2 / 28
第1話 タイムスリップと異世界転移?!
しおりを挟む
どうやらここは夢の中ではないらしい。
美鈴さん(奥さん)はオレよりも数時間早く過去に来てしまっていたようだ。ヤケにリアルだと思ったらまさかのタイムスリップとか……
「美鈴さんは本当に未来から来たの???」
って言ったけど、オレもこの時代の人ではないから来たって表現は合ってるか分からないが。
「いつも通りの美鈴ちゃんでいいよ。真面目に『さん』付けで呼ばれると変な感じだし……」
うちでは名前で呼び合っている。未来では高校に受かった息子と小学校を卒業した愛娘がいるが、ママやお母さん呼びは寂しいから嫌だと言われたのだ。
オレも名前で呼びたいしね。
「オレもビックリだよ。これ元に戻れるのかな」
「わかんないけど、まぁ何とかなるんじゃない?湊と咲が心配だけど、戻れなくても未来で生まれてくるし?」
まぁ確かに20年後にはそうなってるかもしれないが、全く同じにならないかもしれないと思うんだけど…
「相変わらず、流石と言うか何と言うか」
「ちょっと待って。褒めて無いよね?」
「落ち着きすぎじゃない?」
「和馬が来るのわかってたからねー」
「オレが夢かもって思ってたの、よく分かったね」
「だって和馬だもん」
過去に戻っても変わらないなー。と言うか中身はよんじゅう…ゲフンゲフン。
でも出逢った時から変わってない気がする。
最後の一言はめっちゃ嬉しいけど。
「これからどうしようか美鈴ちゃん?」
「とりあえず、この二次会終わったらカラオケに行くはずだから同じようにしてみようよ」
「確かに!とりあえず同じにしないと未来が変わっちゃうかもしれないよね」
タイムスリップしたはずなのに、思ったよりも慌てて無いのは、オレもそれなりの経験を重ねたからかな?
いや……奥さんがやけに落ち着いてるからだろうなぁ。
確か二次会終わって朝までカラオケだったよな。今なら撃沈間違い無しだ。
果たして朝まで歌っていられるかな……
「ここのカラオケ屋さん懐かしいねー」
「今もまだあるのかな?」
「今っていうか20年後だけどねー」
他愛のない会話が不安を期待に変えて行く。
ワクワクしている奥さんを見ると、心がポカポカして自然と笑顔になってしまうのだ。
新郎新婦の先輩たちはそのままハネムーンに向かい、大学時代の先輩たちと奥さんの友達数名でカラオケルームに向かう。
この頃のオレはかなり気合を入れて練習していたから、トップバッターで歌わせて貰った。
「どうだった??」
「う~ん」
「ダメだった……?」
あれっ?この頃の方が絶対に上手いはずなんだけど……
奥さんは困ったような顔をしながらクネクネしている。
「めっちゃ照れるー」
うん?どう言うことかな?
「この歌を聴いて、和馬のこと好きになっちゃったんだよね……」
「……オレも照れるんですけど……」
このままオールで行けそうだ……
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
若い身体って素晴らしい!
