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3章
Part 146『腹がたつけど便利な代物』
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「美しくて優しいリュー様、助けてください。」
俺がそう言うと地図上に『50点です。次はもっと頑張ってください。』と言う文字が浮かび上がり、その後、じんわりと後ろから模様が浮き上がり始めた。
繰り返す事5回目である。手元にある地図は難癖に近いレベルで俺の詠唱を拒否してきた。
『なんですか、その目、気に入りません。もう一回』
『あ、言ってたんですか。声小さくて聴こえませんでした。もう一回』
『あなた誠意って言葉知ってますか? そんなんで誠意とか・・・・・・心をどっかに置き忘れたんですか?』
『先ほどの挨拶どうだったか、100枚にききました! 60枚「マジない。」20枚「え、今の言葉?」10枚「正直、やる気を感じられない」10枚「おとといきやがれ」でした。もう一回』
その時に関しては、グラフまで用意されるという変に手の凝った煽りである。
ここまで言われてこの紙を破らなかった俺は正直、偉いと思う。まあ、何度か二分割してやろうかと思ったけれど・・・・・・
浮かび上がった黒い模様は、次第にはっきりと見えるようになり、それが地図である事がわかる。しかも、そこに映し出されているのは、明らかにこの屋敷の構造と同じである。そして、地図上の所々には、赤い動く点がある。
「これって、この部屋の地図だよな・・・・・・。」
「そうですね。この赤い点って妖怪とかの場所ですかね?」
そう言ってサクヤは、部屋の隅へ移動する。すると、それと連動するように赤い点が移動する。
なるほど、つまりは、泥棒用のお助けアイテムって事だ。敵の場所がわかればそれ用に回避が可能だからとても便利なアイテムだ。この地図がもう少し素直なら・・・・・・
「これも高価そうなアイテムですね。」
真冬さんは興味深そうに「これがあれば、逆に犯罪者を捕まえるの楽そうですよね。」と呟いていた。
確かにこの道具は、かなり応用の効く道具だ。個人の判別は難しいが位置がわかるなら隠れていても探し出す事ができる。犯罪者を追跡するのにも役立ちそうである。
映し出せる範囲は、自分を支点に半径五百メートルと言ったところだろうか。地図にしては、小規模なので道案内としては微妙なところである。だが、自分が移動すれば地図も移動するので本来なら全く情報のない場所を探す時に役立ちそうだ。
「ただ、あまり人前で使わない方が良いかもしれませんね。ものがものですし、盗まれるかもしれません。そのための起動と停止キーワードなんでしょうけど・・・・・・」
真冬さんの言う通り、これは外で使うのは怖いところがある。盗みに行く時以外は使用を控えたほうが良いのかもしれない。
「美しくて優しいリュー様ありがとうございました。」
そう言うと今度は、すぐに地図は元のちずと書かれた紙へと戻っていった。どうやら、停止判定は緩いらしい。
巾着袋に入っていたもう1つの氷柱状のガラス細工の付けられたネックレスは、知っている。
探し物を出来るというアイテムである。使用には、探し物を見た事がある人の血が必要になるという条件があるがこれはこれで重要度の高いアイテムである。
「確かにわざわざ、探しに行く手間は省けて便利だな。」
ただ、俺達、全員、そのアイテムについて見たこともないんだが、それは大丈夫なのか・・・・・・?
つまり現状は全く使えないアイテムである。
真冬さんにその事を説明すると「血ならなんとか出来そうです。とりあえず、行きましょうか。そろそろ出発しないと帰りが遅くなってしまいますからね。」と言われる。
たしかに先ほど普通の地図で見た感じだとかなり距離があった。出発は急いだ方が良いのかもしれない。
俺は、ひとまず、道具たちを巾着袋にしまって向かう事にした。
俺がそう言うと地図上に『50点です。次はもっと頑張ってください。』と言う文字が浮かび上がり、その後、じんわりと後ろから模様が浮き上がり始めた。
繰り返す事5回目である。手元にある地図は難癖に近いレベルで俺の詠唱を拒否してきた。
『なんですか、その目、気に入りません。もう一回』
『あ、言ってたんですか。声小さくて聴こえませんでした。もう一回』
『あなた誠意って言葉知ってますか? そんなんで誠意とか・・・・・・心をどっかに置き忘れたんですか?』
『先ほどの挨拶どうだったか、100枚にききました! 60枚「マジない。」20枚「え、今の言葉?」10枚「正直、やる気を感じられない」10枚「おとといきやがれ」でした。もう一回』
その時に関しては、グラフまで用意されるという変に手の凝った煽りである。
ここまで言われてこの紙を破らなかった俺は正直、偉いと思う。まあ、何度か二分割してやろうかと思ったけれど・・・・・・
浮かび上がった黒い模様は、次第にはっきりと見えるようになり、それが地図である事がわかる。しかも、そこに映し出されているのは、明らかにこの屋敷の構造と同じである。そして、地図上の所々には、赤い動く点がある。
「これって、この部屋の地図だよな・・・・・・。」
「そうですね。この赤い点って妖怪とかの場所ですかね?」
そう言ってサクヤは、部屋の隅へ移動する。すると、それと連動するように赤い点が移動する。
なるほど、つまりは、泥棒用のお助けアイテムって事だ。敵の場所がわかればそれ用に回避が可能だからとても便利なアイテムだ。この地図がもう少し素直なら・・・・・・
「これも高価そうなアイテムですね。」
真冬さんは興味深そうに「これがあれば、逆に犯罪者を捕まえるの楽そうですよね。」と呟いていた。
確かにこの道具は、かなり応用の効く道具だ。個人の判別は難しいが位置がわかるなら隠れていても探し出す事ができる。犯罪者を追跡するのにも役立ちそうである。
映し出せる範囲は、自分を支点に半径五百メートルと言ったところだろうか。地図にしては、小規模なので道案内としては微妙なところである。だが、自分が移動すれば地図も移動するので本来なら全く情報のない場所を探す時に役立ちそうだ。
「ただ、あまり人前で使わない方が良いかもしれませんね。ものがものですし、盗まれるかもしれません。そのための起動と停止キーワードなんでしょうけど・・・・・・」
真冬さんの言う通り、これは外で使うのは怖いところがある。盗みに行く時以外は使用を控えたほうが良いのかもしれない。
「美しくて優しいリュー様ありがとうございました。」
そう言うと今度は、すぐに地図は元のちずと書かれた紙へと戻っていった。どうやら、停止判定は緩いらしい。
巾着袋に入っていたもう1つの氷柱状のガラス細工の付けられたネックレスは、知っている。
探し物を出来るというアイテムである。使用には、探し物を見た事がある人の血が必要になるという条件があるがこれはこれで重要度の高いアイテムである。
「確かにわざわざ、探しに行く手間は省けて便利だな。」
ただ、俺達、全員、そのアイテムについて見たこともないんだが、それは大丈夫なのか・・・・・・?
つまり現状は全く使えないアイテムである。
真冬さんにその事を説明すると「血ならなんとか出来そうです。とりあえず、行きましょうか。そろそろ出発しないと帰りが遅くなってしまいますからね。」と言われる。
たしかに先ほど普通の地図で見た感じだとかなり距離があった。出発は急いだ方が良いのかもしれない。
俺は、ひとまず、道具たちを巾着袋にしまって向かう事にした。
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