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第43話 - 魔導研究院 地下保管庫
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「お、昨日と面構えが違うな。覚悟は決まったということで、それじゃあ、行こうか」
翌朝、ハーヴィスはいつものようにふらりと現れた。
レウとシャロは、二人でそれを出迎えた。
あの銀の霊薬のお陰だろう。結構な重傷のはずだったが、彼らの傷はすっかり癒えていた。
そして、レウの両手には【破神の籠手】が。背中には【星剣】が装備されている。
ハーヴィスは満足そうに頷き、そして躊躇なく右手の指を鳴らす。
すると、この地下迷宮の小部屋が振動し、なにかが大きく組み変わるような轟音が響く。目の前の後継も激しい振動で何がなんだかわからなくなった、その後。
目の前の風景が、一変していた。
地下迷宮の小部屋から、目の前には、錆びついた格子の、牢獄のような場所に転移をしていた。
ここがきっと、彼が言う、シャロの姉が幽閉されている場所。
ギルドの魔導研究院、その地下保管庫に他ならないのだろう。
ハーヴィスは慣れた手つきで、格子の扉に手を掛ける。ぎぃ、と軋みを上げながら扉は難なく開いた。
「こっちだ。付いてこい」
ハーヴィスがそう言い放った。何故だろうか、いつもよりつっけんどんな態度のようである。
レウとシャロは、大人しくそれに従い、ハーヴィスの背を追った。
保管庫とは聞いていたが、まるで監獄のような場所であった。
壁に沿うようにして、頑丈な檻がずらりと並んでいる。
その中には、怪しい眼光の魔獣や、見たことも無い奇妙な生物が横たわっている。
希少な魔獣や、危険な生物が保管されている場所と、聞いていたが、二人が想像している以上に不気味な雰囲気であった。
更に奇妙なことに、ここにいる生物たちは皆横たわり――絶え絶えな呼吸をしているばかりだ。
まるで、何かに生命力を吸い取られているかのような。
ハーヴィスは何も喋らず、ただただ黙って歩いているばかりだ。
レウの心臓が、ざわりとした、嫌な鼓動を打つ。
よくないことが起こる前兆だ。だが、ここに至って引き返すことはできない。
薄暗い保管庫の廊下を、靴音を立てながら歩く。
更に地下に続く階段を下り、深淵へと更に迫っていく。
一体ハーヴィスは我々をどこへ連れて行こうとしているのかと、我慢できずレウが声を掛けようとした、その時。
「着いたぞ」
ハーヴィスがそう言った。
目の前には、巨大な扉がある。大きな鍵の掛かっている、厳重に隔離された部屋の扉といった趣だ。
ハーヴィスの手が扉に触れる。そして、彼の手に魔法の文様が浮かぶと、呼応するように扉が輝き、一人でに鍵が外れた。
「腐っても古巣だからな。これくらいの解錠は、心得てるさ」
そして《魔法卿》は、扉の奥に進んでいく。レウとシャロを振り返ることもしないで。二人は慌てて、彼の背を追いかけた。
扉は大きく、厳重であったが、部屋の中は大した大きさではなかった。
無機質な壁に囲まれたその部屋の中央には、台座のようなものが設置している。
そして、その台座の上には――一冊の本があった。
ハーヴィスは立ち止まる。そして、ようやく二人を振り返った。
「到着だ。よくぞ、ここまで来たな、お前たち」
「はぁ? 到着って、おいおい、誰もいないじゃないかよ」
呆れた声を出そうとしたレウは、隣のシャロの異変に気付いた。
彼女の様子は、明らかにおかしかった。台座の本から視線を外せず、がちがちと歯を鳴らしながら、腕を抱えている。
「おい、シャロ」
「シャロ。一つ聞こう。お前の姉さんの名前は?」
レウの言葉を遮って、ハーヴィスがそう尋ねた。
何をいまさらそんなことを聞くんだ、と思ったレウは、その質問の存外な重みを知る。
レウも、聞いたことが無かった。
