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3章
Part 194『手紙』
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もしかしたら、一人で逃げ切れたのかもしれません。そして、人形を思い出して操作方法を見つける事ができたのかもしれません。
ふわりと体を浮かして、そのまま、一直線に反応の方へと向かいます。
そして、反応のあった場所へと辿り着きました。
少し華やかな街から離れた何もない草原の様な場所で妖怪達の手が届いていないのか、耕されてもいません。
地面に降りて、辺りを探しますが、そこに峰さんの姿はありません。どころか、人影すらありません。
「え? でも、確かにここに・・・・・・」
足元のすぐそばを見るとそこには、ミイラ男のぬいぐるみがいました。
私は慌てて拾い上げます。すると、ぬいぐるみが棒状に巻かれた紙を持っていることに気付き、私はそれを開きました。
『サクヤへ
心配をかけてごめんな。ただ、安心してくれ。どこも怪我をしていないし、とても友好的に接してくれている。
ただ、今は事情があって帰れない。必ず、帰るから待っていてくれ。
帰ったら何か美味しいものを食べに行こう。 峰 日向』
「・・・・・・峰さん・・・・・・無事でいるんだ・・・・・・よかった。」
私は、嬉しくて人形をギュッと握りしめます。
「ぐぇ!」
「え?」
何処からか声が聞こえました。周囲を見渡してみても誰もいません。
「幻聴・・・・・・ですかね。あ、そうだ。とりあえず、真冬さん達に連絡しないと」
私は、人形を持ってそのまま、鬼島の家へと向かいました。
戻って見ると真冬さんがいなくなった私を探していたらしくすぐに事情を説明しました。
「サクヤさん。色々、言いたい事がありますけど・・・・・・とりあえず、峰さんが無事で良かったです。」
真冬さんは、手紙を見て安心した表情を浮かべてそう言いました。
「ただ、一人で行くのは感心しません。街の中ならともかく、外、しかも餓狼衆が一緒にいるかもしれないんですよ。」
「・・・・・・すみません。」
確かに軽率でした。罠とかの可能性もありました。峰さんの様に誘拐されていた可能性もありました。
「でも、その紙の内容からすると峰さんは、自分の意思であたらに留まっているという事ですね。」
「そうですね。」
「なら、ひとまずは、安心して餓狼衆の捜索を継続できますね。最悪、捕らえた餓狼衆との交換でも良いかもしれません。襲撃自体は、罪ですが命を狙うつもりではなかった様ですし、まあ、それは、お母様が折り合いを付けるでしょう。」
現状として餓狼衆を刺激する事は、峰さんを人質にされてしまう可能性もなくはないので、慎重に行動するべきです。
「ひとまず、私は、お母様にこの事を伝えに行くのでサクヤさんは、部屋で休んでいてください。もし、お腹が空いているのでしたら、料理も出来ているはずですよ。」
「はい。ただ、ナギさんにこの事を伝えに行かないと・・・・・・」
「分かりました。粉雪でも一緒に行かせます。ナギさんとはお友達の様ですし、ちょっとだけ、待っててくれますか?」
「分かりました。」
真冬さんは、そのまま奥の方へと行きました。そして、しばらくして、足音がこちらに近づいてきます。しかし、とてもゆっくりです。
「あの、お待たせしました。」
やけにこもった声で現れたのは、この前の女の子のプリントをされたシャツを着た粉雪さんでした。何故か顔にはお面が付いていて表情が見えません。
「・・・・・・なんで、お面をつけてるんですか?」
「・・・・・・不甲斐なさで・・・・・・顔を合わせられない。」
自信なさげに粉雪さんはそう言いました。
ふわりと体を浮かして、そのまま、一直線に反応の方へと向かいます。
そして、反応のあった場所へと辿り着きました。
少し華やかな街から離れた何もない草原の様な場所で妖怪達の手が届いていないのか、耕されてもいません。
地面に降りて、辺りを探しますが、そこに峰さんの姿はありません。どころか、人影すらありません。
「え? でも、確かにここに・・・・・・」
足元のすぐそばを見るとそこには、ミイラ男のぬいぐるみがいました。
私は慌てて拾い上げます。すると、ぬいぐるみが棒状に巻かれた紙を持っていることに気付き、私はそれを開きました。
『サクヤへ
心配をかけてごめんな。ただ、安心してくれ。どこも怪我をしていないし、とても友好的に接してくれている。
ただ、今は事情があって帰れない。必ず、帰るから待っていてくれ。
帰ったら何か美味しいものを食べに行こう。 峰 日向』
「・・・・・・峰さん・・・・・・無事でいるんだ・・・・・・よかった。」
私は、嬉しくて人形をギュッと握りしめます。
「ぐぇ!」
「え?」
何処からか声が聞こえました。周囲を見渡してみても誰もいません。
「幻聴・・・・・・ですかね。あ、そうだ。とりあえず、真冬さん達に連絡しないと」
私は、人形を持ってそのまま、鬼島の家へと向かいました。
戻って見ると真冬さんがいなくなった私を探していたらしくすぐに事情を説明しました。
「サクヤさん。色々、言いたい事がありますけど・・・・・・とりあえず、峰さんが無事で良かったです。」
真冬さんは、手紙を見て安心した表情を浮かべてそう言いました。
「ただ、一人で行くのは感心しません。街の中ならともかく、外、しかも餓狼衆が一緒にいるかもしれないんですよ。」
「・・・・・・すみません。」
確かに軽率でした。罠とかの可能性もありました。峰さんの様に誘拐されていた可能性もありました。
「でも、その紙の内容からすると峰さんは、自分の意思であたらに留まっているという事ですね。」
「そうですね。」
「なら、ひとまずは、安心して餓狼衆の捜索を継続できますね。最悪、捕らえた餓狼衆との交換でも良いかもしれません。襲撃自体は、罪ですが命を狙うつもりではなかった様ですし、まあ、それは、お母様が折り合いを付けるでしょう。」
現状として餓狼衆を刺激する事は、峰さんを人質にされてしまう可能性もなくはないので、慎重に行動するべきです。
「ひとまず、私は、お母様にこの事を伝えに行くのでサクヤさんは、部屋で休んでいてください。もし、お腹が空いているのでしたら、料理も出来ているはずですよ。」
「はい。ただ、ナギさんにこの事を伝えに行かないと・・・・・・」
「分かりました。粉雪でも一緒に行かせます。ナギさんとはお友達の様ですし、ちょっとだけ、待っててくれますか?」
「分かりました。」
真冬さんは、そのまま奥の方へと行きました。そして、しばらくして、足音がこちらに近づいてきます。しかし、とてもゆっくりです。
「あの、お待たせしました。」
やけにこもった声で現れたのは、この前の女の子のプリントをされたシャツを着た粉雪さんでした。何故か顔にはお面が付いていて表情が見えません。
「・・・・・・なんで、お面をつけてるんですか?」
「・・・・・・不甲斐なさで・・・・・・顔を合わせられない。」
自信なさげに粉雪さんはそう言いました。
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