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序章
Part 12 『魔女の家に訪れた二人は対価を求められる』
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食事も食べ終えて俺とサクヤはある程度の満腹感を感じながら店を出た。
この店のサンドイッチは、量が多めで分け合っても結構お腹いっぱいになった。
「ふぅ、満足です。」
噛みしめるように呟くサクヤを見て少しおかしくなる。
「そりゃあ、何よりだよ。さて、じゃあ」
「はい。そうですね。帰りましょうか?」
くるりと踵を返そうとするサクヤの肩を掴んで静止する。
「待て待て、本題を忘れるな。俺達は魔女に呪いを解いてもらいにきたんだぞ?」
「・・・・・・あ」
「あって・・・」
本気で忘れてたのかこの精霊、やる気あるのか・・・?
「も、勿論、覚えてましたよ!? や、やだなぁ、私だってそこまでお馬鹿さんじゃありませんよ。」
「そうかい。まあ、それならそれでいいんだけどさ。」
「さ、早速行きましょう。気分転換したおかげで、今ならなんでもできそうな気がします!」
そう言ってサクヤは、魔女の家に向かって足を進めた。
「ここです。」そう言ってサクヤは足を止めた。
魔女の家は、喫茶店から数分歩いた所にあった。駅の近くの裏道を進んだ所にポツンと立っている。一見すると普通の雑貨屋の様に見える。中には、小さな置物や小物などが置かれているのが店の窓から見える。
中には黒髪の男の店員が暇そうに欠伸をしていた。
「なんか、普通の店だな。」
「ええ、普通のお店ですね。人間相手にも商売をしている様なので・・・」
「人間相手って言ってもこの立地で客を呼べるのか?」
裏道を進んだ場所にあるこの店の通りは、基本的に人がほとんどいない。店を開くにしては立地が明らかに悪いと思う。
「とりあえず、入ってみましょう。」
ドアを開けるとドアについていた鈴がチリンと店内に響いた。
「いらっしゃい。」と先程、窓の向こうで欠伸をしていた男が声をかけてくる。
「お二人とも今日は、どう言ったご用件ですか?」
二人と男は言った。この男性には、サクヤの存在が見えているという事だろう。俺と同じか、もしくは、彼も妖怪や妖精の類いのものだろうか?
「魔女さんはいらっしゃいますか?」
「ああ、ちょっと待ってろ。呼んでくるから」
そう言うと店の奥に男は入っていった。すると奥から「あんたいつまで寝てんだ。客だぞ。あんたに用事があるんだとよ。」と言う様な声が聞こえてくる。
しばらくすると「悪い。待たせたな。」と言って男は戻ってくる。そして、その後ろには、眠そうな目をした女が歩く死体かのようにふらふらとついて来ていた。
眠そうな目というには正確ではない。彼女の目はまだ開いていない。半覚醒という風である。
銀色の髪と黒の髪のメッシュの髪は、寝癖でいたるところがピョコピョコと跳ねているし、ダボついた明らかにメンズのTシャツをきた魔女は、なんというか、イメージとは違いかなりズボラな印象を受ける。
「その魔女起動に時間かかるからそこに座って待っててくれ」と男は、店の奥にあるテーブルを指差す。
魔女は、ふらふらとした足取りだが、テーブルにある椅子にゆっくりと座った。
俺達も呆然としていたが座らない訳にもいかず、席についた。
沈黙したまま、時間だけが過ぎている。こいつ、まだ寝てるんじゃないのか・・・
「あ、あの! 私、サクヤって言います。」
沈黙を破ったのは、サクヤだった。少々、おっかなびっくりという様で声が上ずっているが、先ほどの混乱はなく落ち着いている。
「私にかけた呪いを解いてもらいたいんです!」
再び沈黙が訪れる。本当にこの魔女は起きているのだろうか。
「・・・・・・呪い・・・・・・呪い・・・ああ、確かに・・・そんな記憶がある。」
ゆっくりと確認する様に魔女が喋り出した。
「・・・なるほど・・・それで・・・わざわざ・・・ここまで来たんだね。」
すると再び沈黙が始まる。本当にこの女は話をする気があるのだろうか・・・
男がお盆を持って現れる。その上には3つのティーカップと1つのグラスが載っている。そのグラスの中には緑色の明らかに怪しげな雰囲気の液体が入っている。
「どうぞ」と俺達、二人にも暖かい紅茶を出してくれる。それに「ありがとう」と受け取る。紅茶の香りが花をくすぐる。ひょっとすると結構いい紅茶なんじゃないのかと思うほどにいい香りをしている。
男は、「ほら、ご主人」と紅茶とは別に持って来ていたグラスに入った緑色の得体の知れない飲み物を飲ませる。
ゴクリと魔女は、飲まされた液体を飲み干すと目を見開いた。その瞳は、右目は、真っ赤なのに、左目は闇色をしている。オッドアイというのだっただろうか。はじめてオッドアイをみたが奇妙なものだと思った。
「ああ、悪いね。寝起きはどうも意識が進まない。僕は、基本的に夜型なものでね。次来るときは出来れば真夜中にきておくれ」
先ほどとは打って変わって、流暢に喋る彼女は、まるで別人の様だ。
「自己紹介が遅れたね。僕は、魔女のリュー、こっちの無愛想なのが使い魔のリドだよ。」
「無愛想で悪かったな。」
拗ねた様に言うリドは、確かに愛想は良くないが、悪い印象を感じるタイプでもない。好ましいとすら思う。
使い魔ということは、彼は人間ではないのか?
「そうだよ。リドは、狼男なのさ。人間にうまく化けているけれどね。」
俺の考えていることを読み取ったようにリューは言葉を返してくる。
「さて、単刀直入に言おう。君のお願いを叶えてあげることは可能だ。」
「本当ですか!?」
サクヤは、ぱぁっと笑顔を浮かべる。案外、話が早くすみそうで、俺がここに来る必要はなかったのではないかと思う。
「だけど、タダで呪いを解いてあげる訳にはいかないなぁ」
「は?」
「おいおい、僕だって慈善事業をしている訳じゃないんだよ? そりゃあ、何か対価を貰わないとね。」
「呪いをかけたのはあんたのはずなんだが・・・」
あべこべだ。迷惑をかけられた上にそれを解決するのにもお金を要求するって、当たり屋みたいなことを言う。
「そうだね。だけど、知らないのかい? 魔女は、傲慢なんだ。別に僕は、君の呪いを解いてもメリットなんてないし、少しぐらい対価をもらったって良いじゃないか。どちらも気持ちよく生きれるだろう?」
「おかしいだろ。」
そんなものは、明らかに交渉として成り立っているとは言えない。迷惑をかけておいてその迷惑の対価を要求する? そんなふざけた話があるだろうか。
「それに呪いっていうのは呪いって意味もあるんだ。彼女にとって咲かないことはデメリットだけじゃなかったはずだよ。」
「デメリットだけじゃないって・・・」
「桜についてる精霊が依り代である桜を離れて、こんなところまで来れるなんて、本来じゃ絶対にありえないんだ。君の魔力は、桜の妖精とはレベルが違う。それが咲かない事によるメリットだよ。」
魔力というのが本当にあるのか、という感想はあったが、それ以上に咲かないことが魔力が高まる理由が分からなかった。
「花の妖精達はね。養分と同じように魔力を貯める性質があるんだよ。そしてね。花が咲く瞬間にその貯めた分の魔力を一気に放出するんだ。」
つまり、咲かないという事は貯めたまま出さずにいるって事か・・・それで魔力が通常の場合よりも多くなると・・・
「君のその様子だと街に来た事が結構あるだろう。サクヤさんだっけ? 動き回れるようになってデメリットだけだったかい?」
「それは・・・・・・」
サクヤは、言葉に詰まる。彼女の生活は確かに動けるようになって楽しいことが増えたと言っても過言ではない。
映画や喫茶店、街を見るのが好きと言っていた彼女が動けるようになったことがデメリットであるとは考えられない。
「呪いというのは表裏一体、デメリット与える事でそれによるメリットを生む。薬にも毒を使うように用法さえ守れば、良い効果が起こるものなんだよ。で、どうするんだい? 対価を払ってくれるなら僕は君たちを歓迎しよう。けれど、対価を払わないっていうのなら交渉決裂だ。お引き取り願おう。」
リューは、こちらを試すような目をして見ている。どのみち、この話の主導権はどうやったって彼女のものだ。彼女がやりたくないと言えばそれまでの内容だったのだ。
サクヤは、「わかりました。」と答えた。彼女はどうやら覚悟を決めたようだ。
「ただ、私はお金なんてもっていません。」
「ああ、勿論、妖怪や精霊が金品を持ってないのは知っている。だから、お願いを3つ叶えてくれればそれでいいさ。」
「3つですか。」
「安心しておくれよ。何も絶対服従なんて言うつもりはない。ただの仕事の手伝いだ。3つ僕の仕事を手伝ってくれたら君の呪いを解いてあげようって言うんだ。破格だろう?」
破格かどうかは分からないが、拒否権がない以上は呑むしかないようだ。
「・・・・・・分かりました。私に出来ることなら・・・」
「交渉成立だ。」
リューは、笑顔を浮かべてサクヤと握手をする。その様子は、なんというか、見ていて不憫になる雰囲気だった。
この店のサンドイッチは、量が多めで分け合っても結構お腹いっぱいになった。
「ふぅ、満足です。」
噛みしめるように呟くサクヤを見て少しおかしくなる。
「そりゃあ、何よりだよ。さて、じゃあ」
「はい。そうですね。帰りましょうか?」
くるりと踵を返そうとするサクヤの肩を掴んで静止する。
「待て待て、本題を忘れるな。俺達は魔女に呪いを解いてもらいにきたんだぞ?」
「・・・・・・あ」
「あって・・・」
本気で忘れてたのかこの精霊、やる気あるのか・・・?
