125 / 131
125 獣の捕獲、ヨシイ古書店の供述(前)⑤
しおりを挟む
私達が殺害した比江島直哉は、よく叔母さんを見舞いに行っていたといいます。そこで少年の比江島が叔母さんにその綺麗な小瓶を欲しいと言った。叔母さんは今はあげられないが、私が亡くなったらあげましょうと答えたんだそうです。なのに、比江島は惹かれてやまず、こっそり盗んでしまいました。
その頃、佐山は『夜を殺めた姉妹』の品が欲しくてたまらない時期でした。どうにか手に入れようとしますが、奥さんがいるのですべての金を自由にも出来ずにいました。そこでビリーズ美術館にコネもあった八頭さんを利用して手に入れますが、ミイラ取りがミイラになったのか、可愛らしく慕ってくる八頭を好きになってしまい、今度は八頭さんに夢中になりました。
佐山の奥さんは石が無くなって発狂し、衰弱もしていたのでしょう、のちに失意のままに亡くなります。奥さんの実家の比江島家は当然佐山のせいだと怒った。遊び歩いて浮気してと。でも亡くなった人を蘇らせることも出来ません。
佐山は八頭さんを大切にしたいと思っていましたが、娘と同じ年の後妻というのは許されなかった。家の方針で後妻を娶らざるを得なく、佐山は泣く泣く八頭さんと別れましたが、この頃には八頭さんは映画資料を手に入れるために騙されていたと思っているので了承したようです。
······これらの話は、比江島自身や牧田から聞いたことを推察している面もあるので、若干違うところもあるかもしれません。ご了承下さいね。
八頭さんと別れた後、佐山は我に返ります。あの石が側にあると心が囚われてしまうと。ですが、ビリーズ美術館から購入した中にはその石はありません。
佐山は調べていくうちに、このデスマスクがあの石なのかと思うようになります。何故沢本が極秘に生前に富樫のマスクを作り、亡くなった後になって盛大にデスマスクを作ったと言ってアピールした。生前に1体、死後に3体のはずが、死後に4体作ったことになっているのもおかしい。
デスマスクが八頭さんのところにあると問題が起きるかもしれない。八頭家はキリスト教信者だったからか、普段から十字架をつけているが、本人はあまり意識もなく、あの祭壇も佐山がいいのならと気にせず飾っている。そういうものに対する忌避感も少なかったようですね。
佐山はデスマスクを引き取り、代わりに強力な護符を入れたメダルのブレスレットを八頭さんに贈りました。そうしてから二人は別れたのです。
その頃、佐山は『夜を殺めた姉妹』の品が欲しくてたまらない時期でした。どうにか手に入れようとしますが、奥さんがいるのですべての金を自由にも出来ずにいました。そこでビリーズ美術館にコネもあった八頭さんを利用して手に入れますが、ミイラ取りがミイラになったのか、可愛らしく慕ってくる八頭を好きになってしまい、今度は八頭さんに夢中になりました。
佐山の奥さんは石が無くなって発狂し、衰弱もしていたのでしょう、のちに失意のままに亡くなります。奥さんの実家の比江島家は当然佐山のせいだと怒った。遊び歩いて浮気してと。でも亡くなった人を蘇らせることも出来ません。
佐山は八頭さんを大切にしたいと思っていましたが、娘と同じ年の後妻というのは許されなかった。家の方針で後妻を娶らざるを得なく、佐山は泣く泣く八頭さんと別れましたが、この頃には八頭さんは映画資料を手に入れるために騙されていたと思っているので了承したようです。
······これらの話は、比江島自身や牧田から聞いたことを推察している面もあるので、若干違うところもあるかもしれません。ご了承下さいね。
八頭さんと別れた後、佐山は我に返ります。あの石が側にあると心が囚われてしまうと。ですが、ビリーズ美術館から購入した中にはその石はありません。
佐山は調べていくうちに、このデスマスクがあの石なのかと思うようになります。何故沢本が極秘に生前に富樫のマスクを作り、亡くなった後になって盛大にデスマスクを作ったと言ってアピールした。生前に1体、死後に3体のはずが、死後に4体作ったことになっているのもおかしい。
デスマスクが八頭さんのところにあると問題が起きるかもしれない。八頭家はキリスト教信者だったからか、普段から十字架をつけているが、本人はあまり意識もなく、あの祭壇も佐山がいいのならと気にせず飾っている。そういうものに対する忌避感も少なかったようですね。
佐山はデスマスクを引き取り、代わりに強力な護符を入れたメダルのブレスレットを八頭さんに贈りました。そうしてから二人は別れたのです。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる