18 / 108
~幕間1~
第18話 18禁G画像(クロノエクソス)と飛鳥のMyPhoneの件
しおりを挟む
幼竜形態のクロエに与える”魔力球”作成に熱中していた飛鳥を呼び戻して、俺達は話を再開した。
次の話題は俺とクロエの出会いに関してなのだが、クロエ本人も両目を抉られてわからなかった当時の自分がどんな状態だったか興味津々だったため、飛鳥と共に俺がMyPhoneで撮影した写真の開示を要求してきた。
俺は予めグロ画像である警告とリバース対策のエチケット袋を用意することを条件に了承した。決して、2人に押し付けられた胸の感触に屈した訳ではない。そして、
「う…え…」
『うがあああああっ! なんじゃあこりゃあああああああ!!』
案の定、飛鳥はグロさに堪えきれずにエチケット袋の中に胃の中のものをリバース。その背中を俺は優しく摩る。
一方、被写体だった当クロエは激昂して某ジ○パン殉職者の名(迷)台詞を吠えた。
流石に何度も実際に目にして耐性がついている俺はリバースするほどのダメージは受けなかったが、やはり見ていて気持ちのいいものではない。実物はこれがリアルに脈打って蠢いている上に臭いがあるんだぜ……。
2人の惨状に俺は嘆息するとともに、この画像を残しておいたことを後悔した。今後のことも考えて、飛鳥が落ち着いたのを見計らって、彼女の背中を摩るのを止めて、俺はこの画像群を削除することにした。
順調にMyPhoneの画面をタップしていくのだが、最後の最終確認画面で、先ほどまで初代オディオ国王に恨み節をブツブツと呟いていて、ダークサイドに堕ちていたクロエにガシッとタップする腕をコアラが木に掴るように掴まれてしまった。
『なにをしておるのじゃ、ご主人?』
「なにって、この惨状の元凶の画像を消そうとしているのだが?」
『それを消すなんてとんでもない!?』
タップしようにも完全にクロエにホールドされているため最後の一押しができない。
『嫌じゃ、後生じゃ、過去の我の記録を消さないでたもう!』
激しく最後のタップをさせまいとクロエは抵抗する。
「過去のクロエの画像を残して、なにに使うのさ?」
『我にあのような仕打ちをした初代オディオ国王への復讐心を忘れえぬために!』
「ああ、報復なら俺が昨日してきたから、今ごろ城下町含めて王城は酷いことになっているし、もう王国の威信はボロボロのはずだ」
『ぬぬ。とは言っても我は……』
更に言い募ろうとするクロエ。別段、削除に拘る必要もないかと思い始めたそのとき、横から伸ばされた指が『キャンセル』をタップした。タップしたのは画像を見てグロッキー状態になった飛鳥だった。
「私のこの醜態が原因であるのなら、お気になさらずクロエの希望に沿うようにお願いします」
未だにその顔は青いが回復してきてはいるようだ。なんだかなぁと思いつつ、もうすぐ昼時だったので、一先ず話し合いは一時中断となって、クロエが昼食の準備に入った。
■
昼食は業務○ーパーで買っていた生のうどんとめんつゆ、薬味に葱、生しょうがを使ったざるうどんだった。うどん玉は20玉買っていたのでお代わり可能だ。
流石にあのグロ画像を見て肉を食べる気にはなれなかったので丁度よかった。
「優さん、これどうしたんですか?」
そういえば飛鳥には俺のバックパックなど向こうの世界から持ち込んだ物に関する話はしていなかったっけ。
「俺が転移する前に購入していた食材の一部だ。自宅の食糧を補充するために買い込んでいたから後少し残っているくらいだ」
そう告げて、俺達はざるうどんを堪能した。かつおとしいたけの出汁が効いたつけ汁の旨味が堪らず、俺はうどんをつけてすする。つゆは薄めずにそのまま使えるタイプと薄めて使うタイプを買っていた。今回使ったのはそのまま使えるタイプ。理由は計量カップは流石に携行していなかったからだ。いや、500mlのペットボトルがあるからそれを使えばできなくはないが、荷物を減らすためにそのまま使えるタイプを今回消費した。
