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第1章
全国大会1
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この後俺らは奇跡が起きて順調に勝ち進み、初の全国大会出場を決めた。正直まさかここまでこれるとは思ってなかったので、気持ちがまだ追いついていない。全国大会は流石に遠いという事もあり、家族は応援には来ることが出来なかったためテレビでチェックするらしい。
「てか、兄ちゃん学校は?」
「休んだに決まってるだろ!しーちゃんとのお別れなんだから」
「いや、べつにずっとあっちに居るわけじゃねぇーから大丈夫だよ」
「それでもちゃんと見送りたいんだよ」
「ははは、でもまぁありがとう兄ちゃん」
「うん!しーちゃん全国大会頑張ってね!」
「うん!絶てぇー優勝してくる!」
そして俺は兄ちゃんや母さんに元気よく手を振りながら新幹線に乗った。すると席に座ると直ぐに友達の1人が、俺に若干呆れながら言ってきた。
「相変わらずお前の兄ちゃん弟愛が凄いな」
「あぁ、まぁいつもの事だし。でも、俺は兄ちゃんの期待にちゃんと応えるぜ」
「ははは、じゃー優勝あるのみだな!」
「おう!」
そしてついに俺達は全国大会が開かれる大阪に着いた。先生が大阪のとある市民会館の半面を2日間借りれる事になった。今日と明日はその市民体育館に行って、バスケの練習をする予定だ。その体育館はだいぶ年季が入っているようで、トイレや体育館の受け付け窓口にヒビ割れやサビなどもあったりしたが、体育館自体はまともに使えそうだったので安心した。そして俺達は先生が考えた練習メニューをこなし、夕ご飯を食べて風呂に入った。8時半から9時半までは自由時間なので、とりあえず兄ちゃんに電話してみた。
「もしもし兄ちゃん?」
「あ、しーちゃん元気にしてた?」
「いやいや、別れてから半日しか経ってないから」
「あはは、いつも一緒に居るからつい。しーちゃん今何してるの?」
「あぁー、今自由時間なんだよ」
「あぁ、だからか。でも、大事な自由時間に俺と電話してていいの?」
「べつに大丈夫だよ。他の奴らとは散々話してるし」
「ははは、そっか・・・なら良かった。あっ、今日ねこんな事があってね・・・」
そして俺はいつの間にか兄ちゃんと1時間近く話していた。もうそろそろ消灯時間だから寝ろと言われ、俺は兄ちゃんに電話を切ると言った。
「あぁ、もうそんな時間か。しーちゃん明日頑張ってね。あと、無理したらダメだよ」
「そんな事分かってるよ。とにかく明日は応援に来れない兄ちゃん達のために頑張るから」
「え!ホントに?嬉しいよありがとう。あ、そういえば時間だよね。じゃーおやすみしーちゃん」
「うん、おやすみ兄ちゃん」
そして俺が電話を切るとすぐさま友達が駆け寄ってきて、俺を問いつめた。
「なぁ、さっきの電話彼女?」
「え、兄ちゃんだけど・・・」
「はぁ!?どんだけだよお前ら兄弟」
「どんだけだよって言われてもな。まぁ、いつも兄ちゃんと一緒だし、兄ちゃんが寂しい思いしてたら後々厄介になるからな」
するとその話を聞いた友達が俺を哀れんだ顔で、肩に手を軽く乗せて言った。
「お前も意外と苦労してるんだな」
「・・・え?べつに俺はそうでも無いけど」
「そうかぁ?まぁーとりあえず俺は寝るわ。おやすみー」
「え、あ、うん。おやすみ」
そして俺は友達の「お前も意外と苦労してるんだな」という意味が、いまいちよく分からなかった。
「てか、兄ちゃん学校は?」
「休んだに決まってるだろ!しーちゃんとのお別れなんだから」
「いや、べつにずっとあっちに居るわけじゃねぇーから大丈夫だよ」
「それでもちゃんと見送りたいんだよ」
「ははは、でもまぁありがとう兄ちゃん」
「うん!しーちゃん全国大会頑張ってね!」
「うん!絶てぇー優勝してくる!」
そして俺は兄ちゃんや母さんに元気よく手を振りながら新幹線に乗った。すると席に座ると直ぐに友達の1人が、俺に若干呆れながら言ってきた。
「相変わらずお前の兄ちゃん弟愛が凄いな」
「あぁ、まぁいつもの事だし。でも、俺は兄ちゃんの期待にちゃんと応えるぜ」
「ははは、じゃー優勝あるのみだな!」
「おう!」
そしてついに俺達は全国大会が開かれる大阪に着いた。先生が大阪のとある市民会館の半面を2日間借りれる事になった。今日と明日はその市民体育館に行って、バスケの練習をする予定だ。その体育館はだいぶ年季が入っているようで、トイレや体育館の受け付け窓口にヒビ割れやサビなどもあったりしたが、体育館自体はまともに使えそうだったので安心した。そして俺達は先生が考えた練習メニューをこなし、夕ご飯を食べて風呂に入った。8時半から9時半までは自由時間なので、とりあえず兄ちゃんに電話してみた。
「もしもし兄ちゃん?」
「あ、しーちゃん元気にしてた?」
「いやいや、別れてから半日しか経ってないから」
「あはは、いつも一緒に居るからつい。しーちゃん今何してるの?」
「あぁー、今自由時間なんだよ」
「あぁ、だからか。でも、大事な自由時間に俺と電話してていいの?」
「べつに大丈夫だよ。他の奴らとは散々話してるし」
「ははは、そっか・・・なら良かった。あっ、今日ねこんな事があってね・・・」
そして俺はいつの間にか兄ちゃんと1時間近く話していた。もうそろそろ消灯時間だから寝ろと言われ、俺は兄ちゃんに電話を切ると言った。
「あぁ、もうそんな時間か。しーちゃん明日頑張ってね。あと、無理したらダメだよ」
「そんな事分かってるよ。とにかく明日は応援に来れない兄ちゃん達のために頑張るから」
「え!ホントに?嬉しいよありがとう。あ、そういえば時間だよね。じゃーおやすみしーちゃん」
「うん、おやすみ兄ちゃん」
そして俺が電話を切るとすぐさま友達が駆け寄ってきて、俺を問いつめた。
「なぁ、さっきの電話彼女?」
「え、兄ちゃんだけど・・・」
「はぁ!?どんだけだよお前ら兄弟」
「どんだけだよって言われてもな。まぁ、いつも兄ちゃんと一緒だし、兄ちゃんが寂しい思いしてたら後々厄介になるからな」
するとその話を聞いた友達が俺を哀れんだ顔で、肩に手を軽く乗せて言った。
「お前も意外と苦労してるんだな」
「・・・え?べつに俺はそうでも無いけど」
「そうかぁ?まぁーとりあえず俺は寝るわ。おやすみー」
「え、あ、うん。おやすみ」
そして俺は友達の「お前も意外と苦労してるんだな」という意味が、いまいちよく分からなかった。
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