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第1章
県大会
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今年3年生の俺は今日最後の県大会の試合で優勝すれば、関東大会に行けるかどうかが決まる大事な大会だ。俺達の中学校は初めはそんなに強くなかったが、一昨年から顧問が変わったことによってガラリと変わった。それまで怠けていた部活の雰囲気は一掃し、少し緊張感のある生き生きとした部活になった。しかし中にはその状況をなかなか受け入れることが出来ず、辞めてしまう人もちらほらいた。一昨年は地区大会止まりだったが、去年は初の県大会出場することが出来た。今年もその波に乗って関東大会に出場することが目標となっている。
そして兄ちゃんは俺の応援を母さんや友達よりも張り切って、メガホンなど色々物をコソコソと準備を進めているらしかった。
「しーちゃん頑張ってきてね!絶対しーちゃんだったら勝てるよ!」
「うん!ありがとう兄ちゃん!」
「大丈夫よ獅郎あんたはバスケだけは凄いから」
「母さん!バスケだけっていうのは余計だよ!」
「はい、はい。ほら行ってきな」
「うん!行ってきまーす!」
そして俺は2人に全力で手を振って家を出た。
そして俺は友達とバスの中でワイワイ騒いでいると、いつの間にか大会の会場に着いていた。するといつもやたらテンションの高い友達2人が目をキラキラさせて言った。
「おー!やっぱり地区大会より広いね会場」
「そりゃそうだろ、だって県大会だぜ!?」
すると顧問の安田先生が「静かにしろ」と大きな声で言うと、会場に着いてからの指示を出した。そして俺らはバスを降りて試合会場の席を確保しておいた。俺たちの試合はあと1時間半あったので、1試合見たらウォーミングアップを始めることになっていた。
そして俺達は入念なウォーミングアップを終えて、あと20分程で俺たちの試合の番になったので集合場所に向かった。
俺は大きく深呼吸して息を吐き出して「もうすぐで俺たちの番だな」と副部長に話しかけた。すると副部長が俺に「そうだな、気合い入れのために一言言ったら?」
そして俺はニコッと笑い「了解!」と言って皆を集めて言った。
「いいかお前ら!俺達はこんな所で終わるようなやつじゃねぇ!関東大会で終わりだ!?いいや俺達は全国優勝だって狙える!そうだろ!?」
すると副部長も俺に続けと同意して言った。
「そうだ!!俺たちなら行ける!」
そして皆も次々と俺の掛け声に参戦して「俺達はいける!やれる!」とお互いに声をかけあって気分を高めあった。すると安田先生が大声で笑い、俺の背中をバンッと叩いて言った。
「いいこと言うじゃねぇーか早川!いいかお前らここで負けたら分かってるよな・・・?」
そう先生が言うと皆ゴクリと喉を鳴らし「分かってます」と答えた。すると先生が円陣を組めと急に言い出したので、俺達は急いで円陣を組んだ。
「いいかお前ら!これまで努力してきた事全部この試合にぶつけてこい!」
「おおーー!!」
そして俺達は試合コートに整列した。すると隣にいた友達が「あそこを見ろ」と言うのでチラッと見てみると、兄ちゃんが獅郎!と書いてあるハチマキと、お前ならいける!獅郎!と書いてあるボードとメガホンを持ったていた。兄ちゃんの応援は毎年グレイドアップしているため、友達の間で話題の1つとなっていた。
「今年もすげぇーなお前の兄ちゃん」
「あぁ、うん。応援は嬉しいんだけどさ、マジ恥ずかしいんだよね」
「確かにそうだね、でもあんな一生懸命に応援しに来て貰えるだけで有難いよ」
「うん、俺も兄ちゃんには感謝している」
そして試合開始のベルが鳴り俺達の待ちに待った試合が始まった。
そして兄ちゃんは俺の応援を母さんや友達よりも張り切って、メガホンなど色々物をコソコソと準備を進めているらしかった。
「しーちゃん頑張ってきてね!絶対しーちゃんだったら勝てるよ!」
「うん!ありがとう兄ちゃん!」
「大丈夫よ獅郎あんたはバスケだけは凄いから」
「母さん!バスケだけっていうのは余計だよ!」
「はい、はい。ほら行ってきな」
「うん!行ってきまーす!」
そして俺は2人に全力で手を振って家を出た。
そして俺は友達とバスの中でワイワイ騒いでいると、いつの間にか大会の会場に着いていた。するといつもやたらテンションの高い友達2人が目をキラキラさせて言った。
「おー!やっぱり地区大会より広いね会場」
「そりゃそうだろ、だって県大会だぜ!?」
すると顧問の安田先生が「静かにしろ」と大きな声で言うと、会場に着いてからの指示を出した。そして俺らはバスを降りて試合会場の席を確保しておいた。俺たちの試合はあと1時間半あったので、1試合見たらウォーミングアップを始めることになっていた。
そして俺達は入念なウォーミングアップを終えて、あと20分程で俺たちの試合の番になったので集合場所に向かった。
俺は大きく深呼吸して息を吐き出して「もうすぐで俺たちの番だな」と副部長に話しかけた。すると副部長が俺に「そうだな、気合い入れのために一言言ったら?」
そして俺はニコッと笑い「了解!」と言って皆を集めて言った。
「いいかお前ら!俺達はこんな所で終わるようなやつじゃねぇ!関東大会で終わりだ!?いいや俺達は全国優勝だって狙える!そうだろ!?」
すると副部長も俺に続けと同意して言った。
「そうだ!!俺たちなら行ける!」
そして皆も次々と俺の掛け声に参戦して「俺達はいける!やれる!」とお互いに声をかけあって気分を高めあった。すると安田先生が大声で笑い、俺の背中をバンッと叩いて言った。
「いいこと言うじゃねぇーか早川!いいかお前らここで負けたら分かってるよな・・・?」
そう先生が言うと皆ゴクリと喉を鳴らし「分かってます」と答えた。すると先生が円陣を組めと急に言い出したので、俺達は急いで円陣を組んだ。
「いいかお前ら!これまで努力してきた事全部この試合にぶつけてこい!」
「おおーー!!」
そして俺達は試合コートに整列した。すると隣にいた友達が「あそこを見ろ」と言うのでチラッと見てみると、兄ちゃんが獅郎!と書いてあるハチマキと、お前ならいける!獅郎!と書いてあるボードとメガホンを持ったていた。兄ちゃんの応援は毎年グレイドアップしているため、友達の間で話題の1つとなっていた。
「今年もすげぇーなお前の兄ちゃん」
「あぁ、うん。応援は嬉しいんだけどさ、マジ恥ずかしいんだよね」
「確かにそうだね、でもあんな一生懸命に応援しに来て貰えるだけで有難いよ」
「うん、俺も兄ちゃんには感謝している」
そして試合開始のベルが鳴り俺達の待ちに待った試合が始まった。
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