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竜の炎
竜の炎(5)
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ヤタを魔術学院に送り届け、臭いものに蓋をしたいという依頼人達から事前に貰っていたと言う報酬を受け取る受け取らないの悶着を散々繰り返し、ヤタが自分の資産から報酬を支払うと言う落とし所を設けてようやく納得し、ロシェとアメノが目的地に到着したのは夜の帷が深くなり、月が東の空を登った頃だった。
車を石畳の駐車場に止め、降りたロシェは目の前に広がる月明かりに照らされた建物を見て口を丸くする。
それは今まで見たこともない造りの建物だった。
いや、建物なんて人間種の住む国に来てからようやくまともに見たのだから当然と言えば当然なのだが、その建物は造りからして違っていた。
それ自体が一軒の家なのではないかと勘違いするような大きな木造の門を抜けると重向きのある木造の建物が見える。
建物自体は二階建てだがとにかく広い。奥行きは分からないが横幅だけで竜が10匹は余裕で並べる。木造造りで火で炙られたような黒い木の壁と屋根、丸いガラス窓に掛けられた丸く切られた簾、丁寧に掘り上げられた手摺りに柵、そして建物を囲むように広がる大きな庭。
所々に建てられた石灯籠の灯りが映し出す庭はとても美しかった。
無駄な枝が一つもない、均整の取れた木々、雑草ひとつ生えていない、土の地面に丁寧に植えられた色取り取り
季節の花々、そして丸い石に囲われた空の月を映し出す真円の池。
ロシェは、庭を見て目を大きく開いた。
夜の姿でこそあるが、それは誰だか分からない夢に出てきた庭に酷似していた。
目の端に夜の焚き火のような赤い髪の端が覗いた気がした。
(これは・・偶然?)
「どうかしたか?」
アメノが猛禽類のような目を細めてロシェを見る。
ロシェは、我に帰り首を横に振る。
「いえ、なんでもございません」
「そうか」
アメノは、それ以上は聞こうとはせず建物に向かって歩き出す。
彼の右手には包帯が痛々しく巻かれており、ロシェはそれを見て眉を顰める。
「手は大丈夫でございますか?」
アメノの一歩後ろを歩きながらロシェは訊く。
「問題ない。治癒薬が良く聞いてる」
アメノは、右手を握っては離す。
ヤタが予め用意してくれてた治癒薬を飲んだら火傷は小さくなったものの水膨れはかなり残っている。
「霊薬を使えば一瞬だがそれほどではないからな」
「そうですか」
ロシェは、顔を落とす。
仕方がなかったとはいえ、火傷の原因を作ったのは自分だ。そう思うと気分は重い。
「胸の調子はどうだ?」
「え?」
「苦しそうにしてたろう?大丈夫なのか?」
口調はぶっきらぼう。
なのに言葉の端々に優しさが滲んでいた。
心配・・・してくれてる?
そう思った瞬間、ロシェの顔に明かりが灯る。
「はいっもう落ち着きました」
ロシェが言うとアメノは、一瞬、猛禽類のような目を向け、そして戻す。
「そうか」
アメノは、短く言う。
「お前のおかげで助かった。ありがとう」
アメノの言葉にロシェは大きく目を開ける。
気持ちが弾み、口元が綻ぶ。
「はいっお役に立てて光栄です」
アメノは、ロシェの花の綻ぶような笑顔を見て一瞬、大きく目を開き、反らす。
頬が照れくさそうに赤く染まる。
建物の前に着くと大きく、立派な尾羽を伸ばした鳥の彫刻された引き戸が現れる、
アメノは、引き戸を引いて開けようとしたが、その前に扉が開く。
そこから現れたのは紺色の着物を纏い、頭に白い三角巾を巻いた明らかに10歳にも満たないおかっぱ頭の愛らしい少女であった。
突然、現れた少女にロシェは目をぱちくりさせる。
少女は、年齢には不釣り合いな釣り目で2人を見ると臍あたりに両手を置き、丁寧に頭を下げる。
「お帰りなさいませ」
少女とは思えない丁寧で大人に口調にロシェは驚く。
「ご無事で帰られて何よりです」
「ああっありがとうございます。女将」
アメノは、丁寧に言葉を返す。
女将?
聞き間違えてしまったかと一瞬思ったが、間違いなくアメノは彼女を女将と読んだ。
ロシェの動揺を読み取ったのか、少女がロシェの方を向く。
「ご挨拶が遅れて申し訳ありません。私は当旅館の女将を務めます座敷童のポコと申します。どうぞご贔屓に」
そう言って頭を丁寧に頭を下げる。
「座敷・・童?」
聞いたことのない言葉とポコの存在に少女は戸惑う。
「この国で言うエルフか小人みたいなもんさ」
そう言ってアメノは旅館の中に入る。
「精霊と呼んでいただけると嬉しいのですが?」
ポコは、唇を尖らせて言う。
「そこまでご大層なものではないでしょう」
アメノは、履物を脱ぐと旅館の中に入っていく。
ロシェは、慌てて追いかけようとするとポコに手を握られる。
手はとても小さいのにチカラはとても強い。
ポコは、じっとロシェを見る。
そこでロシェは混じり者のことを思い出す。
アメノの前では普通にしていたが、離れたからチャンスとばかりに追い出そうと考えているのでは⁉︎
ポコは、ロシェの身体を上から下まで舐め回すように見る。
「随分と汚れてますね」
「えっ?」
「お食事の前に温泉に入られてはいかがでしょう?今なら誰もおりませんので」
そういうとポコはロシェの腕をぐいっと引っ張る。
あまりの力にロシェは逆らうことが出来ないままに連れて行かれた。
(熱い・・)
ロシェは、お湯の中に顔の半分まで沈める。
(気持ちいい)
熱いお湯が肌を撫でるように染み込み、身体の芯まで入り込み、じんわりと温めていく。
あまりの快感に頭が蕩けそうになる。
ポコに引っ張られたロシェはそのまま建物の奥にある露天風呂に連れてこられ、がっちりと縛られた帯を魔法のように解かれ、脱がされ、湯気の立ち昇る温泉の中に落とされた。
「お身体を洗うものは奥にございますのでご自由にお使いください」
そう言ってポコは去っていった。
大きな岩を無造作に並べるように囲われた大きな温泉、色は白くて滑らか、気泡のようなものが絶えず昇り、何より気持ちいい。
夜空を見上げると流れるような星と月が浮かんでいる。
「温泉って地熱の泉のことだったんだ」
名前を聞いても全然、イメージが湧かなかった。なんなら拷問の名称かとビクついていたが、まさか地熱の泉とは思わなかった。
「お父様と良く入ったな」
ロシェと父たる白竜の王が暮らしていた山にも地熱の泉があり、よく連れられて一緒に入った。
雪を見て、星を見て、月を見て、そして父たる白竜の王とたくさん話して笑った。
しかし、今はいない。
ロシェ1人だ。
「なんか色々ありすぎたな」
保護施設で目を覚ましてから1日も経っていないなんて思えない。
目を閉じれば今だに父たる白竜の王と過ごした雪山が、あの絶望と地獄の日々が蘇り、身体が震える。
「これからどうなるんだろう?」
猛禽類のような目をした白髪の剣士、アメノの姿が浮かぶ。
彼は何で自分を引き取ったんだろう?
王都に連れてきて何をさせようとしてるんだろう?
なんで、自分は竜の炎を吐くことが出来たんだろう。
そして・・・。
ロシェは、左の乳房の下にある傷に触れる。
それは雪山でアメノの刀に心臓を刺された時に出来た傷。
どうして自分は死ななかったんだろう?
あの時、確かに自分の意識は途切れた。
暗い闇の底に落ちていった。
それなのに・・・。
視界がぼやける。
夜の焚き火のように燃える髪が視界で揺らぐ。
そしてその先に人影が見える。
ぼやけているがそれが男の人であることはなんとなく分かった。
照れてるの?
知らない女の人の声が聞こえる。
せっかく一緒に入ってるんだからこっち向いたら?
女の人は楽しそうに喉を鳴らして笑う。
男の人は背中を向けたままこちらを向かない。
照れているのが手に取るように分かる。
視界が男の人に近づいていく。
細い両手が男の人の首に巻きつき、熱った体温が生々しく伝わってくる。
大好きよ。・・・。
女の人の言葉と共に心臓が激しく高鳴る。
視界が戻る。
岩と温泉が鮮明に映る。
ロシェは、お湯を掬うように自分の両手を見る。
「今・・のは?」
とても夢とは思えないくらい生々しかった。
両手にあの熱った温もりが感じら、頬が熱くなる。
「私・・どうしちゃったの?」
その時だ。
湯気の向こうに影が見える。
(え?)
ロシェは、思わず身構える。
まさか、また敵?
ロシェの身が緊張に固くなる。
しかし、それは敵ではなく・・。
湯気が晴れ、現れたのは一糸纏わぬ鍛え上げられた身体を晒した血の抜けたような白髪の、顔を半分に割るような大きな傷の走った猛禽類のような目をした男。
「アメノ・・様?」
アメノもロシェがいることに驚いた顔をしている。
2人の視線が絡み合う。
お互いの身体の性的な部分が飛び込んでくる。
アメノの顔が温泉の熱とはまったく関係なく赤く染まり、頬を引き攣らす。
ロシェは、何が起きたか分からず呆然とする。
半竜である彼女にとって裸を晒すことは別に恥ずかしいことではない。
ないはずなのに・・。
羞恥が頭の中を駆け巡る。
「いっ・・・」
ロシェは、左胸をバンバン叩く。
「いやあああああっ!」
ロシェの口から竜の炎が巻き起こり、火柱が天に立ち昇った。
ポコは、縁側に座ってお茶を啜りながら火柱とロシェの悲鳴を聞く。
「また、賑やかになりそうね。ヤサカちゃん」
ポコは、寂しそうに呟き、自分の隣を撫でた。
車を石畳の駐車場に止め、降りたロシェは目の前に広がる月明かりに照らされた建物を見て口を丸くする。
それは今まで見たこともない造りの建物だった。
いや、建物なんて人間種の住む国に来てからようやくまともに見たのだから当然と言えば当然なのだが、その建物は造りからして違っていた。
それ自体が一軒の家なのではないかと勘違いするような大きな木造の門を抜けると重向きのある木造の建物が見える。
建物自体は二階建てだがとにかく広い。奥行きは分からないが横幅だけで竜が10匹は余裕で並べる。木造造りで火で炙られたような黒い木の壁と屋根、丸いガラス窓に掛けられた丸く切られた簾、丁寧に掘り上げられた手摺りに柵、そして建物を囲むように広がる大きな庭。
所々に建てられた石灯籠の灯りが映し出す庭はとても美しかった。
無駄な枝が一つもない、均整の取れた木々、雑草ひとつ生えていない、土の地面に丁寧に植えられた色取り取り
季節の花々、そして丸い石に囲われた空の月を映し出す真円の池。
ロシェは、庭を見て目を大きく開いた。
夜の姿でこそあるが、それは誰だか分からない夢に出てきた庭に酷似していた。
目の端に夜の焚き火のような赤い髪の端が覗いた気がした。
(これは・・偶然?)