「も、勿論、覚えてましたよ!? や、やだなぁ、私だってそこまでお馬鹿さんじゃありませんよ。」
「そうかい。まあ、それならそれでいいんだけどさ。」
「さ、早速行きましょう。気分転換したおかげで、今ならなんでもできそうな気がします!」
そう言ってサクヤは、魔女の家に向かって足を進めた。
「ここです。」そう言ってサクヤは足を止めた。
魔女の家は、喫茶店から数分歩いた所にあった。駅の近くの裏道を進んだ所にポツンと立っている。一見すると普通の雑貨屋の様に見える。中には、小さな置物や小物などが置かれているのが店の窓から見える。
中には黒髪の男の店員が暇そうに欠伸をしていた。
「なんか、普通の店だな。」
「ええ、普通のお店ですね。人間相手にも商売をしている様なので・・・」
「人間相手って言ってもこの立地で客を呼べるのか?」
裏道を進んだ場所にあるこの店の通りは、基本的に人がほとんどいない。店を開くにしては立地が明らかに悪いと思う。
「とりあえず、入ってみましょう。」
ドアを開けるとドアについていた鈴がチリンと店内に響いた。
「いらっしゃい。」と先程、窓の向こうで欠伸をしていた男が声をかけてくる。
「お二人とも今日は、どう言ったご用件ですか?」
二人と男は言った。この男性には、サクヤの存在が見えているという事だろう。俺と同じか、もしくは、彼も妖怪や妖精の類いのものだろうか?
「魔女さんはいらっしゃいますか?」
「ああ、ちょっと待ってろ。呼んでくるから」
そう言うと店の奥に男は入っていった。すると奥から「あんたいつまで寝てんだ。客だぞ。あんたに用事があるんだとよ。」と言う様な声が聞こえてくる。
しばらくすると「悪い。待たせたな。」と言って男は戻ってくる。そして、その後ろには、眠そうな目をした女が歩く死体かのようにふらふらとついて来ていた。
眠そうな目というには正確ではない。彼女の目はまだ開いていない。半覚醒という風である。
銀色の髪と黒の髪のメッシュの髪は、寝癖でいたるところがピョコピョコと跳ねているし、ダボついた明らかにメンズのTシャツをきた魔女は、なんというか、イメージとは違いかなりズボラな印象を受ける。
「その魔女起動に時間かかるからそこに座って待っててくれ」と男は、店の奥にあるテーブルを指差す。
魔女は、ふらふらとした足取りだが、テーブルにある椅子にゆっくりと座った。
俺達も呆然としていたが座らない訳にもいかず、席についた。
沈黙したまま、時間だけが過ぎている。こいつ、まだ寝てるんじゃないのか・・・
「あ、あの! 私、サクヤって言います。」
沈黙を破ったのは、サクヤだった。少々、おっかなびっくりという様で声が上ずっているが、先ほどの混乱はなく落ち着いている。
「私にかけた呪いを解いてもらいたいんです!」
再び沈黙が訪れる。本当にこの魔女は起きているのだろうか。
「・・・・・・呪い・・・・・・呪い・・・ああ、確かに・・・そんな記憶がある。」
ゆっくりと確認する様に魔女が喋り出した。
「・・・なるほど・・・それで・・・わざわざ・・・ここまで来たんだね。」
すると再び沈黙が始まる。本当にこの女は話をする気があるのだろうか・・・
男がお盆を持って現れる。その上には3つのティーカップと1つのグラスが載っている。そのグラスの中には緑色の明らかに怪しげな雰囲気の液体が入っている。
「どうぞ」と俺達、二人にも暖かい紅茶を出してくれる。それに「ありがとう」と受け取る。紅茶の香りが花をくすぐる。ひょっとすると結構いい紅茶なんじゃないのかと思うほどにいい香りをしている。
男は、「ほら、ご主人」と紅茶とは別に持って来ていたグラスに入った緑色の得体の知れない飲み物を飲ませる。
ゴクリと魔女は、飲まされた液体を飲み干すと目を見開いた。その瞳は、右目は、真っ赤なのに、左目は闇色をしている。オッドアイというのだっただろうか。はじめてオッドアイをみたが奇妙なものだと思った。
「ああ、悪いね。寝起きはどうも意識が進まない。僕は、基本的に夜型なものでね。次来るときは出来れば真夜中にきておくれ」
先ほどとは打って変わって、流暢に喋る彼女は、まるで別人の様だ。
「自己紹介が遅れたね。僕は、魔女のリュー、こっちの無愛想なのが使い魔のリドだよ。」
「無愛想で悪かったな。」
拗ねた様に言うリドは、確かに愛想は良くないが、悪い印象を感じるタイプでもない。好ましいとすら思う。
使い魔ということは、彼は人間ではないのか?
