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15 心の傷
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ー翌日ー
「痛っ…」
アレンに酷くされた噛み跡がジンジンと痛む…
身体のあちこちが痛む最悪の目覚め。
でも、自分の家での朝はやはり落ち着く。
バイトに行く前に余裕があったので近くの珈琲店で一息つく。
他のお客さんが入ってくるのをぼーっと眺めながら紅茶を飲んでいた。
男女のカップルが入店してくる…
………。
……………ってあれ?
アレンとそれから…可愛い女の子。
並んで互いにニコニコ笑いながら席に着く。
なんで…?
心がザワザワする。
「あたしクリームソーダ!」
「いつもそれ、本当にお前はお子ちゃまなんだから」
2人の楽しげな笑い声。
嫌だから逃げてきた筈なのに…なぜかすごく心が苦しい。
でも、あんなに僕にチョッカイかけて来たのにどうして?
今までの時間は一体なんだったのだろう。
心臓に冷水を注がれるような感覚がする。
「ほらクリームが口についてるって」
「あはは!だって美味しかったんだもん~!また来ようね」
この子とはいつから一緒なのだろう。
アレンはどういう気持ちで僕と接していたのだろう。
いろんな考えが頭の中をぐるぐるして、胃の中身がせり上がって来そうになる。
辛くなって来たので急いで紅茶を飲み干しお会計を済ませて気付かれないうちに退店するのだった。
ーバイト先にてー
今日のバイト、アレンは休みの日なのでまだ良かった。
しかし黙って逃げてきた事と今日鉢合わせた事がどうしても気になっていた。
「ジェレミーくん、元気ないわね。どうしたの?」
「エイプリル先輩!いえ、すみません…」
「そう?好きな人にでも振られた?なんでも相談してね」
エイプリル先輩は悪戯っぽく笑って手を振る。
好きな人って…
一瞬ビクッとする、僕はあんなの好きじゃない。
第一僕に酷いことするし痛いことするし!!!
大体あいつ男だし…!!!
そんな事を考えて終始モヤモヤしていた。
心臓が押し潰されるようで息が苦しい…。
「誰にも言わないから話してみなさい、暗い顔はジェレミーくんらしくないわよ?」
そう言って心配してくれるエイプリル先輩。
それなら少しだけ相談してみようかな?
「あの…もし自分にちょっかい出してきた人が恋人持ちだったら…エイプリル先輩はどうしますか?」
自分でも妙な質問をしてしまった。
別にアレンの事が好きという訳ではない。
ただ、あんなに言っておきながら他の女の子とのデートなんて納得できないのだ。
「あはは!青いわねジェレミーくん。奪うもよし、他を当たるもよし!今はその子の事しか考えられなくても、後で思い返したら馬鹿だったな~って思える日がくるわ!大丈夫よ!」
底抜けに明るい。
なんだか少しだけ元気を貰えた気がした。
「まだ付き合ってもいないんでしょ?ジェレミーくんは可愛いし優しいから良い人見つかるって!ほら笑って頑張って!」
「エイプリル先輩…聞いてくれてありがとうございます」
「誰にでもそういうことってあるわよ、これあげるから元気になさい!」
エイプリル先輩が気を使ってお菓子をくれた。
「あ…ありがとうございます…!」
お仕事も終わり、エイプリル先輩に貰ったお菓子を歩きながら食べて帰る。
アレン…恋人居たんだ…
胸がぎゅうっと締め付けられる。
「アレン…寂しいよ…」
ぼそっと呟き悲しくなってくる。
夜道は周りに人がいないのでジェレミーだけがぽつんと街灯に照らされる。
寂しいというその声は誰にも届かなかった。
「痛っ…」
アレンに酷くされた噛み跡がジンジンと痛む…
身体のあちこちが痛む最悪の目覚め。
でも、自分の家での朝はやはり落ち着く。
バイトに行く前に余裕があったので近くの珈琲店で一息つく。
他のお客さんが入ってくるのをぼーっと眺めながら紅茶を飲んでいた。
男女のカップルが入店してくる…
………。
……………ってあれ?
アレンとそれから…可愛い女の子。
並んで互いにニコニコ笑いながら席に着く。
なんで…?
心がザワザワする。
「あたしクリームソーダ!」
「いつもそれ、本当にお前はお子ちゃまなんだから」
2人の楽しげな笑い声。
嫌だから逃げてきた筈なのに…なぜかすごく心が苦しい。
でも、あんなに僕にチョッカイかけて来たのにどうして?
今までの時間は一体なんだったのだろう。
心臓に冷水を注がれるような感覚がする。
「ほらクリームが口についてるって」
「あはは!だって美味しかったんだもん~!また来ようね」
この子とはいつから一緒なのだろう。
アレンはどういう気持ちで僕と接していたのだろう。
いろんな考えが頭の中をぐるぐるして、胃の中身がせり上がって来そうになる。
辛くなって来たので急いで紅茶を飲み干しお会計を済ませて気付かれないうちに退店するのだった。
ーバイト先にてー
今日のバイト、アレンは休みの日なのでまだ良かった。
しかし黙って逃げてきた事と今日鉢合わせた事がどうしても気になっていた。
「ジェレミーくん、元気ないわね。どうしたの?」
「エイプリル先輩!いえ、すみません…」
「そう?好きな人にでも振られた?なんでも相談してね」
エイプリル先輩は悪戯っぽく笑って手を振る。
好きな人って…
一瞬ビクッとする、僕はあんなの好きじゃない。
第一僕に酷いことするし痛いことするし!!!
大体あいつ男だし…!!!
そんな事を考えて終始モヤモヤしていた。
心臓が押し潰されるようで息が苦しい…。
「誰にも言わないから話してみなさい、暗い顔はジェレミーくんらしくないわよ?」
そう言って心配してくれるエイプリル先輩。
それなら少しだけ相談してみようかな?
「あの…もし自分にちょっかい出してきた人が恋人持ちだったら…エイプリル先輩はどうしますか?」
自分でも妙な質問をしてしまった。
別にアレンの事が好きという訳ではない。
ただ、あんなに言っておきながら他の女の子とのデートなんて納得できないのだ。
「あはは!青いわねジェレミーくん。奪うもよし、他を当たるもよし!今はその子の事しか考えられなくても、後で思い返したら馬鹿だったな~って思える日がくるわ!大丈夫よ!」
底抜けに明るい。
なんだか少しだけ元気を貰えた気がした。
「まだ付き合ってもいないんでしょ?ジェレミーくんは可愛いし優しいから良い人見つかるって!ほら笑って頑張って!」
「エイプリル先輩…聞いてくれてありがとうございます」
「誰にでもそういうことってあるわよ、これあげるから元気になさい!」
エイプリル先輩が気を使ってお菓子をくれた。
「あ…ありがとうございます…!」
お仕事も終わり、エイプリル先輩に貰ったお菓子を歩きながら食べて帰る。
アレン…恋人居たんだ…
胸がぎゅうっと締め付けられる。
「アレン…寂しいよ…」
ぼそっと呟き悲しくなってくる。
夜道は周りに人がいないのでジェレミーだけがぽつんと街灯に照らされる。
寂しいというその声は誰にも届かなかった。
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