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冬休みが明けて間もない頃。夜叉は両親を通じて休学届を出した。休学届の理由について両親は言葉を濁したが、神崎は言及しなかったらしい。相変わらず真面目だか不真面目だか分からない人だ。しかし、それが彼らしいと思った。
その頃の夜叉は腹部が目立ち、つわりが収まって軽い運動ができるようになった。
両親に全てを話すと二人は大層驚いたが、夜叉が決めたことならと賛同してくれた。
「さくらちゃんが望んだことなら応援する! ベビー服選び楽しみだわ~。まずはマタニティウェアね!」
「この歳でじいじか……」
特に張り切っていたのは愛瑠だった。初孫が楽しみなのは奈津も一緒だが、愛瑠の比にならない。
二人は夜叉の正体やその仲間についても知ることになったのだが、それに対しても”そうだったの~”の一言で納得したようだった。
舞花のことは二人には見えないが、”ここにいる”と紹介すると空間に向かってお辞儀をしていた。
「我ながら適応能力強すぎる両親だよ……」
「君もなかなかだけどな、和馬」
和馬はこの日、両親を伴って阿修羅たちの家を訪れた。夜叉が両親にも全て話すことを望んだからだ。
朝来が挨拶をすると”謎のイケメンが義理の息子に……!”と、握手してブンブンと振った。
「朝来君が義兄になるのか~……」
「どう、叔父さんになった気分は」
ダイニングでオンラインショッピングに熱心な両親はさておき。和馬は朝来とリビングのソファに並んで座っていた。
「実感ないよ。さくらが誰かと一緒になる姿は想像したことなかったから……。朝来君こそどうなの」
「僕は……嬉しいよ。やっと一緒になれる」
「そんなにさくらのことを想ってくれていたの?」
「まぁね」
朝来の猫目が細められる。金色の瞳が柔らかい輝きを放った。
マタニティウェアは愛瑠の趣味でフリフリの可愛いものばかり。夜叉は水色の派手なワンピース越しに腹部を撫でた。日に日に大きくなっていくお腹に愛情が増していく。
お腹の子は人間の子どもより早く育っているらしい。玄武たちには半年くらいで産まれるだろう、と言われている。
隣に浮遊している舞花が煙管をくわえる。あれから夜叉と和馬の自宅に戻ってきた。心配してそばにいてくれることになったのだ。
人間界では霊体としてしか存在できないが、そこにいるだけで心強かった。夜叉とまだ見ぬ赤子の無事を願う瞳は誰よりも優しい。
愛瑠と奈津は仕事があるので富橋に戻った。しかし、週末になると必ず訪れる。舞花のことは見えないが、産みの親としてリスペクトしているらしい。訪れる度、彼女への挨拶も欠かさない。
舞花も夜叉を通してだが、意思疎通できることに喜びを感じているようだ。マンションの駐車場に見慣れた車が停まると、嬉しそうに煙を吐き出す。
「……蛙の子は蛙。ということかもしれんせん」
「ん? どゆこと?」
「実はわっちが主を産んだのは18の頃」
「そうだったの!?」
「主は17の間に産むことになりんしょう」
「三月だもんねー。でもずれるかもしれないんでしょう?」
「あくまで予定日で、特に主は初産。遅れる可能性は高うござんす」
夜叉は暇さえあれば子育てについて調べる。こんな風に何かに熱心になるのは初めてだ。
推しの芸能人は何人かいるが、同級生たちのように激しく推し活をしたことはない。今の推しはもっぱら我が子だ。
「舞花もおばあちゃんになるんだね」
「こんな日が来るなんて……。わっちも嬉しゅうござんすが、すー様は狂喜乱舞していたと思いんす」
「そうだねー……。朱雀父さんにも会わせたかったな」
「主を宿した時もすー様は大層喜んでおりんした……。きっとバカ祖父になっていたと思いんす」
「親バカ……じじバカを通り越してんのね」
