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3章
Part 148『ショートカット』
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六本の足を器用に動かしながら進んで行く。想像した以上に衝撃などはない。いや、心理面ではかなり衝撃的だったのだが・・・
意外にも内部は安定しており、街を走り抜ける。妖怪達の生活する通路を迂回して走っているのだが、やはり、早い。
一定のリズムで重い金属を鳴らしながら走るこの鉄の化け物は、時速百キロ以上の速度が出ていると思う。
それだけに外から見たらきっとこの乗り物は、間違いなく不気味に映るのではないだろうか。
内部の衝撃は、それほどない為に気絶するかもしれないなどという心配は杞憂だったことがわかる。けれど、乗り慣れない乗り物に乗っていることもあってか落ち着かない。
真冬さんは、特に気にした様子もなくこの機械の操縦を行なっている。運転席はやはり車とは違う様でハンドルとは別にいくつかのレバーが取り付けられている。
「あの、これで、どのぐらいかかるんですか?」
俺は、真冬さんに向かってそうたずねると真冬さんは「3時間ぐらいですかね。」と答えた。
この速度で常に走って3時間かかるのかと驚く。単純計算で300kmほど離れている訳だ。
つまり、東京から岐阜あたりまで行けてしまう距離ということだ。それだけ、この世界が広大だということなのだろう。
というか、この世界は、どれぐらいの広さなのだろうか。地球と同じかそれ以上なのか、それとももっと小さいものなのだろうか。
そんな事を考えているとポツリポツリとあった民家が姿を消して、山岳地帯へと景色が変わっていく。
俺達がいた街は妖怪達の中でもかなり発展した部類の場所だった様である。実際、20kmほど離れたら畑や田んぼなどの多い農村地帯に変わり、そして、今の様な山岳地帯に出てくる。
「急いだ方がいいですか?」
「え、急げるんですか? そうですね。正直、長時間この乗り物に乗り続けるのは・・・・・・」
「分かりました。ちょっと、激しく揺れるんで舌噛まないように気をつけてください。」
山に入った瞬間、真冬さんは乗り物を飛び跳ねさせた。その衝撃で体が上下に揺さぶられる。痛いほどではないが、長時間やると吐き気を催すかもしれないほどだ。
どうやら、山を走る上で障害物を避けつつ跳躍する事によって距離を確保しているようである。
もうすでに山の中腹でありもう数十分すれば登り切ってしまうだろう。木々を器用に避けながら跳躍と着地をして確実に一定以上の速度で登って行く。
それなら、速度落としてでもいいから普通に走ってくれていい・・・・・・そう思ったのだが喋ろうとすると間違いなく上下運動のせいで舌を噛むのでもう、どうにでもしてくれと諦めの境地でいた俺は山頂にたどり着く辺りで気付く。
速度が上がっている。足が動く時に出る金属音のテンポが次第に早くなっていて窓からの景色もとんでもなく凄い勢いで変わっている。
そして、俺は、気付く。あ、これ、跳ぶ気だ・・・・・・
山頂にたどり着いた瞬間、鉄の足が地面を勢い避け蹴って飛び上がる。
そして、無重力になったように体が上に引っ張られるような感覚に陥る。ジェットコースターとかで落ちる時に感じる無重力感に似ているというか、そのものだ。
俺が記憶しているのはそこまでだった。車体も飛んだが俺の意識も一緒に飛んでいった。次は安全運転してもらおう・・・・・・
意外にも内部は安定しており、街を走り抜ける。妖怪達の生活する通路を迂回して走っているのだが、やはり、早い。
一定のリズムで重い金属を鳴らしながら走るこの鉄の化け物は、時速百キロ以上の速度が出ていると思う。
それだけに外から見たらきっとこの乗り物は、間違いなく不気味に映るのではないだろうか。
内部の衝撃は、それほどない為に気絶するかもしれないなどという心配は杞憂だったことがわかる。けれど、乗り慣れない乗り物に乗っていることもあってか落ち着かない。
真冬さんは、特に気にした様子もなくこの機械の操縦を行なっている。運転席はやはり車とは違う様でハンドルとは別にいくつかのレバーが取り付けられている。
「あの、これで、どのぐらいかかるんですか?」
俺は、真冬さんに向かってそうたずねると真冬さんは「3時間ぐらいですかね。」と答えた。
この速度で常に走って3時間かかるのかと驚く。単純計算で300kmほど離れている訳だ。
つまり、東京から岐阜あたりまで行けてしまう距離ということだ。それだけ、この世界が広大だということなのだろう。
というか、この世界は、どれぐらいの広さなのだろうか。地球と同じかそれ以上なのか、それとももっと小さいものなのだろうか。
そんな事を考えているとポツリポツリとあった民家が姿を消して、山岳地帯へと景色が変わっていく。
俺達がいた街は妖怪達の中でもかなり発展した部類の場所だった様である。実際、20kmほど離れたら畑や田んぼなどの多い農村地帯に変わり、そして、今の様な山岳地帯に出てくる。
「急いだ方がいいですか?」
「え、急げるんですか? そうですね。正直、長時間この乗り物に乗り続けるのは・・・・・・」
「分かりました。ちょっと、激しく揺れるんで舌噛まないように気をつけてください。」
山に入った瞬間、真冬さんは乗り物を飛び跳ねさせた。その衝撃で体が上下に揺さぶられる。痛いほどではないが、長時間やると吐き気を催すかもしれないほどだ。
どうやら、山を走る上で障害物を避けつつ跳躍する事によって距離を確保しているようである。
もうすでに山の中腹でありもう数十分すれば登り切ってしまうだろう。木々を器用に避けながら跳躍と着地をして確実に一定以上の速度で登って行く。
それなら、速度落としてでもいいから普通に走ってくれていい・・・・・・そう思ったのだが喋ろうとすると間違いなく上下運動のせいで舌を噛むのでもう、どうにでもしてくれと諦めの境地でいた俺は山頂にたどり着く辺りで気付く。
速度が上がっている。足が動く時に出る金属音のテンポが次第に早くなっていて窓からの景色もとんでもなく凄い勢いで変わっている。
そして、俺は、気付く。あ、これ、跳ぶ気だ・・・・・・
山頂にたどり着いた瞬間、鉄の足が地面を勢い避け蹴って飛び上がる。
そして、無重力になったように体が上に引っ張られるような感覚に陥る。ジェットコースターとかで落ちる時に感じる無重力感に似ているというか、そのものだ。
俺が記憶しているのはそこまでだった。車体も飛んだが俺の意識も一緒に飛んでいった。次は安全運転してもらおう・・・・・・
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