した夕は悪役令嬢、ダリア・クロウリーとして最悪の結末 処刑エンドを回避すべく手始めに婚約者の第2王子との婚約を破棄。
そして、処刑エンドに繋がりそうなルートを回避すべく奮闘する勘違いラブロマンス!
カッコイイ系主人公が男社会と自分に仇なす者たちを斬るっ!
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる