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第二章 迷宮編
9.敵を穿てるッ
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錬金術はレベルが低いうちは金属の加工を主としているが、非常に汎用性が高いものとなっている。
戦闘職ではないのだが、冷静さを欠かなければ戦闘中に剣が折れたりした場合に即時修復することだって可能だ。
他の魔法職と連携して魔法を装備品に付与することも可能だ。
そしてレベルがカンスト状態になれば、無からの金属の生成が可能となる。
最終目標はそこだが、今はこの金属の修復機能だけあれば十分だ。
これから自身の装備を作るのだが、幾つか確認しなければならないことがあるからやって置かなければいけない。
と、懐から銀のモノが入った瓶を取り出し、手で掬い、2つに分けた。
「これ…はまだ柔らかいな…こっちはいける、と。やっぱり意志の強さが硬度と精度に現れんのかね…」
一つは『まあ、こんなのでいいかな?』と考えながら形造った小さな金属片、もう一つは『こうじゃないと駄目だ』と考えながら形造った金属片。
結果は、意志の弱かった方は柔らかく手でも形を変えられて、何より精度が著しく低かった。その反面、意志の強かった方は普段から知っている金属の硬さをしており、考えた通りの形を取っていた。
つまり意志が強ければ強いほどに硬くなり、念じた通りの形を取るということ。
これを確認したところで制作に入った。
「形は既に決まっている…大体の機構も覚えている…後は狂わずにいられるかだな…」
どれほどの時間が経過しただろうか。
時間なんて気にする必要はないのだが、それでも気が狂いそうなほどに長い時間没頭していた。
腹が減ってもお構いなしに制作に専念した。
目的の物が作れなければ錬金術で変形させて理想の形を造る、そして機構が完成すれば空打ちをし、機構が正常に動作しなければ理由を探し出し、改修する。という作業を延々と続けていた。
火薬なんてモノはないため、魔法で必死に再現しようとした。
おかげで技能のレベルが著しく上昇し、目的のそれも完成した。
が、あまりにも長い間途切らせることなく作業を行っていたためか極度の空腹に見舞われて階段の上で倒れた。
「あ゛~腹減った…実践で使えるかどうかの確認のためにもコイツを一回使ってみるかね…」
と、横目で壁に立てかけている1m大の狙撃銃の様にも見えるそれを見た。
それは狙撃銃の様相をしているが、よく見ればリボルビングライフルの様な形をしており、なおかつバレルの下部には何かを隠しているかのような、バレルと同じ太さの"箱„が付いていた。
「よっし、装備も整えたし腹も減ってるし、次の階層にでも行くか」
コツ、と八階層に足を踏み入れると、恐ろしい程静かな空間が広がっていた。おまけに薄暗く、気味が悪い。
「まあでも、見えないわけじゃあないんだがな」
と、さっきからこちらに視線を向けている骸骨に先程造ったモノを向けた。
「実体がある弾丸を放てば電磁加速が可能、そして」
妖しく煌めく銃口に魔力が収束する。
「魔法を使えば望んだ形で敵を穿てるッ!!!」
銃口から臨海寸前まで込められた魔力が、弾丸となって轟音と共に放たれ、刹那の後に骸骨の身体を塵も残さずぶっ飛ばした。
戦闘職ではないのだが、冷静さを欠かなければ戦闘中に剣が折れたりした場合に即時修復することだって可能だ。
他の魔法職と連携して魔法を装備品に付与することも可能だ。
そしてレベルがカンスト状態になれば、無からの金属の生成が可能となる。
最終目標はそこだが、今はこの金属の修復機能だけあれば十分だ。
これから自身の装備を作るのだが、幾つか確認しなければならないことがあるからやって置かなければいけない。
と、懐から銀のモノが入った瓶を取り出し、手で掬い、2つに分けた。
「これ…はまだ柔らかいな…こっちはいける、と。やっぱり意志の強さが硬度と精度に現れんのかね…」
一つは『まあ、こんなのでいいかな?』と考えながら形造った小さな金属片、もう一つは『こうじゃないと駄目だ』と考えながら形造った金属片。
結果は、意志の弱かった方は柔らかく手でも形を変えられて、何より精度が著しく低かった。その反面、意志の強かった方は普段から知っている金属の硬さをしており、考えた通りの形を取っていた。
つまり意志が強ければ強いほどに硬くなり、念じた通りの形を取るということ。
これを確認したところで制作に入った。
「形は既に決まっている…大体の機構も覚えている…後は狂わずにいられるかだな…」
どれほどの時間が経過しただろうか。
時間なんて気にする必要はないのだが、それでも気が狂いそうなほどに長い時間没頭していた。
腹が減ってもお構いなしに制作に専念した。
目的の物が作れなければ錬金術で変形させて理想の形を造る、そして機構が完成すれば空打ちをし、機構が正常に動作しなければ理由を探し出し、改修する。という作業を延々と続けていた。
火薬なんてモノはないため、魔法で必死に再現しようとした。
おかげで技能のレベルが著しく上昇し、目的のそれも完成した。
が、あまりにも長い間途切らせることなく作業を行っていたためか極度の空腹に見舞われて階段の上で倒れた。
「あ゛~腹減った…実践で使えるかどうかの確認のためにもコイツを一回使ってみるかね…」
と、横目で壁に立てかけている1m大の狙撃銃の様にも見えるそれを見た。
それは狙撃銃の様相をしているが、よく見ればリボルビングライフルの様な形をしており、なおかつバレルの下部には何かを隠しているかのような、バレルと同じ太さの"箱„が付いていた。
「よっし、装備も整えたし腹も減ってるし、次の階層にでも行くか」
コツ、と八階層に足を踏み入れると、恐ろしい程静かな空間が広がっていた。おまけに薄暗く、気味が悪い。
「まあでも、見えないわけじゃあないんだがな」
と、さっきからこちらに視線を向けている骸骨に先程造ったモノを向けた。
「実体がある弾丸を放てば電磁加速が可能、そして」
妖しく煌めく銃口に魔力が収束する。
「魔法を使えば望んだ形で敵を穿てるッ!!!」
銃口から臨海寸前まで込められた魔力が、弾丸となって轟音と共に放たれ、刹那の後に骸骨の身体を塵も残さずぶっ飛ばした。
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