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第1章 王国の北方、アウロラ公爵領で家庭教師生活
第4話 公女シャルロット殿下とメイド少女
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「到着致しました。足元にお気をつけて降車くださいませ」
魔導車を停車させたセバスチャンさんが落ち着いた声でそう告げると、外から車の扉が開けられた。
アウロラ公爵家の屋敷に到着して車が完全停車したのとほぼ同時に俺は固定魔術を解除し、そのことを2人は伝えたので、セバスチャンさんは既に向う側の扉で運転席から降りて車外に出ている。
一方の俺は、膝の上の乗客が退いてくれない限り俺が車から降りることはできないのだが、彼女が動き出す気配がない。
「失礼します。危ないので、動かないでくださいね」
「え? あっ」
止むを得ず俺は返事を待たずに膝上を占拠していたメイド服を着た少女の首の後ろと膝裏に腕を回して抱えあげた。
所謂、お姫様抱っこである。あっ、フレアに知られたら、お説教案件だこれと用意された部屋で休んでいるときに俺は気がついたのだが後の祭りだ。まぁ、バレなければ問題になるまい。
足元に注意して、無事に地面に降りた俺は腕の中のメイドさんを地面に下ろした。
「居心地が悪い思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。シャルロット公女殿下」
「いえ、そんなことは……へっ? なっ、なんのことですか??」
俺の言葉に思わず返答してしまったといった様子で目の前の銀髪の少女は慌てて、ごまかそうとした。上ずった声をあげた時点でバレバレである。
「ほほう、気づかれていたのですか?」
苦笑いを浮かべつつ、停止している魔導車を回りこんで俺の荷物を持ったセバスチャンさんが問いかけてきた。
「はい、お会いした最初のころからですね」
俺がそう答えると
「あの、どうしてお分かりになったのですか?」
目の前のメイド服を纏った公女様がおずおずと俺に尋ねてきた。
「ホワイトブリムまできちんと着用されていらっしゃいますが、そのメイド服を着慣れてらっしゃらないご様子でしたから。歩き方もそうですが、初対面で新人のメイドさんでもするべき所作と全く違う動きをされてましたからね」
他にもあるのだが……。新人メイドがするべき仕事を執事の仕事だからと代わりにやっていたセバスチャンさんに俺はそれとなく目を向けた。
「……流石でございます」
「っ……!」
俺の視線から察して、セバスチャンさんは頭を下げた。
俺の指摘を受けた時点でシャルロット公女殿下は更に顔を赤くし、セバスチャンさんが俺に賛辞を送ったら、彼女は屋敷の中へ走り去ってしまった。セバスチャンさんを咎めるご様子がないことから、シャルロット公女殿下はバレた原因がセバスチャンさんにもあることには気づかれていらっしゃらないようだった。
加えて、俺は教授からシャルロット様の容姿についても聞かされている。それと走り去った彼女の容姿が一致していたのが主な理由になる。他にも俺にはスキルの【鑑定】があるから最悪それを使えば彼女の正体はわかる。しかし、俺はまだ彼女に【鑑定】は使っていないし、今は使えない事情がある。
「申し訳ありません。お嬢様たってのご希望で、どうしても付いていくと……」
「いえ、これから師事することになる相手を知ろうとなさり、やる気をお持ちでいらっしゃるようなので、構いませんよ」
なんで態々用意したようにサイズがぴったりなメイド服を持っていたのか疑問に思ったが……。
「ありがとうございます。さあ、旦那様がお待ちです。中へどうぞ」
公女殿下と入れ替わりで屋敷から出てきて、俺に頭を下げた男性使用人がセバスチャンさんが運転してきた魔導車を車庫へ運ぶのを引き受けた姿を背景に俺の旅行鞄を持ったセバスチャンさんに先を促されて、俺はアウロラ公爵家の屋敷の扉をくぐった。
入ってすぐのエントランスは流石公爵家といった装いで大きなシャンデリアが吊るされている。目に付く調度品もどれも高級品であるのがわかる。しかし、その数は過多ではなく最小限。王都在住の王国貴族に多い、下品で豪奢といった印象ではなく、質実剛健さをうかがい知ることができる。
悲しいかな、何度も拉致られたウェルダー公爵家の屋敷とフレアが断りきれずに招かれた王都在住貴族の屋敷で開かれたパーティーに連行されたことで、俺の目はこういったことにも鍛えられたのだった。
特筆すべきは目立たないように配置が工夫されて屋敷内に張り巡らされたお湯もしくは暖炉で温められた蒸気を通していると思しき配管。これによって室内の空気が充分に暖められているようだ。
また、冷たい外気を遮断するための三重のガラス窓。実家と王都で借りている部屋はもとより、お世話になったことのあるウェルダー公爵の屋敷にはないもので、新鮮だった。
「レティシア、ディーハルト様のお荷物をお部屋へ運びなさい」
「はい、かしこまり、わわっ!?」
綺麗な銀髪の一部を編みこんでハーフアップにしているメイドの少女、彼女が本当のレティシア嬢らしい、がセバスチャンさんから俺の旅行鞄を受け取った。しかし、彼女が思っていたより鞄が重かったのか、レティシア嬢はバランスを崩してしまい、倒れそうになった。
「……大丈夫ですか?」
「……はい、ありがとうございます」
こちらの方に倒れてきたので、俺が咄嗟に受け止めてことなきを得た。しかし、これは……見た目よりもでかいな。ある意味、バランスを崩してしまうのも納得できる立派なものをこの可憐なメイドさんはもっていた。
少しの間の役得を堪能した俺はセバスチャンさんに助けたメイド少女が叱られている間に公爵に渡すために用意した荷物を落さない様に代わりに受け取って床に置いた旅行鞄から取り出した。
「ディーハルト様、そちらは?」
「これはアウロラ公爵閣下に渡すために用意したお土産です。今とりだしたのは渡す機会を逃しそうだったからで、特に深い意味はありません。これはこれからお世話になる僕からのほんの気持ちです。当然危険物ではありません。後ほど閣下にお渡しするときに安全性を確認してください」
「わかりました」
セバスチャンさんとのやりとりを終え、改めてメイドであるレティシア嬢に用意してもらった部屋に旅行鞄を運んで貰うのを任せ、俺はセバスチャンさんの先導でアウロラ公爵の待つ執務室に案内された。
魔導車を停車させたセバスチャンさんが落ち着いた声でそう告げると、外から車の扉が開けられた。
アウロラ公爵家の屋敷に到着して車が完全停車したのとほぼ同時に俺は固定魔術を解除し、そのことを2人は伝えたので、セバスチャンさんは既に向う側の扉で運転席から降りて車外に出ている。
一方の俺は、膝の上の乗客が退いてくれない限り俺が車から降りることはできないのだが、彼女が動き出す気配がない。
「失礼します。危ないので、動かないでくださいね」
「え? あっ」
止むを得ず俺は返事を待たずに膝上を占拠していたメイド服を着た少女の首の後ろと膝裏に腕を回して抱えあげた。
所謂、お姫様抱っこである。あっ、フレアに知られたら、お説教案件だこれと用意された部屋で休んでいるときに俺は気がついたのだが後の祭りだ。まぁ、バレなければ問題になるまい。
足元に注意して、無事に地面に降りた俺は腕の中のメイドさんを地面に下ろした。
「居心地が悪い思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。シャルロット公女殿下」
「いえ、そんなことは……へっ? なっ、なんのことですか??」
俺の言葉に思わず返答してしまったといった様子で目の前の銀髪の少女は慌てて、ごまかそうとした。上ずった声をあげた時点でバレバレである。
「ほほう、気づかれていたのですか?」
苦笑いを浮かべつつ、停止している魔導車を回りこんで俺の荷物を持ったセバスチャンさんが問いかけてきた。
「はい、お会いした最初のころからですね」
俺がそう答えると
「あの、どうしてお分かりになったのですか?」
目の前のメイド服を纏った公女様がおずおずと俺に尋ねてきた。
「ホワイトブリムまできちんと着用されていらっしゃいますが、そのメイド服を着慣れてらっしゃらないご様子でしたから。歩き方もそうですが、初対面で新人のメイドさんでもするべき所作と全く違う動きをされてましたからね」