「……」
飛鳥もうどんをすすっているのだけだが、背筋がきちんと伸びた綺麗な姿勢で割り箸を使って静かに食べているから、すごく映える。正しい姿勢で食べる見本と言われて万人が納得するレベルだ。頬がほころんでいるところを見るに、味に問題はないようだ。
「あむ……うまいのう♪」
クロエは流石に箸を扱うことがまだできないためフォークにうどんを絡めて食べている。そのご満悦な様子からこちらも問題ないようだ。
ざるうどんを堪能して再び食休み。飛鳥は手伝いを申し出たが、クロエが数が少ないからと固辞した。
魔改造牢屋生活でも食材はかなり消費してしまったので、残りは少なくなっている。調味料も大丈夫と思えるかもしれないが、これが一番消費している。加工食品はもうほとんど残っていない。
こうなると、本来ならば使い尽くす未来しか見えないのだが、大丈夫だ、問題ない。俺には【想技創造】という前代未聞もバグチートスキルがある。このスキルで既にあのスキルは作成済みだ。そろそろ俺のスキルについても飛鳥に教えないといけないのだが、その前に、
「飛鳥はスマホ持ってる?」
「はい。電池切れて電源が入らなくなってしまっていますが、肌身離さず持っています」
「OSはMyOS? それともBotroid?」
「MyOSです。家族が全員MyPhone使っていますので、その流れで私もMyPhoneです。最も、他家に比べて厳格なところがあるので、なかなか私が携帯電話をもつことが許されず、機種も古いものでMyPhone6sです。私以外の勇太達はBotroidの最新スマートホンでした……」
しょんぼりしながら、飛鳥はローズゴールドの薄型スマホを取り出した。
仕事柄どちらも触ったことがある俺としては、使いやすい方を使うのが一番。それで、俺は直感的に使いやすかったMyPhoneを使っている。閑話休題。
「その機種だったら、これが接続できるから貸してあげよう」
俺はそう言って、専用のケーブルが付いたブツを【空間収納】を偽装した袋から取り出して、飛鳥に渡した。
「あの、これは?」
ソーラパネルが付いているそれを渡された飛鳥は首を傾げて尋ねてきた。
「ソーラーバッテリー付きバッテリーチャージャー。MyPhoneに対応している充電しながら使える優れものだ。MyPhoneの内蔵バッテリーが満タンになったら返してくれよ」
俺がそういうや否や、飛鳥はバッテリーチャージャー専用ケーブルを自分のMyPhoneに接続して、数十秒後、電源ボタンを長押しした。すると、背景が真っ白で中央にメーカーロゴの画面が表示され、次いでパスコード入力画面が出た。
真剣な表情で軽快に飛鳥がパスコードをタップ入力を終えると、四角いアイコンが並んだMyPhoneのホーム画面が表示された。
「よかった。本当によかった……」
写真のアイコンをタップして撮影したのであろう子猫などの小動物の写真を涙を浮かべながら飛鳥は閲覧し始めたので、俺は彼女にハンカチを渡して、その場をしばらく離れることにした。
次の話題は俺とクロエの出会いに関してなのだが、クロエ本人も両目を抉られてわからなかった当時の自分がどんな状態だったか興味津々だったため、飛鳥と共に俺がMyPhoneで撮影した写真の開示を要求してきた。
俺は予めグロ画像である警告とリバース対策のエチケット袋を用意することを条件に了承した。決して、2人に押し付けられた胸の感触に屈した訳ではない。そして、
「う…え…」
『うがあああああっ! なんじゃあこりゃあああああああ!!』
案の定、飛鳥はグロさに堪えきれずにエチケット袋の中に胃の中のものをリバース。その背中を俺は優しく摩る。
一方、被写体だった当クロエは激昂して某ジ○パン殉職者の名(迷)台詞を吠えた。
