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第31話 - 王国闘技場 騎士団長
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空に暁が昇り、茜の色で染められた。
王国首都の外れには、大きな円形の闘技場があった。
それは遥か古代に建てられた、遺跡でもあった。
壁や柱は穴だらけで、ところどころに付けられた黒ずみが悠久の歴史を感じさせる。
いつ建てられたのかも定かでないが、この辺りの住民たちにとって、生まれたときからそこに聳える、生活の一部でもあった。
当然、現在使われるような施設ではなく、旅行客が覗きに来る程度である。
そんな闘技場だが、今日は、なにか様子が違っていた。
闘技場の周囲数キロに渡り、騎士団が立っていて、一般人が近寄らないように阻んでいる。
古くからの住民が理由を聞いても彼らは口を閉ざすばかりであった。
そしてその円形闘技場の中央には、一人。
どんな星の光よりも輝かしい黄金の鎧を身に纏った騎士が一人、腕を組んで、直立していた。
背の丈は二メートルを超える丈夫であった。大きな体躯に大きな鎧を着込んでいる。
闘技場の中は、その騎士一人のみであった。周縁の観客席はがらんとしており、伏兵の騎士なども勿論いない。
今日は、決闘を宣言した日であった。
魔法の文字で、特定の者しか読めないメッセージを各地にばら撒いた。
そこでの宣言の通り、黄金の騎士は本当に一人で、王国を荒らす悪辣な剣士に立ち向かうつもりであった。
騎士はただ一人、じっと、そこで待っていた。
本当に来るのか、そもそも魔法の文字を読めるかすら定かでない。
いつ来るとも知れない、英雄、かつ、狂剣病を、それでも《黄金騎士》エルセイドは、じっと待ちわびていた。
そして、暮れなずむ夕焼けに濃紺が混じりだした頃。
闘技場の真正面の入り口から、足音が響いた。
迷うことなく、真っすぐ。決闘の場に向かってくる歩みは止まることなく。
入り口から姿を現し、騎士の前に出てきたのは――もじゃもじゃの髪の毛の、少年であった。
夕日に照らされた顔は、皮肉で陰惨な目つきである。
彼はへらりと笑って、騎士に話しかける。
「やぁ。待った? 君、いつからいたの?」
「……」
騎士は答えない。その代わり、ゆっくりと腕を上げ、少年の隣に立っている、少女を指さした。
その少女は、美しい白髪で、透き通るような白い肌をしている。
少年――レウは、少女――シャロを見て、ああ、と言った。
「今日は、この子と一緒に戦おうと思う。おっと、文句あるかい? でもね、君だって、妖精武器やらなんやらを使うつもりだろう? それだってズルいじゃないか。彼女は言わば、僕に力を貸してくれる装備品だよ。君と同じ条件だ」
「……」
「不服そうだなぁ。じゃあいいよ。戦うときはこうして――僕は、シャロと手を繋ぎながら戦う。それでも、勝てそうにないから文句言うかい?」
そう言ってレウは、左手で、シャロの右手と繋いだ。
彼らの相手は、ギルドが認めるほどの圧倒的強者、《黄金騎士》である。
王国の軍事力の象徴、と言ってもいい。この騎士とやりあえる者など、世界にどれだけいるだろうか、というくらいだ。通常の者であれば、目を合わせるだけで三日は悪寒が止まらないだろう。
そんな《黄金騎士》に対し、レウは飄々と皮肉を交えながら、なんと少女と共に、手を繋ぎながら戦うなんて言っている。
舐めている、なんてものではない。バカにしているのであろうか。それとも、あまりの恐怖に気が触れたか。
だが、その実、これこそが、最強の騎士に対抗できる、唯一の策でもあった。
あくまで決闘は一対一である、と断られてしまうと、勝ち筋が一気に無くなる。
余裕そうに見えて、レウはかなりギリギリの交渉を行っていたのだ。不必要な挑発は、できる限りこの策に乗って欲しいという願いでもあった。