他にもあるのだが……。新人メイドがするべき仕事を執事の仕事だからと代わりにやっていたセバスチャンさんに俺はそれとなく目を向けた。
「……流石でございます」
「っ……!」
俺の視線から察して、セバスチャンさんは頭を下げた。
俺の指摘を受けた時点でシャルロット公女殿下は更に顔を赤くし、セバスチャンさんが俺に賛辞を送ったら、彼女は屋敷の中へ走り去ってしまった。セバスチャンさんを咎めるご様子がないことから、シャルロット公女殿下はバレた原因がセバスチャンさんにもあることには気づかれていらっしゃらないようだった。
加えて、俺は教授からシャルロット様の容姿についても聞かされている。それと走り去った彼女の容姿が一致していたのが主な理由になる。他にも俺にはスキルの【鑑定】があるから最悪それを使えば彼女の正体はわかる。しかし、俺はまだ彼女に【鑑定】は使っていないし、今は使えない事情がある。
「申し訳ありません。お嬢様たってのご希望で、どうしても付いていくと……」
「いえ、これから師事することになる相手を知ろうとなさり、やる気をお持ちでいらっしゃるようなので、構いませんよ」
なんで態々用意したようにサイズがぴったりなメイド服を持っていたのか疑問に思ったが……。
「ありがとうございます。さあ、旦那様がお待ちです。中へどうぞ」
公女殿下と入れ替わりで屋敷から出てきて、俺に頭を下げた男性使用人がセバスチャンさんが運転してきた魔導車を車庫へ運ぶのを引き受けた姿を背景に俺の旅行鞄を持ったセバスチャンさんに先を促されて、俺はアウロラ公爵家の屋敷の扉をくぐった。
入ってすぐのエントランスは流石公爵家といった装いで大きなシャンデリアが吊るされている。目に付く調度品もどれも高級品であるのがわかる。しかし、その数は過多ではなく最小限。王都在住の王国貴族に多い、下品で豪奢といった印象ではなく、質実剛健さをうかがい知ることができる。
悲しいかな、何度も拉致られたウェルダー公爵家の屋敷とフレアが断りきれずに招かれた王都在住貴族の屋敷で開かれたパーティーに連行されたことで、俺の目はこういったことにも鍛えられたのだった。
特筆すべきは目立たないように配置が工夫されて屋敷内に張り巡らされたお湯もしくは暖炉で温められた蒸気を通していると思しき配管。これによって室内の空気が充分に暖められているようだ。
また、冷たい外気を遮断するための三重のガラス窓。実家と王都で借りている部屋はもとより、お世話になったことのあるウェルダー公爵の屋敷にはないもので、新鮮だった。
「レティシア、ディーハルト様のお荷物をお部屋へ運びなさい」
「はい、かしこまり、わわっ!?」
綺麗な銀髪の一部を編みこんでハーフアップにしているメイドの少女、彼女が本当のレティシア嬢らしい、がセバスチャンさんから俺の旅行鞄を受け取った。しかし、彼女が思っていたより鞄が重かったのか、レティシア嬢はバランスを崩してしまい、倒れそうになった。
「……大丈夫ですか?」
「……はい、ありがとうございます」
こちらの方に倒れてきたので、俺が咄嗟に受け止めてことなきを得た。しかし、これは……見た目よりもでかいな。ある意味、バランスを崩してしまうのも納得できる立派なものをこの可憐なメイドさんはもっていた。
少しの間の役得を堪能した俺はセバスチャンさんに助けたメイド少女が叱られている間に公爵に渡すために用意した荷物を落さない様に代わりに受け取って床に置いた旅行鞄から取り出した。
「ディーハルト様、そちらは?」
「これはアウロラ公爵閣下に渡すために用意したお土産です。今とりだしたのは渡す機会を逃しそうだったからで、特に深い意味はありません。これはこれからお世話になる僕からのほんの気持ちです。当然危険物ではありません。後ほど閣下にお渡しするときに安全性を確認してください」
「わかりました」
セバスチャンさんとのやりとりを終え、改めてメイドであるレティシア嬢に用意してもらった部屋に旅行鞄を運んで貰うのを任せ、俺はセバスチャンさんの先導でアウロラ公爵の待つ執務室に案内された。
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