40代半ばなら確実に寝落ちしてたはずだけど、ちょっと眠いで済むぞ。
奥さんはここからなら1時間あれば帰れるし、2時間後にはきっと布団の中だ。
オレは帰るのに3時間はかかるな……電車で寝てしまうと、とんでもない所まで行ってしまうから何とか頑張ろう。
駅の改札で他の先輩たちに分からないように手を繋ぎ重ね合うと、お互いに名残惜しく自然と唇も重なり合った。
「帰ったらメールするね」
照れながら小さく走って行く後ろ姿を見ていると、ぽーっとしてしまうのは眠いからだけではないはずだ。
電車に揺られ1時間ほどするとメールが来た。
『この頃はガラケーでメールしかなかったよなぁ』
なんて思いながら画面を見ると
『ゴメンもう眠くて限界。今日は本当に楽しかった。朝起きたら元に戻ってるかな?お風呂出たらすぐ寝ちゃうと思う。ゴメンね。和馬大好き♡』
眠いのにニヤニヤしながら携帯を眺めてしまった。
オレの返信の内容は、眠気と嬉しさの変なテンションで書いてしまった為ここでは割愛します……
「ただいま」
実家に帰って来ると父と母が居間にいた。
「やっぱり若い!!」
つい大声をだしてしまうと怪訝な目で見られてしまった。
『ヤバいヤバい。テンションおかしい』
とりあえず風呂に入ってオレも寝よう。そう思いながら何とか二階まで上がってベッドに入ると、あっという間に意識を手放してしまった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「和馬!」
揺さぶられて目を擦ると、目の前には見慣れた奥さんがいた。
「うーん。こっちの美鈴ちゃんも可愛いなぁ」
「何寝ぼけてるの!会社に遅れちゃうよ!!」
こういう時、何故かスパーンと目が覚めるのはどうしてだろう。
「えっ?えっ?今何時??」
「とにかく早く起きて!」
時計は普段なら家を出る10分前を示している。
急いで着替えて玄関に向かう。これなら15分くらいの遅れで済みそうだ。
「あのさ、夢見た?!」
慌てて靴を履きながら伝えると、コクンと頷き笑顔で手を振る奥さんが辛うじて見えた。電車も遅延してしまい会社には30分遅れ。正直、慌てすぎて会社での事はほとんど記憶にない。
でも、ミスを連発してしまった事は何故か覚えてるんだよな……
帰りの電車でLI◯Eすると『お家でゆっくり話そう』と返信が来た。
「ただいま!」
「おかえり!」
いつもの日常だ。朝は慌ててたからほとんど覚えて無いけど、笑顔と優しい声で落ち着いて行くのが分かる。
ただ、その分眠気も尋常じゃなくやってきた。風呂で寝なかったのは奇跡としか言いようがない。
「ゴハンは?」
「ちょっとだけ休ませて……」
布団に沈み込むように暗転した。
目が覚めるとまだ夜なのに、窓から差すやけに明るい夜空で目を覚ました。
「月が二つある……」
もう一回寝ようかな……
しかし朝以上にスパーンと目が覚めてしまう光景に、今回の睡魔は勝てるわけが無かった。
美鈴さん(奥さん)はオレよりも数時間早く過去に来てしまっていたようだ。ヤケにリアルだと思ったらまさかのタイムスリップとか……
「美鈴さんは本当に未来から来たの???」
って言ったけど、オレもこの時代の人ではないから来たって表現は合ってるか分からないが。
「いつも通りの美鈴ちゃんでいいよ。真面目に『さん』付けで呼ばれると変な感じだし……」
うちでは名前で呼び合っている。未来では高校に受かった息子と小学校を卒業した愛娘がいるが、ママやお母さん呼びは寂しいから嫌だと言われたのだ。
オレも名前で呼びたいしね。
「オレもビックリだよ。これ元に戻れるのかな」
「わかんないけど、まぁ何とかなるんじゃない?湊と咲が心配だけど、戻れなくても未来で生まれてくるし?」
まぁ確かに20年後にはそうなってるかもしれないが、全く同じにならないかもしれないと思うんだけど…
「相変わらず、流石と言うか何と言うか」
「ちょっと待って。褒めて無いよね?」
「落ち着きすぎじゃない?」
「和馬が来るのわかってたからねー」
「オレが夢かもって思ってたの、よく分かったね」
「だって和馬だもん」
過去に戻っても変わらないなー。と言うか中身はよんじゅう…ゲフンゲフン。
でも出逢った時から変わってない気がする。
最後の一言はめっちゃ嬉しいけど。
「これからどうしようか美鈴ちゃん?」
「とりあえず、この二次会終わったらカラオケに行くはずだから同じようにしてみようよ」
「確かに!とりあえず同じにしないと未来が変わっちゃうかもしれないよね」
タイムスリップしたはずなのに、思ったよりも慌てて無いのは、オレもそれなりの経験を重ねたからかな?
いや……奥さんがやけに落ち着いてるからだろうなぁ。
確か二次会終わって朝までカラオケだったよな。今なら撃沈間違い無しだ。
果たして朝まで歌っていられるかな……
「ここのカラオケ屋さん懐かしいねー」
「今もまだあるのかな?」
「今っていうか20年後だけどねー」
他愛のない会話が不安を期待に変えて行く。
ワクワクしている奥さんを見ると、心がポカポカして自然と笑顔になってしまうのだ。
新郎新婦の先輩たちはそのままハネムーンに向かい、大学時代の先輩たちと奥さんの友達数名でカラオケルームに向かう。
この頃のオレはかなり気合を入れて練習していたから、トップバッターで歌わせて貰った。
「どうだった??」
「う~ん」
「ダメだった……?」
あれっ?この頃の方が絶対に上手いはずなんだけど……
奥さんは困ったような顔をしながらクネクネしている。
「めっちゃ照れるー」
うん?どう言うことかな?