時間が止まったようであった。
レウの提案に対し、騎士は黙りこくるのみである。肯定も、否定もない。
凍ったような空気の中、やはり望み薄だったかとレウが観念しかけた、その時。
騎士の兜が突如、ぱかりと開いた。
半分に割れた兜は両肩に上手いこと収納され、そして、その兜の中から出てきたのは――なんと。
目に刺さるようなぎらぎらとした金髪に、深い褐色の肌。
睫毛が異様に長く手入れされており、時間をかけた化粧が施されている。
その顔は美しく、どんな男もしばらくは見惚れてしまうであろう美貌であった。
そう。王国の最高戦力、誰しもが恐れる騎士団長《黄金騎士》は――金髪が良く映える、褐色の女であった。
騎士……彼女は素顔を晒し、レウとシャロを睨んだ後、はぁぁぁぁ、と大きく溜息を吐いた。
「あのさ、それ、ウチに対する、嫌味?」
まさかの言葉遣いであった。騎士の中の騎士は、とんでもなく今風の口調で、レウを非難した。
「い、嫌味?」
「彼氏いないウチへの嫌味かって言ってんだよこのカス野郎」
エルセイドはまさかの方向で怒っていた。
騎士道に泥を塗られることより、男女の交わりを目の前で見せられたことに大層怒っていたのだ。
彼女はどしどし地団駄を踏む。巨体の彼女がそうするだけで、地震が起こったようである。
「ま~~~~~じで腹立ってきたし~! こんな仕事してたら男なんか寄り付かんし、騎士のアホ共は脳みそに硫黄でも詰まってんのか、殴り合いか殺し合いしか興味ないし、女子なんかいないから恋バナもできないし! ウチがこ~んなに気使ってるのに、敵はお気楽にいちゃちやしながらバトルしますって~!? あんた、マジ、わかってる!?」
「いや、その、た、大変なんだな」
「はぁ~~!? わかったフリ止めろし、マジで! イライラしてやばいんだわマジで」
エルセイドは、髪の毛を掻きむしりながら、きーきー喚く。
そして、恨みのこもった目で、二人を睨みつけた。
「あんたは、何が目的なのさ? 騎士隊長を闇討ちして回るって、バカすぎるでしょ。頭おかしいのは好きにしたらいいけど、覚悟はできてんだろうな、オイ」
圧倒的な威圧感であった。ただの人間であれば平伏してしまうほどの、強者の怒りをレウ達は浴びる。
「ラスタ君が負けるわけねえんだよ。おめえらが卑怯なマネしたに決まってるじゃねえか。楽に死ねると思うじゃねえぞ。お前らの勝手で、騎士も王国も巻き込んで、どういうつもりだよ、オイ」
「……お前も、エナハにいたらしいな。シャロを捕まえに来たのか?」
浴びせられる怒りに対し、レウは気圧されることなく、言葉を返した。
「利用するつもりなんだろ。どうあってもお前らは、シャロの前に現れるんだ。だから、僕が対峙するのは必然だよ。騎士の闇討ちくらいでカリカリするなよ。お互い様だ。どうしても許せないなら、正々堂々、ここで僕らと戦えばいいだけだ」
「……べらべら、くっちゃべってんじゃねえよ。二人で戦う? 好きにすりゃいいじゃん! くっっっだらねえ愛のパワーよりよぉ、独り身の恨みパワーのほうが千倍強いってこと、わからしてやっからよぉ!」
「そ、そうか、そりゃ、よかった」
「――ていうかその女、ギルドの狙いの女でしょ? 逃がすほうが馬鹿じゃん」
先ほどまでの爆発していた感情は何所へやら。エルセイドは突然、冷たい声色で、冷静な指摘をする。
「何企んでるかしんないけどさ、ウチが負けるわけないんだから。ご褒美を自分で持ってきてくれたってことで、とりま、ぶっ殺すわ」
そして彼女は、両手を大きく広げた。
そして、魔力の波動が広がったかと思うと、背後には円を描くようにして、様々な武器が浮かび、展開されている。
先までの痴態は何所へやら。明確に研ぎ澄まされた殺意に切り替わった彼女は、再び兜を被り、苛烈で冷酷な黄金の騎士へと戻る。
そしてエルセイドは、背後に浮かぶ長大な剣を掴む。