「そうだよ。リドは、狼男なのさ。人間にうまく化けているけれどね。」
俺の考えていることを読み取ったようにリューは言葉を返してくる。
「さて、単刀直入に言おう。君のお願いを叶えてあげることは可能だ。」
「本当ですか!?」
サクヤは、ぱぁっと笑顔を浮かべる。案外、話が早くすみそうで、俺がここに来る必要はなかったのではないかと思う。
「だけど、タダで呪いを解いてあげる訳にはいかないなぁ」
「は?」
「おいおい、僕だって慈善事業をしている訳じゃないんだよ? そりゃあ、何か対価を貰わないとね。」
「呪いをかけたのはあんたのはずなんだが・・・」
あべこべだ。迷惑をかけられた上にそれを解決するのにもお金を要求するって、当たり屋みたいなことを言う。
「そうだね。だけど、知らないのかい? 魔女は、傲慢なんだ。別に僕は、君の呪いを解いてもメリットなんてないし、少しぐらい対価をもらったって良いじゃないか。どちらも気持ちよく生きれるだろう?」
「おかしいだろ。」
そんなものは、明らかに交渉として成り立っているとは言えない。迷惑をかけておいてその迷惑の対価を要求する? そんなふざけた話があるだろうか。
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魔力というのが本当にあるのか、という感想はあったが、それ以上に咲かないことが魔力が高まる理由が分からなかった。
「花の妖精達はね。養分と同じように魔力を貯める性質があるんだよ。そしてね。花が咲く瞬間にその貯めた分の魔力を一気に放出するんだ。」
つまり、咲かないという事は貯めたまま出さずにいるって事か・・・それで魔力が通常の場合よりも多くなると・・・
「君のその様子だと街に来た事が結構あるだろう。サクヤさんだっけ? 動き回れるようになってデメリットだけだったかい?」
「それは・・・・・・」
サクヤは、言葉に詰まる。彼女の生活は確かに動けるようになって楽しいことが増えたと言っても過言ではない。
映画や喫茶店、街を見るのが好きと言っていた彼女が動けるようになったことがデメリットであるとは考えられない。
「呪いというのは表裏一体、デメリット与える事でそれによるメリットを生む。薬にも毒を使うように用法さえ守れば、良い効果が起こるものなんだよ。で、どうするんだい? 対価を払ってくれるなら僕は君たちを歓迎しよう。けれど、対価を払わないっていうのなら交渉決裂だ。お引き取り願おう。」
リューは、こちらを試すような目をして見ている。どのみち、この話の主導権はどうやったって彼女のものだ。彼女がやりたくないと言えばそれまでの内容だったのだ。
サクヤは、「わかりました。」と答えた。彼女はどうやら覚悟を決めたようだ。
「ただ、私はお金なんてもっていません。」
「ああ、勿論、妖怪や精霊が金品を持ってないのは知っている。だから、お願いを3つ叶えてくれればそれでいいさ。」
「3つですか。」
「安心しておくれよ。何も絶対服従なんて言うつもりはない。ただの仕事の手伝いだ。3つ僕の仕事を手伝ってくれたら君の呪いを解いてあげようって言うんだ。破格だろう?」
破格かどうかは分からないが、拒否権がない以上は呑むしかないようだ。
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