「どうかしたか?」
アメノが猛禽類のような目を細めてロシェを見る。
ロシェは、我に帰り首を横に振る。
「いえ、なんでもございません」
「そうか」
アメノは、それ以上は聞こうとはせず建物に向かって歩き出す。
彼の右手には包帯が痛々しく巻かれており、ロシェはそれを見て眉を顰める。
「手は大丈夫でございますか?」
アメノの一歩後ろを歩きながらロシェは訊く。
「問題ない。治癒薬が良く聞いてる」
アメノは、右手を握っては離す。
ヤタが予め用意してくれてた治癒薬を飲んだら火傷は小さくなったものの水膨れはかなり残っている。
「霊薬を使えば一瞬だがそれほどではないからな」
「そうですか」
ロシェは、顔を落とす。
仕方がなかったとはいえ、火傷の原因を作ったのは自分だ。そう思うと気分は重い。
「胸の調子はどうだ?」
「え?」
「苦しそうにしてたろう?大丈夫なのか?」
口調はぶっきらぼう。
なのに言葉の端々に優しさが滲んでいた。
心配・・・してくれてる?
そう思った瞬間、ロシェの顔に明かりが灯る。
「はいっもう落ち着きました」
ロシェが言うとアメノは、一瞬、猛禽類のような目を向け、そして戻す。
「そうか」
アメノは、短く言う。
「お前のおかげで助かった。ありがとう」
アメノの言葉にロシェは大きく目を開ける。
気持ちが弾み、口元が綻ぶ。
「はいっお役に立てて光栄です」
アメノは、ロシェの花の綻ぶような笑顔を見て一瞬、大きく目を開き、反らす。
頬が照れくさそうに赤く染まる。
建物の前に着くと大きく、立派な尾羽を伸ばした鳥の彫刻された引き戸が現れる、
アメノは、引き戸を引いて開けようとしたが、その前に扉が開く。
そこから現れたのは紺色の着物を纏い、頭に白い三角巾を巻いた明らかに10歳にも満たないおかっぱ頭の愛らしい少女であった。
突然、現れた少女にロシェは目をぱちくりさせる。
少女は、年齢には不釣り合いな釣り目で2人を見ると臍あたりに両手を置き、丁寧に頭を下げる。
「お帰りなさいませ」
少女とは思えない丁寧で大人に口調にロシェは驚く。
「ご無事で帰られて何よりです」
「ああっありがとうございます。女将」
アメノは、丁寧に言葉を返す。
女将?
聞き間違えてしまったかと一瞬思ったが、間違いなくアメノは彼女を女将と読んだ。
ロシェの動揺を読み取ったのか、少女がロシェの方を向く。
「ご挨拶が遅れて申し訳ありません。私は当旅館の女将を務めます座敷童のポコと申します。どうぞご贔屓に」
そう言って頭を丁寧に頭を下げる。
「座敷・・童?」
聞いたことのない言葉とポコの存在に少女は戸惑う。
「この国で言うエルフか小人みたいなもんさ」
そう言ってアメノは旅館の中に入る。
「精霊と呼んでいただけると嬉しいのですが?」
ポコは、唇を尖らせて言う。
「そこまでご大層なものではないでしょう」
アメノは、履物を脱ぐと旅館の中に入っていく。
ロシェは、慌てて追いかけようとするとポコに手を握られる。
手はとても小さいのにチカラはとても強い。
ポコは、じっとロシェを見る。
そこでロシェは混じり者のことを思い出す。
アメノの前では普通にしていたが、離れたからチャンスとばかりに追い出そうと考えているのでは⁉︎
ポコは、ロシェの身体を上から下まで舐め回すように見る。
「随分と汚れてますね」
「えっ?」
「お食事の前に温泉に入られてはいかがでしょう?今なら誰もおりませんので」
そういうとポコはロシェの腕をぐいっと引っ張る。
あまりの力にロシェは逆らうことが出来ないままに連れて行かれた。
(熱い・・)
ロシェは、お湯の中に顔の半分まで沈める。
(気持ちいい)
熱いお湯が肌を撫でるように染み込み、身体の芯まで入り込み、じんわりと温めていく。
あまりの快感に頭が蕩けそうになる。
ポコに引っ張られたロシェはそのまま建物の奥にある露天風呂に連れてこられ、がっちりと縛られた帯を魔法のように解かれ、脱がされ、湯気の立ち昇る温泉の中に落とされた。
「お身体を洗うものは奥にございますのでご自由にお使いください」
そう言ってポコは去っていった。
大きな岩を無造作に並べるように囲われた大きな温泉、色は白くて滑らか、気泡のようなものが絶えず昇り、何より気持ちいい。
夜空を見上げると流れるような星と月が浮かんでいる。
「温泉って地熱の泉のことだったんだ」
名前を聞いても全然、イメージが湧かなかった。なんなら拷問の名称かとビクついていたが、まさか地熱の泉とは思わなかった。
「お父様と良く入ったな」
ロシェと父たる白竜の王が暮らしていた山にも地熱の泉があり、よく連れられて一緒に入った。
雪を見て、星を見て、月を見て、そして父たる白竜の王とたくさん話して笑った。
しかし、今はいない。
ロシェ1人だ。
「なんか色々ありすぎたな」
保護施設で目を覚ましてから1日も経っていないなんて思えない。
目を閉じれば今だに父たる白竜の王と過ごした雪山が、あの絶望と地獄の日々が蘇り、身体が震える。
「これからどうなるんだろう?」
猛禽類のような目をした白髪の剣士、アメノの姿が浮かぶ。
彼は何で自分を引き取ったんだろう?
王都に連れてきて何をさせようとしてるんだろう?
なんで、自分は竜の炎を吐くことが出来たんだろう。
そして・・・。
ロシェは、左の乳房の下にある傷に触れる。
それは雪山でアメノの刀に心臓を刺された時に出来た傷。
どうして自分は死ななかったんだろう?
あの時、確かに自分の意識は途切れた。
暗い闇の底に落ちていった。
それなのに・・・。
視界がぼやける。
夜の焚き火のように燃える髪が視界で揺らぐ。
そしてその先に人影が見える。
ぼやけているがそれが男の人であることはなんとなく分かった。
照れてるの?
知らない女の人の声が聞こえる。
せっかく一緒に入ってるんだからこっち向いたら?
女の人は楽しそうに喉を鳴らして笑う。
男の人は背中を向けたままこちらを向かない。
照れているのが手に取るように分かる。
視界が男の人に近づいていく。
細い両手が男の人の首に巻きつき、熱った体温が生々しく伝わってくる。
大好きよ。・・・。
女の人の言葉と共に心臓が激しく高鳴る。
視界が戻る。
岩と温泉が鮮明に映る。
ロシェは、お湯を掬うように自分の両手を見る。
「今・・のは?」
とても夢とは思えないくらい生々しかった。
両手にあの熱った温もりが感じら、頬が熱くなる。
「私・・どうしちゃったの?」
その時だ。
湯気の向こうに影が見える。
(え?)
ロシェは、思わず身構える。
まさか、また敵?
ロシェの身が緊張に固くなる。
しかし、それは敵ではなく・・。
湯気が晴れ、現れたのは一糸纏わぬ鍛え上げられた身体を晒した血の抜けたような白髪の、顔を半分に割るような大きな傷の走った猛禽類のような目をした男。
「アメノ・・様?」
アメノもロシェがいることに驚いた顔をしている。
2人の視線が絡み合う。
お互いの身体の性的な部分が飛び込んでくる。
アメノの顔が温泉の熱とはまったく関係なく赤く染まり、頬を引き攣らす。
ロシェは、何が起きたか分からず呆然とする。
半竜である彼女にとって裸を晒すことは別に恥ずかしいことではない。
ないはずなのに・・。
羞恥が頭の中を駆け巡る。
「いっ・・・」
ロシェは、左胸をバンバン叩く。
「いやあああああっ!」
ロシェの口から竜の炎が巻き起こり、火柱が天に立ち昇った。
ポコは、縁側に座ってお茶を啜りながら火柱とロシェの悲鳴を聞く。
「また、賑やかになりそうね。ヤサカちゃん」
ポコは、寂しそうに呟き、自分の隣を撫でた。
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