流石に何度も実際に目にして耐性がついている俺はリバースするほどのダメージは受けなかったが、やはり見ていて気持ちのいいものではない。実物はこれがリアルに脈打って蠢いている上に臭いがあるんだぜ……。
2人の惨状に俺は嘆息するとともに、この画像を残しておいたことを後悔した。今後のことも考えて、飛鳥が落ち着いたのを見計らって、彼女の背中を摩るのを止めて、俺はこの画像群を削除することにした。
順調にMyPhoneの画面をタップしていくのだが、最後の最終確認画面で、先ほどまで初代オディオ国王に恨み節をブツブツと呟いていて、ダークサイドに堕ちていたクロエにガシッとタップする腕をコアラが木に掴るように掴まれてしまった。
『なにをしておるのじゃ、ご主人?』
「なにって、この惨状の元凶の画像を消そうとしているのだが?」
『それを消すなんてとんでもない!?』
タップしようにも完全にクロエにホールドされているため最後の一押しができない。
『嫌じゃ、後生じゃ、過去の我の記録を消さないでたもう!』
激しく最後のタップをさせまいとクロエは抵抗する。
「過去のクロエの画像を残して、なにに使うのさ?」
『我にあのような仕打ちをした初代オディオ国王への復讐心を忘れえぬために!』
「ああ、報復なら俺が昨日してきたから、今ごろ城下町含めて王城は酷いことになっているし、もう王国の威信はボロボロのはずだ」
『ぬぬ。とは言っても我は……』
更に言い募ろうとするクロエ。別段、削除に拘る必要もないかと思い始めたそのとき、横から伸ばされた指が『キャンセル』をタップした。タップしたのは画像を見てグロッキー状態になった飛鳥だった。
「私のこの醜態が原因であるのなら、お気になさらずクロエの希望に沿うようにお願いします」
未だにその顔は青いが回復してきてはいるようだ。なんだかなぁと思いつつ、もうすぐ昼時だったので、一先ず話し合いは一時中断となって、クロエが昼食の準備に入った。
■
昼食は業務○ーパーで買っていた生のうどんとめんつゆ、薬味に葱、生しょうがを使ったざるうどんだった。うどん玉は20玉買っていたのでお代わり可能だ。
流石にあのグロ画像を見て肉を食べる気にはなれなかったので丁度よかった。
「優さん、これどうしたんですか?」
そういえば飛鳥には俺のバックパックなど向こうの世界から持ち込んだ物に関する話はしていなかったっけ。
「俺が転移する前に購入していた食材の一部だ。自宅の食糧を補充するために買い込んでいたから後少し残っているくらいだ」
そう告げて、俺達はざるうどんを堪能した。かつおとしいたけの出汁が効いたつけ汁の旨味が堪らず、俺はうどんをつけてすする。つゆは薄めずにそのまま使えるタイプと薄めて使うタイプを買っていた。今回使ったのはそのまま使えるタイプ。理由は計量カップは流石に携行していなかったからだ。いや、500mlのペットボトルがあるからそれを使えばできなくはないが、荷物を減らすためにそのまま使えるタイプを今回消費した。
「……」
飛鳥もうどんをすすっているのだけだが、背筋がきちんと伸びた綺麗な姿勢で割り箸を使って静かに食べているから、すごく映える。正しい姿勢で食べる見本と言われて万人が納得するレベルだ。頬がほころんでいるところを見るに、味に問題はないようだ。
「あむ……うまいのう♪」
クロエは流石に箸を扱うことがまだできないためフォークにうどんを絡めて食べている。そのご満悦な様子からこちらも問題ないようだ。
ざるうどんを堪能して再び食休み。飛鳥は手伝いを申し出たが、クロエが数が少ないからと固辞した。
魔改造牢屋生活でも食材はかなり消費してしまったので、残りは少なくなっている。調味料も大丈夫と思えるかもしれないが、これが一番消費している。加工食品はもうほとんど残っていない。
こうなると、本来ならば使い尽くす未来しか見えないのだが、大丈夫だ、問題ない。俺には【想技創造】という前代未聞もバグチートスキルがある。このスキルで既にあのスキルは作成済みだ。そろそろ俺のスキルについても飛鳥に教えないといけないのだが、その前に、
