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第19話 ペロペロペロペロ?!
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これから向かうのはユリウス・グレイ男爵が領主を務める、グレイ領のアイザスという街だ。
馬車で3日ほどかかる為、教会で子供たちの世話があるニャミーさんは行けないはずだったがーー
「シスターイザベラが主婦の方達にご協力頂けるように話してくれて……お祈りはどこでも出来ますし、これで美鈴お姉様達と一緒にいけます!」
ニャミーさんは困ったような顔で、でも嬉しそうに話してくれた。
今回は人数が多く、盗賊が出た時にオレ達だけだと対応出来ない可能性も高いので、ホフマンさんは護衛を冒険者ギルドから3人雇ってくれた。
前に美容部門を作ると報告に行った時は、ホフマンさんだけだったので1人で行ったそうだ。
護衛はCランク1名とDランク2名のパーティで、年齢も18~21歳と若い。
ボルストンには冒険者の数が少なくて、高ランクもいない。
魔物はいるが森の近くは割に合わないし、奥に行くといきなりレベルが高くなる。
20代でCランク以上になると、割が良く稼げる街に離れていってしまう。
ゲームとは違い、命が掛かっていると考えれば当たり前だと思う。
なのでボルストンなら、かなり好条件のメンバーだ。
街道を進み、太陽が真上に来たくらいで昼食を取る事になった。
「ひゃー良いのかい? ワイルドボアーの肉じゃないか!御馳走だよ」
口から溢れる唾液を腕で拭ぬぐうと、獣を仕留めるような目で料理を見ているのは、このパーティ《紅の鷹》のリーダーでアマラさんだ。
ボルストン最高のCランクで、もう少しでBランクに上がると噂されている。
オレが見ているのはアマラさんの鎧だ。
上半身も下半身も大事な所しか覆っていない、所謂いわゆるビキニアーマーだ。
身長はオレと同じ170cmくらいだが、奥さんと同じくらいの、豊かな果実をもってらっしゃる。
おそらく、F以上は……あくまでもオレが見ているのは鎧であって、もちろん如何いかがわしい目では見ていなーー
「和馬!鼻の下が伸びてるよ!」
「ひゃい!」
おかしい、そんなハズは……ニャミーさんもゴキ◯リを見るようにオレを見てる……ゴメンナサイ、ウソツイテマシタ。
「リーダーをそういう目で見てしまうのは、仕方ないと思いますわ」
そう言ってきたのはDランクのクリスさん。
ブロンドの髪は腰まであり、その髪を隠してしまうような大盾を背負っている。
どちらかと言うとスレンダー体型だけど、盾職タンクなのかな?
隠れてしまっているが、鎧の形から推測すると、その果実は貴女のランクと同じくらいですよね?
「ビキニアーマーなんて着てる方が悪いニャ。そんなに自慢したいのかニャ」
腕を組みながら横目で見ているのはDランクで猫獣人ミーナさんだ。
かなり軽装で腰に短剣を持ってる以外は、武器も盾も持っていない。
防具は皮の胸当てを付けているくらいなので、おそらく斥候職スカウトだろう。
胸当てはほとんど形が変わっていないので、かなりスレンダーというか貧……いや、需要はある。
男は如何いかがわしい気持ちが無くても、つい2つの果実を分析してしまう生き物なんだ。
誤解してはいけないよ。
「和馬!イヤらしい事考えてない?」
「考えてません!」
マジでスキルに『エスパー』があるんじゃ……でも日本でも勘が良かったし、深くは考えないでおこう……
冒険者が少ないので、肉の価値はかなり高くなっている。
「ただでさえ貴重な肉なのに、ワイルドボアーなんて貴族様でないと食べられないよ」
「美鈴お姉様が倒したんですよ。和馬さんを助けに行く途中で邪魔だったからって。和馬さんを襲っていたビーストベアーも瞬殺だったそうですよ」
オレの所に向かっている途中、急に飛び出してきたワイルドボアーを『手で払っただけよ』と言ってたが、帰り道で見たときにはダンプカーに撥ねられたようでしたね……
持ち帰るときに、アイテムボックスがスキルに追加されて良かったよ。
「ビーストベアーを瞬殺だって?! もうすぐBランクのアタシが死ぬ気で戦って、何とか倒せる相手だよ。そんなの信用できないね」
「美鈴お姉様は美しいだけで無くて、とっても強いんです!それにお料理も上手ですよ!」
「そう言えば美味そうな匂いがするねぇ」
「「「ゴクリ」」」
喉の鳴る音が聞こえる。
奥さんはオレのスキル『百均』から醤油、生姜チューブ、味醂ミリン、料理酒、砂糖を購入して豚ワイルドボアーの生姜焼きを作った。
漬け込んだワイルドボアーが焼けた匂いは、食欲にだけ思考を集中させる。
意思とは関係なく、料理から視線が離せない。
「お昼ゴハンができたよー」
「うんめぇー!!!」
「なんて美味しいんですの!!!」
「うみゃみゃみゃみゃー!!!」
護衛の3人からは歓喜の声が上がった。
ホフマンさんとステラさんからも感動の声だ。
