君と終わりがある未来を。

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高校時代1 秋人side

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俺は無事春斗と同じ高校に合格した。

なかなかに偏差値が高かったので受験勉強には少し苦労したがそれでも2人無事合格が決まった。

結果発表の時は2人でドキドキしながらスマホを握りして『合格』の文字を見た時は2人で思わず抱き合って喜んだ。

高校に入学。

中学同様俺らは違うグループにいることが多かったので学校で話すことはほぼなかった。

彼女とも続いていた俺はたまに彼女に会うため放課後彼女の学校まで行くことがあった。
でもそれ以外は基本的には俺らはずっと一緒に登下校していた。

高校2年生のある日。
いつものように俺が彼女に会いに彼女の高校に行くと
男子生徒とキスしている所をみた。

あまりの衝撃に思わず固まっているとこっちに気づいたのか彼女が慌てた様子で近ずいて来る。

「え、あ。来てくれたの秋人!」
「何してた。」
「え?」
「だから何してたの?あの男と。」
いつもは絶対に出さない程の低い声で聞く。

「いやぁあれは。遊び?ほらノリみたいな?」
「へぇ。ノリねなるほどわかった。」
「ほんとごめんね?許してくれる?」
「いや許さないよ。」
「え?いや待って」
「まぁいいや。とりあえず今日はもう帰るわ。」
「待って!秋人!」
溢れ出てくる怒りに思わず手が出そうなのを隠すように俺は足早にその場を後にする。
許さない。許すわけが無い。
悲しいとかそういう可愛い感情ではなく怒りが止まらない。

俺ってこんなにあの人のこと好きだったんだ。
怒りが収まって少し冷静になった帰り道。俺は改めてそう思った。

「なんか春斗に会いたいなぁ。」

気づくと俺は自分の家に着いていた。でもなぜだか入る気にはならなくて、ダメ元で春斗の家のチャイムを押す。

ピンポーン。

「はーい。」
スピーカーから春斗の声がする。

「春斗。」
泣きそうになるのを必死に堪えて名前を呼んだ。

「え?秋人!?すぐ開けるね。」
声色がいつもと違いすぎたのか慌てた様子の春斗の声がする。

ガチャ

「入って。」
そう言って俺は春斗の部屋まで案内された。

「どうした?」
そう優しく聞いてくる春斗に

「彼女と喧嘩した。」
「喧嘩?理由とか聞いても平気?」
「浮気されてた。」
「…!。そっか。辛かったね。」
「ねぇ春斗。」
「ん?」
「今日だけ一緒にいて欲しい。」
俺が縋るように言う。
何故だか今は1人になりたくなかった。浮気されるなんて思ってもみなかったから、ちゃんと大切にしてたし好きだったと思う。裏切られたショックは思っているより深いらしい。

「いいよ。いつでもいくらでも一緒にいるよ。」
俺のお願いに春斗は優しい笑顔でそう言ってくれる。
そういえば春斗の笑顔はどこか彼女に似ている。
その顔を見て今度は少し泣いた。

その日俺たちは一緒に眠った。
寝る時目が冴えてしまってもぞもぞしていた俺を春斗は優しく抱きしめ頭を撫でてくれた。
そのリズムは心地よくていつの間にか俺は夢の中へと落ちていった。



°・*:.。.☆°・*:.。.☆°・*:.。.☆°・*:.。.☆°・*:.。.☆


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