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第5章
関係の発覚
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俺達は大量に流れるシャワーの水の音とキスに夢中で、母さん達が帰ってきたことに全く気が付かず、そのままキスをし続けていた。
「ただいまー。あら?2人は?」
「風呂でも入ってるんじゃないか?」
「え?2人で?」
「別に男だからおかしくないだろ」
「まぁ、そうよね。でも、流石にシャワー使いすぎよね?だって音が凄いもの」
「あぁ確かにな。なら母さんが言ってくればいいだろ?」
「はいはい、言ってきますよ」
そして何も知らない母さんはガラッと風呂の扉を開けてしまった。
「・・・え?何してるのあなた達」
「・・・え、母さん・・・」
そう俺が言うと母さんは見たことも無いようなグチャグチャな顔で俺達に怒鳴った。
「あなた達兄弟なのよ!?なのに、なのに何でキスなんかしてるのよ!?」
「・・・ッ!これは・・・」
「言い訳は聞きたくない!早く上がってきなさい!」
そして俺達は焦りと恐怖で青ざめながら、風呂から出た。
そして俺達はリビングに行き、椅子に座った。
「・・・母さんから聞いたんだがこれは本当か?」
「・・・本当だよ」
そう兄ちゃんが言うと母さんは取り乱したように俺達に言った。
「何で、何でよ。だってあなた達血の繋がった兄弟なのよ?どちらかが誑かしたの?」
そう母さんが言うと父さんは呆れたようにため息をついて言った。
「どうせ獅郎お前だろ。龍馬は誑かすような事をする子じゃないからな」
そう父さんが言うと兄ちゃんは、バンッと思い切り強く机を叩きながら立ち上がった。
「ふざけるな!いつもいつも何かあったら僕じゃなくてしーちゃんのせいにしてさ!しーちゃんを誘ったのもしーちゃんを好きになったのも俺が先だよ!何も僕達の事を分かってないくせに偉そうな事言うな!!」
そう兄ちゃんは言ってそのままリビングを出て、外に出て行ってしまった。
「あっ!兄ちゃん!」
そう言って俺は兄ちゃんを追いかけようとすると、母さんが俺の腕を強く掴んだ。
「待って、まさかついて行く気なの?」
「俺が追いかけなくて誰が兄ちゃんを追いかけるんだよ」
俺はその手を振り払い兄ちゃんを走って追いかけた。
「兄ちゃん!はぁはぁ、やっと追いついた」
「・・・しーちゃん。ごめんね、こんな事になって」
「別にいいよ。遅かれ早かれこうなってただろうしね。それに全然俺達のこと分かってない母さん達より兄ちゃんの方が大事だし」
「しーちゃん・・・」
「でも流石にとりあえず帰ろ?子供の俺らじゃどうにもならないことあるし。だからさ、俺が高校卒業したらこの街から出てどっかで一緒に暮らそう」
「うん、そうだね。今から楽しみで仕方が無いよ」
そう言っている時の兄ちゃんの笑顔は夜の公園の街灯で、よりキラキラしているように見えた。
そして俺達はゆっくり家に戻った。
家族会議の結果俺たちの関係を解消する代わりに、奨学金を使いながら一人暮らしのための生活費などを免除することを条件に、形だけの家族を続ける事になった。もしこの条件を破れは家族とは絶縁状態になり、生活が厳しくなるので俺達はこの条件を大人しく飲んだ。
「ただいまー。あら?2人は?」
「風呂でも入ってるんじゃないか?」
「え?2人で?」
「別に男だからおかしくないだろ」
「まぁ、そうよね。でも、流石にシャワー使いすぎよね?だって音が凄いもの」
「あぁ確かにな。なら母さんが言ってくればいいだろ?」
「はいはい、言ってきますよ」
そして何も知らない母さんはガラッと風呂の扉を開けてしまった。
「・・・え?何してるのあなた達」
「・・・え、母さん・・・」
そう俺が言うと母さんは見たことも無いようなグチャグチャな顔で俺達に怒鳴った。
「あなた達兄弟なのよ!?なのに、なのに何でキスなんかしてるのよ!?」
「・・・ッ!これは・・・」
「言い訳は聞きたくない!早く上がってきなさい!」
そして俺達は焦りと恐怖で青ざめながら、風呂から出た。
そして俺達はリビングに行き、椅子に座った。
「・・・母さんから聞いたんだがこれは本当か?」
「・・・本当だよ」
そう兄ちゃんが言うと母さんは取り乱したように俺達に言った。
「何で、何でよ。だってあなた達血の繋がった兄弟なのよ?どちらかが誑かしたの?」
そう母さんが言うと父さんは呆れたようにため息をついて言った。
「どうせ獅郎お前だろ。龍馬は誑かすような事をする子じゃないからな」
そう父さんが言うと兄ちゃんは、バンッと思い切り強く机を叩きながら立ち上がった。
「ふざけるな!いつもいつも何かあったら僕じゃなくてしーちゃんのせいにしてさ!しーちゃんを誘ったのもしーちゃんを好きになったのも俺が先だよ!何も僕達の事を分かってないくせに偉そうな事言うな!!」
そう兄ちゃんは言ってそのままリビングを出て、外に出て行ってしまった。
「あっ!兄ちゃん!」
そう言って俺は兄ちゃんを追いかけようとすると、母さんが俺の腕を強く掴んだ。
「待って、まさかついて行く気なの?」
「俺が追いかけなくて誰が兄ちゃんを追いかけるんだよ」
俺はその手を振り払い兄ちゃんを走って追いかけた。
「兄ちゃん!はぁはぁ、やっと追いついた」
「・・・しーちゃん。ごめんね、こんな事になって」
「別にいいよ。遅かれ早かれこうなってただろうしね。それに全然俺達のこと分かってない母さん達より兄ちゃんの方が大事だし」
「しーちゃん・・・」
「でも流石にとりあえず帰ろ?子供の俺らじゃどうにもならないことあるし。だからさ、俺が高校卒業したらこの街から出てどっかで一緒に暮らそう」
「うん、そうだね。今から楽しみで仕方が無いよ」
そう言っている時の兄ちゃんの笑顔は夜の公園の街灯で、よりキラキラしているように見えた。
そして俺達はゆっくり家に戻った。
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