「間違いなく今までの人生で1番美味しい食事です!もちろん妻の食事を除いてですけどね」
「あなたったら♡……でも本当に美味しいわ。後で美鈴さんに教わらなくっちゃ」
「もうお代わりはないのかニャー」
「ミーナはパーティで1番食べるんですのよ。こんなに細いのにどこに入るのかしら。太らなくて羨ましいですわね」
「ムネも太らねーけどな!」
「アマラはいちいち煩うるさいニャー!!」
ちょっと喧嘩になってるので、ミーナさんにある物を渡した。
どうしても試したかったんだ。
「ミーナさん、足りなかったのならこれを食べてみて下さい」
「なんニャ? この細長いのはどうやって食べるニャ?」
「ここを切って……はい、どうぞ」
「ペロペロペロペロペロペロ…………」
『百均』にあった2本パックのちゅ◯るの焼カツオ節味を無表情で舐めまくっている。
2人とも引いてるな……えっニャミーさんも?どうぞ……
「ペロペロペロペロペロペロ…………」
やっぱり猫獣人の血が入ってるんですね。
殺気を感じ振り向くと、奥さんからデコピンを喰らって意識を失った。
目が覚めるとニャミーさんとミーナさんから『ナイショでまた欲しい♡』と言われてしまった。
ただ、暫くの間ちゅ◯るを見ると震えが止まらなくなった事はオレもナイショだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
2日目の峠を越えるときにそれは起こってしまった。
「200m先に悪意を持ったヤツらが20人近くいるニャ!」
ミーナさんのスキル、検索サーチだ。
猫獣人である彼女の場合、元々の危険察知能力もあるので、Bクラス並みの予測が出来る。
「ホフマンの旦那、きっと盗賊だ。今から戻っても……」
「後ろからもニャ! 挟まれてるニャ!」
ホフマンさんもステラさんも真っ青になりながら震えている。
2分ほどすると明らかにガラの悪そうな集団がイヤらしい目つきで現れた。
後方のヤツらも明らかに挑発するように近づいて来る。
「上玉ばっかりだなぁ。男は殺して、女は拐っちまえ!金目の物は全部頂くぞ!」
ニャミーさんは目に涙を浮かべ奥さんにしがみついている。
数で優っているから、盗賊どもは全く危機感が無いんだろう。
品定めをする様に、舐め回すような目で奥さんたちを見ている。
オレは全身の血液が沸騰する様な感覚を覚えた。
「アタシもこの人数だとちょっとキツイかな。まぁ、アタシの相手をするならこの位はいないと満足させられないけどね」
よく見ればアマラさんの剣を持つ手が小刻みに震えている。
普通に考えれば勝てる訳が無いよな。
負けたら殺されて、奥さん達が酷い事に……何とかしなきゃ……
馬車で3日ほどかかる為、教会で子供たちの世話があるニャミーさんは行けないはずだったがーー
「シスターイザベラが主婦の方達にご協力頂けるように話してくれて……お祈りはどこでも出来ますし、これで美鈴お姉様達と一緒にいけます!」
ニャミーさんは困ったような顔で、でも嬉しそうに話してくれた。
今回は人数が多く、盗賊が出た時にオレ達だけだと対応出来ない可能性も高いので、ホフマンさんは護衛を冒険者ギルドから3人雇ってくれた。
前に美容部門を作ると報告に行った時は、ホフマンさんだけだったので1人で行ったそうだ。
護衛はCランク1名とDランク2名のパーティで、年齢も18~21歳と若い。
ボルストンには冒険者の数が少なくて、高ランクもいない。
魔物はいるが森の近くは割に合わないし、奥に行くといきなりレベルが高くなる。
20代でCランク以上になると、割が良く稼げる街に離れていってしまう。
ゲームとは違い、命が掛かっていると考えれば当たり前だと思う。
なのでボルストンなら、かなり好条件のメンバーだ。
街道を進み、太陽が真上に来たくらいで昼食を取る事になった。
「ひゃー良いのかい? ワイルドボアーの肉じゃないか!御馳走だよ」
口から溢れる唾液を腕で拭ぬぐうと、獣を仕留めるような目で料理を見ているのは、このパーティ《紅の鷹》のリーダーでアマラさんだ。
ボルストン最高のCランクで、もう少しでBランクに上がると噂されている。
オレが見ているのはアマラさんの鎧だ。
上半身も下半身も大事な所しか覆っていない、所謂いわゆるビキニアーマーだ。
身長はオレと同じ170cmくらいだが、奥さんと同じくらいの、豊かな果実をもってらっしゃる。
おそらく、F以上は……あくまでもオレが見ているのは鎧であって、もちろん如何いかがわしい目では見ていなーー
「和馬!鼻の下が伸びてるよ!」
「ひゃい!」
おかしい、そんなハズは……ニャミーさんもゴキ◯リを見るようにオレを見てる……ゴメンナサイ、ウソツイテマシタ。
「リーダーをそういう目で見てしまうのは、仕方ないと思いますわ」
そう言ってきたのはDランクのクリスさん。
ブロンドの髪は腰まであり、その髪を隠してしまうような大盾を背負っている。
どちらかと言うとスレンダー体型だけど、盾職タンクなのかな?
