僕、先輩の愛奴隷になる事を強要されてます

もあ子ちゃん

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32 それは味方かそれとも

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アレンがトイレから戻ってくる。

「ほぉ?2人だけでコソコソと…いい度胸じゃん」

僕はビクッとしてしまう。
でもロイくんはニヤニヤしながら僕の肩に手を置いて「オレたち仲良しだし~?」なんてアレンを煽り返す。

あ~僕は逃げたい。家に居ればよかった…!

「ん~。単刀直入に言うとねレンレンと勝負したいってな訳よ、酒で!」

「はぁ…?俺の家で??荒らす気??」

「怖気付いちゃったなら良いけどぉ~?かわい子ちゃんにカッコイイ所みせれば?ん~??」

その瞬間アレンはロイくんに掴みかかろうとしたので咄嗟に僕が飛び出して止めた。
「アレンっ!だめだめそれはっ!!」

「…………。」
何か言いたげだったが大人しくなるアレン。
僕は血を見たくないから良かった…

それでも余裕そうに笑うロイくん、メンタルが鋼か何かで出来ているのだろうか。

ガヤガヤ口喧嘩しながら飲み始める2人。
しかもそれテキーラじゃん…

もう僕はこの猛獣2人を止められない。
ただただテレビを横目に体育座りしながらボーッと勝敗がつくのを待っていた。

……なんだかんだ言って仲良しだなあこの2人。

2時間くらい待っていただろうか…
テレビの番組を2つ僕が見終わった頃に勝敗がついたようだ。

アレンが…死んでる…
いや生きてるけど死んでる…

潰されてテーブルに突っ伏すアレン。
こういうアレンは初めて見るからこう…新鮮で物珍しくてついつい近くで見てみたくなる。

「ねぇねぇアレン……」
僕が揺さぶっても起きない。
顔を覗き込むと頬を赤くして無防備に涎を垂らしている。
吐く息がちょっと色っぽくて一瞬ドキッとしてしまう。

「あれぇ~~~??ジェレくん今アレンを見てちょっと良いなって思ったよね?ドキッとしたよね?」

「っっ…!!!!そんな事ないのに!!」
ロイくんはヒューヒューと僕をからかう。

「でもジェレくんお酒飲んでないのに耳まで真っ赤だし!」

少し焦る僕。
言いたいだけ言ってまた酒をあおるロイくん。
アレンとの勝敗はついてるのにまだ飲むのだろうか。

「まあジェレくんも飲めば~?面白い事教えてやるからさ」

手招きするロイくんに誘われて僕は隣に座る。
僕はロイくんに出されたお酒を少しずつ飲みながらロイくんの話を聞いた。

「レンレンはね、好きな子が居るみたいだけど…めちゃくちゃに犯して抱き潰したから嫌われてるってほざいてた。でもレンレンに逆らうのが怖いから泣く泣くついてきてるとか言ってたっけ」

「へぇ…そんなことが…」

「すげえ悩んでたよ?本気でそのかわい子ちゃんが大好きなんだって…その子にも大好きって言わせてるけど本気で俺の事好きになってくれる事はないだろうなって…悲しんでた…!!!ぐふっ…ギャッハハハハ」

笑い転げるロイくん。
ゲラゲラ笑いながら僕の頭を何故か引っぱたく。
ノリがもうおかしいよ…

「マジで阿呆だしウケるよな!なぁ~かわい子ちゃん、分かってるんだろ??レンレンは君がそのかわい子ちゃんが誰かってのはひた隠しにしてるけど…ジェレくんだろバレバレじゃん!!どこまでシたのか聞いちゃったよ~?」

「っ…!!!なっなんのこと??!」
すっとぼけるもバレバレな雰囲気。
恥ずかしくて死にたい…
アレンと同じように僕も酒で潰れて寝てたら良かった。

「まあまあ…誰にも言わないから大丈夫。オレはジェレくんの敵じゃあないさ。レンレンとは長い付き合いだし見てりゃ分かる」

「えと…あの…」
黙ってるわけにいかないので何を言うか必死に考える。

「家に来た時の様子みてたら分かるよ。てかジェレくんレンレンの事…実はイヤじゃないよね」

「そんな…こと…」
消え入るような声で僕は話す。
出来るなら僕も消え入りたいのだけど。

ふと視線を逸らすとアレンがテーブルに伏せたまま呻いている…

「そうだった、キミの王子様はこのままだとテーブルで朝まで寝るぞ?ベッドに運んでやるから手伝って」

「王子様…!?」

「そうじゃん!!ほらそっち持って!運ぶよ!」

ベッドにアレンを運びまたリビングに戻る。
ロイくんと2人きりになった。

「あ、そうだ!オレとレンレンがどういう友達か知りたい?」
ニヤニヤしながら身体を弾ませるロイくん。

僕はロイくんの方をみてコクコクと頷く。

「そっか、じゃあ…」
そう言ってグラスに残ったお酒を一気に飲み干してからいきなり僕の首に手を回して抱き寄せる。

「えっ…えっ……!」
焦って言葉が出てこない。
そんな僕の反応を気にも留めずにいきなりキスをしてきた。

口移しでお酒を流し込まれる。
喉が焼けそうで苦しいあまりにも突然の事なので脳が混乱する。

無理やり指で口をこじ開けられたので少しだけ零してしまった。
しかしそれを無視してロイくんは僕の口内を舌で掻き乱したり歯列をなぞるようなキスを続けた。

んっ…ひぁ…っ…?!
ろい…くんっ…んっ…

硬直して動けない…
僕はただ混乱して抵抗もできず固まっている。

ようやくキスから解放されたと思ったら今度は床に押し倒され僕の首筋を指でなぞるようにくすぐってきた。

んひゃっ…!!
まっ…て!!やぁっ…ん…!!

嫌がる僕を至近距離でうっとりしながら見下ろすロイくん。

「今でも過去でもいいけど、もしレンレンとオレがこんな関係だったらどうする~??」

この状況を楽しむように聞いてくるロイくん。

「ふぇ…ロイくん…それってどういう……」
アレンとロイくんが…?
これ以上聞くのが怖い。
途端に血の気が引くような感覚が僕を襲う。

「ん~?そのままの意味だけど??レンレンと一緒に居るのはジェレくんよりもずーっと前からだしねえ?」

「アレンと…ロイくんが……そんな…」
心がチクッとする。何故…?

「反応がめっちゃかわい子ちゃんじゃんヤバ!!!レンレンこういう子が好きなんだね…あいつが他人に執着するとかどんな子か気になるじゃん?」

楽しそうに喋り続けるロイくん。

「ジェレくんの王子様が助けに来てくれるまでの間どこまで耐えられるかなあ?ちょっと遊ぼうよ」

ロイくんは悪い笑みを浮かべてまた僕の口に舌をねじ込んできた。

くちゅっ…んっ…ひぁっ…
んん…んぅ…ろい…くん…っ
やめっ…て…よぉ…

嫌だ…怖い…。
アレンがまだ寝ているので僕は余計に焦る。

僕は必死にやめてやめてと身体を捩って抵抗していた。
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