「飛鳥はスマホ持ってる?」
「はい。電池切れて電源が入らなくなってしまっていますが、肌身離さず持っています」
「OSはMyOS? それともBotroid?」
「MyOSです。家族が全員MyPhone使っていますので、その流れで私もMyPhoneです。最も、他家に比べて厳格なところがあるので、なかなか私が携帯電話をもつことが許されず、機種も古いものでMyPhone6sです。私以外の勇太達はBotroidの最新スマートホンでした……」
しょんぼりしながら、飛鳥はローズゴールドの薄型スマホを取り出した。
仕事柄どちらも触ったことがある俺としては、使いやすい方を使うのが一番。それで、俺は直感的に使いやすかったMyPhoneを使っている。閑話休題。
「その機種だったら、これが接続できるから貸してあげよう」
俺はそう言って、専用のケーブルが付いたブツを【空間収納】を偽装した袋から取り出して、飛鳥に渡した。
「あの、これは?」
ソーラパネルが付いているそれを渡された飛鳥は首を傾げて尋ねてきた。
「ソーラーバッテリー付きバッテリーチャージャー。MyPhoneに対応している充電しながら使える優れものだ。MyPhoneの内蔵バッテリーが満タンになったら返してくれよ」
俺がそういうや否や、飛鳥はバッテリーチャージャー専用ケーブルを自分のMyPhoneに接続して、数十秒後、電源ボタンを長押しした。すると、背景が真っ白で中央にメーカーロゴの画面が表示され、次いでパスコード入力画面が出た。
真剣な表情で軽快に飛鳥がパスコードをタップ入力を終えると、四角いアイコンが並んだMyPhoneのホーム画面が表示された。
「よかった。本当によかった……」
写真のアイコンをタップして撮影したのであろう子猫などの小動物の写真を涙を浮かべながら飛鳥は閲覧し始めたので、俺は彼女にハンカチを渡して、その場をしばらく離れることにした。
15
あなたにおすすめの小説
勇者に全部取られたけど幸せ確定の俺は「ざまぁ」なんてしない!
石のやっさん
ファンタジー
皆さまの応援のお陰でなんと【書籍化】しました。
応援本当に有難うございました。
イラストはサクミチ様で、アイシャにアリス他美少女キャラクターが絵になりましたのでそれを見るだけでも面白いかも知れません。
書籍化に伴い、旧タイトル「パーティーを追放された挙句、幼馴染も全部取られたけど「ざまぁ」なんてしない!だって俺の方が幸せ確定だからな!」
から新タイトル「勇者に全部取られたけど幸せ確定の俺は「ざまぁ」なんてしない!」にタイトルが変更になりました。
書籍化に伴いまして設定や内容が一部変わっています。
WEB版と異なった世界が楽しめるかも知れません。
この作品を愛して下さった方、長きにわたり、私を応援をし続けて下さった方...本当に感謝です。
本当にありがとうございました。
【以下あらすじ】
パーティーでお荷物扱いされていた魔法戦士のケインは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことを悟った彼は、一人さった...
ここから、彼は何をするのか? 何もしないで普通に生活するだけだ「ざまぁ」なんて必要ない、ただ生活するだけで幸せなんだ...俺にとって勇者パーティーも幼馴染も離れるだけで幸せになれるんだから...
第13回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞作品。
何と!『現在3巻まで書籍化されています』
そして書籍も堂々完結...ケインとは何者か此処で正体が解ります。
応援、本当にありがとうございました!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる