【完結】愛執 ~愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした~

綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢

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260.大好きな夜と同じセティ ※微

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 今日は痛くなかった! ゆらゆら揺られながらセティの首に抱き着く。向き合って抱っこした状態がマナーみたい。セティのおちんちんが全部僕の中に入って、奥の部分を叩くの。初めては痛かったけど、今は平気だよ。ぎゅっと力を入れると、セティが「うっ」て息を詰める。

 締めちゃだめ? そう聞いたら、平気なんだって。やっぱり強い神様は違うね。セティの背中の方へ足を回してぎゅっと抱き着く。腕も首に回して抱き締める。ぺたりと密着するのが嬉しくて、気持ちよくて、僕がセティの特別になった気がした。

「イシスはオレの特別だよ」

 そう言ってくれるけど、ぺたんとくっつく方が言葉より特別な気がする。肌をくっつけると気持ちいいし、セティが嬉しそう。少し息が苦しくて、下からセティが僕を揺らすたびにおちんちんが腫れていく。痛くなくて気持ちよくて、なんだか悪いことをしている気がした。

「いい子だ」

 キスと甘い声に、僕の顔はへにゃりと崩れる。いっぱい首や胸にキスを貰って、お腹に力を入れたらセティが白いのを出した。奥が温かくなって、凄く疲れる。セティに抱き着くようにしてぐったりしていたら、手早く綺麗にしてくれた。

 ごろんと寝転がる僕をセティが抱きしめる。黒髪を何度も撫でて、顔中にキスが降ってきた。

「イシス、大好きだぞ、愛してる」

「僕も、大好き」

 愛してるはよく分からない。でもセティの言い方だと、好きの次が大好きで、その次が愛してるだと思う。僕もセティに愛してると言える日が来るかな? その意味が分かるといいな。

 胸の奥がうずうずして、何となく居心地が悪い。セティがちゅっと音を立てて、キスが終わりの合図をしたら落ち着いてきた。変なの、大好きなキスなのにうずうずするなんて。

 くすくす笑うセティは教えてくれない。だから僕は必死で考える。セティが愛してると告げる意味も、その言葉が示す大好きの上の気持ちも、考えている間に眠ってしまった。

「お前はそのままでいい、愛してるイシス」

 ぼんやりした意識の中で聞いた声に、僕は何か答えられたか。全然覚えていなくて、目が覚めたらセティの膝を枕にしていた。見上げるセティの長い黒髪が僕を閉じ込めて、まだ夜の中にいるみたい。手で動かすと外のぼんやりした光を弾いて、きらきらした。

「イシスの表現はいつも綺麗だな」

 夜は好き。いつもセティがたくさんお呪いして、僕は特別だよって言ってくれるから。他の人に邪魔されないし、いっぱいセティに触れる。セティに出会ってから、嬉しくて笑う時間が増えた。

「今日は桃じゃなくて、スープにするか」

 たまにはお肉やパンも食べた方が大きく成長できるかも! 僕がそう言ったら、セティはあーとかうーとか変な声を出した後、もう成長はしないと思うと返した。もう大きくなれないの? 大きく目を見開いて驚いた僕を抱き起し、セティが抱っこする。背中をぽんぽんと叩きながら言われた。

「このくらいの方が抱きやすくて好きだぞ」

 じゃあ、別に無理に大きくならなくてもいいや。
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