お腹の子は女の子だと言われた。定期的に戯人族の間を訪れ、玄武族の女性に診察してもらっている。
「ただいま」
「ただいま~」
和馬と朝来が玄関のドアを開けて現れた。彼らはそれぞれエコバッグを肩から提げていた。和馬の方は長ネギが飛び出している。
今は朝来が二人の家に転がり込んでいる。学校に通わず、夜叉の世話をする毎日だ。
「おかえりなんし」
「ただいま、舞花さん」
あれから和馬は舞花と言葉を交わせるようになった。姿もはっきり見えるようになったらしい。元々気配を感じていたのと、舞花がそうしたいと強く願ったからだろう、とのことだった。
臨月に入ると、夜叉は朝来と舞花と共に戯人族の間に滞在することになった。
和馬は栄養たっぷりのお弁当を作って朝来に預けて届けてくれる。
そのお弁当を美百合と食べることがある。時々様子を見に来てくれるのだ。
「胎教は美百合だよ」
「あら、嬉しいわ」
彼女はそう言って魚の竜田揚げをつまんだ。
優しい声で”早く会いたいわ”と腹部をなでる様子は天使のよう。彼女に会う度、加護をもらえる気がする。
実はその時、初めて美百合のマネージャーに会った。彼女は元人間の戯人族らしい。彼女は人間だった時からオタクで、今でも推し活に熱中しているそうだ。
「私もみっつん好きです」
「分かるー! 私の最推し!」
彼女とは堅い握手を交わした。小柄だが美百合や夜叉よりも大人っぽい。
聞けば21歳で亡くなって死神たちを通じ、戯人族にスカウトされたらしい。
一族の者として仕事もするが仕立て屋のようなこともしている。
「白虎様たちの衣装はサラが仕立てているのよ」
「えと……摩睺羅伽さんが?」
「サラ、でいいよ。人間だった時の名前だよ」
予定日から少し遅れ、三月に無事出産した。
立ち会った朝来の手を強く握りしめたせいで内出血させてしまった。が、彼は痛みなど気にした様子はなかった。汗まみれの夜叉を気にすることなく抱きしめた。
「お日様の元で力強く生きられますように……。お日様のような存在になれますように……」
娘の名前はあらかじめ決めていた。
夜叉は玄武族の女性に汗を拭いてもらい、ほほえんだ。
「まひる。あなたの名前はまひる……」
三人の元には続々と出産祝いが届いた。よく関わる戯人族はもちろん、特に多かったのは愛瑠と奈津からだ。和馬は何度もご馳走を作って届けてくれた。
この約半年、阿修羅は不服そうな様子を隠さなかった。顔を見せにくることも少なかった。
しかし、出産して一ヵ月経つと気まずそうに現れた。まひるは産まれてからの成長スピードは人間と同じだった。阿修羅が訪れた頃には手足がふっくらとし、動きが大きくなってきた。
「抱っこしてみる?」
「いえ、慣れていないので……」
まひるの顔を見た瞬間、阿修羅の眉間のシワが消えた。小さな手におそるおそるふれると、まひるが力強く握りしめた。
阿修羅の顔が認識できたのか、彼の顔を見つめて瞳をそらそうとしない。
「まひる様……」
「また様付け?」
「やー様のご息女ですから」
彼も気付いていないだろう、頬が柔らかく綻んだ。まるで実の子どもを腕に抱いたように。
しかし、様子を見に来た美百合と目が合うと硬直した。
「あら、クリオネ。やっと来たのね」
「お前……」
「美百合、阿修羅君……ほどほどにね」
たしなめる摩睺羅伽の声は阿修羅に届いていないようだ。口をひん曲げた様子はレアだ。
まひるは目を合わせてくれなくなった阿修羅の気を引きたいらしい。小さくしゃくりあげると、まるで猫のような泣き声を上げ始めた。
「あらあら……こんにちは、まひる」
美百合が海のような深い声でささやくよう、子守歌を歌い始めた。夜叉が身ごもったと知った時に覚えたらしい。
まひるはゆったりとした歌声に包まれるとすぐに機嫌を直した。
娘と、娘の周りで楽しそうに……してるのは二人だけだが、囲んでいる様子を見ると心が痛む。
