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3章
Part 167『落石注意』
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「これから襲撃に行こうってのに呑気な・・・・・・」
俺達の雑談を呆れたように運転しながらマコトは呟く。その声には少しの苛立ちが感じられた。
「まあまあ、それに襲撃って言ったって奇襲だぁ。ずっと、気を張ってたって疲れるだけだぁ」
呆れるマコトにイズキはフォローを入れてくれる。イズキは、大柄で豪快なイメージだったのだが、かなり気の回る鬼らしい。
「マコトは真面目すぎるんですよ。こんなの移動中のただの雑談じゃないですか。」
マコトの態度が気に入らなかったのか、粉雪はマコトに食ってかかる。一触即発の雰囲気が車内に充満する。
「真面目で何が悪い。正しい事をする事の何が悪いんだ。」
「そういうところが真面目だって言ってんですよ。別に悪いだなんて言ってませんし~ まあ、揶揄しましたけど」
「同じじゃねぇか。」
「緊張し過ぎたって疲れちゃいますよ。そんな事、分からないんですか?」
「緩めすぎだって言ってんだよ。大体なーーーーー」
マコトがそう言いかけると言葉を止める。不審に思って俺達は、マコトの視線の先を見る。
そこにいたのは、巨大な岩だった。身の丈の数倍はあるであろうその岩は、これから行く進行方向を塞ぐように立っていた。
否、すぐにその答えが誤りである事に気づくその岩は浮いていた。何者かが持ち上げていたのだ。
当目からでは分からない。しかし、その姿が明らかに人型である事は間違いなかった。
重機でやっと持ち上がるようなそれを二本の腕で持ち上げようとしている時点で人間ではない事は明白であるが・・・・・・
そして、その人型の何かは、体を仰け反らせ野球の遠投をするように巨大な岩石をこちらに向けて放り投げた。
早い速度ではないが明らかに当たれば車などはぺしゃんこにされてしまう。
この感覚は、ツララと戦った時と似ている。自分ではどうしようもない確実に迫ってくる死だ。
マコトは、ハンドルを大きく左に切って車体を逃す。
体が反動で右に引っ張られるのを持って行かれないように体に力を入れる。
その直後、背後から地面が砕ける大きな音と振動が起こった。振り返ると数メートル先に先ほどの石が落ちていた。
「どうやら、奇襲は失敗だったみたいだな。」
マコトは呆れたように、車の前に立って、こちらを見ている男を見ながら呟いた。
「潰されたくなければ、出てきてオラと戦え、鬼島」
俺達の雑談を呆れたように運転しながらマコトは呟く。その声には少しの苛立ちが感じられた。
「まあまあ、それに襲撃って言ったって奇襲だぁ。ずっと、気を張ってたって疲れるだけだぁ」
呆れるマコトにイズキはフォローを入れてくれる。イズキは、大柄で豪快なイメージだったのだが、かなり気の回る鬼らしい。
「マコトは真面目すぎるんですよ。こんなの移動中のただの雑談じゃないですか。」
マコトの態度が気に入らなかったのか、粉雪はマコトに食ってかかる。一触即発の雰囲気が車内に充満する。
「真面目で何が悪い。正しい事をする事の何が悪いんだ。」
「そういうところが真面目だって言ってんですよ。別に悪いだなんて言ってませんし~ まあ、揶揄しましたけど」
「同じじゃねぇか。」
「緊張し過ぎたって疲れちゃいますよ。そんな事、分からないんですか?」
「緩めすぎだって言ってんだよ。大体なーーーーー」
マコトがそう言いかけると言葉を止める。不審に思って俺達は、マコトの視線の先を見る。
そこにいたのは、巨大な岩だった。身の丈の数倍はあるであろうその岩は、これから行く進行方向を塞ぐように立っていた。
否、すぐにその答えが誤りである事に気づくその岩は浮いていた。何者かが持ち上げていたのだ。
当目からでは分からない。しかし、その姿が明らかに人型である事は間違いなかった。
重機でやっと持ち上がるようなそれを二本の腕で持ち上げようとしている時点で人間ではない事は明白であるが・・・・・・
そして、その人型の何かは、体を仰け反らせ野球の遠投をするように巨大な岩石をこちらに向けて放り投げた。
早い速度ではないが明らかに当たれば車などはぺしゃんこにされてしまう。
この感覚は、ツララと戦った時と似ている。自分ではどうしようもない確実に迫ってくる死だ。
マコトは、ハンドルを大きく左に切って車体を逃す。
体が反動で右に引っ張られるのを持って行かれないように体に力を入れる。
その直後、背後から地面が砕ける大きな音と振動が起こった。振り返ると数メートル先に先ほどの石が落ちていた。
「どうやら、奇襲は失敗だったみたいだな。」
マコトは呆れたように、車の前に立って、こちらを見ている男を見ながら呟いた。
「潰されたくなければ、出てきてオラと戦え、鬼島」
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