「じゃ、やろうや、王国に仇為す害虫共。仲良く汚え肉塊にしてやるからよ」
そして彼女は、無造作に剣を振るった。
王国首都の外れには、大きな円形の闘技場があった。
それは遥か古代に建てられた、遺跡でもあった。
壁や柱は穴だらけで、ところどころに付けられた黒ずみが悠久の歴史を感じさせる。
いつ建てられたのかも定かでないが、この辺りの住民たちにとって、生まれたときからそこに聳える、生活の一部でもあった。
当然、現在使われるような施設ではなく、旅行客が覗きに来る程度である。
そんな闘技場だが、今日は、なにか様子が違っていた。
闘技場の周囲数キロに渡り、騎士団が立っていて、一般人が近寄らないように阻んでいる。
古くからの住民が理由を聞いても彼らは口を閉ざすばかりであった。
そしてその円形闘技場の中央には、一人。
どんな星の光よりも輝かしい黄金の鎧を身に纏った騎士が一人、腕を組んで、直立していた。
背の丈は二メートルを超える丈夫であった。大きな体躯に大きな鎧を着込んでいる。
闘技場の中は、その騎士一人のみであった。周縁の観客席はがらんとしており、伏兵の騎士なども勿論いない。
今日は、決闘を宣言した日であった。
魔法の文字で、特定の者しか読めないメッセージを各地にばら撒いた。
そこでの宣言の通り、黄金の騎士は本当に一人で、王国を荒らす悪辣な剣士に立ち向かうつもりであった。
騎士はただ一人、じっと、そこで待っていた。
本当に来るのか、そもそも魔法の文字を読めるかすら定かでない。
いつ来るとも知れない、英雄、かつ、狂剣病を、それでも《黄金騎士》エルセイドは、じっと待ちわびていた。
そして、暮れなずむ夕焼けに濃紺が混じりだした頃。
闘技場の真正面の入り口から、足音が響いた。
迷うことなく、真っすぐ。決闘の場に向かってくる歩みは止まることなく。
入り口から姿を現し、騎士の前に出てきたのは――もじゃもじゃの髪の毛の、少年であった。
夕日に照らされた顔は、皮肉で陰惨な目つきである。
彼はへらりと笑って、騎士に話しかける。
「やぁ。待った? 君、いつからいたの?」
「……」
騎士は答えない。その代わり、ゆっくりと腕を上げ、少年の隣に立っている、少女を指さした。
その少女は、美しい白髪で、透き通るような白い肌をしている。
少年――レウは、少女――シャロを見て、ああ、と言った。
「今日は、この子と一緒に戦おうと思う。おっと、文句あるかい? でもね、君だって、妖精武器やらなんやらを使うつもりだろう? それだってズルいじゃないか。彼女は言わば、僕に力を貸してくれる装備品だよ。君と同じ条件だ」
「……」
「不服そうだなぁ。じゃあいいよ。戦うときはこうして――僕は、シャロと手を繋ぎながら戦う。それでも、勝てそうにないから文句言うかい?」
そう言ってレウは、左手で、シャロの右手と繋いだ。
彼らの相手は、ギルドが認めるほどの圧倒的強者、《黄金騎士》である。
王国の軍事力の象徴、と言ってもいい。この騎士とやりあえる者など、世界にどれだけいるだろうか、というくらいだ。通常の者であれば、目を合わせるだけで三日は悪寒が止まらないだろう。
そんな《黄金騎士》に対し、レウは飄々と皮肉を交えながら、なんと少女と共に、手を繋ぎながら戦うなんて言っている。
舐めている、なんてものではない。バカにしているのであろうか。それとも、あまりの恐怖に気が触れたか。
だが、その実、これこそが、最強の騎士に対抗できる、唯一の策でもあった。
あくまで決闘は一対一である、と断られてしまうと、勝ち筋が一気に無くなる。
余裕そうに見えて、レウはかなりギリギリの交渉を行っていたのだ。不必要な挑発は、できる限りこの策に乗って欲しいという願いでもあった。
時間が止まったようであった。
レウの提案に対し、騎士は黙りこくるのみである。肯定も、否定もない。
凍ったような空気の中、やはり望み薄だったかとレウが観念しかけた、その時。