学校で仲良くしている者たちに話したかった。自分の正体と娘のことを。一番最初に顔が思い浮かんだのは彦瀬と瑞恵だった。
その頃の夜叉は腹部が目立ち、つわりが収まって軽い運動ができるようになった。
両親に全てを話すと二人は大層驚いたが、夜叉が決めたことならと賛同してくれた。
「さくらちゃんが望んだことなら応援する! ベビー服選び楽しみだわ~。まずはマタニティウェアね!」
「この歳でじいじか……」
特に張り切っていたのは愛瑠だった。初孫が楽しみなのは奈津も一緒だが、愛瑠の比にならない。
二人は夜叉の正体やその仲間についても知ることになったのだが、それに対しても”そうだったの~”の一言で納得したようだった。
舞花のことは二人には見えないが、”ここにいる”と紹介すると空間に向かってお辞儀をしていた。
「我ながら適応能力強すぎる両親だよ……」
「君もなかなかだけどな、和馬」
和馬はこの日、両親を伴って阿修羅たちの家を訪れた。夜叉が両親にも全て話すことを望んだからだ。
朝来が挨拶をすると”謎のイケメンが義理の息子に……!”と、握手してブンブンと振った。
「朝来君が義兄になるのか~……」
「どう、叔父さんになった気分は」
ダイニングでオンラインショッピングに熱心な両親はさておき。和馬は朝来とリビングのソファに並んで座っていた。
「実感ないよ。さくらが誰かと一緒になる姿は想像したことなかったから……。朝来君こそどうなの」
「僕は……嬉しいよ。やっと一緒になれる」
「そんなにさくらのことを想ってくれていたの?」
「まぁね」
朝来の猫目が細められる。金色の瞳が柔らかい輝きを放った。
マタニティウェアは愛瑠の趣味でフリフリの可愛いものばかり。夜叉は水色の派手なワンピース越しに腹部を撫でた。日に日に大きくなっていくお腹に愛情が増していく。
お腹の子は人間の子どもより早く育っているらしい。玄武たちには半年くらいで産まれるだろう、と言われている。
隣に浮遊している舞花が煙管をくわえる。あれから夜叉と和馬の自宅に戻ってきた。心配してそばにいてくれることになったのだ。
人間界では霊体としてしか存在できないが、そこにいるだけで心強かった。夜叉とまだ見ぬ赤子の無事を願う瞳は誰よりも優しい。
愛瑠と奈津は仕事があるので富橋に戻った。しかし、週末になると必ず訪れる。舞花のことは見えないが、産みの親としてリスペクトしているらしい。訪れる度、彼女への挨拶も欠かさない。
舞花も夜叉を通してだが、意思疎通できることに喜びを感じているようだ。マンションの駐車場に見慣れた車が停まると、嬉しそうに煙を吐き出す。
「……蛙の子は蛙。ということかもしれんせん」
「ん? どゆこと?」
「実はわっちが主を産んだのは18の頃」
「そうだったの!?」
「主は17の間に産むことになりんしょう」
「三月だもんねー。でもずれるかもしれないんでしょう?」
「あくまで予定日で、特に主は初産。遅れる可能性は高うござんす」
夜叉は暇さえあれば子育てについて調べる。こんな風に何かに熱心になるのは初めてだ。
推しの芸能人は何人かいるが、同級生たちのように激しく推し活をしたことはない。今の推しはもっぱら我が子だ。
「舞花もおばあちゃんになるんだね」
「こんな日が来るなんて……。わっちも嬉しゅうござんすが、すー様は狂喜乱舞していたと思いんす」
「そうだねー……。朱雀父さんにも会わせたかったな」
「主を宿した時もすー様は大層喜んでおりんした……。きっとバカ祖父になっていたと思いんす」
「親バカ……じじバカを通り越してんのね」
お腹の子は女の子だと言われた。定期的に戯人族の間を訪れ、玄武族の女性に診察してもらっている。
「ただいま」
「ただいま~」
和馬と朝来が玄関のドアを開けて現れた。彼らはそれぞれエコバッグを肩から提げていた。和馬の方は長ネギが飛び出している。
