真・転生?したら男女貞操逆転世界

美鈴

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第一章

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「──世界は変わる!変えられる!」

 テレビの生放送を終えた後、冴子さんがタブレットでどこぞの掲示板を開き見て、ゲ◯ドウポーズをとりながらそう言った…。

 その言葉はルル◯シュのセリフですよね…?

「そりゃあ変えようとすれば世界は変わるとは思いますけど、俺のナニを世界に晒してから言う事じゃあないですからね!冴子さん、分かってますっ!?」

「細かい事は気にしないの!すでに豊和君のナニは世に放たれたわ」 

「世に放ったのは冴子さんなんですけどね!」

 俺は怒ってもいいよな…?

「その手始めとして、文部科学省は教科書に載ってる男性に関する全ての項目を豊和君に変更。大人のおもちゃのバ◯ブも豊和君のサイズに変更。ダ◯チワイフも豊和がモデルが出るわ。それから──」
「──ちょ!?ちょっと待って!?」

 俺は冴子さんの言葉を遮った。聞き捨てしてはいけない言葉が混じっていたように思えたからだ。

「きょ、教科書って言いました…?」

「言ったわよ」

 言ってるぅぅぅぅ!?教科書に載んのっ!?
待て待て待て…まずは何が載るのかの確認をしなければ…


「な、何が載るんです…?」

「そりゃあ決まってるでしょう?最高峰の男性として教科書に載るのよ。具体例をあげると…そうねぇ…豊和君のティンティンの写真は間違いないとして、射精回数、勃起前と勃起後のサイズ、後は精子の数に精子の写真といったところかしら」

 ああ、うん…。俺にプライバシーというものはないんだな…。そっかぁ…。俺も昔の偉人さんみたいに教科書に載るのかぁ…。

 ははっ…やるな…俺…。

 って、笑えんわぁっ!!!


「それ…止める事は…?」

「できないわね。世界を変える為にも止めるわけにはいかないしね」

「…ですよねぇ…」

 無力…あまりにも無力。俺にはこれを止める術はない…。仕方ない…。仕方なくはないけど、そう割り切って羞恥心は未来の俺に任せるとしようか…。うん…それがいい…。


「そ、それはそうと…」

「どうかした?」

「凛と職員さん達は大丈夫ですかね…?」

 俺と冴子さんは中継に使った部屋の中を見渡す。そこには床にできた血だまりに倒れ伏す凛と職員の女性達の姿が…。

 冴子さんが俺のズボンと下着をズリ下ろしてナニがポロンした直後からみんなこうなってるんだよな。

 ただ…こんな時に思う事じゃないんだけど、昭和のオ◯ルスター紅白水着大会がふと脳裏に思い浮かんでしまったわ…。


「大丈夫よ?女性はタフだからね!」

 そう言ってウインク一つする冴子さん。

「まあ、そのうちみんな慣れるわよ。耐性ができる筈だからね!みんなあの映像を何度も見直すだろうしね」

 個人的には見直さないで欲しいんですけどね!?まあ、それも言ってどうなるものでもないしな…。

「さてと…私達は先にリビングに行きましょうか」

「凛達はこのままですか!?」

「さっきも言ったけど大丈夫よ!すぐに復活するわ」

「は、はぁ…」


 リビングへと向かう俺と冴子さん。リビングはリビングで円香さんと愛歌さんと梓希以外は凛と同じ状態だったのは言うまでもないか…?みんな当然放送を見ていたんだろうな…。

 一応言っておくと倒れているのは柚希と風華と優奈の三人だ…。三人ともそういうのに耐性がないから…。


「お、お疲れ様…豊和君」


 リビングで真っ先にそう声を掛けてくれたのは円香さんだ。続いて愛歌さんと梓希も同じ言葉をくれた。そんな三人にありがとうございますとだけ言葉を返した。三人も放送を観ていただろうし、俺のナニはすでに見られているとはいえ恥ずかしいものは恥ずかしいし、とてもじゃないが俺からは目を合わせられない…。

 

 そう思った矢先だった。


「冴子」


 険しい表情で冴子さんの名を呼んだのは円香さんだ。


「な、なんでしょうか」

 冴子さんは円香さんのその表情に思わず唾を飲み込んだように俺は思えた。

「豊和君が自らテレビに出るとは言ったまではしょうがないとして…」

 もしかして…俺のナニを晒した事を怒ってくれるのだろうか?


「ナニを晒した事ですか!?あ、あれはしょうがないと…「違う!それは別に構わないわ!」で、でしたら…」


 あっ…違った…。


「アレは何っ!約束と違うわよ!」

「そ、それは…」

「男性ランクを見直すにしても早急過ぎるわ。いくら国が決定したと言っても、危害を加えたら事実上の死刑宣告だとしても、ランクが低い男性やおかしな考えを持った人間が豊和君を狙ってもおかしくないわよね!豊和君に何かあったらどうするつもりよ!」


 円香さんは…俺の事を本当に心配してくれてるんだな。本当の親のように…いや、親なんだな…。本当にありがたい…。


「…性奴隷になります!」


 いやいや…冴子さんはそんな事を堂々と答えないでねっ!?



「殺すわ」


「ちょっ!?本気の殺気!?じょ、冗談ですから!ほ、ほんのジョーク!というやつです!」

「冗談言っていい雰囲気じゃないのも分からないの…?」

「え、ええと…国には流石に逆らえませんよ!?一職員なんですよ!?で、ですが…」

「なに?」

「万全を期すのは当然として…それでも…それでも何かあった場合は…自害します!」

「自害なんてしないでっ!?」

 俺も思わず声をあげる。 

「自害じゃ足りないわ」

「ま、円香さんも落ち着いて下さい!?とにかく…国の意見なら冴子さんが言われるようにどうにもできなかったでしょうし…俺は冴子さんを信じてますから!」

「と、豊和きゅん…」

 
 きゅん呼びはいらないですよ?まあ、とにかく俺が言うからという事で円香さんはそこまでに話をしてくれた。


 まあ、なるようになるさ。
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