隠れてしまっているが、鎧の形から推測すると、その果実は貴女のランクと同じくらいですよね?
「ビキニアーマーなんて着てる方が悪いニャ。そんなに自慢したいのかニャ」
腕を組みながら横目で見ているのはDランクで猫獣人ミーナさんだ。
かなり軽装で腰に短剣を持ってる以外は、武器も盾も持っていない。
防具は皮の胸当てを付けているくらいなので、おそらく斥候職スカウトだろう。
胸当てはほとんど形が変わっていないので、かなりスレンダーというか貧……いや、需要はある。
男は如何いかがわしい気持ちが無くても、つい2つの果実を分析してしまう生き物なんだ。
誤解してはいけないよ。
「和馬!イヤらしい事考えてない?」
「考えてません!」
マジでスキルに『エスパー』があるんじゃ……でも日本でも勘が良かったし、深くは考えないでおこう……
冒険者が少ないので、肉の価値はかなり高くなっている。
「ただでさえ貴重な肉なのに、ワイルドボアーなんて貴族様でないと食べられないよ」
「美鈴お姉様が倒したんですよ。和馬さんを助けに行く途中で邪魔だったからって。和馬さんを襲っていたビーストベアーも瞬殺だったそうですよ」
オレの所に向かっている途中、急に飛び出してきたワイルドボアーを『手で払っただけよ』と言ってたが、帰り道で見たときにはダンプカーに撥ねられたようでしたね……
持ち帰るときに、アイテムボックスがスキルに追加されて良かったよ。
「ビーストベアーを瞬殺だって?! もうすぐBランクのアタシが死ぬ気で戦って、何とか倒せる相手だよ。そんなの信用できないね」
「美鈴お姉様は美しいだけで無くて、とっても強いんです!それにお料理も上手ですよ!」
「そう言えば美味そうな匂いがするねぇ」
「「「ゴクリ」」」
喉の鳴る音が聞こえる。
奥さんはオレのスキル『百均』から醤油、生姜チューブ、味醂ミリン、料理酒、砂糖を購入して豚ワイルドボアーの生姜焼きを作った。
漬け込んだワイルドボアーが焼けた匂いは、食欲にだけ思考を集中させる。
意思とは関係なく、料理から視線が離せない。
「お昼ゴハンができたよー」
「うんめぇー!!!」
「なんて美味しいんですの!!!」
「うみゃみゃみゃみゃー!!!」
護衛の3人からは歓喜の声が上がった。
ホフマンさんとステラさんからも感動の声だ。
「間違いなく今までの人生で1番美味しい食事です!もちろん妻の食事を除いてですけどね」
「あなたったら♡……でも本当に美味しいわ。後で美鈴さんに教わらなくっちゃ」
「もうお代わりはないのかニャー」
「ミーナはパーティで1番食べるんですのよ。こんなに細いのにどこに入るのかしら。太らなくて羨ましいですわね」
「ムネも太らねーけどな!」
「アマラはいちいち煩うるさいニャー!!」
ちょっと喧嘩になってるので、ミーナさんにある物を渡した。
どうしても試したかったんだ。
「ミーナさん、足りなかったのならこれを食べてみて下さい」
「なんニャ? この細長いのはどうやって食べるニャ?」
「ここを切って……はい、どうぞ」
「ペロペロペロペロペロペロ…………」
『百均』にあった2本パックのちゅ◯るの焼カツオ節味を無表情で舐めまくっている。
2人とも引いてるな……えっニャミーさんも?どうぞ……
「ペロペロペロペロペロペロ…………」
やっぱり猫獣人の血が入ってるんですね。
殺気を感じ振り向くと、奥さんからデコピンを喰らって意識を失った。
目が覚めるとニャミーさんとミーナさんから『ナイショでまた欲しい♡』と言われてしまった。
ただ、暫くの間ちゅ◯るを見ると震えが止まらなくなった事はオレもナイショだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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ミーナさんのスキル、検索サーチだ。
猫獣人である彼女の場合、元々の危険察知能力もあるので、Bクラス並みの予測が出来る。
「ホフマンの旦那、きっと盗賊だ。今から戻っても……」
「後ろからもニャ! 挟まれてるニャ!」
ホフマンさんもステラさんも真っ青になりながら震えている。
2分ほどすると明らかにガラの悪そうな集団がイヤらしい目つきで現れた。
後方のヤツらも明らかに挑発するように近づいて来る。
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ニャミーさんは目に涙を浮かべ奥さんにしがみついている。
数で優っているから、盗賊どもは全く危機感が無いんだろう。
品定めをする様に、舐め回すような目で奥さんたちを見ている。
オレは全身の血液が沸騰する様な感覚を覚えた。
「アタシもこの人数だとちょっとキツイかな。まぁ、アタシの相手をするならこの位はいないと満足させられないけどね」
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