シャロがこんなにも必死に追い求めた、大事な大事な家族の名前を。
彼女がそれに答えられずにいると、ハーヴィスは矢継ぎ早に質問を繰り出す。
「姉さんの顔の特徴は? 姉さんとはどんな話をしていた? 姉さんの得意な遊びは? シャロ。なんでもいい、答えてみろ。お前の姉さんとは、どんな人物だ?」
「はぁ、はぁ、はぁはぁはぁ……ねえ、さん……」
シャロは何も答えられない。胸を掻きむしるように、苦しそうな表情をするだけである。
それを見て、ハーヴィスは――これまで、二人に見せたこともないような冷たい視線を送るのであった。
「答えられないだろう。当然だ。何故なら、お前に姉さんなど存在しないからだ」
「ハーヴィス! 答えろ、お前、何を言っている――」
レウが剣を抜き、切っ先をハーヴィスに突きつけようとした。
だが、彼はその前に、右手を軽く下げる。それだけで何かの魔法が発動し、レウの周囲だけ重力が激増したかのように重くなり、その場で潰されるように這いつくばった。
「ハーヴィ……ス……」
「レウ。この世で、人は何を崇めるべきだと思う?」
ハーヴィスはそんな問いかけをした。意味が解らず、レウは返す言葉もない。
そんな様子に失望したかのように、彼は、はぁ、と大きな溜息を吐いた。
「人が何かを崇めるのであれば、それは絶対的なものでなければならない。絶対的に正しく、絶対的に強い、なにか。それが絶対である限り、人は迷うことをしないし、信仰している限り幸せに暮らしていける。その中の一つがギルドというシステムだと俺は思っている。だから、ギルドの存在は何があっても守るつもりだ」
何を言っているのかわからない。だが、彼が裏切っていることはわかる。
しかし、レウはハーヴィスの重力の魔法により、なにも手出しをすることができないでいる。
シャロは、陸に打ち上げられた魚のように、苦しそうに呻いている。
「そんな絶対のギルドを支えているのは、それ以上に絶対的存在の、妖精だ。そりゃ絶対だよな。次元の違う、神秘的な生物。人の理外にある魔法を操る超常の種族だからだ。そんな妖精にギルドが操られることも、俺は必然だと思っていた」
「……なにを喋ってるん……だ……お前は……」
「だからなぁ。がっかりしたんだよ、俺は。あの日、あの時、あの森の光景が、俺を変えてしまった」
ハーヴィスは、酷く悲しそうに、顔を歪めた。
「本当に、失望したよ。絶対だと思っていた妖精が――なんだって、恋なんかするんだ。まるで、人間みたいじゃないか。不完全だから、補い合いたいから恋なんかをするんだ。そんな不完全にな奴らの言いなりになったって、不完全なモノしかできあがらないさ」
「……ハーヴィス」
「だから、俺らが信仰すべきは妖精なんかじゃない。その上の存在、本当の意味で絶対で、間違いを犯さない――神を、崇めるべきなんだ」
そして彼は、台座の本を手に取る。
シャロは首を振りながら、後ずさる。だが、脚に力が入らないようで、その場にへたり込んでしまう。
ハーヴィスは本を手に取り、かつ、かつ、と、靴音を鳴らして、シャロに近付き。
彼女を見下ろしながら、本を彼女に近付けた。
するとどうだろう。
その本は、シャロの体内にするりと入っていった。
少女と本が融合を果たす。結合する、というよりも、元の場所に戻っていく、という表現のほうが正しいであろうか。
そしてシャロの体が中空に浮く。次第に輝き、そして、体が変化していった。
未成熟だった手や脚が、みるみる成長していく。
長い手足に、胸部も膨らみ、そこにはレウの知るシャロの姿はなかった。
成熟した女性の肢体となった、シャロのような神秘的な存在が、そこに浮かんでいる。
そして、彼女を中心として、空間が歪んだ。
否。歪んでいるのは空間ではない。時空そのものがおかしくなっている。
次元の違う物質が、この世界を搔き乱す。