今は朝来が二人の家に転がり込んでいる。学校に通わず、夜叉の世話をする毎日だ。
「おかえりなんし」
「ただいま、舞花さん」
あれから和馬は舞花と言葉を交わせるようになった。姿もはっきり見えるようになったらしい。元々気配を感じていたのと、舞花がそうしたいと強く願ったからだろう、とのことだった。
臨月に入ると、夜叉は朝来と舞花と共に戯人族の間に滞在することになった。
和馬は栄養たっぷりのお弁当を作って朝来に預けて届けてくれる。
そのお弁当を美百合と食べることがある。時々様子を見に来てくれるのだ。
「胎教は美百合だよ」
「あら、嬉しいわ」
彼女はそう言って魚の竜田揚げをつまんだ。
優しい声で”早く会いたいわ”と腹部をなでる様子は天使のよう。彼女に会う度、加護をもらえる気がする。
実はその時、初めて美百合のマネージャーに会った。彼女は元人間の戯人族らしい。彼女は人間だった時からオタクで、今でも推し活に熱中しているそうだ。
「私もみっつん好きです」
「分かるー! 私の最推し!」
彼女とは堅い握手を交わした。小柄だが美百合や夜叉よりも大人っぽい。
聞けば21歳で亡くなって死神たちを通じ、戯人族にスカウトされたらしい。
一族の者として仕事もするが仕立て屋のようなこともしている。
「白虎様たちの衣装はサラが仕立てているのよ」
「えと……摩睺羅伽さんが?」
「サラ、でいいよ。人間だった時の名前だよ」
予定日から少し遅れ、三月に無事出産した。
立ち会った朝来の手を強く握りしめたせいで内出血させてしまった。が、彼は痛みなど気にした様子はなかった。汗まみれの夜叉を気にすることなく抱きしめた。
「お日様の元で力強く生きられますように……。お日様のような存在になれますように……」
娘の名前はあらかじめ決めていた。
夜叉は玄武族の女性に汗を拭いてもらい、ほほえんだ。
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三人の元には続々と出産祝いが届いた。よく関わる戯人族はもちろん、特に多かったのは愛瑠と奈津からだ。和馬は何度もご馳走を作って届けてくれた。
この約半年、阿修羅は不服そうな様子を隠さなかった。顔を見せにくることも少なかった。
しかし、出産して一ヵ月経つと気まずそうに現れた。まひるは産まれてからの成長スピードは人間と同じだった。阿修羅が訪れた頃には手足がふっくらとし、動きが大きくなってきた。
「抱っこしてみる?」
「いえ、慣れていないので……」
まひるの顔を見た瞬間、阿修羅の眉間のシワが消えた。小さな手におそるおそるふれると、まひるが力強く握りしめた。
阿修羅の顔が認識できたのか、彼の顔を見つめて瞳をそらそうとしない。
「まひる様……」
「また様付け?」
「やー様のご息女ですから」
彼も気付いていないだろう、頬が柔らかく綻んだ。まるで実の子どもを腕に抱いたように。
しかし、様子を見に来た美百合と目が合うと硬直した。
「あら、クリオネ。やっと来たのね」
「お前……」
「美百合、阿修羅君……ほどほどにね」
たしなめる摩睺羅伽の声は阿修羅に届いていないようだ。口をひん曲げた様子はレアだ。
まひるは目を合わせてくれなくなった阿修羅の気を引きたいらしい。小さくしゃくりあげると、まるで猫のような泣き声を上げ始めた。
「あらあら……こんにちは、まひる」
美百合が海のような深い声でささやくよう、子守歌を歌い始めた。夜叉が身ごもったと知った時に覚えたらしい。
まひるはゆったりとした歌声に包まれるとすぐに機嫌を直した。
娘と、娘の周りで楽しそうに……してるのは二人だけだが、囲んでいる様子を見ると心が痛む。
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