「この歌を聴いて、和馬のこと好きになっちゃったんだよね……」
「……オレも照れるんですけど……」
このままオールで行けそうだ……
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
若い身体って素晴らしい!
40代半ばなら確実に寝落ちしてたはずだけど、ちょっと眠いで済むぞ。
奥さんはここからなら1時間あれば帰れるし、2時間後にはきっと布団の中だ。
オレは帰るのに3時間はかかるな……電車で寝てしまうと、とんでもない所まで行ってしまうから何とか頑張ろう。
駅の改札で他の先輩たちに分からないように手を繋ぎ重ね合うと、お互いに名残惜しく自然と唇も重なり合った。
「帰ったらメールするね」
照れながら小さく走って行く後ろ姿を見ていると、ぽーっとしてしまうのは眠いからだけではないはずだ。
電車に揺られ1時間ほどするとメールが来た。
『この頃はガラケーでメールしかなかったよなぁ』
なんて思いながら画面を見ると
『ゴメンもう眠くて限界。今日は本当に楽しかった。朝起きたら元に戻ってるかな?お風呂出たらすぐ寝ちゃうと思う。ゴメンね。和馬大好き♡』
眠いのにニヤニヤしながら携帯を眺めてしまった。
オレの返信の内容は、眠気と嬉しさの変なテンションで書いてしまった為ここでは割愛します……
「ただいま」
実家に帰って来ると父と母が居間にいた。
「やっぱり若い!!」
つい大声をだしてしまうと怪訝な目で見られてしまった。
『ヤバいヤバい。テンションおかしい』
とりあえず風呂に入ってオレも寝よう。そう思いながら何とか二階まで上がってベッドに入ると、あっという間に意識を手放してしまった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「和馬!」
揺さぶられて目を擦ると、目の前には見慣れた奥さんがいた。
「うーん。こっちの美鈴ちゃんも可愛いなぁ」
「何寝ぼけてるの!会社に遅れちゃうよ!!」
こういう時、何故かスパーンと目が覚めるのはどうしてだろう。
「えっ?えっ?今何時??」
「とにかく早く起きて!」
時計は普段なら家を出る10分前を示している。
急いで着替えて玄関に向かう。これなら15分くらいの遅れで済みそうだ。
「あのさ、夢見た?!」
慌てて靴を履きながら伝えると、コクンと頷き笑顔で手を振る奥さんが辛うじて見えた。電車も遅延してしまい会社には30分遅れ。正直、慌てすぎて会社での事はほとんど記憶にない。
でも、ミスを連発してしまった事は何故か覚えてるんだよな……
帰りの電車でLI◯Eすると『お家でゆっくり話そう』と返信が来た。
「ただいま!」
「おかえり!」
いつもの日常だ。朝は慌ててたからほとんど覚えて無いけど、笑顔と優しい声で落ち着いて行くのが分かる。
ただ、その分眠気も尋常じゃなくやってきた。風呂で寝なかったのは奇跡としか言いようがない。
「ゴハンは?」
「ちょっとだけ休ませて……」
布団に沈み込むように暗転した。
目が覚めるとまだ夜なのに、窓から差すやけに明るい夜空で目を覚ました。
「月が二つある……」
もう一回寝ようかな……
しかし朝以上にスパーンと目が覚めてしまう光景に、今回の睡魔は勝てるわけが無かった。
0
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
DIYと異世界建築生活〜ギャル娘たちとパパの腰袋チート
みーくん
ファンタジー
気づいたら異世界に飛ばされていた、おっさん大工。
唯一の武器は、腰につけた工具袋——
…って、これ中身無限!?釘も木材もコンクリも出てくるんだけど!?
戸惑いながらも、拾った(?)ギャル魔法少女や謎の娘たちと家づくりを始めたおっさん。
土木工事からリゾート開発、果てはダンジョン探索まで!?
「異世界に家がないなら、建てればいいじゃない」
今日もおっさんはハンマー片手に、愛とユーモアと魔法で暮らしをDIY!
建築×育児×チート×ギャル
“腰袋チート”で異世界を住みよく変える、大人の冒険がここに始まる!
腰活(こしかつっ!)よろしくお願いします
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる