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お願い、やめて
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「とにかく。俺はお前を淫乱だなんて思わない。男はな、好きな女が感じている姿を見るのが好きなんだ」
「そうだとしても……やっぱり恥ずかしい」
いやらしいとか淫乱だとか思われていないのは嬉しいけど、やっぱり濡れているアソコを触られるのはどうしようもなく恥ずかしい。濡れてなんかいなくても、アソコに触られるのは恥ずかしいのに。こんな状況、彼氏なんていたことのない女子中学生にはハードルが高すぎる。私、男の人に触られるということを甘く考えすぎていたみたい。
目を閉じてもじもじしている私に、従兄さんは「下着の上からでいいから、少しだけ触らせてくれ」と食い下がってきた。男の人って、そんなに女の子の身体に触りたいものなの?
「従兄さんって、本当にエッチなんだね」
私がつい本音を漏らすと、従兄さんは悪びれもせずに「そうだな」とそれを肯定した。
「俺はお前に触れたい」
従兄さんはそう言って、私の左手を優しく握った。従兄さんの言葉と手の感触のせいで心臓がどくどくと脈打って、今にも破裂してしまいそう。どうしよう。こういう時、どうしたらいいんだろう。
私は飽きるくらいに逡巡した。早くとも、五分は迷っていた気がする。その間、従兄さんはしぶとく私の返事を待っていた。その忍耐力には感服する。
ついに決心を固めた私は、大きく深呼吸をした後に口を開いた。
「ショーツの上からなら……触ってもいいよ」
「本当か?」
私の言葉を確かめてくる従兄さんに、小さく頷く。するとすぐに、従兄さんの長くて筋張った指が私の太ももの間に割入ってきた。
「ひゃっ!」
思わずまた叫んでしまったけど、従兄さんは遠慮なく指を進めてくる。
その行動は、優しさとはかけ離れていると感じた。これが男の人の本能なんだろうか? だとしたら、少し怖い。
そんなことを考えているうちに、従兄さんの指が半ば強引に私の穿いているショーツに触れた。うう、やっぱり恥ずかしい。私は下唇を噛みながら、その感触に耐えた。
従兄さんは熱い吐息を漏らしながら、濡れているショーツを複数の指で撫でた。上から下までじっくりと、しかも割れ目を執拗に撫でてくる。
「いやぁ」
思わず、口から声が出た。やめて、もう触らないで。そう続けて口に出しそうになった時、従兄さんがクリトリスが潜んでいる場所を下着越しにさすってきた。
早々に自分の身体が変化していくのがわかって、私は夢中で声を上げた。脚を閉じようとしたのに、従兄さんが左手と右腕を使って強引にそれを阻んでくる。
「だめっ、そこはだめっ!」
「ここが気持ちいいのか?」
「訊かないでっ!」
問答をしている間にも、従兄さんの右手は止まらない。撫でさすられたクリトリスはどんどん気持ちよくなってきて、勃起していくのがはっきりとわかる。
しかも、すでに濡れているショーツが更に濡れていくのも感じる。私はどうしていいのかわからなくなって、涙を流した。
「やだっ、いやぁっ!」
明らかに嫌がっているのに、私のショーツに触れているその手は止まってはくれなかった。酷い。従兄さんは酷い。
「もう少しだけ我慢してくれ」
「だめっ、もうやめてっ!」
私は泣きながら首を左右に振った。だって、さっきから気持ちがよすぎて、吐き出す息がどんどん荒くなっているんだもん。意識まで遠くなってきたし、私はこのまま死んじゃうんじゃないかと不安になる。
その不安が最高潮に達した瞬間、私は経験したことのない感覚に包まれていた。頭の中が真っ白になって、意識が遠ざかっていく。ーーいやっ、いやっ!
「ああぁっ!」
叫び声を上げた直後、身体がビクッと跳ねた。クリトリスから伝わってきた異常なほどの快感のせいで、私は気を失った。
意識が戻った時。最初に目に入ったのは、心配そうに私を見つめている猛従兄さんだった。
「あれ……?」
私、どうして眠っていたんだっけ? 半分だけ上げた瞼の間から見える従兄さんを見ながら、ぼんやりと考える。なんだか思考が定まらない。
「大丈夫か?」
「なんだか……頭がぼーっとする」
「気持ち悪かったり、どこか苦しかったりはしないか?」
不安そうに眉を寄せる従兄さんに向かって、私は頷きを返す。すると、従兄さんはほっとしたように息を吐いた。
「そうか。良かった」
従兄さんの声を聞きながら、頭の中が段々とはっきりしてくる。
そうだ。私、従兄さんにショーツの上からクリトリスを擦られて……。気を失った理由を思い出した瞬間、私の顔は火が付いたように熱くなった。
衝動的に逃げ出したくなって、私はソファの上から急いで腰を上げた。だけど身体は心に追い付かなくて、足がよろけてしまった。
「わっ!」
身体が後ろに倒れてしまい、結局、再びソファに身を預けることになった。お尻と背中がソファに当たって、ぼすっという間抜けな音がする。
「大丈夫か?」
従兄さんからさっきと同じことを訊かれた私は、「大丈夫じゃない!」と大きな声で叫んだ。
半ば強引にクリトリスを弄られた。その結果、気持ちがよすぎて失神していたなんて、大丈夫な訳がないじゃない!
気を失うほど気持ちがいいーーそれは、今まで経験したことのない感覚だった。だからこそ、私は混乱していた。もしかして、あの感覚が『イク』って言われているものなの?
「そうだとしても……やっぱり恥ずかしい」
いやらしいとか淫乱だとか思われていないのは嬉しいけど、やっぱり濡れているアソコを触られるのはどうしようもなく恥ずかしい。濡れてなんかいなくても、アソコに触られるのは恥ずかしいのに。こんな状況、彼氏なんていたことのない女子中学生にはハードルが高すぎる。私、男の人に触られるということを甘く考えすぎていたみたい。
目を閉じてもじもじしている私に、従兄さんは「下着の上からでいいから、少しだけ触らせてくれ」と食い下がってきた。男の人って、そんなに女の子の身体に触りたいものなの?
「従兄さんって、本当にエッチなんだね」
私がつい本音を漏らすと、従兄さんは悪びれもせずに「そうだな」とそれを肯定した。
「俺はお前に触れたい」
従兄さんはそう言って、私の左手を優しく握った。従兄さんの言葉と手の感触のせいで心臓がどくどくと脈打って、今にも破裂してしまいそう。どうしよう。こういう時、どうしたらいいんだろう。
私は飽きるくらいに逡巡した。早くとも、五分は迷っていた気がする。その間、従兄さんはしぶとく私の返事を待っていた。その忍耐力には感服する。
ついに決心を固めた私は、大きく深呼吸をした後に口を開いた。
「ショーツの上からなら……触ってもいいよ」
「本当か?」
私の言葉を確かめてくる従兄さんに、小さく頷く。するとすぐに、従兄さんの長くて筋張った指が私の太ももの間に割入ってきた。
「ひゃっ!」
思わずまた叫んでしまったけど、従兄さんは遠慮なく指を進めてくる。
その行動は、優しさとはかけ離れていると感じた。これが男の人の本能なんだろうか? だとしたら、少し怖い。
そんなことを考えているうちに、従兄さんの指が半ば強引に私の穿いているショーツに触れた。うう、やっぱり恥ずかしい。私は下唇を噛みながら、その感触に耐えた。
従兄さんは熱い吐息を漏らしながら、濡れているショーツを複数の指で撫でた。上から下までじっくりと、しかも割れ目を執拗に撫でてくる。
「いやぁ」
思わず、口から声が出た。やめて、もう触らないで。そう続けて口に出しそうになった時、従兄さんがクリトリスが潜んでいる場所を下着越しにさすってきた。
早々に自分の身体が変化していくのがわかって、私は夢中で声を上げた。脚を閉じようとしたのに、従兄さんが左手と右腕を使って強引にそれを阻んでくる。
「だめっ、そこはだめっ!」
「ここが気持ちいいのか?」
「訊かないでっ!」
問答をしている間にも、従兄さんの右手は止まらない。撫でさすられたクリトリスはどんどん気持ちよくなってきて、勃起していくのがはっきりとわかる。
しかも、すでに濡れているショーツが更に濡れていくのも感じる。私はどうしていいのかわからなくなって、涙を流した。
「やだっ、いやぁっ!」
明らかに嫌がっているのに、私のショーツに触れているその手は止まってはくれなかった。酷い。従兄さんは酷い。
「もう少しだけ我慢してくれ」
「だめっ、もうやめてっ!」
私は泣きながら首を左右に振った。だって、さっきから気持ちがよすぎて、吐き出す息がどんどん荒くなっているんだもん。意識まで遠くなってきたし、私はこのまま死んじゃうんじゃないかと不安になる。
その不安が最高潮に達した瞬間、私は経験したことのない感覚に包まれていた。頭の中が真っ白になって、意識が遠ざかっていく。ーーいやっ、いやっ!
「ああぁっ!」
叫び声を上げた直後、身体がビクッと跳ねた。クリトリスから伝わってきた異常なほどの快感のせいで、私は気を失った。
意識が戻った時。最初に目に入ったのは、心配そうに私を見つめている猛従兄さんだった。
「あれ……?」
私、どうして眠っていたんだっけ? 半分だけ上げた瞼の間から見える従兄さんを見ながら、ぼんやりと考える。なんだか思考が定まらない。
「大丈夫か?」
「なんだか……頭がぼーっとする」
「気持ち悪かったり、どこか苦しかったりはしないか?」
不安そうに眉を寄せる従兄さんに向かって、私は頷きを返す。すると、従兄さんはほっとしたように息を吐いた。
「そうか。良かった」
従兄さんの声を聞きながら、頭の中が段々とはっきりしてくる。
そうだ。私、従兄さんにショーツの上からクリトリスを擦られて……。気を失った理由を思い出した瞬間、私の顔は火が付いたように熱くなった。
衝動的に逃げ出したくなって、私はソファの上から急いで腰を上げた。だけど身体は心に追い付かなくて、足がよろけてしまった。
「わっ!」
身体が後ろに倒れてしまい、結局、再びソファに身を預けることになった。お尻と背中がソファに当たって、ぼすっという間抜けな音がする。
「大丈夫か?」
従兄さんからさっきと同じことを訊かれた私は、「大丈夫じゃない!」と大きな声で叫んだ。
半ば強引にクリトリスを弄られた。その結果、気持ちがよすぎて失神していたなんて、大丈夫な訳がないじゃない!
気を失うほど気持ちがいいーーそれは、今まで経験したことのない感覚だった。だからこそ、私は混乱していた。もしかして、あの感覚が『イク』って言われているものなの?
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