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第二章
聞いてない
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「「「──アレはどういう事っ!?動画の女性の一人は間違いなく愛歌だよね!?」」」
「やっぱり!?」
「私もそう思った」
「春先さんにクリソツだったもんね」
問い詰められるとは思っとったちょ…。
それは動画が公開された次の週の頭。高校の教室に着くと同時に仲のいい友達を含めた多くのクラスメイトからそう声を掛けられた。なんなら通学途中も誰かしらからか視線を向けられていた気がする。
「ええと…他人の空似──「「「「それはない!」」」」…だよねぇ…」
流石に友達にその言葉は通じなかったようだ。
「──と、いうか喋り方ってアレが素?」
「それね」
「いつもの愛歌の喋り方と全く違うんだもん」
動画で豊和君と話してる時はありのままの私だったしね…。話している時というより、舐め合っちょる時か…。学校では猫被っちょるというわけやないんやけど、今までは丁寧語で喋ってたんよね。なんか私の素の喋り方って方言が混じっちょる感じやから…。
「うん…みんなの言う通り…あっちが素かな」
「あの喋り方…私は好きだけど?」
「だよね」
「私達にはあの喋り方でいいとに」
「なんとなく方言が出ると恥ずかしくて…」
「あっ、私それ分かる。方言出るとなんか小っ恥ずかしくなるんだよねぇ」
クラスメイトの一人は私の言葉と気持ちに共感してくれたようだ。
「まあ、それはどうでもいいとして──」
どうでもいいのっ!?まあ、考えんでもそれは分かるか…。聞きたいのはそれじゃないよね…?私も立場が逆なら聞いてそうやしね…。
「どこで出会ったのよ!?」
「出会えるもんなの!?」
「アレって硬いの!?」
「男性のアレってどんな味!?」
「キスってどんな感じ!?」
「レモンの味ってホント!?」
「舐められるとどうなの!?」
「物凄く気持ちよさそうやったよね!?」
「豊和君って底無しなの!?」
次々に質問という名の言葉が被さるように飛んでくる…。
「ちょ!?いっぺんに言われても答えられんてっ!?一人ずつ!一人ずつ答えるちょよ──」
私は一人一人の質問に答えていく。ようやくクラスメイトの問いに答え終えたと思っていたら、学校中の女性が休み時間や昼休みの度に私の元に訪れては似たような質問や豊和君を紹介して欲しいとか言う声を聞く事になる…。
暫く平穏な学校生活とはおさらばみたい…。まあ、あんな幸せな時間を過ごせているのだからそれも仕方ないんやけどね…。
♢♢♢
一方…愛歌と同じように問い詰められているのは…
「梓希ぃぃぃ!!!どういう事っ!?」
「ちょっ!?ちょっとちょっとっ!」
「全部吐き給え!」
「へっ…?みんなどうしたの…?」
「どうしたのじゃないのよ!?」
「そうよ、そうよ!苗字が同じだから何か関係あるのかなとこの間から思ってはいたんだけど、やっぱり関係あったのねっ!?」
「昨日の動画で確認したわ!豊和様はあなたのお兄さんなんでしょ!?」
「動画…?」
動画って…?そう思った私に優奈ちゃんが耳打ちしてくれた。
「梓希ちゃんと豊和さんが昨日69してるところの動画の事だと思うよ?」
へっ…?それって…
「わわわわ私のも公開されてたのっ!?」
「知らなかったのっ!?」
し、知らなかった…。私と豊和さんがしてるのも公開されてたなんて…。愛歌さんのが公開されてたのは知ってたけど…豊和さんとした後…そのまま豊和さんと真っ裸で同衾して寝てたし…。
お姉ちゃんがその事を凄く怒ってたんだよね…。
「私にも梓希ちゃんのお兄さん紹介してよ!」
「私も!」
「俺にもお願い!」
「ちょっ!?みんな待って!?豊和さんはお兄ちゃんじゃないからね!?」
「「「えっ…?」」」
「じゃ、じゃあ…まさか結婚してたり…?」
「「「「「ええーーーーーっ!?」」」」」
「ま、まだしてないし、それも違うからねっ!?」
「「「「「まだ…?」」」」」
そ、それは仕方なくない…!?だって豊和さんと結婚したいと思うじゃん!?キスもなにもかも毎日豊和さんとしてるし…。
「わ、分かる事だから言っちゃうけど、お姉ちゃんも風華ちゃんに凛ちゃん、それと動画見たならみんな知ってると思うけど、愛歌さんとここに居る優奈ちゃんとみんなで暮らしてるんだ」
「「「「「ゆ、優奈もっ!?」」」」」
「ちょっ!?何で言うのっ 梓希ちゃん!?」
「えっ?分かる事だし、優奈ちゃんにも背負ってもらおうかと思って」
「背負ってもらうじゃないんだよ!?」
「し、仕方ないじゃん…それに…」
「それに何っ!?」
「親友だから…親友だから…」
「大事な事だから2回言ったとかベタな事は言わないよね?」
「っ!? エヘへ…」
「笑って誤魔化さないで!?」
「優奈ちゃんも笑えばいいと思うよ?」
「こんな時に笑えないんだけどっ!?」
「「「「「それで?暮らしてるのは認める訳ね?」」」」」
「うっ…それは……うん…」
「「「「「これは優奈にも話を聞かないとね?」」」」」
「「お、お手柔らかに…」」
愛歌さんや風華ちゃんも大変だろうなと思いながらみんなからの質問に答える事に…。
まあ、みんな知りたいのは性に関する事が多かったのは…言うまでもないよね…。
「やっぱり!?」
「私もそう思った」
「春先さんにクリソツだったもんね」
問い詰められるとは思っとったちょ…。
それは動画が公開された次の週の頭。高校の教室に着くと同時に仲のいい友達を含めた多くのクラスメイトからそう声を掛けられた。なんなら通学途中も誰かしらからか視線を向けられていた気がする。
「ええと…他人の空似──「「「「それはない!」」」」…だよねぇ…」
流石に友達にその言葉は通じなかったようだ。
「──と、いうか喋り方ってアレが素?」
「それね」
「いつもの愛歌の喋り方と全く違うんだもん」
動画で豊和君と話してる時はありのままの私だったしね…。話している時というより、舐め合っちょる時か…。学校では猫被っちょるというわけやないんやけど、今までは丁寧語で喋ってたんよね。なんか私の素の喋り方って方言が混じっちょる感じやから…。
「うん…みんなの言う通り…あっちが素かな」
「あの喋り方…私は好きだけど?」
「だよね」
「私達にはあの喋り方でいいとに」
「なんとなく方言が出ると恥ずかしくて…」
「あっ、私それ分かる。方言出るとなんか小っ恥ずかしくなるんだよねぇ」
クラスメイトの一人は私の言葉と気持ちに共感してくれたようだ。
「まあ、それはどうでもいいとして──」
どうでもいいのっ!?まあ、考えんでもそれは分かるか…。聞きたいのはそれじゃないよね…?私も立場が逆なら聞いてそうやしね…。
「どこで出会ったのよ!?」
「出会えるもんなの!?」
「アレって硬いの!?」
「男性のアレってどんな味!?」
「キスってどんな感じ!?」
「レモンの味ってホント!?」
「舐められるとどうなの!?」
「物凄く気持ちよさそうやったよね!?」
「豊和君って底無しなの!?」
次々に質問という名の言葉が被さるように飛んでくる…。
「ちょ!?いっぺんに言われても答えられんてっ!?一人ずつ!一人ずつ答えるちょよ──」
私は一人一人の質問に答えていく。ようやくクラスメイトの問いに答え終えたと思っていたら、学校中の女性が休み時間や昼休みの度に私の元に訪れては似たような質問や豊和君を紹介して欲しいとか言う声を聞く事になる…。
暫く平穏な学校生活とはおさらばみたい…。まあ、あんな幸せな時間を過ごせているのだからそれも仕方ないんやけどね…。
♢♢♢
一方…愛歌と同じように問い詰められているのは…
「梓希ぃぃぃ!!!どういう事っ!?」
「ちょっ!?ちょっとちょっとっ!」
「全部吐き給え!」
「へっ…?みんなどうしたの…?」
「どうしたのじゃないのよ!?」
「そうよ、そうよ!苗字が同じだから何か関係あるのかなとこの間から思ってはいたんだけど、やっぱり関係あったのねっ!?」
「昨日の動画で確認したわ!豊和様はあなたのお兄さんなんでしょ!?」
「動画…?」
動画って…?そう思った私に優奈ちゃんが耳打ちしてくれた。
「梓希ちゃんと豊和さんが昨日69してるところの動画の事だと思うよ?」
へっ…?それって…
「わわわわ私のも公開されてたのっ!?」
「知らなかったのっ!?」
し、知らなかった…。私と豊和さんがしてるのも公開されてたなんて…。愛歌さんのが公開されてたのは知ってたけど…豊和さんとした後…そのまま豊和さんと真っ裸で同衾して寝てたし…。
お姉ちゃんがその事を凄く怒ってたんだよね…。
「私にも梓希ちゃんのお兄さん紹介してよ!」
「私も!」
「俺にもお願い!」
「ちょっ!?みんな待って!?豊和さんはお兄ちゃんじゃないからね!?」
「「「えっ…?」」」
「じゃ、じゃあ…まさか結婚してたり…?」
「「「「「ええーーーーーっ!?」」」」」
「ま、まだしてないし、それも違うからねっ!?」
「「「「「まだ…?」」」」」
そ、それは仕方なくない…!?だって豊和さんと結婚したいと思うじゃん!?キスもなにもかも毎日豊和さんとしてるし…。
「わ、分かる事だから言っちゃうけど、お姉ちゃんも風華ちゃんに凛ちゃん、それと動画見たならみんな知ってると思うけど、愛歌さんとここに居る優奈ちゃんとみんなで暮らしてるんだ」
「「「「「ゆ、優奈もっ!?」」」」」
「ちょっ!?何で言うのっ 梓希ちゃん!?」
「えっ?分かる事だし、優奈ちゃんにも背負ってもらおうかと思って」
「背負ってもらうじゃないんだよ!?」
「し、仕方ないじゃん…それに…」
「それに何っ!?」
「親友だから…親友だから…」
「大事な事だから2回言ったとかベタな事は言わないよね?」
「っ!? エヘへ…」
「笑って誤魔化さないで!?」
「優奈ちゃんも笑えばいいと思うよ?」
「こんな時に笑えないんだけどっ!?」
「「「「「それで?暮らしてるのは認める訳ね?」」」」」
「うっ…それは……うん…」
「「「「「これは優奈にも話を聞かないとね?」」」」」
「「お、お手柔らかに…」」
愛歌さんや風華ちゃんも大変だろうなと思いながらみんなからの質問に答える事に…。
まあ、みんな知りたいのは性に関する事が多かったのは…言うまでもないよね…。
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