壁や床はぐにゃりと曲がり、なにもかもが曖昧で、あやふやな形に歪められていく。
それを見てハーヴィスは、頷いた。
「騙して悪かったな。俺の目的は、シャロを元に、神を作ることだ」
翌朝、ハーヴィスはいつものようにふらりと現れた。
レウとシャロは、二人でそれを出迎えた。
あの銀の霊薬のお陰だろう。結構な重傷のはずだったが、彼らの傷はすっかり癒えていた。
そして、レウの両手には【破神の籠手】が。背中には【星剣】が装備されている。
ハーヴィスは満足そうに頷き、そして躊躇なく右手の指を鳴らす。
すると、この地下迷宮の小部屋が振動し、なにかが大きく組み変わるような轟音が響く。目の前の後継も激しい振動で何がなんだかわからなくなった、その後。
目の前の風景が、一変していた。
地下迷宮の小部屋から、目の前には、錆びついた格子の、牢獄のような場所に転移をしていた。
ここがきっと、彼が言う、シャロの姉が幽閉されている場所。
ギルドの魔導研究院、その地下保管庫に他ならないのだろう。
ハーヴィスは慣れた手つきで、格子の扉に手を掛ける。ぎぃ、と軋みを上げながら扉は難なく開いた。
「こっちだ。付いてこい」
ハーヴィスがそう言い放った。何故だろうか、いつもよりつっけんどんな態度のようである。
レウとシャロは、大人しくそれに従い、ハーヴィスの背を追った。
保管庫とは聞いていたが、まるで監獄のような場所であった。
壁に沿うようにして、頑丈な檻がずらりと並んでいる。
その中には、怪しい眼光の魔獣や、見たことも無い奇妙な生物が横たわっている。
希少な魔獣や、危険な生物が保管されている場所と、聞いていたが、二人が想像している以上に不気味な雰囲気であった。
更に奇妙なことに、ここにいる生物たちは皆横たわり――絶え絶えな呼吸をしているばかりだ。
まるで、何かに生命力を吸い取られているかのような。
ハーヴィスは何も喋らず、ただただ黙って歩いているばかりだ。
レウの心臓が、ざわりとした、嫌な鼓動を打つ。
よくないことが起こる前兆だ。だが、ここに至って引き返すことはできない。
薄暗い保管庫の廊下を、靴音を立てながら歩く。
更に地下に続く階段を下り、深淵へと更に迫っていく。
一体ハーヴィスは我々をどこへ連れて行こうとしているのかと、我慢できずレウが声を掛けようとした、その時。
「着いたぞ」
ハーヴィスがそう言った。
目の前には、巨大な扉がある。大きな鍵の掛かっている、厳重に隔離された部屋の扉といった趣だ。
ハーヴィスの手が扉に触れる。そして、彼の手に魔法の文様が浮かぶと、呼応するように扉が輝き、一人でに鍵が外れた。
「腐っても古巣だからな。これくらいの解錠は、心得てるさ」
そして《魔法卿》は、扉の奥に進んでいく。レウとシャロを振り返ることもしないで。二人は慌てて、彼の背を追いかけた。
扉は大きく、厳重であったが、部屋の中は大した大きさではなかった。
無機質な壁に囲まれたその部屋の中央には、台座のようなものが設置している。
そして、その台座の上には――一冊の本があった。
ハーヴィスは立ち止まる。そして、ようやく二人を振り返った。
「到着だ。よくぞ、ここまで来たな、お前たち」
「はぁ? 到着って、おいおい、誰もいないじゃないかよ」
呆れた声を出そうとしたレウは、隣のシャロの異変に気付いた。
彼女の様子は、明らかにおかしかった。台座の本から視線を外せず、がちがちと歯を鳴らしながら、腕を抱えている。
「おい、シャロ」
「シャロ。一つ聞こう。お前の姉さんの名前は?」
レウの言葉を遮って、ハーヴィスがそう尋ねた。
何をいまさらそんなことを聞くんだ、と思ったレウは、その質問の存外な重みを知る。
レウも、聞いたことが無かった。
シャロがこんなにも必死に追い求めた、大事な大事な家族の名前を。
彼女がそれに答えられずにいると、ハーヴィスは矢継ぎ早に質問を繰り出す。
「姉さんの顔の特徴は? 姉さんとはどんな話をしていた? 姉さんの得意な遊びは? シャロ。なんでもいい、答えてみろ。お前の姉さんとは、どんな人物だ?」
「はぁ、はぁ、はぁはぁはぁ……ねえ、さん……」
シャロは何も答えられない。胸を掻きむしるように、苦しそうな表情をするだけである。
それを見て、ハーヴィスは――これまで、二人に見せたこともないような冷たい視線を送るのであった。
「答えられないだろう。当然だ。何故なら、お前に姉さんなど存在しないからだ」
「ハーヴィス! 答えろ、お前、何を言っている――」
レウが剣を抜き、切っ先をハーヴィスに突きつけようとした。
だが、彼はその前に、右手を軽く下げる。それだけで何かの魔法が発動し、レウの周囲だけ重力が激増したかのように重くなり、その場で潰されるように這いつくばった。
「ハーヴィ……ス……」
「レウ。この世で、人は何を崇めるべきだと思う?」
ハーヴィスはそんな問いかけをした。意味が解らず、レウは返す言葉もない。
そんな様子に失望したかのように、彼は、はぁ、と大きな溜息を吐いた。
「人が何かを崇めるのであれば、それは絶対的なものでなければならない。絶対的に正しく、絶対的に強い、なにか。それが絶対である限り、人は迷うことをしないし、信仰している限り幸せに暮らしていける。その中の一つがギルドというシステムだと俺は思っている。だから、ギルドの存在は何があっても守るつもりだ」
何を言っているのかわからない。だが、彼が裏切っていることはわかる。
しかし、レウはハーヴィスの重力の魔法により、なにも手出しをすることができないでいる。
シャロは、陸に打ち上げられた魚のように、苦しそうに呻いている。
「そんな絶対のギルドを支えているのは、それ以上に絶対的存在の、妖精だ。そりゃ絶対だよな。次元の違う、神秘的な生物。人の理外にある魔法を操る超常の種族だからだ。そんな妖精にギルドが操られることも、俺は必然だと思っていた」
「……なにを喋ってるん……だ……お前は……」
「だからなぁ。がっかりしたんだよ、俺は。あの日、あの時、あの森の光景が、俺を変えてしまった」
ハーヴィスは、酷く悲しそうに、顔を歪めた。
「本当に、失望したよ。絶対だと思っていた妖精が――なんだって、恋なんかするんだ。まるで、人間みたいじゃないか。不完全だから、補い合いたいから恋なんかをするんだ。そんな不完全にな奴らの言いなりになったって、不完全なモノしかできあがらないさ」
「……ハーヴィス」
「だから、俺らが信仰すべきは妖精なんかじゃない。その上の存在、本当の意味で絶対で、間違いを犯さない――神を、崇めるべきなんだ」
そして彼は、台座の本を手に取る。
シャロは首を振りながら、後ずさる。だが、脚に力が入らないようで、その場にへたり込んでしまう。
ハーヴィスは本を手に取り、かつ、かつ、と、靴音を鳴らして、シャロに近付き。
彼女を見下ろしながら、本を彼女に近付けた。
するとどうだろう。
その本は、シャロの体内にするりと入っていった。
少女と本が融合を果たす。結合する、というよりも、元の場所に戻っていく、という表現のほうが正しいであろうか。
そしてシャロの体が中空に浮く。次第に輝き、そして、体が変化していった。
未成熟だった手や脚が、みるみる成長していく。
長い手足に、胸部も膨らみ、そこにはレウの知るシャロの姿はなかった。
成熟した女性の肢体となった、シャロのような神秘的な存在が、そこに浮かんでいる。
そして、彼女を中心として、空間が歪んだ。
否。歪んでいるのは空間ではない。時空そのものがおかしくなっている。
次元の違う物質が、この世界を搔き乱す。
壁や床はぐにゃりと曲がり、なにもかもが曖昧で、あやふやな形に歪められていく。
それを見てハーヴィスは、頷いた。
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