騎士の兜が突如、ぱかりと開いた。
半分に割れた兜は両肩に上手いこと収納され、そして、その兜の中から出てきたのは――なんと。
目に刺さるようなぎらぎらとした金髪に、深い褐色の肌。
睫毛が異様に長く手入れされており、時間をかけた化粧が施されている。
その顔は美しく、どんな男もしばらくは見惚れてしまうであろう美貌であった。
そう。王国の最高戦力、誰しもが恐れる騎士団長《黄金騎士》は――金髪が良く映える、褐色の女であった。
騎士……彼女は素顔を晒し、レウとシャロを睨んだ後、はぁぁぁぁ、と大きく溜息を吐いた。
「あのさ、それ、ウチに対する、嫌味?」
まさかの言葉遣いであった。騎士の中の騎士は、とんでもなく今風の口調で、レウを非難した。
「い、嫌味?」
「彼氏いないウチへの嫌味かって言ってんだよこのカス野郎」
エルセイドはまさかの方向で怒っていた。
騎士道に泥を塗られることより、男女の交わりを目の前で見せられたことに大層怒っていたのだ。
彼女はどしどし地団駄を踏む。巨体の彼女がそうするだけで、地震が起こったようである。
「ま~~~~~じで腹立ってきたし~! こんな仕事してたら男なんか寄り付かんし、騎士のアホ共は脳みそに硫黄でも詰まってんのか、殴り合いか殺し合いしか興味ないし、女子なんかいないから恋バナもできないし! ウチがこ~んなに気使ってるのに、敵はお気楽にいちゃちやしながらバトルしますって~!? あんた、マジ、わかってる!?」
「いや、その、た、大変なんだな」
「はぁ~~!? わかったフリ止めろし、マジで! イライラしてやばいんだわマジで」
エルセイドは、髪の毛を掻きむしりながら、きーきー喚く。
そして、恨みのこもった目で、二人を睨みつけた。
「あんたは、何が目的なのさ? 騎士隊長を闇討ちして回るって、バカすぎるでしょ。頭おかしいのは好きにしたらいいけど、覚悟はできてんだろうな、オイ」
圧倒的な威圧感であった。ただの人間であれば平伏してしまうほどの、強者の怒りをレウ達は浴びる。
「ラスタ君が負けるわけねえんだよ。おめえらが卑怯なマネしたに決まってるじゃねえか。楽に死ねると思うじゃねえぞ。お前らの勝手で、騎士も王国も巻き込んで、どういうつもりだよ、オイ」
「……お前も、エナハにいたらしいな。シャロを捕まえに来たのか?」
浴びせられる怒りに対し、レウは気圧されることなく、言葉を返した。
「利用するつもりなんだろ。どうあってもお前らは、シャロの前に現れるんだ。だから、僕が対峙するのは必然だよ。騎士の闇討ちくらいでカリカリするなよ。お互い様だ。どうしても許せないなら、正々堂々、ここで僕らと戦えばいいだけだ」
「……べらべら、くっちゃべってんじゃねえよ。二人で戦う? 好きにすりゃいいじゃん! くっっっだらねえ愛のパワーよりよぉ、独り身の恨みパワーのほうが千倍強いってこと、わからしてやっからよぉ!」
「そ、そうか、そりゃ、よかった」
「――ていうかその女、ギルドの狙いの女でしょ? 逃がすほうが馬鹿じゃん」
先ほどまでの爆発していた感情は何所へやら。エルセイドは突然、冷たい声色で、冷静な指摘をする。
「何企んでるかしんないけどさ、ウチが負けるわけないんだから。ご褒美を自分で持ってきてくれたってことで、とりま、ぶっ殺すわ」
そして彼女は、両手を大きく広げた。
そして、魔力の波動が広がったかと思うと、背後には円を描くようにして、様々な武器が浮かび、展開されている。
先までの痴態は何所へやら。明確に研ぎ澄まされた殺意に切り替わった彼女は、再び兜を被り、苛烈で冷酷な黄金の騎士へと戻る。
そしてエルセイドは、背後に浮かぶ長大な剣を掴む。
「じゃ、やろうや、王国に仇為す害虫共。仲良く汚え肉塊にしてやるからよ」
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